なんでか演劇をからめる。

それが濱口竜介だと思うが、そんなコトはみんな知っているよね?



前作『悪は存在しない』は見逃したままだが…

この『急に具合が悪くなる』も、得意の演劇をフューチャーする。




女ふたりの友情。

そこに、演劇をからめるゆえ、3時間越えになるのか?



女ふたりの出会い、そのキッカケは…

黒崎煌代だった。


これまた得意の? 乗り物を使ったショット、路面電車。

そこからの演劇ワールドへと。




まあ、そこまでに30分ぐらいかけて、介護施設とゆう職場内の、議論、対立をやる。


そこも含めて、会話劇。




なんだけども、濱口竜介同様、エリック・ロメールに影響を受けたホン・サンスと、まったく撮り方が違う。


そう指摘するのも、ま、いまさらだよね?












歩いて、座って、会話して。

夜だったり、夜明けだったりの会話、そして光。


この光を使ったショット、魅せてくれるよね〜。

ホン・サンスにはまったくない映画的なショット。

実にいい。




だが、議論の部分はヲレからすると「そこイラネ」ではある。


それも当たり前といえた。

クソ真面目な濱口竜介に対して、こちらはどこまでもふざけた男ゆえ。



「お前のコトなんて知らねえよ」でしょうが…

わたくしとゆう人間は、説明すればこの映画の黒崎煌代みたいな人間。


よく言えば自由人か?


自由人? …そうだといいね。




にしても、ホワイトボードの活用が。

『真人間』からの影響ってマジ?



あと印象的なのは、やはり鳥の糞か。














見る前から、『PERFECT DAYS』のような予感があり。

それは、日本人がフランスで撮ったり、ドイツ人が日本で撮ったり、の共通点もそうたが。

「かっこつけすぎ」「理想的すぎ」な部分である。


ひどい観客になると「偽善的」とまでゆう。


それはしょうがないよ、監督が「善」を追求してるんだから。


これ、まちがってないですよね?






会話劇のなかに、サスペンスのある(しかし地味な)アクション…

立って歩くを描き、さらに身体を使ったコミュニケーションを描く。


黒崎煌代が、どう動くのかわからないおもしろさ。



日本語とフランス語の混ざった会話。


クソ真面目(インテリすぎる)な部分をのぞけば、「いいと思います」だ。







TOHOシネマズ上大岡にて鑑賞






















6月21日。



わたくしは行ってきましたね。

ザ・コレクターズ。


in クラブクアトロ渋谷。













ちょー楽しかった♬




それはそれとして、具体的にどんな風に?

セトリやら、MCやらが… よかったのかを書かねばならぬ。



誰にもたのまれてないけど、書く!


自分のために、とコレファンのために?


コレファンのために、なるのかねえ。





 …前置きはもういいから本題に入れよ!






1曲目、♪たよれる男。


コータローさんのギターが爆裂!

映像があるのなら、また見たい。けど、たぶん撮ってない!



2曲目、♬ぼくのプロペラ。


XTCリスペクト曲の最高峰。

この曲、4枚目のアルバムのリードトラックだけど…

この頃、つまり初期はXTCリスペクト曲多かった!



3曲目、♫裸のランチ。


加藤ひさしいわく、これシンプルな構成なんだよね、と。


言われて聴くと、「そう言われればそうだな」って。

大サビとか、転調とか、やり尽くした?

そんなんナシよ、の1曲。

2022年の『ジューシーマーマレード』収録。




4曲目、♪あの娘は電気磁石。


キタっ! って感じのイントロ、ザ・フー。


リーダーとコータローさんの、かけあい最高。



このね、冒頭の4曲だけで、もう満足した感あるの(笑)



いや、こっからさらに名曲の連発ですけどね!











クアトロ渋谷。

の店長だった… 高橋さん、オペチさんの、その。


定年退職なんすかね?

そうは謳ってないけども。




オペチのイラストっつうのがあってね…

ドリンクチケット(缶バッチ)にもそのオペチの顔があった。




途中、MCで…

さっき楽屋で「さよならオペチ」のビデオ撮った、って。

うっかりリーダーが口すべらせて、怒るコータローさん。


どうも… ライブあとにオペチに見せる、ドッキリ的な映像のつもりだったと(笑)


「(リーダーに対して)何年やってんの!」とコータローさん苦笑い。







まあ、いつものリーダーの、やらかし。

にしても…


いま65歳、少し顔も老けたかなぁと、思わないでもないけれど。

相変わらずの、若さ。加藤ひさし。


わたくしも、見た目若いね、そうよく言われるけれど…


お前のハナシは、いいよ!





MCも、よく思い出せないけど(泣)


まあ、いいでしょう(開きなおり)



どうでもいいハナシをすればね…

なんか周年イベントゆえのさ、クアトロにいつもと違うドリンク、酒コーナーがあって。

思わずヲレも、いいちこソーダ割りをオーダーしてしまった!



酔ったよね(終演後)



ほんとうにどうでもいいハナシてしたな。ハハハ。







あ〜っと、曲の続き書きますけど…


なんつうか、よくあるコトとゆうか、「今日は、あのアルバムからが多いね」って。


多いといっても、ま、2曲かな?


それが、いろんなアルバムから、なんだけども…


『東京虫BUGS』から3曲。


『夜明けと未来と未来のカタチ』から2曲。

『ピクチャーレスク… 』から2曲。


最新アルバムから2曲… だったか?


それと、『ジューシーマーマレード』からも2曲だね。




詳しいセトリは…

松本社長からのメール(FC会員向け)が届いたら、ここにも載せるつもりだけども。


後でね。



【追記】
さっきメールが届いたので、最後に貼りました




わたくしの大好きな、♬ヒマラヤ、そして♪シルバーヘッドフォンを…

中盤あたりで演ってくれたのがサイコーすぎる!(泣)


マジたまらん!





