IDSアライグマ・ハクビシン・スズメバチ駆除日記 -2ページ目

IDSアライグマ・ハクビシン・スズメバチ駆除日記

ハチ・有害獣駆除担当のヴェスパ1号、アライグマ駆除担当の変人プロチョーネ1号、太ったネズミ駆除担当ムスムスクルスムスクルス初代 そして、ハクビシンのツヨシとヨワシの日常の奮闘ブログです♪
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 ※今月捕獲した母アライグマ。狭い罠の中で快適そうな姿勢を探してるようでした。

 

 お久しぶりでーす。いやあ、前回でもお話したように今月は独特の大変さを呈しています。僕が行ってる県北ではここのところ捕獲も落ち着いて暇な程なのですが・・・ヴェスパさんが行ってる越谷が大盛況です。

 

※ヴェスパさんがいないときに僕が回収した2頭。上がオス、下がメスでいずれも巨大化してました。

 

 まー大変な事になってまして、毎日どこかで巨大なアライグマ、子育て中のハクビシンとその子供の捕獲がある日が続いています。これがどれほど異常かと言いますと、越谷の例年の年間捕獲数はせいぜい40~60頭程度のところ、今年は月平均10頭前後の捕獲が続いていました。それが今月になってさらに急増し、現在19頭上矢印の捕獲(今日も3頭・・・)。今月だけでですよ。越谷は死体の焼却まで請け負っているので毎日燃やすのも大変です・・・。

 普通11月ってそんなに捕獲がある時期ではないんですが、以前話したようにアライグマにとっては移動と新たな出会いを探す時期なので場所によっては多く捕獲できることもあります。・・・それでも春よりも捕まるような時期ではないですよ。やはりこれもアライグマ(ハクビシンも)の増加と南部での生息圏拡大の現れなんでしょうね。

 しかも越谷で捕まるのは餌の状況がいいのか、県北で捕まるのよりもみんな6,7㎏は当たり前のように越えていて、しかもメスをめぐって争いが起きやすい時期なので気性が荒いむかっんですよ。生ゴミ、地域猫の餌、金魚やメダカを食べるのはもちろん、そのうちペットに危害を加えるような事件も起こるかもしれません・・・。

 

 さいたま市周辺自治体にお住いの方々は巨大なアライグマにご注意下さい。

 ・・・お久しぶりです。プロチョーネです。

 最近更新できてませんが、単純に忙しいからですえーん

 毎日どこかしらでアライグマかハクビシンが捕まり、しかも色々な自治体から依頼を受けているので移動距離もすごいことになり、今週なんて埼玉の外周を時計回り逆時計回りにほぼ毎日ぐるぐる回っていました。

 例年よりも明らかに捕獲が無かったり、アライグマがそもそもいなかったところで捕獲が増えているのは間違いないでしょう。聞いた話では、「今年の捕獲ペースは去年の7180頭を上回る」という事ですのでその影響をもろに感じます。

 もうしばらく落ち着くまで特定の現場についてお知らせする余裕もないっす。まあ、業者としては儲かるから嬉しくはあるんですが。イヒ

 

 

 すっかり稲刈りもほとんど終わっています。

 

 プロチョーネです。最近やたらとアライグマ、タヌキの轢死体をあちこちで見かけます。それだけ動物の移動が多い上、慣れない道路を通った際に事故に遭う確率も上がるでしょうから新しい場所への移動が盛んなのだと思います。例年轢死の様子を見ても、多いのは春先と秋注意のような気がしていますのである程度当っている気がします。

 

 で・・・今週は移動が盛んなためか捕獲も多いです。

 タヌキの。

 月火曜連続で4頭(1頭は役所の人が対応しました)・・・。こんなにタヌキの捕獲が続いたことは記録を見てもなかったはずです。しかもみんな毛がフサフサ。下の2頭なんて最近捕獲が続いてる田んぼで同時に捕まったオスメスだったので夫婦なのではないかと思います。

 

 今年この自治体ではタヌキの捕獲自体が少ないものの、例年は必ず疥癬症の個体がいるところ今のところ一頭も見てません。これもタヌキと移動範囲が被るアライグマがこの自治体内では減少しているため、その分タヌキの餌の取り分が増えたり、アライグマの体についていたダニに感染する機会が減ったために健康なタヌキが増えているのではないかと勝手に思っています(疥癬症の原因になるダニは不思議とアライグマにはほとんど感染しないようです)。

 

