遊星出版でございます。
2026/5/9(土)に、八王子たま未来メッセで開催されるアンダークラフトマーケット3に出展する予定です。イベント詳細は記事末尾のアンクラ3の画像をクリックしてください。
出店名: 遊星出版
ブース: G-19
☆おしながき
「天体観測とはなにか」→×4冊
「六十四卦夜話」→×2冊
よろしくお願いいたします。
遊星出版でございます。
2026/5/9(土)に、八王子たま未来メッセで開催されるアンダークラフトマーケット3に出展する予定です。イベント詳細は記事末尾のアンクラ3の画像をクリックしてください。
出店名: 遊星出版
ブース: G-19
☆おしながき
「天体観測とはなにか」→×4冊
「六十四卦夜話」→×2冊
よろしくお願いいたします。
文学フリマ東京42。
【ビッグサイト前朱雀大路(人影はGeminiに頼んで消させていただきました)】
のっけから、ナンですが。
遊星出版、14時前には売り切れになってしまい、閉店させていただきました。
もしその後、ブースに来られたお客様がいらっしゃっいましたら、この場を借りてお詫び申し上げます。
このように書きますといかにも景気が良さそうに響きますが、持って行く部数がそもそも少ないので、まあちょっと、次回からは考えなければならないかもしれません。
といっても、背負って持って行ける分だけ、というマイルールを外す気はないんですが……
今回は2品目で、これは↓いつものブース写真ですが、赤い羅盤がわりと人目を引いていたようでもあります。
赤い本の方は、見本誌コーナーにも置かせていただきましたので、その効果もあったのかもしれません。
【ブース写真。品数が少ないので……】
常連さんのおふたりも見えまして、暖かいお言葉をいただきましたが、「天体観測とはなにか」の方は、表紙の派手さとは裏腹に、愉快でも明るい話でもないので、お楽しみいただけたか、ちょっと気がかりです。
ぼくが現役の頃のフィックションでして、そんな大昔の話なんてえのは、文フリに来る若い人達にとってはファンタジーみたいなものだとは思います。
「初学者のための魔法の基礎」はこのイベントで売り切ってしまいました。ブックケースをせっせと手作りした甲斐がありました。(参考記事→こちら)
連休まっただ中ということもあり、大盛況としか書きようがないんですが、今までにもまして人出はすごかったのではないでしょうか。
14時頃、引き上げるときにもチケット売り場にはたくさんの人が並んでいました。
【会場俯瞰(個人情報保護のため加工してあります)】
これ、つまり海なんです、てなことを以前に書いた覚えがありますが、こうして見てみると「大海」でございまして、遊星出版はこの大海の中でしっかり溺れていたというわけです。
なにはともあれ、スタッフの皆さん、会場にお運びの皆さんありがとうございました。おつかれさまでございました。
またよろしくお願いいたします。
※追伸
今事務局からメールが来ましたが(5/5 18:32)、今回の文フリ東京は 18,689 人 (出店者: 5,619 人・一般来場者: 13,070 人) の方が来場したそうです。
風はちょっと強かったが天気が良かったので、昨日は住んでいる町から出てみた。
神保町の古本市に行ったのだが、最後までやっていた仕事は、その辺りをうろつく仕事だったので懐かしい。
オラクル作家(?)ではないけれど、一度カードというものを作ってみたくて、つらつら考えているが、参考になる資料でもないかな、と。
つぶれた出版社の曼陀羅の本と、かみさんが生まれた頃出版された古代文様の本を買った。
全国から集まった古本屋さんが露店を連ねている。
開催初日とあって平日にもかかわらず、存外人は多い。
お客の年齢層は比較的高そうだったが、若い人も結構いた。
やっぱりいいな、紙の本は。
古本くさいけど。
【日曜(4/19)までやってます
】
「『偶然』はどのようにあなたをつくるのか」
ブライアン・クラース 柴田裕之訳