ファーストから、♫プ・ラ・モ・デ・ル、かな。

それから… えーっと…

オペチの好きな? ♪あてのない船。これは5枚目収録。




あと、♬明治通りをよこぎって、などももちろんよかった。



【追記】
♪あてのない船、からの連想で… リーダーが「♬沈みゆく船、じゃなくてよかったかも」と一言。








いちいち書いていくのが面倒なので…

もう、省略しますよん。




コータローさんが歌ったのは、♬青春ノークレーム・ノーリターン。


後半、♪Tough、♬Million Crossroads Rock、鉄板、定番での盛り上がり。


いやあ、サイコー!





アンコールは…

ん〜(必死に思い出してる)、あ〜…


そうだ! 新曲を披露したんだった!(叫)



アンコールでやるくらいだから、ノリノリの上げ曲で、もう最高。



そこから、さらに2曲やってくれて大満足。


グレイト!






8月のね、渋谷公会堂(とは今言わない)でのライブもさあ…

仕事をむりやり休んで参加するつもりなので、ちょー楽しみ!





ま、こんな感じで。






SHIBUYA CLUB QUATTRO 38th ANNIVERSARY “Our Chef’s Choice”
2026年6月21日(日)渋谷クラブクアトロ

01. たよれる男
02. ぼくのプロペラ
03. 裸のランチ
04. あの娘は電気磁石
05. This is a true story
06. マイチェルシーブーツ
07. 明治通りをよこぎって
08. プ・ラ・モ・デ・ル
09. ヒマラヤ
10. S・P・Y
11. シルバーヘッドフォン
12. 希望の舟
13. あてのない船
14. 青春ノークレーム ノーリターン
15. インスト
16. Tough
17. MILLION CROSSROADS ROCK
18. グレート アメリカ
アンコール
01. 新曲
02. NICK! NICK! NICK!
03. ロックンロールバンド人生













  








驚くコトに。


松浦理英子作品を読むのは… 30年ぶりだ。



あっそう。









『今度は異性愛』ときた。


て〜コトは、その前は?


この小説内では、いままで、つか、いまも素人だが…

かつては、ボーイズラブの小説を書いていた、松浦理英子と同世代の女性が主人公。


ボーイズラブ。


そこも、あっそう、とゆうか、ふ〜ん、ではある。






ともかく。


素人小説家。趣味の。男の同性愛。

とゆう、微妙なズレ(作者自身との)をはらみつつ。


今度は異性愛?


いや、おもしろかったですよ。



メタ・フィクション的ではある。

書くコト、小説内小説。


素人だけど、彼女の書く小説のファンもいる。




小説について、とゆうより…

性の嗜好についての、「わたしは◯◯が好きだけど」とゆうような、やりとり、あれこれがあり。

主人公は、コロナ禍での生活、現実を生きつつ…

回想と執筆をする。



なんとゆうか、風通しがいいのね。



エッセイ、あるいはブログでも読んでるような感じがする。


偽エッセイ。


メタ・フィクション風。





ところで、ボーイズラブを…

映画なり小説なりマンガなりでやられると、こちら(男)としては、ちょっと距離感がねえ、とゆう。


 …正直に言えばいいってもんじゃない!




「あたいも男は好きよ」と、あわててつけ加えたトコロで逆効果だろうが…

かつての松浦作品『ナチュラル・ウーマン』の、女同士の物語。

女性からすると、どうなのだろうか?


ま、そこはいいか。



今度は。

ですからね。ベースは、同性愛。


当たり前だろ。





そこで問題になるのは、自分自身のセクシャリティ。


この小説の主人公は、自身が女性であるコトに、違和感が少し(orかなり)とゆう心理を。

サラッと、かつ、詳しく書く。


それが、こちら(男)としても、なんかおもしろいなあって。




松浦理英子の良さ。

それは… って、お前が語るなですけどね。

平易のようなんだけど、絶妙な…

文学、文章を書ける、堂々たる冷静な客観性にあるのかなーと。



















初の時代劇。



原作は、米澤穂信。


って知ってますか? よねざわ… ほのぶ、ですよね?


わたくしも、彼の小説は…

読んだコト、あるような。ないような…

 
んあ、ん?


ま、そこはどうでもいいよね。






黒沢 清の新作が、最近の小説を原作にした時代劇だとゆう前情報。


主演は、モックン。is 内田裕也ファミリー。


さらに、『Cloud』からの… 菅田将暉連投。





予備知識は、そんなもんでしたが、戦国時代のハナシで、アクション爆発する合戦シーンは…

なくもないけど。


少ししかない。



そこは予想通り。



黒沢 清のコメント、「刀ではなく言葉」の映画だ、を。

事前に聞いていたゆえ。





言葉ねえ。


そりゃあ、セリフの応酬かって?

そう思うよね。



そこは、ま、確かにそうなんだけど。


「ハイ、人が死にましたよ」、で、殿=本木雅弘を中心に皆が右往左往。

 
「織田軍が攻めてきたぞ!」で、殿が率いる荒木軍が夜討ちをかける。




モックン自ら弓など弾く。当たる、死ぬ。とゆう。



その… 小刻みに、殺しが描かれて。



菅田将暉は、モックン城の地下牢のなかで、探偵のように「真相は…」的な言葉をゆう。



二度三度、ゆう。



テムポがいいといえば、いい。



とゆうか、格調高い。全体。


具体的に、どこが?


ヲレに、そうゆう指摘出来ると思う???





黒沢 清。黒牢城。黒田官兵衛。

黒の映画?



おもしろ名作かもしれないね。


格調高い感じするし。











ラストに、いろいろ決めてくれる。


対決があって、旅立ちってゆう展開。




その対決がねえ…


政治、宗教色の強めな言葉を吐きつつ、長回しでカメラは動き、多少のアクションをまじえる。



にしても…

やっぱり上品だよね。


トビー・フーパーは、下品だからおもしろいワケで。


いきなりそんな名前を出すな。


 …すんません。リチャード・フライシャーならよかったですかな?