 一方で、アライグマもしっかり捕まってますけどね。

 ほぼ外周での捕獲ですがどれも季節相応に太った、5㎏以上の個体ばかりです。

 アライグマ関連の講習などでも主に警戒されるべき時期は春先なのですが、この様子を見ると秋も自治体への侵入をしてくる時期だということは間違いないでしょう。結局一年中捕獲をしなければアライグマはすぐにやってきて繁殖してしまうわけです。

 プロチョーネです。近頃ツキノワグマの被害が続発してますね。専門外なのであまり自信を持ってはいえませんが、ツキノワグマの中には人間の生活圏に定着し、そこで生まれ育った個体も増えてきているという話も聞いたことがあります。なので、「山で餌がなくなった動物が里に出て来てる」という見解はもはや時代遅れで現代の動物には通用しなくなってるわけです。

 「動物=人間の生活圏外に暮らしてる生物」という図式はもはや通じなくなっているわけでして、それを日本列島各地で体現しているのがアライグマというわけで、それに対処するのを仕事にしているのが私プロチョーネというわけでして・・・。

 

 で、今週も埼玉のあちこちでアライグマ被害に対応していました。

 数年前にもご依頼頂いた吉見町の方から再びアライグマが来ていると連絡が来たところ、許可をとって罠を設置して1週間。今週月曜に捕獲連絡がきました。

 まー、1歳程度のオスですね。慣れない土地に迷い込んできた印象です。この家には既に1ヵ月ほどアライグマの物音がしていたという話なので、元から来ていたのは、近頃寒くなってきたこともあって近所のより暖かいところからあまり動かずにいるのではないか、だからまだその個体が寒さに慣れるとやってくる可能性があると思っています。

 

 ほぼ同じ時期に依頼が来た加須の方も以前アライグマを捕獲したところでした。

 このように、敷地沿いに流れる用水路にアライグマの足跡がついていました。以前は建物の裏手に仕掛けてすぐに捕まってくれたのですが、

 今回は先手を打って用水路から上ってきたところにも罠を設置しました。どれほど効果があるかは分かりませんが、草で覆ってね。

 

 で・・・、今週はほぼ毎日ここへ行くことになりました。

 まず火曜日に猫が捕獲されたという連絡猫。この商売の敵です。早速逃がしたのですが、他に設置した罠もおかしい・・・。

 裏の扉が壊されてます。中からアライグマが無理やり引っ張り込み、ロックをしてる縦のバネつきの金具も引き抜いてやがる・・・ぼけー

アライグマ以外にこんな真似をできる生物は存在しません。今は秋でアライグマは餌を食べて巨大化豚していることもあり、かなり力のある個体がこのあたりを徘徊しているのは間違いありません。

 この場所と用水路沿いの罠を頑丈なものに取り換えたのですが・・・

 用水路沿いで本日ネコ捕獲の連絡・・・ぐすん

 おまけに

 猫が入る前にアライグマが来て餌を上から取り出してますねイラッ

 

 もう一つの頑丈な罠もよく見ると餌だけとられてる始末えーん

そして・・・ここには来ないだろうと思っていた裏手の罠が再び裏を壊されていました。

 罠の中に落ちていた糞にはおなじみの、米と柿の種と皮。このへんも田んぼだらけですからアライグマたちにとっては良い餌場になってるのは間違いないでしょう・・・。

 

 巨大アライグマとの対決は来週以降にも持越しです・・・。

 今週は気温が下がったり地味に上がったりと落ち着かない気候ですが、それに紛れて急にアライグマが捕まりました。

 

 自治体の外周のいつものところでまた季節にしては小さな幼獣のきょうだい。

 

 先週タヌキが捕まった所でタヌキみたいな色したオス。結構凶暴でした。

 

 そして・・・

 遠くから見ても貫禄を感じるお方が・・・

 人間が近づいても全く動じず遠くを見つめています。

 

 正面に回ってもこっちに視線をやることもなく、この余裕大アリな奇妙なポーズを崩しません。ヴェスパさんは「捕まっちゃった~どっひゃー!」、友達曰く「お風呂入ってるみたい」♨みたいに感じて、僕は何とも言えない哀愁を感じたように解釈が分かれる絶妙な格好です。

 両手をそろえて脇に置いてるのも笑えますし、大股おっぴろげていながら表情は愁いを帯びて見えたり、落ち着き払ってるように見えたりと鑑賞者によって違って見える優れた絵画みたいなアライグマでした。

 

 まあ結局こうなってしまうんですが、90cm8.4kg豚と見た目通りかなり大きな個体でした。もう半年ほど連絡のなかった方の捕獲でしたので外部から侵入してきたのだと思いますが、やはり油断せずに罠を仕掛け続けていなければいつの間にか新たなアライグマが侵入してきて別の個体も続いてまた定着されてしまうのでしょう。アライグマたちがやたらと同じ自治体の別の場所だというのに同じタイミングで一斉に捕まることが多いことからも、やはり彼らには移動にある程度の同調性があるのかもしれませんね。