東洋経済 2025
すでに他界した父親は京都の人間だった。
上記の本によると、原爆は当初、京都に投下される予定だった。しかし過去、京都に旅行した経験がある人物の意見により、場所が変更されたそうだ。
もしこの変更がなかったら、ぼくは今ここには存在していなかった。
確実に。
てことはなにか。
ぼくという存在は、広島の方々の犠牲の上に成立しているのか。あるいはその、しらないオッサンの個人的好みの上に。
序盤のフックとしてはちょっと強烈すぎた。さらに著者は、衝撃的な自身の出自を、たたみかけるように語る。
☆
この本には「たられば」の話がたくさん出てくる。
「たられば」の話をしても仕方ないとはよく耳にするが、そんなことはない。「たられば」の話こそ、私達がどんな世界で暮らしているのか、その実態に思いをはせる一番わかりやすいきっかけになるからである。
内容は一言で言えば、カオス・複雑系の本なのだが、数式は出てこない(正しくは1カ所だけ出てくる。でもこれは、数式というより挿絵だ。話の中でもそういう扱いなのでご安心を)。
物語は人が世界を捉える「窓」である。この本自体が物語であると著者も書いている。
ぼくが、物語を書くのが好きで、「ランダム」に出た易の卦や、「ランダム」に引かれたルノルマンカードの列が読めるのは、人に備わったこの能力、というより、性分、というより、おそらくはたったひとつの、この「窓」のおかげである。
☆
最近の調査によると、日本人の幸福度は、調査した国の中では、「子供の精神的幸福度」がワースト2位、総合順位は先進国(G7)の中ではずっと最下位だそうだ(全体の中の総合順位は141カ国中 61位「世界幸福度報告書 2026(World Happiness Report 2026))。
設問が適切でないのだろうか?
それとも評価の仕方に問題があるのか?
もしそのどちらでもなかったとしたら、ぼくらが信奉している物語が、どこか狂っているにちがいない。
※タイトル前半は帯のアオリ文をパクりました。
昔から卜占が好きだった。
カード、コイン、サイコロ、筮竹、紅茶の残りかす、下駄、本、道行く見知らぬ人の言葉、拾ったモノ……そんな日常的なもの使う、「偶然性」を利用した占術。
最近よく遊んでいるのがルノルマンカードで、初めて使うツールである。出会いはちょっと奇妙で勘違いがきっかけだった。
ときどき立ち寄る書店に、記憶ははっきりしないが、たぶん「ミンキアーテ・タロット」(原書房2023)が置いてあった。でも値段(5000円超)を見て買えずに、二の足を踏んでいた。
その後、やっぱり買ってみようかと思って、同じ書店に行ってみたら、その本は書店から消えていた。縁がなかったということで、しばらくそのままになっていた。この間に、どういうわけか頭の中で、「ミンキアーテ」が「ルノルマン」になってしまっていたのである。
卜占好きなので、やっぱりあれ買ってみようと思って、まちがって買ったのが「秘密のルノルマン・オラクル」(鏡リュウジ 夜間飛行 2014)だった。
結果的にはまちがってなかった。
本腰を入れて使うというよりも、資料として参照してみようと、ブックオフで取り寄せた。試してみると、これがなかなかイイ感じなのである。
そこでやっぱり新品をと思い、「魔法のオラクル・ルノルマンカード」(二見書房2025)を買った。ケイトリン・マシューズという人が、ヴァージニア・リーというプロのアーティストに描かせたデッキである。
もちろん本は読んだ。でも最初からカードだけでなんとなく読めた。時々付属の解説書は見るが、ほどなくして、ほとんど本を見なくても使えるようになった。いろいろ卜占ツールを使ってきたつもりだが、こんなのは初めてだ。
なんでだろう?
☆
前の記事にも書いたが、占術は統計ではなく世界観だと思っている。
あることが起こる。
起こることは基本、中立だ。占術はそれぞれ独自の世界観に基づいて、起こることの仕組みを説明しようとする。
じゃ、ルノルマン・カードの世界観って?
