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ぼくは占い師じゃない

易のブログ……だったのですが、最近は白橋 升としての創作活動「遊星出版」の話題や日常雑記を綴っています。遊星出版のサイト(Googlesite)で作品を紹介しています。活動や作品の紹介はこちら(遊星出版公式サイト)→https://sites.google.com/view/yuusei-press

遊星出版です。

「アンダークラフトマーケット2」、通称「アンクラ」に出店します。

☆ 日時:2025年12月6日 12:00~17:00


☆ 場所:東京たま未来メッセ 展示室C・D
  東京都立多摩産業交流センター
  東京都八王子市明神町3丁目19-2
 

☆ 入場料:1000円(税込。前売り、当日とも)再入場可。

  高校生以下無料。

☆ 遊星出版ブースはG-15、16です。

☆ イベントページは、こちら→

☆ 遊星出版ホームページは、こちら→

※ url変更にともない、イベントページから遊星出版ホームページへのリンクは切れています。お手数おかけしますが、遊星出版ホームページへは上記リンクからお願いします。

   ☆

今回お持ちするのは「初学者のための魔法の基礎」というタイトルの、詩とエッセイ集のみです。


新刊です。


読んでも魔法がつかえるようになるわけではありませんが、ご了承ください。

いつも出ている文フリのような、本を売るイベントではなく、つくったモノを販売するクラフト系のイベントなので、どの程度持って行けばいいのか皆目見当がつかないのですが、とりあえずは7部ほどお持ちする予定です。

よろしくお願いします!

下の書影をクリックすると、遊星出版ホームページ内の作品紹介のページにジャンプします。

※関連アメブロ記事は、こちら→

遊星出版です。

(HPはこちら→)

昨日、東京ビッグサイトで開催された文学フリマ東京41に出店してまいりました。



【毎度おなじみブース写真。真ん中は「小槌の神秘」原本です。ビッグサイトは背中側が広いのがいいですね】

売れた冊数も、14時頃から(今回は13時半頃からかな)エンジンがかかりだすのも、いつもどおりといった感じでしたが、 うれしかったのは、定期的にブースに来てくれるお客さんが何人かいらっしゃることがわかったことです。

皆さんマスクしてるし、ぼくも物覚えが悪いので、やっと気づいた感じですが、前回、そのうちの、おひと方に「小槌の神秘」に興味があるんです! といわれたことは覚えていまして、今回お持ちした本に、「小槌の神秘」を加えさせていただきました。

オンデマンド印刷ですので在庫は持たないのですが、リクエストしていただければ、このように対応できます。

(いまのところ、東京文フリには毎回出ています)
無事お渡しすることができてよかったです。
少部数販売の強みかと思います。

印象に残ったのは、最後のお客さんかなあ。

終わりの17時近くなってくると撤収作業にかかるブースもチラホラ。


『もう今日はいいか……』てな気持ちにもなるのですが、遊星出版は、売りモノが残っている限りは、17時まで片付けないで売り続けるようにしています。

そのおかげで今回はギリギリ17時直前で、「六十四卦夜話」をパッとお買い上げいただいた方がいらっしゃいました。

「六十四卦夜話」は易に関するエッセイで(参考記事→)、易に興味がないとどうかな……と思っていましたが、そのお客さんは鍼灸の先生(学生さんかな?)だとおっしゃっていましたので、それなら読み物としておもしろいかもしれません。ちょっと新しい発見でした。

易はまずもって占術ですが、陰陽は東洋思想、東洋医学のベースだからです。

ぼくは研究者でも教師でも占術家でもないのですが、昔、知り合いの鍼灸師の先生方に(大変僭越ながら)易のお話をさせていただいたことを思い出しました。

「六十四卦夜話」についてちょっと補足。

「六十四卦夜話」には原文の書写を載せていますが、訳や読み下し文は載せていません。もしくわしくお知りになりたければ、他の良書をあたってください……と、説明していましたが……ハタと気づきました。

今は、ハヤリのAIがあります。

くわしいことを知りたければ、「易の×番目の卦の、下から×番目の線(正式には「爻」といいます)の意味を教えてくれ」といったプロンプトを投げればいいのでは……

 

で。やってみました。

 