 ※ だんだんと稲刈りが終わりつつあります。

 

 プロチョーネです。先週は台風やら気温の急低下やらもあってかアライグマの顔をほとんど見なかったのですが、今日はそうならずにすみました。

 まずは自治体の外周でうろついていたオスをお出迎え。まあ、普通極まりない個体ですね。犬みたいに見つめても何も出ないよ。

 

 で、前回なかなか苦戦していた田んぼを見に行けば・・・

 まだ生後3か月程度の幼獣が。

 寝ぼけてました。

 

 さらにもう一頭もすぐ近くで捕獲。明らかに成獣だったので親子だヨシッ!!と思えば・・・、オスでしたもやもや

 夏にとうもろこし畑の捕まえ役になった時

https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12608169023.html

 

 みたいに、やはり親子であろうと、単独であろうとメスの周りには常に気を惹こうとオスがうろついてるものなのかもしれません。もちろんいい餌場ということも関係してるとは思いますが、アライグマ社会の基本はメスがいる場所であり、餌場や通路を共有し、縄張り意識が薄いという加藤先生の見解を裏付ける実態を見せていると言えるのかもしれません(加藤先生についてはアライグマセミナーについて御参照下さい)。

 

 ともかく、まだこの田んぼ周辺にはアライグマがいることは分かりましたし、母親と残りの子供が捕まる可能性もまだ残っているはずです。どうにか捕まってくれるといいのですが・・・。 

 プロチョーネです。本日はこの平穏に見える田園地帯から「稲が動物に倒されてる」という話があったので調査してきたんですが・・・予想を超える光景が待ってました。

 

 周りの田んぼには異常がなかったところ、隅の、用水路や林と隣接しているところだけ異変が点在。

 このように稲が倒されています。話を聞いた当初はイノシシじゃないかと思っていたのですが・・・

 ああ、完璧にアライグマだと教えてくれる足跡。

 こちらはいても嬉しくないんですが、タヌキも来ているようです。

 

で・・・周りのあぜ道には

 多数の糞うんちが。どうも一枚目の写真のは同じ場所にまとめてあるのでタヌキのものだと思います。なんだか2月に見たタヌキのため糞を思い出す種と同じようなのが混じってます。

https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12576336892.html

 

                    ↓その時の糞。

 

 

 

 他にもあちこちに糞があったんですが、この赤く囲んだ糞なんてほとんどが米、もみ殻の残骸です。

 この糞も明らかに玄米と野菜中心の食生活を送ったようなもので、米の残骸が混じっています。

 以前も

https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12598123252.html

 

 

 という記事でアライグマが米を食べている可能性を指摘しましたが、これで確実ですね。タヌキもアライグマも状況によっては米を食べる。ある程度消化吸収もできているのでしょう。

 また、この田んぼには歩くたびに大きなカエル、コオロギが元気よく跳ねていました。コオロギは昨今の昆虫食の筆頭としてコストとエネルギーもかからないタンパク源として注目されてますけど、間違いなくこれもアライグマたちがこの田んぼにやってくる理由でしょうね。

 依頼主の方の話では、先週の時点で少々稲が倒れてるのを見ており、日曜日に畦の草刈りをした後から被害が増加したという話なので、皮肉にも人の田んぼの整備が動物たちの田んぼへの通行を整備することにもなり、同時に動物たちが稲と、そこに生息するカエルと虫の有用性に気づくきっかけになってしまったのでしょう・・・。

 現にこの地区で今年は全く捕獲がなかったので、周囲からやってきた連中が流入してきたんだと思います。

 すぐに罠をよさそうな場所に仕掛けたのですぐにでも結果が出そうな気はしますが・・・。明日に期待です。

 

追記(10月2日)

 

 昨日言ったように、本日早速何かが捕まったと連絡がありました。罠が閉まってますね。

 見た瞬間、この時期にしては異様に小さいなと感じる個体でした。せいぜい生後3か月程度で、牙もろくに生えていないメスでした。間違いなくほかのきょうだいと母親と一緒に田んぼを荒らしに来ていたところ、この1頭だけ捕まったのでしょう。

 罠を洗浄していた時に草に糞が紛れていましたが、かなり米が混じってます。成獣はともかくアライグマの幼獣ですら米を食べて消化することが可能おにぎりだという物証を得られて嬉しいですグッド!。しかも糞の色も理想的とされる黄土色、バナナ色であり、栄養価もよさそうでございます。

