ようやく最終回です。
次で、終わる予定(笑)
 

【おことわり】

こちらの【ざっくり雑感】は、筋追い版のように、細かく時系列にそって、筋、シーン、セリフなどを追ったものではなく、あくまでも感想メインのレビューです。

とは言いましても、ドラマのどの部分のことなのか、全くわからない、というのも困るので、多少、内容の補填や公式の画像に助けていただきながら、大好きなドラマの内容をよりよく把握するために、映像上、見えたり聴こえたりしている中に隠された意味、メッセージ、演出の行間を解釈したり、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露が中心です。

 

当然、私の視聴プロセスに沿って、ほぼ思ったまんま、駄々洩らしてる完全ネタバレが前提となります。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『PAYBACK the series』の雑感をはじめから読みたい方は、

 

前記事未読の方は #1&#2 #3 #4 #5 #6前編 #6後編 #7話 #8前編 #8後編 #9前編 #9後編

 

 

『 PAYBACK The Series』

10話前編

 

捕らえられたスカイを救おうと単身乗り込んだサンが、乱闘の末ナイフで脇腹を刺されたところで迎えた前話ラスト。

その後が気になるところですが、その前に・・・・。

 

 

10話のアバンタイトル

 

まだ、髪型が金髪の頃のサン。

弟くんと最後に待ち合わせた川沿いのあの場所で、ふと、誰かの気配がして顔をあげてみると、そこには、黙って立っている弟くん。

 

サン「スカイ?」← 弟くんもスカイって名前だったのよ。

弟「来たばかりなの? なんか、僕たちのことを呼んでるのが聞こえたんだけど」

この言い方がまた、絶妙で。タイのドラマを見る時、タイの仏教(上座部仏教)とか民間信仰とか、死後の世界についても見ておくと、死生観とか、より理解が深まるのかな、と『Until we meet again』を見て感じた時のことを思い出しました。

 

弟に渡すための金を持ってこなきゃ、と焦るサンに、「お金ならもうくれたでしょ」と答えるスカイ。

ここで、ようやくサンは、すでにここが現実の世界ではないんだ、と把握したみたい。

 

改めて、弟に何度も何度も謝るサンに対し、復讐からなにかを得たのか、と問うスカイ。

なにも答えられないサン。

ここで、もう、自分や母のことを気にするの止めていい、サンが復讐に囚われていることに心を痛めていたこと、兄には兄の人生を生きてほしい、とスカイに伝えさせるのが、まさに慈悲喜捨(私が/私の親しい人々が/生きとし生けるものが、幸福であらんことを)で、束縛からの解放だよね。

 

少し先で、見守っていた母親の隣に並び、一緒に手を振る弟くん。

ママも、サンと会えて微笑んでる。

 

二人の姿を見て、泣き出すサン。

サン「母さん・・・」

その優しい微笑みに、泣きながら微笑むサン。

母と弟がサンに背を向け、ゆっくりと遠ざかっていく。

 

泣いても笑っても最終回 10話は簡潔にスタート!スター

 

す~~~っとひと際、長い息を吐きだすと共に、目を覚ます病室のサン。

駆け寄るスカイとカジョーン。

どうやら、刺された傷の手術は成功したのに、1週間以上眠り続けていたらしい。乱闘中、頭も強く打っていたものの、記憶障害もなく、正常で一安心。

 

当然、あの日のお礼を言うスカイに対して、そんなことない、と否定するサン。

サンにしてみれば、自分が長い間抱えてきた“恨み”のせいで、スカイを巻き込んでしまったことへの申し訳さしかないわけで・・・。

 

これからはもうこんなことはしないでくれ、と釘をさすカジョーンに、「はい・・」と小さく頷くサン。

サンにベッドの背を立ててもらい、お腹の傷を確認すると同時に、トゥーオがどうなったのかを訊ねると、言いにくそうに「まだです・・・」と首を振るスカイ。

カジョーンの表情からも、問題になってることは間違いなさそう。

 

