IDSアライグマ・ハクビシン・スズメバチ駆除日記 -3ページ目

IDSアライグマ・ハクビシン・スズメバチ駆除日記

ハチ・有害獣駆除担当のヴェスパ1号、アライグマ駆除担当の変人プロチョーネ1号、太ったネズミ駆除担当ムスムスクルスムスクルス初代 そして、ハクビシンのツヨシとヨワシの日常の奮闘ブログです♪
最近はツイッター中心
ツイッター https://twitter.com/cZkS6rKHLmEb5Be

 プロチョーネです。かなりやばいと言われた台風はどうにか通り過ぎて気温もほんの少しだけましになったものの、暑いことに変わりはなく・・・。

 今日は別の部署の人たちの手伝いで早朝からスーパーの捕虫器の点検をしにいって眠い・・・。

 

 その一方で近頃アライグマの気配はあまりなく暇・・・。

 

 

 などと思っていたら急にオス3頭を同時に同じ場所で捕獲。親離れしたてかと思いましたが、70cmを越えて体重も4㎏近くとかなり発達していましたので、既に生後1年くらいは経ってる兄弟なのかもしれません。オス同士ということもあって親離れしてからも一緒に行動していたのかもしれませんね。

 こんな気だるい季節の合間でも油断をしてるとアライグマはやってくる。今日聞いた話では、さいたま市近くの某市は急激にアライグマの捕獲数が増加し、来年は200頭程度は捕獲があるものと見込んでいるようです。県北の自治体や僕のような人間が捕まえ続けてきた影響なのかは知りませんが、アライグマはやっぱりこちらの予想を超えて南部、東部へと進出してるようです。それこそ、この3兄弟みたいに集団での移動が次々と人知れずに行われているのかもしれません・・・。

 ※埼玉某所の干ばつの様子

 

 カラカラに乾いてる場所もあれば、2日の16時くらいには突然スコールみたいな雷雨が降ったりと極端にもほどがある季節ですね。

 

 さらに今日3日は・・・・明らかに2,3週間程時間が逆行したような猛暑で朝からやられて頭痛が夕方まで続いておりますぼけー。こう色々と手を変えて襲ってくる天候だからか今週は動物の捕獲はおとなしいですが、蜂の方は1日10件以上は駆除依頼が続いていてヴェスパさんが走り回ってます・・・一人で。

 

 これも極端な話なんですが、連日ハチの駆除をしてくれていたバイトのヌーさん(https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12598539003.html)が2週間前、駆除をしていた際に手首を骨折してしまいました・・・あせるあせるあせる

 おまけにその時使っていた脚立がこんなことになってます。

 本人の話によると登っていた時に脚立ごと倒れて、その際に手首が体と脚立の下敷きになったらしいです。それにしても脚立の脚が折れる原因は分かりませんが・・・えーん

 何が起こったかは僕も分かりませんし、ベテランのHさんも「車で轢いたんじゃないかと思った~」、社長も「何年もハチ駆除見てきたけど、脚立が折れたのなんて見たことねぇぇぇぇぞ?」と前例のない事態に驚いておられました。

※社長も以前は前線でハチ駆除をされていました(PC内に眠っていた写真で2013年頃のもの)

 

 もう最悪な時期は過ぎたかと思えば巨大台風が2連発で北上して気温まで上がってしまうとは不意打ちすぎます。おまけに新潟では観測史上初の9月で40度!!?炎わけわかりませんね。

 頭もあまり働かないので今日はこれまで。

 

 追記

ヌーさんは右手首骨折の重傷で全治1ヵ月だそうです。今季のハチ駆除復帰は絶望的でしょう・・・。

本日金曜もひどい暑さでしたので取り返しのつかない怪我や事故は起こさぬよう乗り越えなければと思うまでです。皆様もお気をつけて。

 ※川島町の田んぼの様子

 週明けにいつも通ってる田んぼの稲が既に実ってるのを見て驚きました。あれー、先週こんなに色づいてたっけな?早い所ではもう収穫が始まってましたよ。

 まだ暑いことに変わりはありませんが、暑さ自体は先週よりマシになったのは感じて少しは安堵しているプロチョーネです。

 

 先週は前の記事のようにどこにいたのか9頭も捕獲が続いて対処していたのですが、それに加えて珍しい依頼が飛び込んできたんです。

↑落花生畑や丘の家の周りをうろついていたオスたち

 

 

 

「閉鎖していた元々は寮だった建物の一室にハクビシンを閉じ込めてしまったのでどうにかしてほしい」(さいたま市内)

 というお話でした。元々は建物の警報装置にハクビシンが引っかかり、職員の方が追いかけて部屋に逃げ込まれたところをとりあえず扉を閉めて閉じ込めたそうです。被害に遭ってるから、ではなく現在形で動物がいる状態での依頼はなかなかありません。この場合は直接捕獲が必要な上、放置すれば部屋の中で死なれるのは目に見えていますので僕のような人間が対処する必要大アリな状況なわけでございますグッド!