これがおそらく、一般的な日常そのものなのではないだろうか。だから習うより慣れろで読める。
「秘密のルノルマン」の鏡氏の解説によると、もとは「人生ゲーム」のようなものだったらしい。
発祥は18世紀末とあるが、描かれているシンボルは、時代や宗教に左右されにくいものが多い。
だから現代でも、だれもが日常的に使える卜占ツールとして成立するのかもしれない。
推測だが、当時はカードを使った占術といえばトランプ占いが一般的だったというから、ピケの各札の占術上の意味を、絵として描き込んだのかもしれない。そうすれば意味を覚える必要もなく、カードだけで読める。
同じカードというメディアでも、例えばタロット(大アルカナ)は、その背後にある世界観、もしくは思想がまるで異なることは明白だろう。
平たくいえば、ルノルマンカードの方が、いい意味で俗っぽい。
☆
卜占好きが高じて、自分でそんなようなツールも作っている。
一番新しいもので、未リリースだがテスト中のNIS(詳しくはこちら→)というツールがある。
NISは占術ではないが、占術と多分にクロスオーバーする。
では、NISに世界観はあるのか。
自分作っておきながら、実はあまり意識したことがなかった。ふりかえってみると、世界観というほどではないが、前提としている背景が、あるにはある。
・偶然には意味がある。または、人は偶然に意味を読み取ろうとする。これはNISというよりは卜占の前提であり、 人が外界を認識するフレームである。
・人には誰でも、その人独自の「内なる書」がある。
そんなものはないという世界観の方には、NISは役に立たないし、そういう方はたぶん見向きもしないだろう。
世の中には様々な占術があるが、特定の占術との相性の多くの部分は、その占術が前提にしている思想や世界観と、利用する人との共鳴が担っているのかもしれない。
追記:
この記事はルノルマンカードのオラクルを参考に書いた。以下が引いたカードである。ご参考まで。
1枚目:35:錨
2枚目:15:熊
3枚目:36:越境(クロッシング)
3枚目はトラディショナルなデッキでは十字架だが、ケイトリン/ヴァージニアのルノルマンカードでは橋が描かれている。特定の宗教を連想させるのを避けるためだ。紳士、淑女のカードも、肌の色が浅黒い人物と白っぽい人物の双方が同梱されており(さらに独自の37番、「占い師」のカードも)、トラディショナルなデッキより、よりジェネリックな構成になっている。
それになんといっても、絵を描いた ヴァージニア・リーは映画の指輪物語のアートワークを担当したアラン・リーの娘さんで、親子で映画製作に携わったそうだ。
遊星出版です。
オリジナルのオラクルブックを作っておりまして、校正用のテストショットができました。NIS(Notes from the Inner Story)といいます。
NISは1枚引きの占術カードのようなもので、写真の文庫本に100枚のメッセージカードが収まっているイメージです。
占術というより、直観を刺激するツールという位置づけですが、占術には直観の利用技術という側面もありますので、NISを使うことと、占術との境界は曖昧です。
1枚の「カード」はイラストとメッセージのセットで、本としては見開き2ページの左側にレイアウトされています。
下のページのように例外もありますが、全体としては、絵も文も内容は抽象的で、吉凶や、どうしろこうしろといった表現は避けています。
見開きの右ページはブランクで、使う人が自由に書き込めるようになっています。NISはツールです。各メッセージごとに使う人が書き(描き)込むためのスペースを取ったノートでもあります。
デザインはシンプルに徹しました。中身のイラストにはゼンタングルのメソッドを利用しています。
これからテストに入りますが、テストといってもツールの妥当性を客観的、統計的に評価する……わけではなくて(そんなことはできません)、できるのは、自分で使ってみて、他の人にも使えそうかどうか、感触を確かめるといった程度のことです。
テストというよりは、自分で使うための「慣らし」といった方が近いでしょう。
占術は統計だという話を時折耳にします。私見になりますが、それはちょっとちがっていて、統計というより「世界観」かなと、個人的には 思っています。
