健康に近づく色んな方法:三大栄養素を理解する③ | 最果てなど無いと知る〜健康を本質から考えるブログ〜

最果てなど無いと知る〜健康を本質から考えるブログ〜

健康と身体のことについて、本質から迫ります。
そして、あなたの常識を変えたい。
そんな情報を発信します。
他には美味しいものとか、趣味の話もたまにはね。

前回に引き続き三大栄養素について、最後となりますがタンパク質を見ていきます。

 

 

 

 

タンパク質について

タンパク質は、細胞や酵素、骨の材料になります。

そのためタンパク質も身体の構成材料としての位置付けです。

エネルギーとしても使えなくはないですが、

こちらも脂質と同様にエネルギーとして使ってしまうと、様々な弊害があります。

 

 

身体の材料であるため、エネルギーにするということは、

タンパク質のストックでもある肌組織、筋肉、臓器などが分解されてしまう恐れがあります。

 

 

筋肉が病的に痩せてしまうサルコペニアやカキヘシアという症状がありますが、

 

 

たとえしっかりとタンパク質を摂取していても、エネルギーが不足していると、

タンパク質合成がうまくできない症状があります。

 

 

タンパク質が分解されてアミノ酸になりますが、

アミノ酸が代謝される際にインシュリンが分泌されます。

糖質制限を行っている方が、肉を食べて血糖値が上がったと言うのはこのためです。

その際に血中の糖が少ないと、低血糖を起こす可能性があります。

 

 

これが慢性的に続いたり、ランドルサイクルによって糖質のエネルギー代謝が停滞すると、

サルコペニアやカキヘシアは起こりやすくなります。

 

 

 

 

低血糖はストレスのため、更にタンパク質や脂質を分解して、

身体はエネルギーを確保しようとします。

そのため、身体が痩せ細っていきます。

 

 

近年ではタンパク質をたくさん食べるというのが推奨されている情報を見かけますが、

タンパク質を代謝するほど、体内ではアンモニアが発生します。

 

 

サルコペニアやカキケシアの状態でも、体内のアンモニア濃度は上昇しています。

アンモニアは毒性が強いため、体内で重炭酸とたくさんのエネルギーを使って代謝する必要がありますので、

エネルギー不足であれば、さらに症状に拍車がかかります。

またアンモニアは肝臓で代謝されるので、肝機能が元気であることも重要です。

 

 

アミノ酸の中には身体に悪影響を及ぼすものがあります。

それは、トリプトファン、システイン、メチオニン、アルギニンなどです。

これらは食肉における筋肉部位に多く含まれています。

 

 

筋肉部位に欠乏しているアミノ酸は、

皮膚や軟骨、コラーゲン組織に多いグリシンやプロリンというアミノ酸です。

 

 

人間の身体が筋肉だけでは出来ていないように、

筋肉部位ばかりではアミノ酸が偏ってしまうということです。

 

 

グリシンやプロリンには悪影響を及ぼすアミノ酸から身体を保護する作用があります。

ですので筋肉部位だけではなく、皮、軟骨、腱など満遍なく食べるのをオススメします。

 

 

植物性タンパク質については、身体への吸収効率が良くないので、あまりオススメしません。

また毒性のあるタンパク質も含まれていることもあります。

(植物の捕食者に対する生存戦略)

 

 

ただしイモ類については、興奮性のアミノ酸が少ないことと、

アミノ酸の前駆体が含まれており、それが体内でアミノ酸に変換されるので、

タンパク質源としてのイモ類はオススメしています。

 

 

世界的にみても、パプワニューギニアの高地民族は、タロイモというイモを80%の主食にしていますが、

みなさん筋骨隆々な体格をしています。

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

3回にわたって三大栄養素について紹介しました。

世間で言われている内容とは、違っていたのではないかと思います。

 

 

この3回の記事は概略となります。

ここから更に深掘りしていくと面白いのですが、

おそらくは、僕が記事にした以上のことは簡単には出てこないと思います。

 

 

三大栄養素は基本中の基本で、僕自身は重要視をしていますが、

世間での関心ごとは、いかに簡単に健康になるか。にあると思います。

食べ物に含まれている成分が注目されたり、

機能性表示食品も、多くの方々の簡単に健康になりたいという願いから生まれたものだと思います。

 

 

はっきり言って、そんなに簡単に健康になれるものは存在しません。

病人は日を追うごとに増えていますし、

医療機関の施設数は、全コンビニの店舗数の3倍以上もあります。

皆さんが簡単に健康になっているのなら、病人は減り、医療機関の数も減っているはずです。

 

 

それが一向に減らないということは、どこかの何かがおかしいと考えられます。

そのヒントが三大栄養素という基本中の基本にあると僕は思います。

エネルギーで健康を考えるということ。

これからもこの視点で、記事を書いてまいります。

 

 

食材や健康全般についてのご質問フォーム(無料)はただいま休止しております。

再開時期は未定です。

 

 

はじめましての方へ

右矢印プロフィール

 

お問い合わせはこちら

右矢印お問い合わせフォーム

 


 

記事について

すべての記事の内容は、日々学びを重ね、新しい発見や見地があれば更新しています。 各記事に内容に関しましては、より最新に近い記事をご覧ください。 よろしくお願い申し上げます。

 

星身体の仕組みを知る記事星 中性脂肪特集 まとめ記事
水はたくさん飲むと良いの?
身体の大事なルール ランドルサイクル
皮膚や粘膜の大切な役割とは
エネルギーの正体とは?

 

まじかるクラウン健康系の人気記事はこちらまじかるクラウン 脳に霧ができる!?:ブレインフォグまとめ記事
ケトフルーとは何か
便利すぎる添加物 リン酸塩とは
ランドルサイクルをもっと詳しく①
ランドルサイクルをもっと詳しく②