「黒沢さんらしい、空間と動線の演出」。


これは、佐々木浩久さんのツイッターでの『黒牢城』評。

リチャード・フライシャー的な、ジャンル映画に奉仕する、職人の仕事だと。




ともかく、室内シーンでは、襖や障子、つまり扉が強調される。

人の出入り。


廊下を走る、侍。

会話があり、歩いて移動するアクション。



野外での、長回しをやりつつ、集団の動きの演出が冴える。



そして、もっとも印象的なのが…

時代劇ゆえの、立っていたかと思えばいきなりしゃがみこんで土下座したりするアクション。

なにかってゆうと、殿に対してすぐしゃがみこむの。


それは、よくある仕草ゆえ自然とゆうか、気にもとめない動きではある。


なんだけども、この…

会話の途中で、立ったり座ったりを、当たり前たけど、椅子のない空間でやる。

畳だったり、廊下だったり、野外だったり。


この「普通のアクション」が効いているのね。


もちろん、そのアクションだけ見れば別におもしろくないけども。


黒沢 清得意の、人物の動き、移動=動線を会話のなかに導入する…

その進化形を見た感じですよ!












座りながらの会話でも…


殿相手だから、やたらと頭を下げるのね。



で、殿=本木雅弘は、映画のなかで出ずっぱり。



必然、青木崇高やオダギリジョーたちが…

例外なく、いきなりしゃがみこむ、頭を下げるアクションを連発。














あ、地下牢のハナシをするの忘れてました!



まあ、見ればわかる黒沢 清的な空間。


「そんなのありかよ」ってくらいに、広い。



そして、今回、床がなぜかデコボコしている(笑)





中盤で、菅田将暉が、『CURE』の催眠術みたいなコトをやってくれる。



ん〜、『CURE』における、萩原聖人と役所広司の対決シーンはねえ。

薄暗がりの病室(牢屋)、あれはもちろん、『羊たちの沈黙』や、『エクソシスト3』の引用とゆうか、影響ですよね。


そして。

あそこでブチ切れる役所広司の演技は、確実にトビー・フーパーの影響!




今回、さっきも書いたように、あそこまでイッちゃった…

爆発的テンションはやってません。


ところどころ、キレたり怒鳴ったりはするけれども…



吉高由里子とモックンの対決シーンも、上品にまとめてるしねえ。



まあ、そうゆう映画ですよ。





だから、その…

地味ながら、おもしろい。


格調高い。上品。





 

TOHOシネマズ川崎&丸の内ピカデリーにて鑑賞









      エドワード・ヤン









さっきね、『エドワード・ヤンの恋愛時代』は…

脚本もおもしろい。演出も、さらにすごすぎるって書きましたけどね。




そのあと撮った『カップルズ』もすごかったし…

この遺作の『ヤンヤン 夏の想い出』も、すごい。




じゃあ、どうすごいのかってハナシをしたい、けど、ヲレにできるのか?

って。






いつものように。


また、だらだらした… しょうもない書き方になる予感。













群像劇ですよ。これも。

それは毎度とゆうか、『台北ストーリー』はそうでもなかったけど、他のエドワード・ヤン作品みんなそうかも。



で、『ヤンヤン』は…

家族それぞれのハナシをやるでしょ?


親父(NJ)、娘(ティンティン)、息子(ヤンヤン)

妻と、その母親(ヤンヤンの祖母)












物語は、NJの義理の弟の結婚式からスタート。


そこからいろいろある。

さっき書いたような… NJファミリーにおける、揉め事。事件。


それを見て、おもしろいなあと思う観客。




それでね。

わたくしのようなバカ観客はね、「あ〜、すげえおもしろかったなあ」って思ったそのあとで。

すぐ忘れるとゆうかね。

「どんなハナシだったか」を、説明できなくなるのよ。


それは、わたくしがバカだとゆうせいもある。


けれど、エドワード・ヤンの作劇の見事さ、ちょっと言い方わるいけど騙し絵のような完成度の高さもあるワケですよ!


群像劇。

だから、いろいろあるけどシンプルとゆうのか。


まず、全体の構成。



義弟の結婚式からスタートする物語。

最後は、祖母のお葬式で作文を読むヤンヤン、とゆう韻を踏んだ構成。



結婚式、お葬式。

それは印象的だから、おぼえてたりするけど。

冠婚葬祭の儀式。



小津安二郎の映画を思わせるけど、エドワード・ヤンいわく…

「小津は意識してなかった」って (マジ?)













義弟の揉め事、NJの初恋アゲイン、高校生の娘の初恋、小学生ヤンヤンのさまざまなエピソードって。

じっくりと、かつ、スッキリわかりやすく展開する。

わかりやすいですよ。


なのに、もう揉め事とか多すぎて、見たあと「なんのハナシだったっけ」ってなる!




わかりますか。



男女の揉め事。

NJの初恋アゲインと、仕事の揉め事(イッセー尾形との絡み)

娘の初恋は、結局殺人事件で幕をとじる。



これね。いつもの、と言っていい「殺し」の導入。

エドワード・ヤン、「殺し」の映画監督にして、人間ドラマの作家でもある!















義弟は、結婚して、子どもも生まれるけど、元カノと揉めに揉めて…

それキッカケで、おばあちゃん(NJと同居している)が倒れて、意識不明、寝たきりになる。



NJの妻は、苦悩の果てに、山ごもりする(新興宗教絡み)












さて。

「妻の山ごもり」、ヲレはこのアイデアを… あとからかんがえたとニラんだんですが。


NJの初恋アゲインと、発想としては、どちらが先だったのか???


エドワード・ヤンに訊いてみたい(泣)





夫の初恋(相手との再会)をやるとすればさあ。

当然、妻の存在がジャマでしょ。


エドワード・ヤンは、そこで「新興宗教にすがる」とゆうアイデアを思いついた、とかんがえますが…

もちろん、ホントはそうじゃなくて。


妻がいなくなった、NJは… 初恋の相手と再会して、日本でデートしたりする、と。

あとから思いついたのかもしれない。











だらだらしてきましたね。


ズバリと鋭い指摘とか、出来てませんね。

しょうがない。いつものコト。


ん〜、ん〜…

そもそも、『ヤンヤン 夏の想い出』の最初の発想はどの辺だったのかなあ。


家族。

それぞれのハナシをやるって?