 

 できれば即座に対応したいところでしたがここで気をつけなければならないのが法律問題。自治体から年間の防除を委託される等して予め許可をもらっていなければその現場、依頼人の都度自治体に許可捕獲の申請をして許可をもらわなければこんな場合でもうかつに捕獲はできないんですよねぼけー

 

 というわけでさいたま市の担当課にこうした場合の許可についてお伺いしたら

・許可捕獲は通常の場合、継続的に動物の被害に遭っている場所を職員が現地を調査して被害の有無、捕獲の必要性を判断した上で出るものなので急な場面には出せない。

・かといってハクビシンを放置して死なせても動物愛護法的に問題があるので放置するわけにもいかない

                      ↓

そのまま部屋から逃がしてまた被害が続くようなら許可申請して。またはどこか遠くに逃がして。

 

 ですって。現場は部屋が何十部屋もあって入り組んだ建物でしたから、そんなところで扉を開けて逃がしてしまえばどうなることやら。アライグマと同じかそれ以上に市街地に生息して色々と被害を出してるハクビシンを逃がしてしまえば捕まる可能性も減り、人に対する警戒心が強い個体を生み出して今後余計な被害を増やすことになるんじゃないですかね・・・?などと思いましたが、これ以上ハクビシンを放置するわけにもいかないのでひとまず捕獲をして遠くに逃がすこととなりました・・・もやもや

 今回迷い込んだのがアライグマであれば特定外来生物のため逃がすこと自体が法律違反で、さいたま市も外来生物法に則ってアライグマを駆除しているので(ハクビシンはあくまで鳥獣保護法に沿った許可捕獲による駆除)、「逃がせ」とは言えなかったと思います。

 ハクビシンは未だに自治体によって許可捕獲の上で防除対象にしているところもあれば、アライグマではないので放獣するところとに分かれているので微妙な対応になってしまうわけです。そのおかげで年々ハクビシンはアライグマ以上に狭い都市部での暮らしが得意なこともあってさいたま市近郊や東京都の方で増殖しています。個人的に放獣は捕まらないハクビシンと被害を増やすだけなのでやめてほしいんですが・・・ショック

 

 

 プロの業者としてハクビシンを前にして駆除できないのは嫌な気分ではありますが、ともかく現場に向かいました。

 入った瞬間にハクビシン特有の臭い(ヴェスパさんによると「アーモンド的なかほり」だそうですが、鼻がイカれてるとしか思えませんむっ。僕の嗅覚ではどう嗅いでも肛門の臭い8割うんちなのですが・・・)が空気を満たしているのが分かりましたゲホゲホ

 閉じ込めていろいろあって5日程経過していたので死んでいないか心配でしたが、部屋がかなり奥まったところにあってそこまで暑くなかったこともあって弱ってはいるようでしたが部屋の隅からこちらを見ていました。

 こちらに向かってくるようなことはなかったのでまた出番がきたポール(https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12609262927.html)を差し出しました。未だに成獣を捕まえたことは無いので慎重に構えましたが・・・

 すり抜けられてさらに部屋の隅にうずくまるハクビシン。また捕まえようとすると下駄箱に入り込まれたりでしばらく格闘して・・・

 なんとか捕獲イヒ。アライグマより体が細いので挟んでもすり抜けられないか心配でしたが、一旦つかんでしまえばしっかり捕えてくれたのでよりポールへの信頼感が強まりました。これならアライグマの成獣でも捕まえられそうですOK

 

 これでひとまず状況は解決できたのでよかったですが、ハクビシンを遠くの、二度とここには戻ってこられないところに逃がすのは悔やまれました・・・もやもや。まあ、今回の対処で今後も急な場面にも対応できることが証明できたのはよかったですがね。

 皆様もアライグマハクビシンへの対処にお困りならアイディーサービスか各自治体までご連絡下さいませ。

 