「世界観」とまでいうのは大げさかもしれませんが、拙作「NIS」にも占術的側面がありますので、その背景もある程度わかるように、付属のガイドブックにも書かせていただきました。ガイドブックは以下のリンクから全文をお読みになることができます。
→こちら(遊星出版公式サイト)
ガイドブックは中とじ30ページほどの文庫版小冊子ですが、ちょっと興味はあるけど、ガイドブックまで読むのはメンドクサイ……という人向けに、以下画像にガイドブックのレジュメをまとめました(元原稿はAIに作成させ、ぼくがブラッシュアップしました)。
各メッセージと絵は、全部ではありませんが、こちらのリンクからご覧になることができます。→こちら(pixv)
まだまだ先になるとは思いますが、リリース時にはこのブログでお知らせさせていただきます。よろしくお願いいたします。
オリジナルのオラクルブックを作ろうと思って、去年6月から100枚のイラスト(ZIA)を描き始めました。(→「ZenPad」)
ZIAというのはゼンタングルを応用したアート(イラスト)のことです。タングラー(ゼンタングルを描く人)としては、いつの間にか10年を超えましたが、一定のシリーズとして100枚も描いたのは初めてでした。
ゼンタングルのメソッドを利用していますので、それにちなんでオラクルブックのタイトルを、最初はZenPadにという名前にしようかと思っていました。しかしASUSのタブレットの名前とかぶっていたので、ZenPadはやめてNIS(Notes from the Inner Story)という名前にしました。
☆
ゼンタングルは完成した作品より、どちらかといえば描くプロセスの方にウエイトのあるワークで、描くことそのものが一種の瞑想ともいえる位置づけです。とはいえ、そんなに身構える必要もなく、描き方は自由です。
毎回ではありませんでしたが、タイル(ゼンタングルで使う小さな画用紙)に独りで向かっていると、ときどき不思議な感覚になることがありました。
最初は描いているパターンに吸い込まれるような気がして、眩暈かとも思いペンを止めたりしていましたが、どうも眩暈ではなさそうです。気にせず続けていると、パターンを描いているというより、パターンに描かれているような、瞑想というより催眠的な感じがしてきます。
たぶんこれはパターンそのものと、おそらくは繰り返しパターンを描く順番(つまりメソッド)に関係しているのでしょう。マントラを繰り返すのとよく似た効果にも思えます。
見る夢はよく覚えていられるようになりました。いつもというわけではありませんが、夢がいわんとしていることが、おおよそわかることもありました。そうかといって夢から直接アイディアが与えられることは、ほとんどありませんでした。だいたい気まぐれにやる瞑想中か、夢から覚めた直後、床の中で思いつきます。入浴中はご存知のとおり魔法の時間です。
おもしろいのはそれがいつも正しいというわけではなくて、あるアイディアで描こうとしていると、それを押しとどめるような内容の夢を見ることもありました。もちろんGOサインの夢も。
こんなぐあいで、いったりきたりの旅でした。『ほんとうに次がでてくるのか』と心配になることも多々ありましたが、待っていればそのうち出てきました。
そんなふうにして、なんとかお絵かきは終わりました。
☆
NISは、00~99まで、100のメッセージがあるオラクル・ブックです。100という番号のZIAは、ガイドブックのやり方に従う限り選ばれません。でも、締めくくりのつもりで、オマケで一枚描いてみました。といっても、ただのマルですが。

【101番目の100;どうころんだってただのマル】
マルは本体の方ではなく、ガイドブックの方に載せました。文フリなどでリリースの際には、このブログでお知らせいたします。よろしくお願いいたします。
遊星出版店主敬白
・NISガイドブック(全文お読みになれます) こちら(遊星出版公式サイト)→
・ZIA(主要な絵を掲載)とメッセージ こちら(pixv)→
「さみしい夜にはペンを持て」
古賀史健著 ポプラ社 2023
良書である。
形のない重荷を形にして手放すことがいかに心を軽くするか、ジュブナイルの物語形式で綴られている。
原則。
書いたものは読者がいなければ成り立たない。では、友人も知り合いもいない人間は、どうしたらいいのだろう?