親父の初恋アゲインと、娘の初恋、そのカットバック…

つまり、同時に描写するのが凄いって。

前も書いたんだけど、途中で「これをやろう」って思いついたんですかね?

まあ、そうか?












カットバック。

ふたつのハナシの同時進行は、なんてゆうか、見やすいのね。

あっちのハナシ、こっちのハナシって。

混乱さえしなければ。




ハナシは、NJの義弟の結婚式からスタート。

また、そこに戻るのかよ(泣)


このあと、ってゆうか。

ここで、いきなり揉め事が起こる。

義弟の元カノ、そして祖母。


ヤンヤンは、女の子から軽くいじめられる。


子どもであるヤンヤン。親父のNJがヤンヤンのそばにいる。


で、結婚式が続いている、そのとき…

NJの初恋の相手と、再会する。


しかも、エレベーターが開いて(笑)















エレベーターだったり、「殺し」の導入だったり。

エドワード・ヤンも、けっこう同じコトやっている。


だけれども、作品全体としては、毎回ちがう。

小津のように、いつもおんなじ、とは言われない。













NJ。ヤンヤン。義弟。

男、男の子のハナシ。


もちろん、その相手は… 妻なり元カノなり、初恋の彼女とか。

すべて女性。

女性からの視点、「あなたは昔からそうなのよ」などの、言い分を描いている。


なんだけども。

中心は、重心は、あきらかに男にある。


おっと、ティンティンは女性でした。


NJの娘のティンティン… その男関係の描き方。

そこは…

幾重にも人物の相関、揉め事を張りめぐらせていて。


単純ではない。


ですよね?




しかし、わかりにくいワケではないから…

何が起こっているのか、観客は混乱しない。





具体的に書けば、NJファミリーの隣家の娘がいて。

その娘に彼氏がいる。


NJの娘であるティンティンは、隣家の娘と友達。

いろいろあって、ティンティンは…

隣家の娘の彼氏とつきあい始める。













NJには、もちろん妻かいて。

その妻が、新興宗教絡みで山ごもりする(NJと別居する)

その隙に、NJは、初恋の相手と再会して、いろいろある。



少年のヤンヤンも、たぶんある女の子が好きで。

その女の子目当てで、水泳の練習したりする。


しかし、そのヤンヤンの心理、気持ちは、明快には描かれない。

エドワード・ヤンは、ヤンヤンのアクションを描くだけだ。


風船。

写真。

プール。



もちろん最後には、「おばあちゃん。僕も年をとったよ」と作文を読むけど。












男と女の揉め事の他に。

NJの仕事のハナシがあって。



日本人、イッセー尾形とNJの交流がある。




イッセー尾形は、「僕はマジシャンになりたかった」。「君に手品を見せてあげよう」と言って。

居酒屋で、NJにトランプの手品を披露する。


「驚いたかい? …でも、これは手品じゃないんだ」とゆう。


魔術師エドワード・ヤンの種明かし?



とゆうか、「これは手品じゃないんだ」とゆう告白。


すでに起こったコトがある、それを見て認識しているから、僕にはこうゆうコトが出来るのさ。


マジックなんかじゃない。そう宣言する。












さらに、エドワード・ヤンは…

NJの娘=ティンティンに向かって、彼氏の口を借りて、

「映画は人生を3倍楽しくする」と宣言する。



「映画なら、殺しも楽しめる」とは言わないが…

そうゆう意味にもとれるセリフをゆう。





こうした優れたストーリーを、またしても驚異的な演出力で描くから、こちらは「やられた」と。

降参するほかない!














冒頭の結婚式のあと。

自宅マンションに戻ったティンティンは、引っ越してきた隣家の人たちと挨拶して。

高層階の窓から、下の地上を眺める。


この俯瞰ショットもいいが、そのあと随所で連発される…

ガラス越しのNJ家の、あるいは隣家のショットの素晴らしさ。




ガラス。

それに、映り込む光の明滅。











他にも、大きな樹のショットなんか冴えているけども。



書いておきたいのが…

NJの初恋アゲイン、それとティンティンの初恋のカットバックにおける、対称的ともいえるふたつのショット。



まず、神社でデートする、会話するNJたちが…

ゆるやかな下り坂を、画面奥に向かって歩いてゆくでしょう?



それと対称的なショットがね…

ティンティンの場合は、そのー、彼氏とホテルに行ったはいいが…

1人夜道をトボトボ歩いて帰るハメになった。

そのティンティンが、これも下り坂だったと思うけど…

画面の奥から、手前に向かって歩いてくるんてす。


さりげないとゆうか、あからさまではない。

けど、対称的な…

親父(たち)と、娘のショット。


素晴らしいよね。



ティンティン、この夜道のあたりは『台北ストーリー』の侯 孝賢を思わせる。



「映画とちがって僕らは殺人をしたりはしない」

そう言っていた彼が、まさかの結末。





NJの初恋相手は、NJに見切りをつけて去る。

その場面は省略するけど、その前に、彼女も心情を語る。



NJと妻は、何事もなかったように元に戻る。
 

おばあちゃんの死。












その直前に見た、ティンティンの夢。


その夢が、観客には衝撃であり、ティンティンにとっても救いになる。



締めくくりはヤンヤンの作文朗読(泣)


「僕も年をとった」って。









新文芸坐にて鑑賞













   『牯嶺街少年殺人事件』の頃のエドワード・ヤンと仲間たち






いよいよ、もうすぐエドワード・ヤンの長編デビュー作『海辺の一日』が公開になる。


わたくしは、まだ見てないワケですけどね。


これを見ないと、エドワード・ヤン論なんて書けませんよ!

当たり前だけど。



まあ、それでも…

エドワード・ヤン論みたいなモノ、すでに書いてるけどね。

ヲレ。



まあ、何を書いたか?

忘れてますけど!





どうでもいい。

ロクなコトは書いてないに決まっている。


問題は、これから!