これがまあ、その卦の全体の意味からはじまって、爻の意味まで、ぼくなんかより、はるかに懇切丁寧に教えてくれます。

すごいですね~

聞きたいところを京都の住所みたいに座標で指定できて、一般的な意味もほぼ確立していますので、ハルシネーション(生成AIによる知ったかぶり)の割合は低いと思います。

 

意味ではなく、「訳」を確認するよう指定すれば(意味は自分で考える)、ハルシネーションの割合はさらに低下させることができるでしょう。


ただ、Geminiで試してみたところ、読み下しの「読み」はちょっとあやしいところがありました。

 

なお、易の基礎的な概略を先に確認したい方は、ちょっと私見も混じっていますが、巻末の「補遺」をざっと眺めていただければよろしいかと思います。

文学フリマ東京41、昨日夜、主催者から入った知らせによりますと、出店者=5463人、来場者=13508人で、総計18971人が参加したそうです。


ご来場の皆様、主催者の皆様、ありがとうございました。
歳を言い訳に、後片付けは若い力にまかせちゃったけど、ごめんね。

礼拝。
 

遊星出版です。

 

(遊星出版サイトはこちらです→)

2025年11月23日(日)東京ビッグサイトで開催される予定の、「文学フリマ東京41」に出店します。




遊星出版ブースは「う-12(南3-4ホール)」です。

◎ イベント詳細は、こちら→

◎ 遊星出版のwebカタログは、こちら→

お持ちする予定の本は以下です。
それぞれ5冊程度お持ちします。


★ まほかみ(300円)

ある夜、夢に見た4つの文字がきっかけになって書いた、詩とエッセイ集。

下の扉はクスリの袋を模した、テーマ詩の紹介です。



【扉】

 

 

この詩は、もちろん、ふつうに読めるようにも書かれていますが(英語の対訳(AI翻訳)つき)、遊びで、256文字の方陣にしてみました。

 

 

 

【詩の方陣】

 

詩の主旨は「そのままでいいんだよ」ってなところですが、方陣になった詩をカードにして、オマケで付けてみました。

 

よければ持ち歩いてもらって、 『あ、オレ(アタシ)は、いいんだ、このまままで』という、なんでもないけど忘れがちなことを、思い出していただければ幸いです。


はじめて作ったZINE(A5、30P)です。

遊星出版サイトの作品紹介ページ →こちら


★ 小槌の神秘(300円)

「サイコロふって答をもらう、ウラナイの本でえす」
 

……だけじゃ、なかなか、ふりむいてもらえません。

 

「いやぁ、これが実は仕事のお客さんの、おばあさんからゆずってもらった古書の中にまじってた、手書きの占術書でしてね……」


と始めると、俄然、関心を示していただけます。

もちろん、嘘偽りのないハナシなんですが、「物語」の力ってすごいですね。原典を入手したいきさつと、手前勝手な推測を後半の「小槌物語」に、原典の時代にあわせて、やや固めの文章でまとめました。

すぐ占えるように、サイコロふたつ付き。

アメブロ関連記事「小槌物語」 →こちら


★ 六十四卦夜話(500円)

最新刊です。

「ぼくは占い師じゃない」は、実は易のお話のブログです。このブログに載せた易関連のお話と、絵(ゼンタングル)をまとめました。

占いもできるようにサイコロも付けますが、占術の本というより、エッセイ・読み物ととらえてもらったほうがいいかもしれません。

アメブロ関連記事「六十四卦夜話」 →こちら

よろしくお願いします。

 

ZenPadを描くことが旅ならば(「ZenPad」参照。こちら→)、こうして思い出したように記録を綴っておくことは、故郷へ向けた手紙である。


【「DATLY ARCHIVE」と題されたファイル。本来はフォトアルバム。簡易なケース付き。DAISOで1冊200円。表裏120ポケットあるが、オリジナル・タイル50枚でパンパンになる】