 

有機農法による「穴場」の形成

 この個体を捕獲した時に依頼主の方の知り合いの人と話したのですが、この地区は最近有機肥料を使い始めたそうで、始めると同時に

・有機肥料を餌にする虫が発生(コオロギ、バッタ類)

・発生した虫を餌にするカエル(水がある時期なら魚類も?)が発生カエル

・カエルと虫と、さらに米を餌にするアライグマ、タヌキが侵入。

 

 という生態系が形成されるようになったそうです。虫の繁殖を抑える普通の農法であればそこまで虫もカエルも繁殖せず、サイズもそこまで大きくはならないので、これまた皮肉にも、人にとってはおいしいコメを食べるための有機農法が、他の生物にとっても生息するのに適した環境を作り、そこまではいいんですが、さらにはアライグマの穴場にもなるという結果になったようです。

 おそらく、このアライグマたちも当初は田んぼにいるカエル、虫を目当てに来たんでしょうが、何気なく稲を倒してみて好奇心旺盛に食べてみたところ、意外とうまいことに気付いたのかもしれません(有機農法ですし)。ヒトと同様、アライグマたちにも地域差、個体差によって食べる物の区分、新たな食文化の「発見」があるのだと今回の現場からは感じました。

あー・・・埼玉県って米も麦もあちこちで栽培してますよね・・・。そのおいしさにアライグマたちが気付き始めているのかもしれません・・・。

 残りの家族を捕まえねば・・・。

 

追々記(10月8日)

 で、週末を挟んで月曜日。捕獲の連絡があったのですっ飛んで行ったのですが・・・

 タヌキ・・・。しかも子供。どうやらタヌキも家族連れて来てるみたいです。他の罠も閉まっていて、おそらく先にタヌキの家族が来て罠を警戒して一つにはかからず、他の罠に油断した子供だけ捕まったのでしょう。予想された結果としては最低ですね。肝心のアライグマはタヌキが捕まってるのを見て罠を学習してしまった可能性が高いです。

 罠の周辺にはタヌキかアライグマか分かりませんが、これまた健康そうなコメの混ざった糞が堂々としてありました。畜生めが・・・えーん

 

周辺の田んぼでは稲刈りもはじまってます。埼玉の稲刈りは9月から10月にかけて行われるので、稲刈りが終わってしまえばアライグマも来なくなってしまうでしょう。その前に捕まえたいですが、罠を増やして設置し直した水曜日にも罠が閉まるだけで何も捕まりませんでした。

この大雨と気温低下で気分が変わってくれないかと願うばかりです・・・。

 プロチョーネでーす。

 タイトルの数字が何を示すかお分かりですか?

・・・何か小笑いを誘うような例を出そうとしましたが思い浮かばないので早速答えを。

 

 2019年度の埼玉県全体でのアライグマの捕獲総数です。

2018年度が5455頭だったんですよね上矢印。それでもすごい数だったんですが、1年で1段階増えてしまいました・・・。もちろん自治体ごとに対応に違いはありますが、捕獲をし続けているにも関わらず毎年捕獲数が増加するわけですよ。つまり、彼らの生息数が捕獲数を上回り続けていることは明白なわけですえー?。詳細は言えませんが、前々からただでさえ数が多い県中央(比企郡あたり)での捕獲数が各地で最高記録を更新し、もはやどこの自治体も100頭越えは当たり前、200頭を越える自治体も増えてきている状況です。そこで増加したのがさらに西部や東部、さいたま市周辺、そして都内にも移動をしてきています。

 

 おそらくこれは日本でも北海道に次ぐ2位の名誉あるドクロ数字だと思います。北海道は断トツの捕獲数が続いていて、2018年度で18,596頭ですから、おそらく今年度には2万頭を越える勢いです。埼玉県も5年もすれば1万を超えるのは間違いないでしょうね・・・。

(北海道のアライグマ捕獲数http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/alien/araiguma/araiguma_top.htm

 

 北海道が彼らの生息に様々に適しているし、面積も大いにかかわっているでしょうが、大して広くも無い埼玉県でなぜこれだけアライグマが増えているのか・・・?ラスカル的なブームで多くの個体がひっそりと捨てられた場所が多かったというのもあるでしょうが、川が多い(川が面積に占める割合は埼玉県が日本一広いらしいです)、空き家が多い、生息できる場所が多い、食べ物が多い等々・・・こんな仕事をしていると色々と理由は見つかります。

 

 (7月に捕獲した幼獣)

 