そして… いまね。いま、エドワード・ヤン論を、ちゃんと書けるかってね。


急にそんな… ちゃんとしたモノが書けるとも、思えませんけどね!






前置きはいいから、『恋愛時代』のハナシをしろ。




 …オーケー。




長編としては、5本目になる『恋愛時代』。

前作は、もちろん『クーリンチェ』。これは、近過去の青春群像劇。

大人も出てくるけども、少年と少女の悲しき青春映画といえた。


そこから3年おいて、エドワード・ヤンが撮ったのが『恋愛時代』。


この邦題、ちと恥ずかしいけど、たしかにそんな内容だから、あまり文句もいえない。

『クーリンチェ』同様に、多数の登場人物による群像劇で、しかも…

おもしろおかしく作っている。









そんなコト、見ればわかるけどさあ。

『クーリンチェ』が、おもしろおかしいハナシじゃないコトは、わかりますよね?


シリアス?

つまり、真面目な人たちに受けるような重さが少しある。

なんだけども、じゃあ爆発的に受けたかとゆうと、微妙ですよ。



なんであんまり受けなかったかってゆうと、エドワード・ヤンの演出が高級だからですよ。

わかりにくい、ってトコロまでいかないんだけど、あきらかに、「バカにもわかる」ように作ってませんよね。


まあ、バカって書くと差別的だけども、とにかく…

頭のいい人ならば、わかるよなあ。って感じですよ。



高級ってねえ、言ってみれば…

押しつけがましさ、大袈裟なトコロがないってコトだから、バカにはわかりにくい。


エドワード・ヤンは、何が起こったのかをやや唐突に描くでしょう。

心理も描きますよ、だけど… アクションのスピードが心理をこえている!

って言っていいのか。うーん。



「いや、少女が殺されたのはわかるけどさ。だから何なの?」ってゆう感じ。


殺したほうが、「ついカッとなった」のはわかるけど、わかりやすい悲劇として描いてませんよね。

もちろん、そこがいいワケだけど!





『恋愛時代』。


いきなり出てくるのが… バカっぽい劇作家ですけど、誰もこの演劇人(人気者とゆう設定)をエドワード・ヤンの分身だとは思わないでしょう。

たけど…


いきなり出てくるトコロ含め、意外にこの演劇人、エドワード・ヤンその人っぽいなとわたくしは思いましたね。


「エドワード・ヤンの分身は、むしろ小説家のほうだろ」

って、いま思ったかもしれませんね。


いや、それはそうでしょう。

演劇人と小説家。


このふたりとも、エドワード・ヤンの分身だと思う。



これ、コメディではないけども、おもしろおかしいとゆうね。

ドタバタ的なトコロもある。

それを演じるのは、バカっぽいキャラクターですね。



なぜドタバタ的なケンカを演じるコトになったのか?

それは、策略としてウソをつくキャラクターかいて…

彼のウソに、バカっぽいキャラクターがだまされたから。

だから、そのウソによる誤解がとけたら、ケンカしたふたり、意気投合してましたよね。


いろいろと、めまぐるしく展開するスピード感ゆえ、おもしろい。

その展開の合い間合い間に、言葉が…

格言風に挿入される。




それで… 


これコメディではない、さっきそう書いたけど、シリアスな方向に落とし込まないじゃないですか。


たとえば小説家が…

占いの通りに事故にあっても、ケガもしない。


まあ、この辺はほぼコメディかな。





で、ラストに。

ハナシの中心にいるカップルの… 男の、父親が、最後、死ぬのかなと思いきや死なないしねえ。


盛り上げる風、ドラマを。

そのあと、あのクライマックスですよ。


まあ、いまの男の… 同僚がクビになる展開は、シリアスではある。



その同僚絡みで、ふらっと登場する子連れおじさんがさあ!

何もセリフはないけど、「助けてください」とゆうキャラクターなのもシリアス風。

「世の中キビシイ」とゆう当たり前の設定。

なんだけども。



財閥のお金持ちである男女のカップルがいて。

「婚約はしてるけど、まだ結婚しない」とゆう、どっちにころぶかとゆう軽いサスペンスをやるのと同時に。

姉は、「別居してるけど、まだ離婚はしない」とゆう、これまた、どうころぶのかわからないシチュエーションを展開する。




ハナシの冒頭、なぜ演劇人から始まるのかといえば…

別居中の小説家の作品を、演劇人がパクったうんぬん…

からの、「チチ(女性)、ちょっと小説家のトコロに行ってきて」とゆう設定で。

チチと、小説家の出会い、からのドラマをやる。











さっきから、だらだらと書いてますね。

なにが言いたいのか?

ん〜、ハナシが(脚本が)おもしろいってコトかなあ。



得意の「殺し」を封印して、コメディ方面にふった作風。


おもしろおかしく。

恋愛、仕事。

うまくいく、失敗する、出会う、別れる。

その見事さ。



そして、言わずもがなですけど、演出がまたすごいですからね!



あのー、作劇として、会話劇じゃないですか。

人と人が、会話している。

その連続ですよ。



ホン・サンスなんか、平気で会話をただ撮るでしょう。

エドワード・ヤンは、そうじゃなくて会話劇を映画的におもしろく撮る!




もちろん、そこでメインの武器は… 光と影。
  

夜の暗さ。


『クーリンチェ』だと、懐中電灯もってたりしたけども…

暗さとともに、シルエットでキャラクターを撮る。











前半、プールサイドでの、女性と女性の夜の会話を撮る。

そこでのタバコの見事さ。


ここを見逃す観客は、さすがにいないですよね。




まあ、暗さのなかのシルエットは、以前からエドワード・ヤンの得意技。


今回、冒頭のローラースケートやら。

突然の回転とか…


あとなんだっけ、まあいいや。


とにかくやっぱり、タクシーのなかの会話劇、その照明がすごすぎる!













クルマを最初に出すのは、昼間でしたね。


↑のほうに貼ったけど、会計コンサルと財閥女、そのやりとり。


昼間はね、まあ普通に車での会話を撮っているけども。

夜の… あの見事さって、でもなかなかわからないですよ!


