7180 | IDSアライグマ・ハクビシン・スズメバチ駆除日記

IDSアライグマ・ハクビシン・スズメバチ駆除日記

ハチ・有害獣駆除担当のヴェスパ1号、アライグマ駆除担当の変人プロチョーネ1号、太ったネズミ駆除担当ムスムスクルスムスクルス初代 そして、ハクビシンのツヨシとヨワシの日常の奮闘ブログです♪
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 プロチョーネでーす。

 タイトルの数字が何を示すかお分かりですか?

・・・何か小笑いを誘うような例を出そうとしましたが思い浮かばないので早速答えを。

 

 2019年度の埼玉県全体でのアライグマの捕獲総数です。

2018年度が5455頭だったんですよね上矢印。それでもすごい数だったんですが、1年で1段階増えてしまいました・・・。もちろん自治体ごとに対応に違いはありますが、捕獲をし続けているにも関わらず毎年捕獲数が増加するわけですよ。つまり、彼らの生息数が捕獲数を上回り続けていることは明白なわけですえー?。詳細は言えませんが、前々からただでさえ数が多い県中央(比企郡あたり)での捕獲数が各地で最高記録を更新し、もはやどこの自治体も100頭越えは当たり前、200頭を越える自治体も増えてきている状況です。そこで増加したのがさらに西部や東部、さいたま市周辺、そして都内にも移動をしてきています。

 

 おそらくこれは日本でも北海道に次ぐ2位の名誉あるドクロ数字だと思います。北海道は断トツの捕獲数が続いていて、2018年度で18,596頭ですから、おそらく今年度には2万頭を越える勢いです。埼玉県も5年もすれば1万を超えるのは間違いないでしょうね・・・。

(北海道のアライグマ捕獲数http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/alien/araiguma/araiguma_top.htm

 

 北海道が彼らの生息に様々に適しているし、面積も大いにかかわっているでしょうが、大して広くも無い埼玉県でなぜこれだけアライグマが増えているのか・・・?ラスカル的なブームで多くの個体がひっそりと捨てられた場所が多かったというのもあるでしょうが、川が多い(川が面積に占める割合は埼玉県が日本一広いらしいです)、空き家が多い、生息できる場所が多い、食べ物が多い等々・・・こんな仕事をしていると色々と理由は見つかります。

 

 (7月に捕獲した幼獣)

 

アライグマの繁殖力

 今年もいくつも家族を捕まえましたが、1度に4,5頭は生まれて、見た感じだとメス7割オス3割くらいの比率でした。天敵も僕みたいなの以外はほとんどおらず、安全に子育てできる場所も多く、餌も安全な通路も多いとなれば・・・やはりメスたちが多くいる場所を把握し、彼らを出会わせない、繁殖させない、子育てをさせないような形での防除が必要としか思えません。

 

 埼玉県民の皆さま、アライグマはどこにでもいますよ。キョロキョロ