アライグマの繁殖力

 今年もいくつも家族を捕まえましたが、1度に4,5頭は生まれて、見た感じだとメス7割オス3割くらいの比率でした。天敵も僕みたいなの以外はほとんどおらず、安全に子育てできる場所も多く、餌も安全な通路も多いとなれば・・・やはりメスたちが多くいる場所を把握し、彼らを出会わせない、繁殖させない、子育てをさせないような形での防除が必要としか思えません。

 

 埼玉県民の皆さま、アライグマはどこにでもいますよ。キョロキョロ

 

 ※ 戦慄の図

 

 プロチョーネです。4連休は有難かったですが、気候がきつかった上で突然4連休を渡された感じだったので別段何ができたわけでもなく、どこに行ったわけでもない4日でした。まだまだ気軽に出かける気にもなれませんしね・・・。

 

 さて、アライグマ達は一般的には子供たちも独り立ちをしている時期なんですが、中には6月以降に生まれた子供もいます。今行ってる自治体内にも、数年かけてアライグマがいなくなったと思った地区にそのような気配があると最近聞いた所です。

 

 連休前に丘沿いの住宅地にある建築会社の方からご連絡がきていました。資材置き場内部に近頃動物に糞をされているというお話でした。

 ある程度の高さのところにこうして糞をされていたのと、野生のアケビらしき種が含まれていたので、ハクビシンかアライグマの仕業だとすぐに分かりました。

 どうやらこの隅の隙間から出入りしてるようでしたが、しばらく捕まらなかったので連休前に隙間の前に動体カメラを仕掛けておくことにしました。水曜日に見ると・・・

 太った乳牛みたいなネコ。牛からだ牛あたま

 やはりハクビシン。

 ついでにネズミ。

 

 この際に餌も撒いておいたので罠もよりよさげな場所に2つ設置しておいたところ、本日・・・

 アライグマが。びっくり

 

 皆さんは唐突に感じるでしょうが、実は伏線はあったんですよね。

 

 水曜日にアライグマが捕まった地点の林を挟んで反対側にある住宅地の人からも「最近庭に動物に糞をされる」という依頼があって行ってみると、そのお方の隣りの家が怪しいみたいです。4,5年ほど前にハクビシンとアライグマが捕獲されたみたいです。

 

 裏を覗くと、天井裏に動物が侵入した穴が・・・。しかも他の住人の方の話だと、「今年の夏にもアライグマの幼獣らしき鳴き声がした」という話が。

 連絡してくれよと思いましたが、この家は完全な空き家ではなく未だに借主がいて、物置として一応使ってはいるらしいんですよね。ですから大家に話しても「近々取り壊す」とは言ったようですけど、借りられてる以上はまだ先の話になるでしょう・・・。

 

 この条件を踏まえると、今回捕まったアライグマはこの家で近頃子供を産んだ母親である可能性が極めて高く、子供の鳴き声がしたということは、彼らもまだ親離れしている状態ではなくこの近辺にいると思われますので、近いうちに子供が捕まる可能性がありそうだということ。

 

 この地区でもこの2年ほどはほぼ捕獲も気配もなかったのでアライグマはいないかと思ったんですが・・・やはり空き家は常に見張っていないといつ繁殖に利用されるか分かったものじゃないですね。こうした場所を見張り、潰してこそアライグマの生息数を初めて減らせるんだと思います。

 

ああそうそう、生息数と言えば最近大変な情報を知ったんですが・・・長くなりましたのでまた次回に書きます。

 プロチョーネです。本日奇妙な事が起こって社内が騒がしいことになってます。

 

 

https://omiya.keizai.biz/headline/1451/

 

 

 弊社がこうした業務とは別にやってる「おそらく日本一小さな動物園」ことティジョップズーが大宮経済新聞さんに取り上げられ(取材自体は去年あったみたいですが)、本日ネットに掲載されたところ、ヤフーニュースにも載って一気に方々に存在が広まっているようです。

 今日だけで喜びを通り越して茫然とするほどの予約が入り、さらに・・・近日すごいところから取材をしたいと急に電話がきて全員静まり返って応答する赤羽さん(記事参照)を見つめていました。

 

 ・・・いやー、本当にどこから話が広まるか分かりませんね。プロチョーネとしてはこんな感じでアライグマに対する危機的問題がもっと広がらないものかとも思いますが・・・ぶー

 

 

 まあ、かという僕も同じ会社でやってることでも動物園のこと、ろくに知らないんですけどね(笑)

 貴重なこのブログの読者の方々で、近隣にお住いの方々でご興味あればご来園頂ければ幸いです。詳しくは動物園のホームページを御参照くださいと丸投げして宣伝みたいなもの終了。