窓の外から、光をあてたりあてなかったり。


いやあ、あんな夜のクルマの撮り方をするのはエドワード・ヤンだけ!

そう言いたい。



光と影の魔術師。












さっき書いたけど…

ハナシの中心にいるカップル、その人たちと財閥女は同級生。


この財閥女が、同級生の男といろいろあったすえ…

唐突に寝ちゃうのが、またおもしろいけど。



ふと思ったのは、この財閥女だけ見れば…

長編第2作『台北ストーリー』の、女主人公に似ているようなね。

いや似てるワケじゃないけど。


その〜、男と別れたり、いろいろあったりする、でもあんまりハッピーじゃないってトコロですよ。

あんまハッピーちゃうの。



『台北ストーリー』の女主人公は、男の主人公(侯 孝賢)とちがって、悲劇的な結末ではないですよね。


でも、彼女がハッピーかとゆうと、それはどうなのってゆう。



『恋愛時代』の財閥女も、ハッピーには見えない。

さすがのエドワード・ヤンも、「これが新しい女性のハッピーな物語」を提示するコトはできなかったかと。



とはいえ。


『恋愛時代』のラストもビックリするけど…

『恐怖分子』のラストも、『カップルズ』のラストも、ビックリするでしょ?



見事すぎる。




あ、『恋愛時代』と続けて、『ヤンヤン 夏の想い出』も見たけど…


そのハナシは、稿を変えて!








新文芸坐にて鑑賞
















「刑事ワシントン・ポー」シリーズ、第5弾。



シリーズものゆえ、われわれ読者にはおなじみの登場人物たちが、いつものように活躍する。



刑事が、犯人を捕まえる。

そうしたエンターテインメント。ミステリー小説。




そこで、「今回はどんな犯人像でいくか」、さらに「どんな犯罪を編み出し、謎をどう仕掛けるか」を、作者のクレイヴンはかんがえて。

その、構築された細部、キャラクター像などを提出する。



殺す犯人と、殺される被害者。


殺される被害者が、たくさん出てくるのに… 驚きはしないものの、その物量作戦がやはりおもしろい。



殺害予告、からの警察の警備があって。

その警備むなしく、人が死んでいく。


おもしろい。





いま、はっきり「おもしろい」と、そう書いたが…

はじまって、4分の1ぐらいまでは、それほどでもないとゆうか。

おもしろいんだけど、なにか… ワクワクしないな…

そんな感じ。



とゆうトコロへ…


【ネタバレ】的なコトを書くが…



残酷に人を殺す犯人が、刑事ワシントン・ポーたちにわざわざ電話をかけてくるのだった。

自ら「おれが犯人だよ」と電話する。

犯人現る!


これで、ワクワク感がガン決まり!



小説がドライブする、エンジンかかる。

おもしろいね〜。






思えば、シリーズ第2弾の『ブラックサマーの殺人』も。

最初から、犯人が登場して、刑事ポーと対決、対立するのであった。



図式的ともいえるが、この単純な勧善懲悪の構図。

その強力さ。


エンターテインメントに振った、潔さ。おもしろさがあるといえた。







この『ボタニストの殺人』の犯人像は、いいのか悪いのか、よくわからない。

ありきたり、ともいえるし、なにか弱い気もするが、まあいいか。




さっきも書いたように…

殺害予告して、警察が動いているのに、犯行が成就する。

そこに、「どうやって殺したのか」の謎、そのおもしろさがあり。

密室トリックをやったりもする。

いんじゃないすか!




ポーと、その仲間たち。チームと…

犯人の対決。


その間に割り込まされてくるキャラクターもいる。

単純ではない。


が、単純な構図の良さ(勧善懲悪)があって、物量作戦的な厚みがあり…

多少のツイストがあると。



といっても、読んでいて…

「途中ですでに犯人を堂々と出しちゃってるからなあ」と、思いもした。


つまり。

クライマックスで、ものすごく盛り上がるとかはないんじゃないか?


そう思ったワケだが、そこに!

クレイヴンは、違う種類の読者サービスを投入する。



それは、それも…

シリーズものによくある展開ではある。


そのサービスが、どんなサービスかは書かないが。






さて、次は第6弾を読もう。









2025年作品。




具体的に、なにが起こるのかは知らないで見たけれども。


後半、なにかが起こると。




そう小耳にはさんでいたら。


「おっ! 始まった」みたいな展開、来ましたね。











ネタバレ厳禁?


衝撃の展開!

って… その宣伝文句もネタバレだよなあ。





ともかく、後半、突如として、でもないんだけども…

「来た、来た、来たよ〜」っとゆう、地獄がはじまるので、おもしろくなるんです。





うん、俺も見たから知ってるよ、ならいいんですけどね。


『シラート』の、あれやこれやを、わたくしは遠りょなく書くけれども!







ちょっと待てよ。


いつものように、偉そうに能書きを書いておくかな。




バカのくせに、能書きたれる悪いクセ。


軽く読み流して!








あのさあ、「おもしろい」ってゆうのはね、「くだらない」と、ほとんどイコールなんだよ。



かんたんにゆうと、おもしろいってコトは…


意表を突いた反常識だからさ。


頭のいい人は、いともかんたんに、おもしろいコトを言ったりやったり出来る。




中島らもさんが、昔言ってた… 手術台の上でコウモリ傘と…なんちゃらが出会う… あの…


要は、ありえない組み合わせですよ。


そうした方法論。






それが、なぜくだらないか?