 プロチョーネです。今週はおそらく今年で最も暑い一週間になると思います。そうですよね?暑すぎる・・・日に日に疲れが累積していくのを感じてます。これだけ暑いんだからと、月曜には落花生畑が被害を受けているという家からのご連絡があっただけということもあってそんなに捕獲は無いかと思っていたのですが・・・

 

 

 火曜には親子。大きな林なのでこの時期でも数少ない捕獲可能性がある場所だと思っていましたけど・・・

上 子供  下 母

 

 水曜日、親子が捕まったところでまた子供。

 この前ブドウやニワトリに被害が出ていたところで(https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12616031870.html)ようやく子供か、と思いきや・・・

 計測するととうに親離れした、1~2歳の間くらいのメスガーン 出産こそしていなさそうでしたが、一体どこにいたのか・・・。でもたまに母親が捕まった後に近辺でそれよりは若い成獣のメスが捕まることもあるんですよね。去年対応した蓮田のお宅でも(https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12509437998.html)子供と、これと同じようなメスの後に母親が捕まったものです。

 アライグマの生態として、生後半年ほどで親離れした後にオスは親元から遠く離れ、メスは母親からあまり離れずに住む傾向が強いので、このあたりにやってきた母親が子供を産み、その子供も独り立ちして1,2年暮らしていたということなのだと思います。ということは、この近辺にアライグマ達が数年は定着していた現れということであって、この自治体に定着してるアライグマはほとんどいないのではとかいう見解はまた否定されたことになるわけですよ・・・ぼけー

 

 さらに同じ地区では

 2歳以上はいってるであろう、子供は産んでいない6㎏近くあるメスが。このあたりも古い住宅地と大きな林がある割にあまり罠を設置していないためにまだまだこんなのが突然出てくる可能性がありそうです。ここで去年の秋頃には10㎏を越えたどでかいオスが捕まったこともありますし、アライグマが餌を大量に確保しつつ暮らせる環境がどこかにあるのかもしれません。

 ※何気にブログで扱ってませんでしたね。見て下さいこの堂々たる体躯を。豚

 

 

 またアライグマの繁殖力を見せつけられました。こんな酷暑の中でもうまく生きていけるということも。

 アライグマが定着した場所にはメスたちが数世代暮らし、数が増えるほどオスたちもよってきてさらに繁殖して世代が縦横に拡大する可能性が増大するわけです。生まれる子供はヒトと同じく、またはそれ以上にメスの比率が高く、さらに生息圏は広まっていく・・・。そんな場所が各所にある、できつつあると考えれば、これだけ増えるのも当然という話です。えーん

 今週は急激に色々と起こって一度に扱いきれず、僕も熱でやられそうなのでまた来週~汗

 プロチョーネです。週の頭に捕獲があってからはおとなしかったんですが、「4,5日前から天井裏で物音がする」という家から調査依頼があったので覗こうとしてるところです。

 この猛暑続きの時期に天井裏に何かがいるという連絡はあまりないので少々驚きました。この時期の天井裏の暑さは去年覗いてから思い知ってますので(→去年覗いた記事https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12500681925.html)。

 が、意外なことにこの家の天井裏はそこまで暑くもなく、普通に動物も過ごせそうな感じでした。この区画には何も見当たらなかったんですが、確かに壁の向こうからかすかに鳴き声は聞こえます。さすがにアライグマとは違うみたいなので少し安堵しましたが、ネズミでもなさそうです。

 また別の点検口から覗いてみると・・・

 しばらくしてから奥の方から何かがヌッと登場。

 

 なんだかブルドッグっぽい顔にも見えましたが三毛猫のようです・・・^_^;家の人によれば子猫の鳴き声も聞こえるということなので、妊娠したこの猫が安全な場所としてここを選んでもぐりこんだみたいですね。ただしこの天井裏は人が動ける広さでもなく子猫もどこか奥まった所にいるようなので対処できず、そもそも猫は捕獲するわけにもいきません。姿を見られたことで危険を察して出ていくと思うと家の人にお話してひとまず退散しました。

 

 こういう仕事をしておいてあまり知らなかったんですけれども、確認がてら猫という生物についてわれらがさいたま市さんの情報を見ると、とんでもない繁殖力ですねショック

 

猫は繁殖力の強い動物です(さいたま市)

https://www.city.saitama.jp/008/004/003/newsfromawmcenter/newstogeneralpublic/p040242.html

 

