2022年作品。





次から次、ホイホイ映画を撮るホン・サンス。

ま、異常にハイペースだ。

それらが、ほぼほぽアベレージに達する水準なのは、驚異的。



この、『WALK UP』は、ではど~だったか?



おもしろい。

あきらかに、おもしろ方向に舵をきっている。

そして、まあ、いつもの手を使っているので、あんまり新鮮味はなかった。



そこんとこ、詳しく、具体的に言います?


めんど~だよ。

もう、【いつものホン・サンス】で、わかる人にはわかるよね。



にしても…

何回やったのかわからんくらいに、何度もやっている、【主人公が映画監督】とゆう設定。

今回は、ひさしぶりに? その主人公の個人的な内面やら、素顔やらをチョコチョコ描く。


つまり、「この主人公=クォン・ヘヒョのキャラクター、ホン・サンス自身なのかいな?」と、観客に思わせるトラップ。


罠だろうなあ。この主人公と、ホン・サンス自身が…

とこまで同一視できるか、重ねて見れるのかは、わかんないですよ。



しかし、「オレの心情的なものを、吐露したい」と。

そうホン・サンスが思っても、おかしくはないよね。



いつもの手で、観客を煙に巻く手口。

演劇かよ、と言いたくもなる四幕もののコント。スケッチ。



主人公が男ゆえ、『逃げた女』あたりよりも、細部や会話のおもしろさが豊か。


『逃げた女』とかさあ、ホントに煙に巻く感じだったよねえ。













イ・ヘヨンが主演の、近作は、おもしろ方向よりかは…

深い人間洞察をやってるよ、とゆう映画だったので、それらと比べると、この『WALK UP』は、ちょっとおもしろいかな、とゆうだけ。


そう書けば、批判的なニュアンスを含むけど、「いんや、これでいいよ。ホン・サンスはこれでいい!」とゆうのも、こちらの本音ではあるのね。


ちょっとおもしろい。

それで、充分。








横浜シネマジャック&ベティにて鑑賞

















映画メモ。


ホン・サンスの新作を… 見に行くつもりが、寝坊して見れなかった…

まあ、明日あさって、見るからいいけど。













夜の散歩をする。

いまは、6月なのでそんなに暑くもなく、いい感じだった。


黄金町のあたりに住むのもいいかなと思った。

横浜橋商店街とか、かなり好きだし。

でも、現実味はない。


にしても、将来的に… とか言って妄想するのは楽しい。



















本を買う。

ゆっくり読む。



坂口恭平の研究もしたいトコロだ。




少し前から、研究しているけど、なんの成果も出ていない。

まあ、時間がかかるよ。

だって、バカだもん。ヲレ!



黒沢 清研究だって、長い時間かけて、まったく成果なしだもんね。


でも、いいの! …さいきんの黒沢さんは活発に活動しているから、こっちは楽しいワケで。




坂口恭平さんも、ツイッター(いーろんますくがエックスと改名したやつ)で、ラジオ(スペース)感覚で、しょっちゅう話をきかせてくれるので最高に楽しい!














今年。

2024年も半分終わるけどね、時間のスピードはますます早くなってるよね。


今年、来年、変化も凄いだろうと… 予測してるし、実際いろいろ変わると思う。



なにが変わる?

それは、バカなので具体的にはわからんけども (泣)
















いま、56歳のわたし。


痛風を患っているので、禁酒している。


もう、ガマンできんので、そろそろ酒をのむよ。



また発症するかもしれん…

とゆう恐怖。


ど~にかして発症せずにすむ方法など、探しつつ、酒を買いにいく。




いや、今日はやめとこうか。


雨が、ひどいんだ。梅雨だし。














喫茶あづま。


横浜にある、喫茶店。


ひさしぶりに、インしてナポリタンなど食べる。

くつろぎの空間。


いい。いいお店じゃないか。これから、もっと来よう。




そう思ってから、1週間すぎた。

月日のたつのは、早い。





今年も、半分すぎました。


3ヶ月ほど、禁酒している。痛風だから。



おんなじハナシすんなよ。 …ど~して???

とにかく、やめろ。



バカだから、同じハナシを繰り返すのもしょ~がないよ。


しょ~がないってさあ。はあ…





バカなヲレに、坂口恭平 (めっちゃ頭脳明晰) の研究は…

荷が重いよ。


それはそう。でも、なんかやりたいのよね~。




それはそれとして、夏に、なんか楽しいコトはないかなあ?