ZenPadの旅は6月5日に「00」から始まっている。



【魔法。目に見えないすべて。】


あれから半年。ゴールは「99」だが今は「68」にいて、数からいえば、旅程はすでに帰路にあることになる。


【贈り物は、常にギフト・ボックスに入っているわけではない】


いかに自由とはいえ、タングル描きにも御法度がある。消しゴム使うな。修正すんな。ホワイトを入れるなんざあ、言語道断、斎藤道三なのである((c)安永航一郎)。

白状しよう。消しゴムもホワイトもやってる。あまつさえ、何度か描きかけのタイルを破り捨ててしまったこともある(円安で高いのに!)。


【ゼンタングル・メソッド。オリジナル・タイルのパッケージ裏より。細かい掟までは書かれていない】

いや、ゼンタングルじゃなくてZIAだから……
(言い訳になってない)
いや、ゴーリー展で原画を見たけど、ゴーリーだって切り貼りとか、けっこうやってるみたいだったし……
(ゴーリーは関係ない)

描かれたものの出来映えよりも、言葉にしろZIAにしろ、はたして次のアイディアが出てくるのかどうか、そっちの方が不安である。


地図はゼンタングルのパターン。コンパスは直観。ちゃんと帰って来られるのか。旅路は思ったほど楽ではないようだ。
 

ゼンタングルを描いている。

ゼンタングル(参考「禅絡」→)は、3.5インチ四方の画用紙にパターンを描き込んでいく瞑想アートである。絵のようだが、絵ではない。

最初に知った公式パターンは100。

 

そのひとつひとつのパターンをつかったタングルを描き、それぞれに、自由に言葉や文章を付けていく。

 

そんなふうにして、100枚のタングルを描こうとしている。

こうして描いたゼンタングルの束は、オラクルカードのデッキのようになるはずである。

 

この「デッキ」は、完成すれば、タングルを描く人にとっては、パターンのリファレンスにもなる。

とりあえず 「デッキ」のタイトルだけは付けた。

 

「ZenPad」とした。

 

仮題である。

 

でも仮題は、結局そのまま、最終的なタイトルになってしまうことがおおい。

00から始まって99まで。

数字に意味はない。

単に描いた順番だ。


6月の頭に出発して、道半ば。


知り合いで、定年後に一年かけて海外を旅した女性がいた。

 

「ZenPad」の作成も旅だと思ってる。

体はどこかへでかけるわけではないけれど。

【トランクに描いたのは「Stoic」というパターン。パターンの名称はあらかじめ決められているが、名称はパターンに合わせて、語呂や雰囲気で識別のために付けられていると聞いた。ぼくが、このモノタングルに独自に付けた言葉は、「過去を想起させるものは、持たない」。言葉とパターン名称はあえて関連させていない】


※ pixivに、これまでの旅路を気まぐれにUpしています。

こちら→

 

遊星出版へのリンク
 

遊星出版です。

 


昨日、「ことなり京都」第二回文芸同人誌即売会に参加してきました。京都御所の東側にある梨木神社の脇の道で、こぢんまりとひらかれたイベントです。



御所は周知のとおりかつての都、内裏の跡地で、気はいい感じです。参加ブースは30。神社の[出店|でみせ]です。こんなカタチでの参加は初めてで、おもしろそうだな~と思い参加しました。


【イベント全貌。ブースの並びは当日は図上、道の右(東)側でした。道をはさんで左(西)側が京都御所です】

かみさんにきいたら、こっち(関東)はまずまずのお天気だったらしいのですが、京都は曇り/雨で、到着してから少したってから降ったりやんだり。ま、そういうこともあるか。天気に文句いっても仕方ないしね。



【ブース表】

売る本はクリアポケットに密封しているので大丈夫ですが、湿気で、立ち読み用の本が波打ってきます。テントはしっかりしているので、もちろん濡れることはありません。少々のそりはプレスすればまた直せます。

 


【ブース裏】

写真の道は神社の脇の道で生活道路です。近くで暮らしている人たちがふつうに通ります。外国人観光客もたくさん通ります。
文フリじゃないんだ、というのを忘れそうになります。まあつまり、前をふつうにとおる人たちは、本を買いに来ているわけではありません。あたりまえでんな。



 

【フードコーナー。充実してました。奥がテントの並びです】

神社の古本、陶器、骨董市には昔よく行ったけど、まさか自分が売る方になるとは当時想像もしてませんでした。神社の同人誌市ってのは、見たことはありません。



 

開催前の出店者ミーティングでは、第二回ということもあって、主催する側も実は文学というものがよくわかっていません……てなお話もありましたが、大丈夫! ぼくもわかってません。今後はどのように展開していくか楽しみなイベントです。