 大抵の哺乳類は自然排卵なのに対して猫は交尾をした際に排卵するという・・・つまり事を済ませばほぼ妊娠してしまう交尾排卵という体質をしてるというのは恐ろしい話です。さすがのアライグマでも発情期は晩冬から初春と決まっていて、途中で子供を失ったり発情期に交尾できなかったりした場合もまた妊娠できますが、さすがに1年に1度の子育てをするに留まります。

 それが猫は日照時間が長い(人工灯でも可)、餌が豊富、子育てしてないといった条件が揃えば年に2回出産(妊娠期間は60日程度)が可能というわけなので、どれだけ増えるかという話です。このページだと「環境省の計算上、1匹のメス猫が3年後には2000頭以上に増えると試算しています」とおぞましい事が言われていますえーん

 なので、この性質を利用して悪質なブリーダーが光を当て続けて猫を年中妊娠可能な状態にして無理矢理繁殖させたりもするみたいですね。手術をしていない野良猫もこのような問題を理解していない人々が用意した餌場に集ってあとは勝手に増えていってしまうわけですからたまったものじゃない。

 

 なんというか、今や野生の犬猫はほとんど存在せず大抵がヒトの制御下で食住、繁殖(多頭飼育崩壊のように制御できてませんけど)をしている状況が「自然」か「不自然」かは断言できませんけど、ヒトの制御をかいくぐり、あくまで野生生物として地球上の様々な場所でヒトを利用しながら生きていけるアライグマが逞しいと思えてくるのも確かです。 なかなか難しい問題ですね。

 青々とした草木晴れ渡った空遠くに積もる入道雲・・・。

 色だけで見るならいい風景ですよね。色だけはぼけー

 週末から段飛ばしに上がってきたような気のする気温は本日各地で35度以上を記録しまくり、お隣群馬の伊勢崎、桐生市は40度を超えて、埼玉はおなじみ熊谷ではなく鳩山が40.2℃の観測史上最高記録を叩きだしてしまったそうです・・・うんち

 僕は幸い?早朝から動く用があったので暑さが致命的になる前に車へ逃げ込んでエアコン全開にしてましたが、これほど日向を呪う季節もないですショック

 

 しかしこの暑さの中でもアライグマは当然のように捕まってます。

 あのトウモロコシ畑(https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12608169023.html)近辺で母親も子供5頭も捕まえてもういないかと思いましたが、まだ捕獲が・・・。予想通りオスでしたが、体の大きさの割に牙が生えきっておらずまだ1歳台のようでした。親離れしてあちこちを徘徊していたのでしょう。やはりメスと餌があるところにはオスが次々と集まってきますね。今後も油断なりません。

 

 で、もう1頭の捕獲に関しても色々と予想外でした。

 先週依頼があってすぐに母親を捕獲できた家(https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12616031870.html)からまた連絡があったんです。予想としては当然、その子供が。次点では他の所のようにメスの周囲をうろついてるオスが捕獲されてると思ってました。

 え、ちょっとお腹を見せて下さいません・・・?

 発達した乳首がガーン まさかの母親2連続捕獲とは・・・!となると事態は一気に面倒なことになります。このメスも2歳程度の立派な出産済みな個体でしたので2頭ともこの近辺で出産した可能性が高いです。しかも体重も6㎏近くありますので、他のところで捕獲した家族のように4,5頭ずつ産んでいたりして・・・。さらにその周辺にオスがやってきていたら。この家近辺のアライグマ密度が一気に高まってしまいます。

 

 うわー、こりゃまたアライグマ家族の襲撃は続きそうです。

 プロチョーネです。この前の記事がなぜだかランク上位入り(鳥要素全くない内容なのに「鳥との生活」ジャンルですが・・・)して急にアクセスが(その日だけ真顔)増えて驚いてます。まあ、このSNS時代にブログなんて媒体でコソコソやってるわけですけど、発信媒体が何であれ肝心なのは情報の中身と表現方法ですからね。情報の独自性という点だけは自信がありますので何かの拍子でここに迷い込んだ方々に埼玉県のアライグマの様子、日本列島の野生動物の状況についての興味がわけばいいなと思ってます。

 

 

 さて、今週から日差しを見なかった事久しかった時期を塗りつぶすかのように埼玉は猛暑日続きで参ってます。動物達も動きが鈍いのではと思っていたのですが、意外と捕まってます。

 