うーん。















2024年作品。



ネタバレを気にすると、なにも言えなくなるのだったが…

「いや、俺も見てるからさ。オリジナルのほうはね」とゆう人も多いと思われる。


オリジナル版の『蛇の道』。主演は、哀川 翔だった。

こちらは、1998年作品。


つまり、黒沢 清がセルフ・リメイクしたのが、この柴咲コウの『蛇の道』。













もう一回やろう、そう思ったくらいだから、オリジナル版『蛇の道』は、傑作だった。

脚本・高橋 洋。

残酷劇と、不条理とが爆発する。


田村正毅のカメラが、またすごい。黒沢 清特有の、だだっ広い空間をさらに悠然と撮る。











このリメイク版のほうは、ど~だったか。

ハナシは、ほぼ同じだが、随所に異なるテイストがあった。

それは、見ればわかるコトだろう。


黒沢 清と近しい佐々木浩久によると、西島秀俊のシーンの演出が凝っている、とあった。

しかし、わたしはそのカット割りを、ひっかかりを感じずに見過ごしたのだ。

凝ってはいるが、普通でもある演出。




わたしにもわかるのは、拳銃を撃つトコロの素晴らしさ。

といっても、もちろん映画全体の演出が、ど~言っていいのかわからないが、効率的かつ優雅であった。

リチャード・フライシャーのように。












かつて、ジョン・カーペンターは…

『ニューヨーク1997』をセルフ・リメイクして、『エスケープ・フロム・L.A.』を作ったが。

驚くコトに、リメイクにもかかわらず、おもしろさが倍増していた。

同じハナシを撮っているのに、パワーアップしていた。



今回のセルフ・リメイクにおいて、そんな奇跡は起きていないと判断するが…

もう1度見に行くつもりだ。







109シネマズ川崎にて鑑賞


















         坂口恭平作品







何度もいいますけど、黒沢 清って人がいちばん好きな映画作家。

これは、昔からで、いまもそう。
















トビー・フーパーって人の映画がね…

黒沢さんもボクも好きでね。




トビー・フーパーの映画、とにかく見たい。彼はすでに死んだけれども。



しかも、とゆうか、できるならば… 映画館で見たいワケです。


『スペースバンパイア』、『スポンティニアス・コンバッション』等々。






ま、それはそれとして、黒沢 清が監督した映画が、きょう6月14日から日本で公開されます。


フランス映画なんですね。

主演は、柴咲コウ。『蛇の道』。






黒沢 清って人も、その作品の8割は… 殺人を描いている。

『蛇の道』も、もちろんそう。


ほかの新作、『Chime』、『Cloud クラウド』も、たぶん殺人絡みのハナシじゃないかと推測します。



黒沢 清はね。彼の得意なホラー映画じゃなくても、殺人やりますからね。

『アカルイミライ』とか。ほかにもね。















◼️きのうは、カレーライスを作って食べた。

きょうは… ピーマンとシメジのパスタ。作って食べる。


自炊。節約。生活のレベルを落とす。
ぜいたくは、しない。

といいつつ、お菓子なんかをコンビニで買ったりする。毎日。

あのねえ!


いまは、酒ものんでいない。

って、それは痛風だから!

お酒は痛風によくないんです。ビールじゃなくても。


まあ、痛風も治ってきてはいるんで、そろそろ酒のむか…

と思いつつ、ビビっているとゆう…








◼️ゴキブリとの格闘。いまだ、おわらず。


殺虫剤とか、そうした兵器を導入すれば終戦ははやいのだろう。

わたしの場合、G軍団を素手で殺している。



なかなか、奴らもギブアップしない。そんなコトは知っている。

しかし、そのうち終わりが来る気がする。来るといいのだが、終わらなかったりして。





















◼️台所の蛍光灯が切れた。

すると、新しいのを買わねばならんのだが… いままで蛍光灯を買っていた近所の電気屋さんが、閉店してしまったのだ。


とゆうワケで、大型店のEDIONに行って蛍光灯を買った。

この横浜のEDIONで、はじめて買い物をした。

だいたい、わたしは電化製品をあまり買わないので。




◼️お線香を買った。野毛の仏具店で。


コンビニでもお線香は売っている。が、少し前から仏具店で買うようになった。

何種類かあるので、最初、迷った。

まあ、いろいろ試してみないと、どんなものかわからないよね。

















◼️みなとみらいのワークマン女子で、サンダルその他を購入。








さて、ここから坂口恭平の研究。



研究?

