夏の日暮れ。
「うつくしい」はあります。
「うつくしい」と思う自分がいません(ま。忘れてるだけでしょうが)。
この本に書かれているのは、自分がなくなると、「うつくしい」はもとより、怒りや不安が、きれいさっぱりなくなる、と、いうことでは……なさそうです。
不愉快もイライラもあります。
あらわれてはきえていきます。
道(タオ)の働き?
著者なら「エネルギーの収縮」というかもしれません。
喜びや心地よさ、怒り、イライラなどの感情はある。したがって、それらを感じる自分もまだある。だから、まだダメだ。なぜなら、自分があるのだから……というロジックに陥りそうですが、そうでもなさそう。
自分は実在しない。
それだけのことのようです。
目先の損得ではありません。
よくもなく、わるくもなく。
メリット、デメリット、エビデンス、コスパ等々というコトバで説明される世界からは推し量ることができません。
同じ世界なんですがね。
たぶん。