リアルじゃないからね。











『シラート』でいえばね。


リアル路線で、前半は展開するのね。



しかも、異質な人同士の組み合わせをやる。





レイヴ・カルチャーを生きる快楽主義的なグループと…

どう見てもカタギの小太りなオジサンの家族を、組み合わせる。



異質な人たちの、出会い。


からの、友情を… 砂漠を走るクルマ、道なきロードムービー風に描く。





えっと、セルジ・ロペスですか…


小太りなオジサンは、娘を探していると。それは…

物語の最初から。



まあ、ありがちな設定だ。それはいい。







そして、オジサンにはまだ小さい子ども…

男の子もいっしょにいる。



これがね、「え… なんで?」と、思わないでもない。




作劇として、オジサン1人で娘を探してもいいじゃないかと。

なぜ男の子もいっしょなんだろうと。




でもまあ、特におかしくもないしね。「それ、変でしょ!」とゆうワケじゃあないので。





オジサンと、レイヴ集団が…


クルマで砂漠をひた走るうちに、仲良くなる。


友情。

 


ここまで、物語としては「行方不明の娘を捜索する」で、ひっぱっている。



その流れから、意表を突くカタチで、例の男の子(と飼い犬)を…

クルマごと崖から突き落とすのね!



誰が?


監督、脚本のオリヴェル・ラシェが。



よ〜し、はじまったあ!


って、喜ぶのは、わたくし。



まさか、男の子を殺すとは予想してなかったよね。


そこから始まる地獄。


イコール、極限状況。












映画なら、地獄もおもしろい。
 


だって現実じゃないからね。







う〜んとね、別にね、伏線でもなんでない演出だけどね…


男の子が、1人で目を覚まして、起き上がるってシーンがありましたよね。


別に変じゃない。


けど、あとから思うのは… ちょー微妙な違和感あったなって。



「このあと、この男の子に何かあるよ」って、そうハッキリとはいってない。


いったら観客に驚きがないから。



でも、「何かあるよ」は、軽く予告するとゆう、これもよくあるといえばよくある手法。演出。




  


男の子がクルマごと崖から落ちて、セルジ・ロペスは半狂乱。


ふっと、1人砂漠を放浪する。


そこでは、結局何も起こらない。




「あれ? なんも起こらんのかいな」と、そう思っていると…


のちのち地獄の地雷ゾーンがとゆう。






まあ、あんまり活劇的ではないんだけども、爆発の音響もいいしね…


セルジ・ロペスが、突如スタスタ歩くのも意表を突いてるしね。



ここは、おもしろい。








そこからは、仏教的な展開なのかなあ?


「どうでもいいよ」の執着しない感じに救われるとゆう。


死にたくない、に執着するな?




死、恐怖。

それ、どうかんがえてもイヤとゆうかさ…

恐怖は、危険アラートですよね?


危険が迫ってる、その状況で、死なないように、痛みと恐怖が設定されている人間の身体。



当たり前だけど、でも、恐怖も痛みもイヤなもの。


だけど…


映画はさ、恐怖も娯楽でしょ。


そんなコトは、みんなわかっている。


映画を見るだけなら安全。







オリヴェル・ラシェは、映画の前半を、娘の捜索と砂漠のロードムービーとして描く。



後半、意表を突いて…

男の子の墜落、その衝撃から、突如、地獄がはじまる…



びっくりな展開。






オリヴェル・ラシェ、先に「地雷地獄」をやろうと思ったのか?



それとも、「男の子墜落」を先に思いついたのか?





知らんけど、まあ「地雷地獄」が先な気はするよね。




う〜ん…

とにかく、後半の展開はおもしろい!





そのね、徹底的にエンターテインメントじゃあないけれどもね。


地獄。


恐怖、爆発、地雷… はよかったですよ。




これをして、「工夫しておもしろくしている」と、評していいのか?




だとするなら、チェン・ユーシュン『霧のごとく』の、工夫しておもしろくしているのと一緒ではある。




ま、『シラート』と『霧のごとく』、何の関係もないので…


どっちがいいも何もないけどね。


「ちゃんと工夫しておもしろくしている」ってのは、いいよね!


とゆうハナシ。







われわれ大衆はさあ、「おもしろけりゃいいじゃん」だけども。


インテリ層は、「くだらない娯楽映画なんて興味ねえよ」だったりするのね。



チェン・ユーシュン、そしてオリヴェル・ラシェは…


娯楽の要素を、映画に投入する。



それは、かなりに、だったり、ある程度、だったり。






        チェン・ユーシュン『霧のごとく』







『霧のごとく』にも、死があって、悲しくて、ベタな泣かせを堂々とやるけれども…



あのラストには、希望がなくもない、いや、あるとゆう感じだったなあ。



あそこも、工夫してさあ、観客の意表を突くでしょ。




人によっては、「あのラストは?」らしいけど…


あれこそがチェン・ユーシュンだろう!


どこまでも観客サービスする男。








『シラート』は、地獄の極限状況から脱出できた…


セルジ・ロペスと、あと2人に最後、希望は見えたのか?



娯楽映画ならば、観客に希望を与えるけどね。





そこをオリヴェル・ラシェは、「いや、これエンターテインメントちゃうんで」と言いそうだな。



それはそれで、アリだ。

別に、エンターテインメント映画でなくてもいいよ。


おもしろ要素は入れる、けど、娯楽に徹するワケちゃうで〜、みたいな?



現実世界は、天国でもあり地獄でもあるよ、と。


その、リアルな天国、あるいは地獄を、うまく組み合わせた映画。




いや、そこは『霧のごとく』も、地獄のような過去の政治的弾圧を正面からとりあげて。


なおかつ、徹底的にエンターテインメントしていたよね。


チェン・ユーシュンの、サービス精神が凄いってコトだなあ。




政治的弾圧。殺される、殺す。


ふたりの男。


主役には、少女を設定する。




もう1回、『霧のごとく』見るしかない。








          チェン・ユーシュン






109シネマズ川崎にて鑑賞














「刑事ワシントン・ポー」シリーズ、第4弾。




ま、わたくしは…

最初の小説を読まずに、第2弾から読んでるんだけども!


そのうち読む。つもり… 最初のやつは。






犯人誰?


のミステリーなんだけどね。今回は、いろいろネタバレしていきますから、そのつもりでお願いしますよ。






刑事が(正確には違うが)、犯人を捕まえる。


正義と悪との対決。


悪とは?