単に… 彼の書いた本を読むだけなんじゃねえの???



読みましたね、わたしは。

『幻年時代』。







幼年期、子どものときのハナシが書いてある。


常人の感覚ではない。子どものときから、こんななの?


そう思うのだが、これを書いてるときの坂口恭平は…

当然だが、もう大人だった。10年くらい前だ。


だから、いまの大人の坂口恭平が…

幼少期を捏造しているコトも、かんがえられる。


そのへん、かんがえるとメンドクサイので、もう…

坂口恭平は昔から(他とは)ちがうんだ

で、いいとわたしは思った。

そんなんで、いいのだろうか。

いいワケないであろう。




以下、去年(2023年)の坂口恭平発言を引用する。


(引用はじめ)




俺なんか、どんな国に行ったって何語も喋れなくたって、いつだってなんだって人助け始められるんだから、しかも目的そこだから面白いじゃん。


いつだってどこだって稼げんだから、じゃないからね。いつだってどこだって食いっぱぐれないし、女の子なんでも触らしてくれる。


こんだけ自由にしててアオゲン(注・坂口恭平の子どものコト)が泣いてたら、妻もそうだけどさ、泣いてたらやばいけど、泣いてないんだよね、今のところ。


超楽しかったらしくて、東京が。あんな引きこもりのゲンがゲームじゃないかもって言い出したから。


まあでもなんか俺全部質問に答えられる。それわかんないなってのがない。




(引用おわり)





ど~ですか。わかりますか。


これが、常人とはちがう人の感覚ですよ。




なにが言いたいかってゆうと。


恭平さんを見てると勇気づけられます(と、みんなゆうらしい)


とゆうハナシ。
















1979年作品。



これも、初見ですよ。いまさらで、申し訳。的な。



一言でいえば、青春映画。リアルな。

んなコト知ってるよ、って? …ですよね~!




その青春の、どこがど~リアルかを、いちいち指摘するのも面倒。


傑作だと評価されてますし、わたしが見てもたしかに傑作だった、とゆう。


しかしそもそも、アメリカについて、わたしは無知なのね。


でもまあ、映画を見てわかったコトを、つらつら書いていきますよ。

映画、アメリカ映画ならそれなりに見ているから。



たとえば、この時期の映画なら、『アニマル・ハウス』(ジョン・ランディス監督)って思い出すんだけど。

あれは、コメディに振り切った傑作でした。

でも、忘れてるなあ。かなり。


たしか、青春とゆうより、無軌道なキャンパス・アクションだったような…



この『ヤング・ゼネレーション』も、舞台として大学は出てくるんだけど、主人公たちは大学生ちゃうのね。

高校は出たけれど、とゆう。











家族、その描写をする。当たり前だけども。

両親と、その一人息子。

こいつが、主役。


家族と同居。

すると、家庭内のコミュニケーションが、まずある。

つまり、親父とおふくろが、どんな人間かを描いていて…

同時に、主人公のキャラクター描写も… って、そんなん当たり前だろ!


いや、だからね。異なる世代、その境遇なんかを描写していると。

親父の仕事だなんだをね。




さらに、似た境遇の仲間を登場させる。

主人公含めて、4人。男の子たち。若い仲間。



思ったより、主人公以外のパートを描いてなかったね。

少しずつ、みたいな。



で、印象的な場所として、池が出てくるのね。ここが、いいんです。

かつては石切場、だったトコロ。

石と水。


そこで、仲間とゆかいに、あるいは静かにたわむれる男の子4人。


『八月の濡れた砂』のように、水に飛び込む。












家族。仲間。そして、恋愛。

さらに、仕事… 勉強。



高校は卒業したけど、大学には行けない奴ら。


いや、おれはやっぱり大学に行こうと思う。

そうか。


となるんだけれども、いまはちょこちょこバイトしたり遊んだり、ふらふらしている。



ふらふらしているので、まわりの大学生たちからは、「お前らはカッターズ(石切工)」だと、バカにされる。

敵対関係。




石切工といっても、それは主人公たちの親父のハナシなのね。

みんな、親父が石切工だったと。



そうした環境、設定で。


なにを具体的に描くのかといえば…

知ってると思うけど、自転車なんです。


主人公が、自転車大好き。











監督のピーター・イェーツが、この映画だと製作も兼ねているんだけども。

ピーター・イェーツの『ブリット』は、カーチェイスの映画でした。

まあ、わたしはつい最近見たんだけども。


こんどは自転車で攻めてくる。




もちろん、脚本・スティーブ・テシックによるアイデアなんだろうけども…

見ていて、「自転車って、いまとあんまり変わらないな」と思う。

1979年ですよ。



これ、クルマなら、見た瞬間に「古いな」と思うに決まってるんですよ。そうでしょう?


