稲に迫るアライグマ | IDSアライグマ・ハクビシン・スズメバチ駆除日記

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 先週から一転してやたらと湿気って雨が多くなりましたが、週明けはあちこちで急にアライグマとハクビシンが6頭捕まって走り回っていました。

 もはやこの時期の大量捕獲なんて読者のみなさんにもありふれた光景になりつつあるかもしれませんが、少し気になったことがありました。

 大量捕獲の内の一頭、妊娠中のメスなんですが、処分後に罠を洗っている際に糞が目に入りましたうんち。一般的な感覚からすると汚いでしょうが、専門家からすると糞はその個体が何を食べていたかを示す情報源です。大抵は消化されきったものばかりで中身も分かりにくいんですが、今回は内容物が明らかでした。

 周りの糞を洗い流して残っていたのは、どうやらコメのようです。正確に言えば脱穀されていない稲おにぎりを食べたみたいですね。まだ今は田植えの時期なのでどこかに貯蔵されているものを漁った可能性が高いと思います。

 ほとんど消化もされずに出てきてますけど以前埼玉県北や東部の広大な稲作地帯を見て思ったように、アライグマは稲にも手(口)を出すことが実例を以て判明しました。あまり消化はできないにしても何も食べないよりは食べた方がいいのは間違いなく、県内に推定1,2万頭(プロチョーネ推測)はいるアライグマたちが稲を標的にし始めたらさらに農業被害額は上がってしまうことでしょう・・・。

 なかなか不吉な兆しです・・・。