先日、このような記事がありました。
この記事の序文によると
食後高血糖となる「耐糖能異常」がやせた若い女性に多いことが明らかになってきました。
やせていても、「脂肪組織の異常」が起きており、肥満者と同様の体質になっている場合があるといいます。
日本では、やせた若い女性も十分な栄養と運動により筋肉の量と質の向上を心がける必要があります。
とありました。
この記事では、『やせた女性は耐糖能異常の割合が約7倍高い』
という結果に基づいています。
その要因は『やせ型の女性はエネルギー低回転タイプ』だとして、
特徴は、
- エネルギー摂取量が少ない
- 日頃の運動活動量が少ない
- 全身の筋肉量が少ない
- 血糖値が高い
- 血液中の遊離脂肪酸濃度が高い
というものでした。
更に、やせ型の女性は筋肉の量や質の低下によって、
ブドウ糖の取り込みがうまくできずに、高血糖となり、
更に脂肪についても筋肉にうまく取り込めずに、
血中の遊離脂肪酸濃度が高くなるとされていました。
そして、この耐糖能異常の改善には、運動の習慣化と
バランスのとれた食事と記載がありました。
その運動は、筋トレと有酸素運動に取り込むこととされていました。
それでは、耐糖能異常というものについてはどういうものなのでしょうか。
耐糖能とは、糖に耐える力のことで、血糖値が高い場合は正常に戻す力をいいます。
それが異常になるということは、血糖値がうまく調節できないということです。
記事では、この耐糖能異常の原因ははっきりと明確にされていません。
僕個人的には、糖に耐える力という概念もおかしいと感じます。
やせ型の女性はエネルギー低回転タイプというのには同意できます。
やせ型の人は、身体の中で利用できる糖質が少ないことが考えられます。
糖質は三大栄養素の中ではエネルギー源としての役割で、
筋肉や脂肪は身体の材料で、糖質を切らした際の緊急エネルギー源になります。
昨今の健康情報では、糖質を控えることが声高らかに言われている影響も
少なからずあると思います。
そして言い換えるとやせ型の人は、ATPというエネルギー総量が少ないともいえます。
実は、これらの現象は約60年前に発見されていました。
次回はこちらをヒントに、この記事を読み解いていきたいと思います。
つづく
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