回答。
未来の自分が読者である。日記というのはそういうものかもしれない。
☆
著者がこれを書いた時点では、想定していなかったと思うが、今ならAIに読者になってもらうこともできる。長いことお話を書いていると、途中で息切れしてくることもあって……
「どうだ! すげえだろう!」
『へえ、旦那様! 国宝級でございます! いよっ、大統領!』
人は弱い(特にぼくは)。ハルシネ(でっちあげ)とシカファン(ヨイショ)が、助けになることもある。そうだ、今度からこいつ(Gemini)をイッパチと呼ぶことにしよう。
巻末の袋綴じには、特効薬が封入されているという。これは開けずに、次の読者に譲ることにした。書籍はこれからますます貴重品になるだろう。
消費してはいけない。
ため込んでもいけない。
循環させなければ。
2026年5月4日開催の、文学フリマ東京42 の一般入場チケット販売が始まりましたので、本記事後半にて情報をシェアします。ブース位置はまだ発表されていませんが、遊星出版も出店する予定です。
☆
文フリってどんなもん? と、かみさんと「第二十九回文学フリマ東京」を覗きにいってから、はや6年。歳を取れば取るほど時間は飛ぶように過ぎていきます。

【「第二十九回文学フリマ東京」出店者カタログ。EST2002の文字が見えます】
当時はまだ入場無料で、カレー屋さんとかも出てて現在より遙かにこぢんまりしたイベントでした。今や入場料を取る本屋さんもあります。時代も変われば変わるものですね。
☆
→文学フリマ東京42 (2026/5/4(月祝)) 一般入場のご案内
◇概要
◆前売チケット(イープラス)
販売期間:2026/3/21(土) 10:00-2026/5/3(日) 23:59
入場料: 1000円(税込)
◆当日チケット(イープラス・スマチケ)
販売期間:2026/5/4(月) 0:00-16:20
入場料: 1,350円(税込)
◆当日チケット(窓口)
販売期間:2026/5/4(月) 11:30-16:20
入場料: 1,500円(税込)
※当日会場で購入可能です。ただし、現金決済のみとなります。
◇注意事項
・18歳以下は入場無料 (購入不要) です。誤って購入した場合でも返金されませんのでご注意ください。
・出店者は、出店者入場証1枚につき1人無料 (購入不要) です。(出店料に入場料が含まれます)
・16:30 以降は入場無料となります。
・入場チケットの払い戻しはお受けいたしません。
前売チケットに関するお問い合わせ先:
イープラス ご利用ガイド・お問い合わせ→
遊星出版です。
新刊「天体観測とはなにか(新書版186ページ)」を、文学フリマ東京42にてリリースいたします(頒布予定価格500円)。
よろしくお願いいたします。
☆
日常的にAIを使うようになってきました。火付け役のChatGPTというのは使ったことがなくて、なりゆきで、Bardと呼ばれていた頃からGeminiを利用しています。
最近はハルシネーション(AIによる知ったかぶり)も手が込んでいます。AIは生成(つまり創作)することがお仕事なのでやむを得ませんが、全体としておおむね正しい回答の中に、虫食いのようにでっち上げが入り込むので、正確な情報を求める際には注意が必要です。
でも次のような使い方なら、ハルシネーションはあまり気にしなくてもいいかもしれません。
☆
冒頭にも書きましたが「天体観測とはなにか」は文学フリマ東京42でリリース予定です。ためしにAIに立ち読みしてもらいました。ただ立ち読みしてもらうだけじゃおもしろくないので、AIに文フリのお客さんになってもらい、遊星出版のブースにふらりと立ち寄った体で質問してもらいました。