その時、突然病室に現れたのは、サンが働いていた宅配会社のポンさんでした!(笑)

当時から、サンが好きだった缶ジュースをお見舞いに持ってきたP’ポンと、サンの代わりに受け取ろうとするカジョーンの間で、小競り合い(笑)

サンの目の前で、缶ジュースが行ったり来たり(笑)

一体、なにと闘ってるんだ、この人たちは(笑)

 

“スピードエクスプレス社”の社長として(笑)、作業着の胸の社名を目立たせるP’ポン。

あ、そうだったの?というカジョーンの顔(笑)

 

配達員時代、同僚のシフトを代わってあげたり、手伝ったりしていたサン。

ポン「(それは)アイツらにとっても大きな意味があったってことさ。もちろん、お前さんはそんなこと思ってもいなかっただろ?」

情けは人の為ならず。

サン「(あの時は)誰の事も関係ない、と思ってたから・・・」

ポン「ああ、いいんだ、いいんだ、別に。目覚めただけで十分さ。ほら、これらはあいつらが協力して手に入れたんだ。全部食えよ」

そう言って、袋に入った野菜?を見せるP’ポン。

ポンさんが病室から出ていくと、「なんておかしな男だ」と頭を抱えるカジョーン。

 

すると、今度は、さっきのポンさんなんて、目じゃないくらいの強面のおじちゃんが登場!(笑)

高利貸しのボス、シアポーの姿に、顔色を変えるサン。

なぜ、ここに?・・ですよね。

 

スカイだけがニコニコと笑顔でワイをしながら、挨拶をする。

そこで、あの日、重傷を負ったサンや自分を助け出してくれたのが、シアポーだったということが語られる。

 

お礼を言いつつ、どうみても、堅気じゃないシアポーを見て、びびったカジョーンが、スカイを連れて病室から出ていこうと画策すると(笑)、部屋を出る直前で、シアポーから止められるカジョーン。

ポー「だれか男の主役が必要な時は遠慮せず、連絡してくれよ、いいな?」

名刺をカジョーンの胸ポケットに押し込むポー。

出る気かい!(笑)← まぁ、借金を返せなくなった人たちのための人材派遣(!)的な意味合いもあるでしょうね(笑)

 

カジョーンたちが席を外した後・・・一応、礼儀として、座りなおした際、傷が痛むサン。

ポー「なにを座ろうとしてんだ。お前、あいつらが自分の腸を突き刺したの、見てなかったわけじゃないだろ。それでもまだ、そんな強情な態度をとるのか?!」

言い方は乱暴ですが、無理せず、寝てろ、と言ってます(笑)

 

シアポーがここに来た理由、というか、サンを助けた経緯が、これまた、ビックリ。

シアポーったら、ジョーの兄貴こと、別名、アリスのゴロツキ=ジョーおじちゃんとは、若い頃から一緒に銭湯に行くくらいの旧知の仲で、サンがまずいことになってるかも、とSOSをもらったらしい。

ポー「本気にしてなかったが、一応、自分の目で確かめに行っただけだ」

 

へ???

混乱してるサンに、ジョーおじさんがサンのことを電話で根掘り葉掘り聞いてきたことをネタバレしてくれます。

ポー「お前が俺からの借金を返すために必死で働かなきゃならなかったのを知った時には、あいつ、いい歳して、赤ん坊みたいに泣きじゃくってたよ」

それでようやく、ジェイが留守中、ボディガードのスーチャットをつけたように、ジョーおじちゃんも連携しながら、自分のことを見守っていたんだ、と、今回、自分が助かった流れについて理解できたサン。

 

しかし、シアポーが動く=金銭が発生しないことなどありえない、と身に染みてるサン。(苦笑)

今回は、サンが助けを求めてきたわけじゃないから貸し借りなし、というシアポーの言葉に安心し、ようやく、自分が気を失った時に何があったのか、の事情を確認する。

なんか、楽しそうなことを思い返すみたいに、ニヤリとしたポー。

 

~ポーの回想~

 