ま、自転車に詳しい人が見たらね、「この映画に出てくる自転車は、やっぱり古いね」って思うかもだけど。

素人目には、わからないの。



そんなコトど~でもいい? …そうなんだけどね。












自転車の映画。

そして、もちろんそれがワルくない。


わたしの好きな黒沢 清にも、『打鐘(ジャン)』ってゆう競輪映画(ビデオ)がありましたけどね。



クルマよりも、生身が映るから、なんつうかダイレクトなエモーションがあるでしょう?

自転車映画。



そういや、これよりずいぶん後に、『ローラーガールズ・ダイアリー』(ドリュー・バリモア監督)って、ローラースケートの青春映画がありましたね。

あれも、家族がいて、仲間がいてって、リアルな路線だったと思うけど。

ローラースケートも、そりゃ生身ですよね。

プラス、スピード感。






『ヤング・ゼネレーション』。


自転車野郎の、憧れと挫折。青春。

家族と仲間。


はっきり言って、こいつはナイスガイなのね。

悩まないんだもの。


むしろ… こいつの親父のほうが「バカ息子が!」って、まあコメディタッチですけどね。悩むとゆうか。


息子は、陽気なバカ。


その仲間に、ノッポとチビとアメフト野郎ってゆう…

親が石切工(だった)、ブルーカラーの家庭ゆえ… ってゆうリアルな世界を、少しずつ描く。

彼女だ、兄貴だって。


いいと思います。


スティーブ・テシックの世界観とアイデアが冴える。

ピーター・イェーツも、それに乗る。

乗ったから、製作も兼ねているんでしょう。


レース、スピード、それ俺得意やからまかせろって。





『ゲット・クレイジー』あるいは、『ホーム・アローン』でおなじみの、ダニエル・スターンの…

ボーリングギャグとかね。


彼と主人公の、あの歌とかもナイス。



ラストのオチも決まった。



大人へと、ゆうステップ。その短い猶予期間。

見事なスケッチだと、いまさらながら感服しましたね。



















前作って、おぼえてます?



ボクは… もう、かなり忘れてて。

タイトルすら、思い出せなかった。




そう書けば、「馬鹿か?」と思われるだろうけど、実際バカですからね。



シャーリーズ・セロン?

出てたっけ? …そんな感じ。



ひどい。

記憶のなさ加減が、ひどい。



だからこそ、ここでこうして、記録として。のこしておくのは、大事なんです。





にしてもね。

前作の、前日譚ていわれてもね。


そもそも、前作おぼえてないから、「フュリオサ? who???」なワケですよ。







『マッドマックス : フュリオサ』。



なんか、戦国時代みたいな世界ですよね。


天下統一もままならぬ? いくつかのワルの組織がある設定。


フュリオサとゆう少女を、その世界に放り込む。




で、なにをやるかといえば、例の…
クルマとクルマ (あるいはバイク) の襲撃ロード。



なんか空中戦もやる。ちょっと。



炎だったり、銃だったりのアクション、バトル。



これがね、当たり前なんだけど、楽しかったから、「ええじゃないか」ですよ。感想を述べると。そうなります。





前日譚ゆえか、ハッキリと「こいつが悪役」とかが、なんかわかりにくいの。



悪党しかいないせいもある。





そんな世界で、フュリオサを理解して相棒みたくなる男を登場させる。



彼とフュリオサが組んで、敵とロードバトルする。



ゆかいですよ。いいと思いました。








ただ、いかんせん、勧善懲悪がうまく成り立ってない。
 


たぶん、前作『怒りの…なんちゃら』は、単純に敵味方わかりやすかったと思うけど。


白人が、善人。

インディアン、悪人。とゆうようなね。





この映画は、でも、なにがなんだか? ってトコロがあって…

でもね。それも自由な感じで、いいと思いましたね。



もう、ずーっとロードアクションやってろって思う。



いや、それだけじゃないけども。




全員悪党。それでいいよ、みたいな。






で、さっきからね、「いいと思いましたね」とか言ってますけどね。


ラストのちょい前で、寝ちゃいました。あらら。



最後、ど~なった?