文フリに限らず初めてのイベント出店などで、「キンチョーするなあ……」と思っている方には、こういうAIの使い方もアリかもしれません。
以下省略してAIとの対話を引用しますが、お客さんのキャラはこちらからは特に指定することなくAIに生成させました。
答は生成されたものではなく、もちろんぼくが答えています。
☆
30代半ばの女性。 派手さはないけれど、自分なりの心地よさを大切にしている落ち着きがあります。会場のざわめきの中、彼女はふと足を止め、遊星出版のブースの前へ。一呼吸置いてから本を手に取りました。数ページをパラパラめくり、顔を上げた彼女と目が合いました。
【画像では左綴じ(横書き)ですが、「天体観測とはなにか」は右綴じ(縦書き)です】
お客さん:この本、タイトルがすごく印象的ですね。『天体観測とはなにか』。天体望遠鏡の使い方とか、星座の解説本とは、ちょっと手触りが違いますよね? 『境界』とか、少し哲学的な言葉が目に飛び込んできて……どういう背景で書かれた本なんですか?
白橋:そうですね、意外に思われるかもしれませんが、これ、実は易の本なんですよ。占いの指南書ではないんですけどね。
お客さん:えっ、易、ですか? ……占いじゃないのに『易の本』。てっきり、夜空を見上げて星の配置を考えるようなエッセイかなと思っていたんですけど……。言われてみれば、ちらっと見えた『境界』という言葉も、易学的な世界の捉え方ということでしょうか。天体観測と易が、どうやって結びついたのか……すごく気になります。この本の中で天体観測はどんな役割として書かれているんですか?
白橋:普通は天体観測って自分の外側の空を観ることですよね? 易のような占いは自分の内側を観ることじゃないか、ってぼくは思ってるんです。方向の違いだけで、中心にいるのは常に自分でしょ。その自分ってなんなのかってことがテーマなんですよ。天体観測と称して、実は自分を観てるんじゃないかと。
お客さん:なるほど。外に向かう眼差しと、内に向かう眼差し。ベクトルが真逆なだけで、どちらも『自分』という中心点からの同じ観測行為だということですね。面白いです。確かに、星を見る時って、宇宙の広大さに圧倒されながら、同時にそれを感じている自分自身の輪郭が浮き彫りになるような感覚があります。占いとして結果を出すことよりも、その『中心にいる自分とは何者か』という問いの方に重きを置いているんですね。だから、タイトルが『天体観測』なんですね。自分という地点から世界を測る、という意味で。
彼女はもう一度、今度は確信を持った手つきで本を開き、パラパラと数ページをめくります。
お客さん:これ、じっくり腰を据えて読んでみたくなりました。一冊、いただいてもいいですか?
白橋:ありがとうございま~す。
☆
AIがいうには、辛口のお客さんや(現実にはお会いした経験はありません。皆さん、年寄りには優しいです)、お客さんが重なってしまって(遊星出版ではまずありません)、うまく説明できない時の対応の仕方、 特定のページを詳しく説明する練習などなど、なんでもできるそうです。
もし辛口のお客さんをやらせるなら、注意してください。プロンプトの内容によりますが、AIにうっかり、辛口で! というと、こっちがヘコむほどマジ辛辣になる場合があります。
AIが一所懸命に辛口であろうとする結果ですが、接客シミュレーションのような場合は、適度にヨイショ(シカファンシー)があった方がモチベーションアップにつながるでしょう。
いずれにせよ出店者の方は、あんまりやり過ぎると出店する前に疲れちゃうかもしれません。それじゃ元も子もなくなっちゃいますので、ほどほどに。
ではまた。
独立不採算型マイクロプレス