例の倉庫で、力尽きたサンを、刺した男が中に引きずり込もうと足を引っ張っていた時、配下の輩さんたちを引き連れたポー親分が登場(笑)

 

チンピラ「あんたたち、誰だ?」

葉巻を加えてる時点で、ポーの貫禄、半端ない。

ポー「オヤジの顔も覚えてないのか?」

スーチャットさんも、ただのチンピラって言ってたし、自分たちの組織の上の上の、そのまた上くらいの大ボスの顔なんて見たことないのかもね(笑)

呆れたように、 (配下に)いいから、こいつら片付けろと命じるポー。

粛清タイムスタート(笑)

 

サンが倒れていたのは、最上階の階段の行き止まりになってる踊り場みたいな場所なんだけど、意識のないサンに「おい・・まじで、トラブってたのかよ」と声を掛けるポー。

かなり出血してるのに、すぐに病院に向かわないところが、場数が違うってことなのね(苦笑)

 

サンを床に放置したまま、今度は、スカイのほうに回り込むと、「お前もか?」と訊ねた声に、薄目をあけるスカイ。

ポー「ああ、こっちはまだ元気そうだな。じゃ、もう少し、楽しい時間が続いても大丈夫そうだ」

そいつらを叩きのめせ!という怒号と共に、ポーが倉庫の中に入っていったのを、薄目に見ているスカイ。

 

《ここからは、普通の回想》

 

そして・・・ゆっくりと階段を登ってきた人影。

頭と腹から大量の血を流し、倒れているサンを見て、立ち止まったジェイの、蒼白になった顔。

 

<その晩>

目を覚ましたサンが、窓際に立つジェイに気づき、

少し身体を起こす。

(サンからは)背中しか見えてないのに、猛烈に怒ってるの、わかっちゃうのよね(笑)

 

あ、なんかヤバそう・・・と思いつつ、「いつ戻ってきたんだ?」と訊ねるサン。

窓の外を見ながら、すぐに振り向きもしないし、返事もしないジェイ。

 

サン「なんか怒ってる?」

ようやく振り向いたジェイの顔、確実に怒ってますね。

 

ベッド脇に移動してきたジェイ、あれだけ、自分のことだけに集中するように、と言ったのに、電話(不在着信30件以上)に出ないばかりか、自分の命を危険にさらした、と大激怒。

 

サン「・・・・・ショボーン」

でもさ、メモさえ残さず黙っていなくなったのはジェイのほうで、自分はずっと待ってたのに、あの日は、とても電話に出られるような状況じゃなく、最後、本当にあとちょっとで出られるところだったのに力尽きた・・・と言いたいけど無言(笑)

 

ジェイ「死か、俺か・・どちらかを選ばなければならないなら、お前は迷わず、死を選ぶんだな?」

いや、そんなつもりはなくて・・・

「そうじゃなくて・・」と言いかける声を簡単に遮られるサン。

 

ジェイ「お前は、弟や母親の死を自分のせいだと責めて、罪悪感を感じてる・・・」

もう、それも夢の中で贖罪できて、そのこともジェイに話したいんだけどね。

 

内ポケットから、サンのバタフライナイフを取り出したジェイ。

扱い慣れてない人には予想もつかない動きをすることがあるだけに、超危険だ、とわかってるサンの顔色が変わり、「ジェイ・・・」と声をかけるサン。

サンの言葉を無視し、ナイフの柄をサンに持たせるジェイ。

サン「ナイフを置いて! 話せばわかるよ」

ナイフごとサンの手を掴むと、

刃先を自分の腕に向けるジェイ。

なにをしたいのか、なんとなく察したサンが、「ジェイ・・・ジェイ・・やめて・・ジェイ・・だめだよ、ジェイ・・・お願いだから・・」と首を横に振る。

強引にぐっと掴んだサンの手を、自分の手首に当てようとするジェイ。

サン「ジェイ・・・やだよ・・・ジェイ、止めて!」

 

叫んでるわけじゃないのに、震えるサンの声が悲鳴のように聞こえてくる。

 