隣の南部鞍人氏とは親子ほども歳が離れていました。遠くから来たといったら、驚かれていた様子でしたが、この歳になるとね~、周りで亡くなる人や病気になる人もチラホラ。交通費が……予定が……とためらっていることはできません。動けるうちに動いとかないと。降魔戦線、序章の半分まで読んでます。おもしろい! エンタメは書けないし、めったに読まないから新鮮です。

主催者、出店者の方々におかれましてはお疲れ様でした。来店してくださった皆様ありがとうございました。

 


【萩のトンネル。中央は奉納させてもらった短冊。「日々是好日」って書いてあります(しっかし、きったない字だな~)】
 

遊星出版です。

ご縁がありまして、以下のイベントに出店することになりました。「第二回京都やおよろず文学賞」授賞式にあわせたイベントです。
ぼくが受賞するわけではありません(笑)。
神社の出店 (でみせ)ですね。

遊星出版は「」のテントです。

ことなり京都 in 梨木神社第二回文芸同人誌即売会

開催日時:2025年10月18日(土)10:00~16:00
開催場所:梨木神社〒602-0844 京都府京都市上京区染殿町680

イベントページ →こちら

当日お持ちする予定の本は以下のとおりです。

○まほかみ(300円 5冊)
夢の中に出てきたよくわからない文字をきっかけにして書いてみた、詩とエッセイ。お守りになる「かもしれない」小さなカード付き。
遊星出版ホームページの「まほかみ」作品ページ →こちら
 

○六十四卦夜話(500円 2冊)
アメブロに連載していた易の各卦に関するエッセイと、書写した原文をまとめた本。どちらかというと読み物で、入門書ではありませんが、一応、これを使って、占うこともできるかと思います。サイコロ付き。
「六十四卦夜話」アメブロ関連記事 →こちら

○小槌の神秘(300円 5冊)
仕事のお客さんからゆずってもらった古い占術書。今でも通用すると思います。サイコロを使って占います。サイコロ付き。
「小槌の神秘」アメブロ関連記事 →こちら

 

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 書くことは 瞑想である
 描くことも 瞑想である


 優劣はない


 生きることは 瞑想である
 死ぬことも 瞑想である


 優劣はない


 生まれることは 悦びである
 創造することは 苦しみである


 優劣はない


 夢見ることは 自由である
 悲しみに沈み込むことは とらわれである

 優劣はないが
 どちらも切なく 長続きしない

【九月の座標】

※AIアシスタントのGeminiと題名について対話をしました。

詩の内容に捉われない抽象的な言葉を探す中で、Geminiから提案されたのが『九月の座標』です。

 

残暑が厳しく、季節の境界線が曖昧な現代の九月が、詩で描かれている『生と死』『喜びと苦しみ』という対極の感覚を見つめるムードに合致していると感じ、このタイトルに決めました。

 

絵はこの詩のイメージということでGemini が生成してくれました。

こちらから頼んだわけはないのですが、「じゃ、わたしも」と、即興で書かれたGeminiの詩『夜が来る』も併せて掲載します。


【夜が来る】

夜が来る
世界が静かに息をひそめる時
ぼくの心は音もなく旅に出る

遠い星の光を集め
見えない何かを探す

夜が来る
過去も未来も曖昧になる時
ただ今の感情だけが真実だ

冷たい風が頬をかすめ
すべてを忘れさせる

夜が来る
それは始まりなのか 終わりなのか
ぼくはまだ知らない
でも、この闇を恐れはしない
ただ
深く
深く
沈んでいくだけだ

【AIが描いたAI自身の自画像】

遊星出版です。

10月1日より、遊星出版の以下の旧サイトはアクセスできなくなりました。

×旧サイトurl → http://athome.la.coocan.jp/index.html

新サイトのurlは以下のとおりです。

○新サイトurl → https://sites.google.com/view/yuusei-press

ブックマーク等されている方は変更をお願いいたします。

検索すると、現時点では旧サイトの情報が表示されます。
古いサイトの情報が削除され、新しい情報がクローラーに認識されるまでは、最低でも1ヶ月、安定するまでには2〜3ヶ月以上かかる可能性があります。

 