 他でアライグマ家族の騒動がひと段落ついたところで火曜日に入れ替わるように新たな依頼、被害の知らせが来ました。そこでは例年ビニールハウス跡兼倉庫?の天井になってるブドウが何者かに食べられているそうです。

 裏は草丈は短いものの草木が茂り、用水路が流れていていかにも野生動物が好みそうな通路になってます。来るならこっちからでしょうね。

 で、ここのお庭には色々な果樹(柿、キウイ、みかんなど)や鶏小屋があったので他に被害はなかったかと家の人に訊いてみれば、「夏の初め頃に10数羽いた鶏が消えたり、殺されたりして数羽まで減った」という衝撃の情報があせる。しかも鶏被害は今年が初めてとのこと。ブドウの食害ならハクビシンやタヌキでもありえますが、さすがにしつこく鶏を襲撃するのならアライグマの仕業の可能性が高いでしょう。やっぱり住人の方が黙ってるだけでアライグマが被害を及ぼしてる場所はまだまだあるんでしょうね・・・。

 

 ということで早速ハウスの中と裏手に罠を仕掛けておきますと・・・

 

 本日アライグマが。しかも立派な母親・・・アセアセ春先から侵入してこの近辺に出産、定着して子育ての為にも鶏を襲ったりしていた可能性が高いと思います。まあ、これまでの一家の捕り物に比べると母親があっさりと捕まりすぎて拍子抜けしてる部分があるのも確かですが、ともかく厄介なのが捕まってよかったですぶー

 

 だいたい2,3月に生まれるアライグマたちもそろそろ独り立ちする生後半年の時期が迫ってます。畑や家庭菜園をお持ちの皆さんは野生動物の気配にご注意を。アライグマの家族かもしれませんよ。

 ↑ 最近無防備な格好でだらける姿をよく見るしらす君

 

 どうも~、先週は4きょうだいが捕まったりしましたが(https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12614450437.html)、本日ついにその近辺で母親が捕まりました。

 発端になったトウモロコシ畑、タヌキが捕まった畑に、4きょうだいが捕まったお宅とこの地区に罠を仕掛け続けて粘った甲斐がありました。

 立派に乳首も出ており、これまでの経緯を考えると間違いなく幼獣5頭の母親だと思われます。親子どちらを逃がしてもさらに繁殖されるのがアライグマの恐ろしさですので、どうにか今の時期のうちに捕獲ができてよかったです・・・。

 

 

 さらに先週末には自治体の外周部から新たなトウモロコシ畑の被害が伝わってきました。

 この前日にまだ熟していないトウモロコシが数本食べられていました。

 やや不鮮明ですがあちこちにアライグマらしき足跡もあったので新たに流入してきた連中の仕業だと思います。早速罠は仕掛けたんですが、捕獲連絡があったのは近所の別の箇所でした。

 ここも春からアライグマが何頭も捕まっている場所で、最近足跡が多数あったんですよね(画像左上の罠で捕獲。既に暑さで死亡)。どうやらトウモロコシはまだ熟していなかったのと、ここのはそこまで甘くない品種であるためか、味見程度ですませてもう少し経ってから改めて出直そうとしたところで捕まったのだと思う事にします。

 

 まあ、これでひとまず周囲を騒がせていた一家族は捕獲できましたが、代わりが次々と入ってくる可能性は常にありますからね。また備えなければなりません・・・。

 プロチョーネです。4連休はまたウィルス感染状況が大変なことになってしまいましたね・・・。「暑くなれば感染は抑制される」なんて以前どこかで思われていた憶測は見事に外れてしまいました。まあ、暑くなったところでいなくならないのはアライグマたちも同じですが。

 

 ビョーン上矢印

 と、今の時期は親離れ目前の幼獣たちが各地で元気に活動しています。体重は2㎏程度ですがもう体長も60cmを越えて成獣としての原型は完成しています。

 週明け早々、連休に入る前に新たに罠を設置したところで幼獣が4頭捕獲されていたと連絡が。

 この子たちも立派に成長しており、性別はメス3オス1。捕まった場所からおそらく以前トウモロコシ畑でつかまえた幼獣(https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12608169023.html)のきょうだいだと思われます。

 同時に同じ地区でアライグマが捕まったというので、それが母親かと思えば・・・

 単なるオスぼけー。ここも少し前からトウモロコシを襲われてほぼ全滅していたという話で、アライグマたちは目ざとく見つけた各地の食べごろのトウモロコシ(と出会いを求めて)に集まってきているようです。