脅しじゃなく、グッとナイフの切っ先を手首に滑らせるジェイ。

 

ジェイの手首から流れる血を見て、恐怖で、ハッ、ハッ・・と浅い呼吸を繰り返すサン。

 

言葉にならず、ただ、ジェイの顔を見上げると、ジェイが自分の手首をサンの手首に合わせると、その血が滴る。

 

ジェイ「どんな気分だ? 俺を殺そうとしたのは俺か?」

 

自分が刺された姿を見て、ジェイも今の自分と同じ、本当に心臓が止まりそうな思いをしたのだ、と実感したサン。

サンの肩に自分の頭を押し当てるジェイ。

ジェイにしがみつくように抱き着き、自然と謝るサン。

サン「ごめん・・・本当にごめん・・・」

 

その目には、ちゃんと涙が滲んでました。

~病院の廊下~
点滴スタンドを転がしながら、ある病室に向かうサン。
いわゆるドラマで富裕層が入院する貴賓室ってほど豪華じゃないけれど、ちゃんと前室がある特別室でした。
しかも、ベッドはサンとは違って電動(笑)
でも、もぬけの殻。

部屋の主(ジェイ)はどこに行ったのか、と思いきや、トイレから出てきたのは・・・ピンピンしたジョーおじさん。


ジョーの手首のケガはたいしたことはなかった、と聞き、安心するサン。
ジェイの傷を自殺未遂だと考えた医師が、精神科を紹介しようとしたのを受けて、“先生、こいつは自分の彼氏を心配させようと、ちょっと懲らしめるためだけにそうしたんですよ”って代わりに答えた、と言うジョーおじちゃん。
ある意味、自分以上に、ジェイは病んでると思ってるサン、とにかく、優れたセラピストが必要なのは確かだ、と賛同する。

そう答えるサンの様子を見たジョーおじちゃん、ん~~、ん~~💘と嬉しそう。
 

ジョー「俺がお前のこと、彼氏って呼んだことについては、何も言わないんだな?」
おじちゃん、からかい方が中学生並みだよ(笑)

ジョー「つまり、お前は、本当に3バーツさんになっちゃったってことか? はん?」
出たよ、また、意味不明な、ナイサンバーツダンス(笑)

さすがに、微笑んじゃうサン。


サン「別にそういうわけじゃないですよ」
サンの大人な答えに、少し真面目な顔になるジョーおじさん。

昨晩のジェイの軽挙に対して、謝るジョー。

ジョー「時々、アイツは子供みたいに自分勝手になろうとするところがある。これからは、アイツにも自分の行動をコントロールしてほしいと思ってるよ」
おそらく、あんな風にナイフで腕を切った後、サンは取り乱すし、← 表面上はそう見えてないだろうけど。

縫合やらなにやら大騒ぎだったんでしょうね。

サンがついててやればそれも可能だろう、って言いたいらしい。
ジョー「なにはともあれ、良かった。俺は嬉しいんだ。お前さんはこうして死んでないんだから。お前は3バーツさんだよ。つまり、お前は家族だって意味さ」
 

言い変えれば、このジョーおじさんが、シアポーに助けを求めなかったら、最悪な事態も十分あり得たわけで、ホント家族以上に家族です。
 

サン「・・・・・・」
家族って言葉を聞いたサンが嬉しそうで、その瞳もすごく澄んでるんだよね。

ジョー「家族ってのは、お互い、助け合うもんだ」
微笑み合うジョーおじさんとサン。

母親や弟を喪っても、決して天涯孤独ではなく、ジェイを得たことは大きかったし、ジョーおじさんをはじめ、実は多くの人がサンを見守ってくれていたことが今回、明らかになりました。

そこで、少し悲しそうな顔になるおじさん。
ジョー「お前はここにいろ。俺はもう行かなきゃならん」← ジョーおじさんの出番、これでラストだったかな。


病室を出たところで、「俺の代わりにアイツの面倒をみてやってくれ」と言い残すジョーおじさん。
てっきり、ジェイのことを託したのか、と思ったら、それに対して「はい」と答える廊下にいた誰か。