まあ、それもど~でもいいよ!






このあと、『怒りの』… アフガン? 葡萄? に、つながる世界。





いや、おぼえてないんだけどねえ。シャーリーズ・セロンか…





ともかく、襲うクルマ、襲われるクルマ。このバトル・アクションええやん、とゆう感じでした。










TOHOシネマズ日比谷にて鑑賞











1968年作品。



スティーブ・マックイーン主演による、刑事アクション。


初見でやんす。





あのね、ボクが生まれた年の映画をね…

いまごろ初めて見てね、「ふーん、このネタやるのか」とか。

「あ~、こうゆう志向?」とかね、のんきに思って…

結局のトコロ、「うん、楽しいな♪」って満足したんだけども。





まあ、このカーチェイスって有名だよね?


もちろん、映画館で見たら「いいねえ!」ってもっと思うんだろうけども。

家で見ても、悪くない。そりゃそうだ。





サンフランシスコの坂。


といえば、このあと作られた『ダーティハリー』もサンフランシスコだけど…

超強力な『ダーティハリー』と比較しちゃあ、ちと弱い…


でも、こっちが先だしねえ。



『ダーティハリー』は、やっぱりサソリ(悪役)が強力だからね!

クレイジー。サソリはクレイジー。



この『ブリット』の真犯人…

みたいな奴は、単なる小ズルい悪党でしかないから、弱いっちゃ弱いんだけど…

そんなコトわかってまっせ、とね。代わりに、堂々たる悪役を演じるキャラクターがいるのね。


それが!

 ボクの!好きな! ロバート・ヴォーン!











日本語吹替えは、もちろん!矢島!正明!



いやあ、『0011ナポレオン・ソロ』が好きだったのよ (懐)



あのテレビドラマではさあ、主役の善人(スパイ)だったけども、それ以降は…

この『ブリット』のような、悪役キャラを多く演じたロバート・ヴォーン。


偉いさんの彼が、よせばいいのに張りきるとゆう設定で。

巻き込まれるカタチの、しがない刑事マックイーン。


刑事の悲哀。


だけでなくねえ、プライベートっつか… 

マックイーンと、恋人ジャクリーン・ビセットのさあ…

私生活も少し描くの。

そうゆう刑事ドラマ。

いまとなっては、ありきたり。なんだけども…


いんじゃないすか。 …いんじゃないすか!



ホントに?



そこは、よくわからんけども… ともかくロバート・ヴォーンが警察にデーンと圧をかけて…

刑事のマックイーンが「クソったれが」と苦虫を噛みつぶす。もう、それだけで満足、満足!

わしゃあ、ロバート・ヴォーンが好きじゃけえ。






おっと、ピーター・イェーツのコト、なんもゆうてませんなあ。


なんて言ったらいいのか、うーん… そこは、あのね。


今度、『ヤング・ゼネレーション』(未見) を見るからさ、そのときにまとめてコメントいたしますよ!















