遊星出版です。
新刊「天体観測とはなにか(新書版186ページ)」を、文学フリマ東京42にてリリースいたします(頒布予定価格500円)。
よろしくお願いいたします。
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日常的にAIを使うようになってきました。火付け役のChatGPTというのは使ったことがなくて、なりゆきで、Bardと呼ばれていた頃からGeminiを利用しています。
最近はハルシネーション(AIによる知ったかぶり)も手が込んでいます。AIは生成(つまり創作)することがお仕事なのでやむを得ませんが、全体としておおむね正しい回答の中に、虫食いのようにでっち上げが入り込むので、正確な情報を求める際には注意が必要です。
でも次のような使い方なら、ハルシネーションはあまり気にしなくてもいいかもしれません。
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冒頭にも書きましたが「天体観測とはなにか」は文学フリマ東京42でリリース予定です。ためしにAIに立ち読みしてもらいました。ただ立ち読みしてもらうだけじゃおもしろくないので、AIに文フリのお客さんになってもらい、遊星出版のブースにふらりと立ち寄った体で質問してもらいました。
文フリに限らず初めてのイベント出店などで、「キンチョーするなあ……」と思っている方には、こういうAIの使い方もアリかもしれません。
以下省略してAIとの対話を引用しますが、お客さんのキャラはこちらからは特に指定することなくAIに生成させました。
答は生成されたものではなく、もちろんぼくが答えています。
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30代半ばの女性。 派手さはないけれど、自分なりの心地よさを大切にしている落ち着きがあります。会場のざわめきの中、彼女はふと足を止め、遊星出版のブースの前へ。一呼吸置いてから本を手に取りました。数ページをパラパラめくり、顔を上げた彼女と目が合いました。
【画像では左綴じ(横書き)ですが、「天体観測とはなにか」は右綴じ(縦書き)です】
お客さん:この本、タイトルがすごく印象的ですね。『天体観測とはなにか』。天体望遠鏡の使い方とか、星座の解説本とは、ちょっと手触りが違いますよね? 『境界』とか、少し哲学的な言葉が目に飛び込んできて……どういう背景で書かれた本なんですか?
白橋:そうですね、意外に思われるかもしれませんが、これ、実は易の本なんですよ。占いの指南書ではないんですけどね。
お客さん:えっ、易、ですか? ……占いじゃないのに『易の本』。てっきり、夜空を見上げて星の配置を考えるようなエッセイかなと思っていたんですけど……。言われてみれば、ちらっと見えた『境界』という言葉も、易学的な世界の捉え方ということでしょうか。天体観測と易が、どうやって結びついたのか……すごく気になります。この本の中で天体観測はどんな役割として書かれているんですか?
白橋:普通は天体観測って自分の外側の空を観ることですよね? 易のような占いは自分の内側を観ることじゃないか、ってぼくは思ってるんです。方向の違いだけで、中心にいるのは常に自分でしょ。その自分ってなんなのかってことがテーマなんですよ。天体観測と称して、実は自分を観てるんじゃないかと。
お客さん:なるほど。外に向かう眼差しと、内に向かう眼差し。ベクトルが真逆なだけで、どちらも『自分』という中心点からの同じ観測行為だということですね。面白いです。確かに、星を見る時って、宇宙の広大さに圧倒されながら、同時にそれを感じている自分自身の輪郭が浮き彫りになるような感覚があります。占いとして結果を出すことよりも、その『中心にいる自分とは何者か』という問いの方に重きを置いているんですね。だから、タイトルが『天体観測』なんですね。自分という地点から世界を測る、という意味で。
彼女はもう一度、今度は確信を持った手つきで本を開き、パラパラと数ページをめくります。
お客さん:これ、じっくり腰を据えて読んでみたくなりました。一冊、いただいてもいいですか?
白橋:ありがとうございま~す。
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AIがいうには、辛口のお客さんや(現実にはお会いした経験はありません。皆さん、年寄りには優しいです)、お客さんが重なってしまって(遊星出版ではまずありません)、うまく説明できない時の対応の仕方、 特定のページを詳しく説明する練習などなど、なんでもできるそうです。
もし辛口のお客さんをやらせるなら、注意してください。プロンプトの内容によりますが、AIにうっかり、辛口で! というと、こっちがヘコむほどマジ辛辣になる場合があります。
AIが一所懸命に辛口であろうとする結果ですが、接客シミュレーションのような場合は、適度にヨイショ(シカファンシー)があった方がモチベーションアップにつながるでしょう。
いずれにせよ出店者の方は、あんまりやり過ぎると出店する前に疲れちゃうかもしれません。それじゃ元も子もなくなっちゃいますので、ほどほどに。
ではまた。
独立不採算型マイクロプレス