顔をのぞかせたのは・・・スーチャットでした。

スーチャット「私に嘘つく必要などなかったのに・・・」
ニヤリと笑うスーチャット。
そうでした。
スカイを助けに行く際、水を買いに行くと騙して、一人で出かけて行ったサン。

スーチャット「私にもっと罪悪感を感じさせたかったんですか?」
サン「・・・・・・・」
スーチャット「とにかく、病室に戻りましょう」

その時、サンのスマホに、ジェイから“会議への招待メッセ―ジ”が届く。

 

~ドリームエンタ本社 会議室~

臨時の取締役理事会っぽいです。


ジェイ(アーサー)は席についていなくて、隣の席に秘書のゲームさんが座ってるよ。

会議室に遅れて入ってきたサンポーンを出迎えるコンキアットたち。


どうやら、ドリームエンタは、ソンポーンの投資会社SPGと合併し、新社名を『SPDream』とかにするらしい。

満足そうに小さく頷くサンポーン。


 

それと同時に、アーサー理事の解任についても議題にあがる。

ある一部に動揺が走るものの、またしても、頷いているソンポーン。
 

会社に損害を与えた、というのが、反対派たちの意見らしい。

手を上げながら、「彼をその職から解任することに賛成の方は?」と一方的に挙手を促すコンキアット。
先ほどからの(反対派)発言者と数人が手を上げ、サンポーンがじろりと睨みを効かせると、気弱そうな数人がチラホラと追従する。

ここで、ガチャリ、と後方のドアが開き、ジェイ様、登場。

 

コートを肩にかけた立ち姿こそ、二次元三次元を通しての、スパダリジェイのメインイメージ!(笑)

 

アーサー(ジェイ)「私を解雇するおつもりですか?」


悠然と席に着こうと歩き始めたアーサーの姿に、動揺が走る。

 

~サンの病室~
自分の病室に戻ってきたサンに、ノートPCを開き、会議室のライブ中継を見せるスーチャット。



ジェイと親しそうなスーチャットの口ぶりが気になるサンが、どうやってジェイと知り合ったのか?と疑問を投げかける。

思い出すように、話しを始めるスーチャット。
スーチャット「私は、ジェイの母親のボディガードでした」

 

~スーチャットの回想~

<彼女とは、最も長い間、仕事をしてきたんです。でもその日、私は最大の間違いを犯してしまった・・・>

バンコクに戻ってきてからも、問題は山積、頭を抱え、絶望の淵にたっている状況なのは変わりないパヴィニー。

パヴィニー宛てに荷物が届いている、と連絡を受けたスーチャット、苦悩するパヴィニーに声が掛けられず、自分で階下に取りに行くことに。
スーチャットが部屋を出て行ったことすら意識せず、ベランダに向かうパヴィニー。

<私が彼女から目を離したのは、ほんのわずかでした>

転落したパヴィニーの周囲に、警備員や住人達が集まってきたところに、手に書類封筒を持ったままのスーチャットも駆け付ける。

スーチャット「奥様! 奥様! パヴィニーさん!!」

その後、急遽、タイにやってきたジェイが、パヴィニーの墓前に立っている。

<ジェイと私は、母親の葬儀で再会したんです>

ジェイ「自分のことを強いと思ってますよね?」

あんたがついていて、なぜ!!