そりゃあ悪いコトをした奴らですよ。




そこに、今回、2段構えの「悪を殺す悪人」とゆう構造を採用。


真犯人は、「悪に復讐する」かつての犠牲者。




その構造に、痛快さはないが、つまらなくもない。


どこかで見たような(読んだような)、パターン。



そして、犯人が「復讐する」のも、よく考えるとリアルじゃないのでは…

になるのだが、そこは「かつて起こった事件」の悲惨さ…

軍隊、軍事行動、並びに国家のおそろしさを事細かに描く作者の力技で、納得とゆう感じ。



軍事小説的なトコロがあるのよ。






いま、つうか、2年前から阿部和重が連載している小説がね。

ロシア人の兵士を主役にした、戦争ものなんでね。

それを思い出したりしたけどね。


ま、関係ないっちゃ、ない。




阿部和重の小説は、ハッキリと勧善懲悪ではないけどさあ。


この、「ワシントン・ポー」シリーズは、善の側が悪をこらしめるワケね。

当たり前だけど。


その、おもしろさ。カタルシス。




「なるほとね。悪人が殺されるのには理由があんのね」と、最後のほうで、その悪事が暴かれる。




にしても、そのクライマックスに至るまでが、長いんだよ。


でも、つまらないとも言えない。




「こいつが犯人だったのか」とゆう意外性もあった。

おもしろい。





真犯人は、かつての犠牲者(とその身内)。ゆえに、真の悪人ではない。

だから、意外性はあっても、痛快さはない。


復讐して、どうなる?

そこは作者もわかっているので、単純な展開はしないのよ。






さらに。

サブプロット的に…

ワシントン・ポーと対立する、国家スパイ組織が悪役的に登場して、いろいろ邪魔したりするのね。


悪役なんたか、ポーの味方なんだか、とゆうどっちにも転ぶような両義性。

そこも、おもしろいっちゃおもしろいかなあ。

でもなあ。



なんか、クレイヴンもがんばってんな、としか思わないとゆうか。


こんなもんか、とゆうか。


いや。 …これで十分とゆうかねえ。





では、次にシリーズ第5弾を読みま〜す!

















5月5日


声を大にして… も意味がないが、ま、ゆっておきたい。


わたし・五円木比克とゆうバカは… 金の計算ができないんだと。


経済観念がない。

だから何?


金に困っているワケです!



それはそれとして、独身税?

やられたよあなあ、増税、増税、また増税!

たぶん、独身税で… 前より20000円ぐらい多く、月給からふんだくられてるね。


やられた!




5月6日


すき家で、スパイシーキーマカレー丼を食べる。

なかなかイケるね。


そしてシネマート新宿で、『センチュリアン』を見たあと…

横浜に電車で帰る途中、東神奈川駅の日栄軒(立ち食い)で…

きつねそばのチンラ。




夜は、焼きそばを作って、買ってきたアジフライといっしょにして食べた。

焼きそば アジフライ入り(笑)












           よく見るとアジフライが?










5月9日


競馬をやってみようと思って、図書館でスポーツ新聞を読む。

きょう(土曜日)の重賞、メインレースはエプソムカップ。

熱心に競馬をやってるワケではないゆえ、このレースに出走する馬のコトもわからない。

わからないとゆうか、知らない。



新聞に、府中競馬場/距離1800mとゆう条件が得意なジョッキーBEST3が載っている。

それを見ていて…

「岩田でいこう」

そう思った。




WINS横浜に行き…

エプソムカップを¥5000と、京都新聞杯を¥1000買う。



京都新聞杯は、かすりもしなかったが、エプソムカップ…

岩田騎手が、レガーロデルシエロを3着にもってきてワイドが的中。

¥8000のプラスに。


これは、いまや競馬の素人といえるわたくしにとって、大勝利である(笑)















5月10日


関内にある りそな銀行で金をおろす。

横浜散歩。


野毛を少しウロウロして、日ノ出町から伊勢佐木町あたりも歩く。



夜だった。

どこかの飲み屋に入ろうかとも思った。

昨日、競馬も当たったし。


しかし… 酒は飲まずに家に帰った。

クソつまらん散歩だ!


が、それでいい。金を残さないといけない。無駄遣いするな、である(泣)












5月11日


さいきんでは珍しく仕事しまくって、ヘトヘトになる。


こうゆう日も、あるだろう。


そりゃそうなんだけども。





5月12日


よくあるコトではあるが、腹の調子がわるく…

トイレに何度か駆け込む。

ホントに、よくあるコト!




横浜そごうをウロウロする。ちょーひさしぶり。


そのあと、横浜駅周辺にあるムービルに、これまたひさしぶりにインして、『霧のごとく』を見る。



このムービルとゆう建物、9月いっぱいで取り壊しが決まっている。

悲しいといえば悲しい。諸行無常なり。






           横浜そごう



           ムービルにあるライブハウス






5月13日

ヤクルト、きのうは阪神にボロ負けしたけど、きょうは勝った。

まだ、いける。

いつ失速するかと気をもんでいるが… この先どうだろうか。






5月15日


阿佐ヶ谷に登場して、ラーメンなど食べる。

「らーめん大慶」にて、醤油とんこつラーメン。

なので、もちろん細麺だったけども、味噌ラーメンだと中太麺なのだろうか?

次は、味噌ラーメンを食べてみよう。
















ラピュタ阿佐ヶ谷で『眠れる森の吸血鬼』を見たあと、母親の入院してる病院へ行く。



そのあと横浜に戻って、シネマジャック&ベティで、『殺し屋1』再見。



















5月16日


実家の近くにある寿司屋にインして、父、姉、兄と会食。

父の誕生日祝い(ホントは18日が誕生日)


姉から、親せきの近況など聞く。




夜、南海放送ラジオ『杉作J太郎のファニーナイト』。

「遠山の金さん」ひとりで再現が、あいかわらずおもしろすぎ。





5月17日


すっかり夏とゆう感じ。


いんじゃないすか。夏、とはいえ、まだ猛烈な暑さちゃうんで…

いんじゃないすか!



本格的な夏がやってくる前に、部屋の片づけをしておきたいと思う。