 さらにこの近所でも捕獲があったというので行ってみれば

 タヌキ・・・もやもや

 最近滅多に捕まらなかったのでいないかと思えば、彼らも農作物の周辺をうろついてるみたいです。

 おまけにこのタヌキ、乳首がかなり張ってたので子育て中だったようです。アライグマだけでなく夏はいろいろな動物が子育てをする時期ですしね。それで畑ひとつ全滅させられたらたまったものじゃありませんが・・・ぐすん

 

 ついでに町はずれでひっそり捕まったハクビシン。

 4連休中はみんなエサを求めて旅行していたのでしょうか?あまりにも捕獲時期のタイミングが合いすぎて彼らにもヒトにとっての曜日や季節の時間感覚があるとしか思えないです。

 

 結局子供たちの母親は未だに捕まっていないわけですがこの時期のアライグマ一家の場合、親子どちらとも捕獲しなければ母親はまた別の地に逃れて繁殖し、子供は親がいなくとも生き抜いてその数だけ散らばり、増殖してしまいます・・・。おまけに餌場認定された農作物被害をできるだけ抑えながら捕獲を目指す・・・。なかなか大変でございます。

 そうこうしてる間にまた別のトウモロコシ畑からも被害連絡が来たのでその様子についてはまた次回。

 プロチョーネです。今週はこれまでおとなしかったところ、急にあちこちで捕獲が続いています。その皮切りになったのが先週金曜のこの母親でした。

 現在の時期はアライグマ感覚だと子供は生後3~4ヶ月になって体長は50~60cm、体重も1,5~2㎏と充分に歩けて体のサイズ以外はほとんど成獣と同じ状態になって母親と共に各地を徘徊する季節です。アライグマは生後半年で親離れをするので、おそらく母親が子供に餌のある場所や安全に移動しやすい場所を教えるなどして、一人で生きていける術を最後に叩き込む時期なのではないかと思います。この前の遅生まれのような例外もありますが、あちこちで幼獣が罠で捕まるようになってきます。

 

 写真の母親に話を戻すと、先月ひどい状態の幼獣が捕まった家の人(https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12607025283.html)から改めて「あれからも親子がうろついてる」と依頼が来たんです。早速罠3台を奮発して仕掛けました。

 しかし最初の週は手ごたえが無く。裏や横から手を入れられて餌だけとられるばかり・・・。なかなか手ごわい奴です。

 そこで、罠の周りをブロック等で囲み、以前1頭だけ捕獲したアライグマ専用罠ラクーンキューブ(https://ameblo.jp/ids-gaichu-h/entry-12588346643.html)も横に設置しました。

 そうこうしているうちに母親が捕まったんですが・・・入ったのはこの2台ではなく

 周りを何も細工してないもう1台の罠だったんですよね・・・あせる油断したんでしょうか?なんだか釈然としませんが、捕獲はできたのでよしとします。

 さらに月曜日、また捕獲があったと聞いたので子供かと思えば普通のオス。おそらく、メスがいるためにこのあたりをうろついていたんだと思います。やはりアライグマ社会の中心はメスですから、メスさえいれば自ずとオスが周りをウロウロして、一定の生息圏が形成されるんだと彼らの動向を見ていると思います。ヒトが出会いや交流を求めて、いかに仕事や暮らしが充実していたとしても田舎よりも都市に多くやってくるのと似たようなものではないでしょうか。アライグマが住む場所を選ぶ要素にも住、食と並ぶかそれ以上の要素として出会いがあるのだと思えてなりません。

 

 で、本日また捕獲の連絡があったので行ってみれば

 好都合なことに子供が3頭同時に捕まってました。上記のとおりにもう骨格は充分に成獣の体になっていました。もう2ヶ月もすれば独り立ちしてあちこちに散らばっていた事でしょう。

 ひとまずこれでこのあたりを徘徊していた一家族の始末はついたと思いますが、少しでも油断すれば母親が出産や子育ての為に侵入し、さらにオスがうろついてくるのがアライグマの怖さです。その地域で繁殖されてしまえばまた被害と捕獲が続出していた時期に元通りですから、不断の努力が必要になるわけです・・・。

 

 

 

 3度の捕獲があった間も見向きもされなかったラクーンキューブイラッ

 

このところ祝日がなかったところに4連休が待ってますので楽しみです。その間にもアライグマたちが徘徊してるとは思いますが・・・。