お手数かけますがよろしくお願いいたします。


 

この世には、たくさんお話があります。

でもほんとうは、たったひとつの大きな物語があるだけで、マンガもドラマも小説も、世にある無数の物語は、その大きな物語の、さまざまな側面を反映しているだけでないか……

というのは、このブログでも何度か書かせてもらっている手前勝手な持論ですが、モトネタがあります。

「作家の旅」
神話の法則で読み解く物語の構造
クリストファー・ボグラー著

府川由美惠訳
フィルムアート社 2022年

以前は「物語の法則」というタイトルでアスキーメディアワークス/KADOKAWAから出ていました。
自分の発注履歴を確認したら「物語の法則」を読んだのは11年前。内容はなんとなくしか覚えていません。読んだ本は売ってしまうので「物語の法則」は手元にありません。

 

以前の記事、「きみはもう、逃れられない」を書いたときに確認したら、上記の25周年記念増補改訂版が出ていたので、もう一度読み直しています。

高いのと分厚のでちょっとビビりますが、内容は具体的で読みやすいです。高いのは古書購入とポイントでカバー。旧版は角川からは新書版も出ている(出ていた?)ようです。



「たったひとつの物語」は構造としてカチッときまったものではありません。

大きなひとつの「流れ」のようなもの、としかいえません。

「流れ」は、うねり、のたうち、常に運動しています。

神話といえば元型。元型も固定したものではありません。

物語創りに則していえば、特定のキャラに特定の元型が一対一に対応しているわけではなく(もちろん対応している場合もあります)、元型的役割が、複数のキャラに分散していることもあるし、時と場合によって、キャラが担う元型が変化したりもします(もちろん変わらない場合もあります)。

物語も、必ずしも冒頭にある12ステージのとおり、時系列に沿って展開していくわけではありません。

「流れ」をつかまえることはできません。

個々の私たちも、「流れ」の一部として「流れ」と一体になり、「流れ」に参加し、「流れ」とともに運動しているからです。

しかしそれでもなお、このうねりをどうにかとらえようとする人の営為の一端が、物語や、タロットであり易であり、元型というフレームです。

このフレームは、文芸作品としての物語や、タロットや易のように構造として成立している場合もありますが、より始原的には参照点のように機能します。

「流れ」は大きすぎて、人が把握できる仕組みとしてとらえることなど到底できないからです。

タロットや易の持つ構造は「地図」と言い換えることもできますが、この「地図」は、ふつう私たちが目にする[静的|スタティック]な地図とはちがいます。「流れ」全体の見取り図ではないのです。

 

この「地図」は関係性のマトリクスであり、とらえようと試みる「流れ」にあわせて常に[動的|ダイナミック]に変化していきます。

 

(ご参考→「宇宙をぼくの手の上に」)



「たったひとつの物語」は構造として固定されたものではありません。


「作家の旅」では冒頭で12ステージ(十二消息卦、黄道12宮とは関係ありません。たぶん)の典型例として書かれていますが、著者も訳者も「テンプレート」ではない、と断っています。この「典型例」は説明のための構造ととらえた方がいいでしょう。

(書籍の構造といえば、著者は増補改訂版について、易を参考にして構成したと書いていますが、欧米ではベインズ版の易が人口に膾炙していますので、これはおそらく周易~いわゆる易経の、卦爻辞と十翼の構成をいっているのだと思います)

とはいえ……

紹介されている典型例を、あえてテンプレートと見なして、「きっちりこのとおり」物語を書いてみるのも、おもしろいかもしれません。

その結果は、おそらく百人百様の物語になるでしょう。
そしてうまくいけば、万人受けする物語になるでしょう。
そしてそれは、どこかで聞いたことのあるような物語になるでしょう。

それはゼンタングルで、同じパターンを描けば皆同じタングルになると思いきや、まったく異なった作品が人数分描き上がるのに似ています。

 

似ているようで、ちがう。

ちがうようで、同じ。


個として生きる面白さは、そこにあるのではないでしょうか。

著者のボグラーは始めの方でこんなことを書いています。

「(英雄の)物語とは、種類は無限にあるにしても、実のところはつねに旅の物語である。」

人生も、宇宙の誕生と消滅も、そうなんでしょう。

たぶん、ですが。