R6-技術士予想問題の解答[Q6 管路(漏水調査)] | 技術士を目指す人の会

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2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

Q9 管路(漏水調査) 600字 

管路の地下漏水の探知手順と実施時の留意点を述べよ。

 

 

【解答例】

1 管路の地下漏水の探知手順

管路の地下漏水の探知は、予備調査、音聴調査、確認調査の手順で実施する。

予備調査は、地図、給水戸番図、配管図等の資料と現場に相違がないことを確認し、音聴調査ルートを決定する。

音聴調査は、専用の機器を用いて漏水音の有無を調査する。音調調査方法としては、①道路部の配水管や給水管を対象とした路面音聴法、②軌道下や基幹道路下の配水管等を対象とした相関式音聴法、③宅地内の給水装置を対象とした戸別音聴法等がある。

確認調査は、音聴調査で探知した漏水場所を現地で再確認し、漏水場所を特定する。

2 実施時の留意点

予備調査は、道路、区画、家屋と音調調査方法を事前に決定した上で、効率的に実施する必要がある。

音聴調査は、複数の方法があるため、調査の対象とその効果を考慮し、適切に組み合わせで実施する。音聴棒や漏水探知機等の調査機器を使用する場合、機器特性、操作方法、疑似音の可能性等を理解した上で調査を行う必要がある。

確認調査は、漏水修理の際の掘削範囲が最小限になるよう、適宜、ボーリング調査等を実施し、正確な漏水位置を特定する。調査結果を整理し、漏水修理の際に有効活用する必要がある。

 

【ポイント】

漏水の探知は、①予備調査、②音聴調査、③確認調査の3つで構成されています。

これは維持管理指針に示されたものです。

このため、この3つの調査に言及する必要があります。

それから、音調調査の方法として、音調棒や漏水探知機があることを示す必要があります。

 

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