五円 木比克の日記










東京や横浜を、うろうろしている。



それは、いつも…

とゆうか、生まれてからずっと、とゆう感じ。




いまのトコロ、独身で。

気づけば、もう五十代半ば。



とゆう現状。



そんな男の日記。














映画監督・黒沢 清は、現在、68歳。


彼の作る映画が、なぜか (とゆうのも変だが) 好きなのだった。

昔から好きで、いまも好き。


それは、このブログの過去記事を読めばわかると思う。



黒沢 清推し。いまも昔も。



それは、ザ・コレクターズ推し、であるのと同じであり…

黒沢 清もコレクターズも、一般的には知名度なし、とゆうトコロも、なぜか似ている。


大ヒットがない。

だけど、マニアとかの支持は絶大。

そうゆう類いのアーティスト。



彼の新作、あるいは旧作を、見るのが楽しみなのだった。

そして、ついこのまえ見た『ソイレント・グリーン』のリチャード・フライシャー監督は…

黒沢 清の推し監督。




リチャード・フライシャー。


彼とほぼ同世代の、ドン・シーゲルや、ロバート・アルドリッチが…

傑作を連発していた、1970年代。




もちろん、それ以前から、彼らもたくさん映画を撮っていたが。

70年代の映画、アメリカ映画がおもしろすぎるのだった。




後続の世代である、クリント・イーストウッドや、スピルバーグ…

トビー・フーパーや、ジョン・カーペンターも映画を撮りはじめていた1970年代。



いや、70年代アメリカのおもしろ映画を挙げるとキリがない。


ペキンパー、ロバート・アルトマン、ジョン・カサヴェテス…

ジョン・フリン、マイケル・チミノ、コッポラ…

デパルマ、ジョナサン・デミ、スティーブ・カーバーなどなど…




60年代後半からの、ニューシネマ。

それとはまた別の、といえる… スピルバーグや、ルーカスによる娯楽作品。





映画、マンガ、小説等々、山ほど作られる。


そのなかで、時代が変わっても、見続けられる、読まれ続けられるモノは、ごくわずか。



時代が変わると、理解する (おもしろがる) コトが困難になる、とゆうか。



それはそう、なのだが…

時代が変わっても楽しめる、おもしろがれるモノはある。
















           黒沢 清 (中央)






文学フリマ、なる催しに行ってきた。

5月19日 にちようび。



フリマ。ま、コミケのようなもの。

いや、コミケって行ったコトないけども!



その文学フリマで、購入したのは

『佐々木敦による阿部和重(仮)』と『ライナーノーツ』(篠崎 誠)













阿部和重って、かなり好きな小説家なんだけども。

なかには、読んでないモノもある。そんなコトに気づく。



読むか。

うむ。













原宿をうろうろした。

これは、2日前か。



ひさしぶりに、明治神宮にインしてみた。

そして、代々木公園。

天気もよく、心地よい季節。



代々木公園。

また来よう、そう思った。




























1973年作品。



映画館で見るのは、これが初めて。

昔、テレビで見たと思う。


でもまあ、忘れてた。




あまり期待もせずに、シネマート新宿に見に行きましたが…

めっちゃ楽しい、おもしろい。


刑事の捜査モノをベースにして、エンターテインメントの要素を、いろいろまぶした、その楽しさ。













(当時から見た) 未来は、すげえヒドイ世界だよとゆう…

ディストピアSFであり、その意匠がレトロフューチャー的におもしろくて、ゆかい。


未来世界。

それと同時に、多くの人間が在庫過剰みたく扱われるのが…

昔の大恐慌時代のようでもあるのは、ホンマにレトロ (風)





原作のコトは、まったく知りませんが…

未来は「ここまでヒドくなってるんだよ!」とゆう、想像や予想の、当たり外れ。


インターネット的なモノは、想像できなかったらしい。

それはそう。




ともかく、いちいち楽しくなる娯楽アクションの傑作。



フライシャー特有の、ポンポンハナシをすすめるテムポのよさ。


それでいて、アクションはキッチリ描くおもしろさ。













チャールトン・へストン。

彼と、エドワード・G・ロビンソンの、同居生活。

これも、なんだかよくわかんないけど楽しい!




人間の役割が (上から) 勝手に決められてる管理社会とゆう設定、エゲツないねえ。


上のほう、つまり…

国家や、超国家的な存在のおそろしさ!




メインのストーリーは、その上層のほうの奴らの陰謀、そこに絡むチャールトン・へストン。



ラストのチャック・コナーズとの銃撃戦もいいんですが…

暴動鎮圧のシーンの、ザックリした描写!


お前らを人間扱いは、せえへんからな、とゆうホイサッサなマシーン駆動。



ドリーム・マシーン (ちょっと違う) に、自らすすんで入る、エドワード・G・ロビンソンの哀しさ!


いやあ、おもしろい。


フライシャー最高。















2014年に亡くなった鈴木則文監督。
 

わたしは、鈴木則文が大好きなんです。


「没後10年か… 」となるんだけども、今日は見ていなかった『大いなる助走』(原作は筒井康隆) を、DVDで見ました。



佐藤浩市・主演。


脚本は、志村正浩・掛札昌裕・鈴木則文。




あのね。

筒井康隆の原作『大いなる助走』は、はるか昔に読んでいたのよ。


わたしは、筒井康隆が好きとか、そうゆうコトでもないんだけど。


じゃあ、なんで読んだのか?



忘れたけど、とにかくストーリーは知ってるから、あんまり新鮮には見れない。


そう?

いや、そうなるよね。


この映画 (1989年作品) が傑作かどうかの判断もね、うまく出来ないとゆう。

歯切れのわるさ、あるんです。



しかも、昔に読んでたのにね、それなりに小説の内容をおぼえてるの。


同人雑誌。文学ですよ。


好き者の素人が集まって、作品を発表する。

ヲタクの世界。 …ヲタクって!



文学ヲタクって言ったら、昔は怒られたと思う。

ヲタクじゃねえよって。


まあ、いいか。





内容をもっと書けば…

文学… 小説家志望の連中のハナシから始まって、ハードボイルドとゆうか…

荒唐無稽とも思える「お前ら皆殺し」に至るんですよ。


映画だと、タイトルでネタバレしてるけども。





でも、荒唐無稽って、おもしろいってコトだからさあ。


よく知らんけど、筒井康隆、そうゆうおもしろさなら得意だったと思う。




映画も、後半、佐藤浩市が東京に出てきてから。

つまり、文壇…

文学業界に片足突っ込んで、老大家の小説家たちとのやりとりが始まると、グングンおもしろさがヒートアップする。














でもね。

前半の、同人雑誌の仲間とのパートも悪くないのね。



まず、地方都市で文房具屋かなんかやってる蟹江敬三。

蟹江敬三の奥さんが、宮下順子。


この夫婦のキャスティング、いいねえ!


なんだろう、よくわかんないけど、蟹江敬三と宮下順子かあ… ってなるの。


そこへさらに、石橋蓮司や、泉じゅん、粟津號らが絡むとゆう豪華キャスティング!


わたしは、いま挙げた人たち、好きなのね。





そこへもって、山城新伍、ポール牧、由利 徹らが大暴れする…

鈴木則文の世界が炸裂!



いや、もうサイコー。













ポール牧さんはさあ、それほど喜劇的演技はしないんだけども…

めっちゃうさん臭さい役柄に、どハマりしているし。

 

「狂気を演じることが出来るのは、理性によってである」の名言でおなじみの…

山城新伍の狂気炸裂演技! …さすがである。




さらに、由利 徹がおもいっきりふざけまくっても、ビクともしない鈴木則文ワールドのフトコロの深さたるや!













DVDのジャケットに、「鈴木則文が私財を投じて」作ったとある。


則文さんが、作りたくて作った映画!


とゆうコトは、当然ながら、原作が好きだったんでしょうなあ。


鈴木則文と筒井康隆か…







ここで、10年前のハナシを書くけども。



わたし・五円 木比克が…

10年前の今ごろ、ラピュタ阿佐ヶ谷で『シルクハットの大親分』(若山富三郎・主演) とゆう鈴木則文監督作品を見たんです。


見ていて、号泣してしまったのね。


それは、死ぬとは思ってなかった人物が、映画のなかで突然死んだ悲しみゆえ。



そのあと。

家に帰ったら、鈴木則文の訃報が。



そして、わたしが号泣していたその… 2時間ぐらい前に、則文さんが亡くなったらしいのね。


偶然とはいえ、なんだこの縁は?



鈴木則文が死んだから… 号泣した、ワケじゃないのに、なんかわたしのなかでは、「鈴木則文が死んで号泣した!」みたいなコトになっています (笑)








則文さんには、いくつかの著作があってね。


わたしも、2、3冊買いました。


そのひとつ、『下品こそ、この世の花』(2014年) に


「わたしは、人生はやさしさを訪ねる旅だと思っています。」


とあるんです。



泣けるなあ!



 

性善説、性悪説、いろいろあるし、個人個人に裏も表もあるけれど。


わたしは、ごく少数の悪魔的な人たちが、多くの人を残酷な世界へと誘導しているとかんがえます (陰謀論脳)



だまされて戦争させられるとかさあ。




もう1度書くよ。「人生はやさしさを訪ねる旅だと思っています」って…



その旅は、もちろん苦しさやツラさをも味わう旅だろうね。



でも、訪ねるんだよ、やさしさを!






それはそれとして。

笑えるし、おもしろいしとゆう映画を、たくさん作った鈴木則文、偉大なり!






則文さん、ほんとにありがとうございます♥️







      鈴木則文 (1933 ~ 2014。80歳で死去)