全身で、スーチャットを責めるジェイ。

 

突然、殴りかかるも、簡単によけるスーチャット。
ジェイがボクシング経験者だっていうのは、最初、サンをボコった時に感じたんだけど、それでもやっぱり、プロのボディガードには敵わないよね。
それでも、スーチャットに向かって、殴りかかるのを辞めないジェイ。

<最初は、ただ、悲しみを紛らわせるだけだったのでしょう>

あまりにも本気で向かってくるジェイの動きを止めようとして、後ろ手を取り、地面に押さえつけたスーチャット。

<その時、私が彼の右腕を骨折させてしまったことが判明したんです>

そこまで聞けば、5年前のあの晩、ジェイの手を振り払った時に痛そうに顔をしかめたジェイに、金を投げつけたことまで思い出したサン。

サン「あ~~、つまり、あれはあなたがやったんですね」

スーチャット「ああ、年のせいか、膝が痛くなってきたような・・・今すぐ薬が必要みたいだ」
都合が悪くなると、すぐ誤魔化す(笑)
そそくさと病室から出ていくスーチャット。
ガキっぽいのは、あなたも一緒です。
 

 

ようやく、しっかりと、会議のライブ中継に目をむけるサン。

解任動議が上がろうとも、(株式)10%ホルダーの自分には、この席に出席が許可されるはずだ、と席につくジェイ。
苦虫を噛んだように、それ以上、なにも言えない反対派一同。

なにもジェイも、敵陣にたった一人で乗り込んだわけではなく、当然、ジェイ派の人間も存在します。

ジェイの実績について肯定的な意見を述べる副社長。

面白くないコンキアットとサンポーン。

役員3「ですが、彼の推進した小さなプロジェクトのせいで、我々の利益は減少したんです。ですから、彼の実績はそれほど良いとは言えないと思います。具体的な数字について話をすべきだと思いますよ、副社長」
この女性役員、その昔、パヴィニーが解任される時も、(コンキアット側について)強硬意見を出してた。プンプン

ジェイを締め出そうという流れに、笑いを堪えきれず、下を向くジェイ。

サンポーン「既に、キャスティングも決定し、スポンサーとも契約を結んでいる。あとは、いつ撮影を開始するかだけの問題だが、それもすぐに始めることだろう。現在、多くの国が配信権の購入契約を結んでいる」
このサンポーンの発言、結構、重要なことを言ってます(笑)

そこまで聞いて、大仰に、ゆっくりと拍手をしてみせるジェイ。

さぁ、反撃開始です。

反対派たちに対し、今一度、契約書をきちんと読むように促すジェイ。


そこには、撮影を開始する前に処理しなければならない進行に関する条項リストとして、このドラマのためのオリジナル挿入歌関連についても含まれているという盲点を指摘するアーサー(ジェイ)。


慌てて、契約書を見せるように指示するサンポーン。
それらの契約の項目箇所を、目を皿のようにして見返すコンキアットたち。

アーサー(ジェイ)「これらの楽曲を使用する権利を有しているのは世界で私だけなんですよ」
顔色を変える反対派たち。
あ、今頃気づいたけど、ジェイの隣に座っているのは、この間、ジェイと打ち合わせをしてた法務関係者っぽい人じゃん。

 

ここで、回想シーン。
 

ドリームエンタに著作権を譲渡するつもりは一切ないという強硬な態度な作曲家と面談するジェイ。
ジェイ「私はドリーム社を代表して、こちらに伺ったわけではないんです」
そういうと、秘書のゲームに封筒を出すよう指示するジェイ。

以前に、この作曲家が不公平な契約を結ばされたり、楽曲に対し、時代遅れでそう長く続かない、というひどい言葉も投げかけられたという事実を把握したうえで、「私は、あなたの歌は伝説の歌になると信じています。絶対に、私たちと共に長く残る曲となります」と、書類の内容を確認している相手に向かって、自信たっぷりに話すジェイ。

作曲者「こんなに価値のある曲だとは思ってもいなかった」
提示された条件(金額も含め)を見て、逆に戸惑ってる感じ。
ジェイ「私個人に売っていただけませんか?」


初めて、自分を高く評価され、考え始めた作曲者。

一方、“The Memory ”の原作者にも会っていたジェイ。
なごやかに、本にサインまでしてもらってる(笑)


この曲の作詞は、原作者自らが手掛けたらしい。

原作者「私のオリジナルの歌詞が使用されない場合に備えて、契約を解除するための条件を追加できるとのことですが・・・」

原作者の権利を守る条件を提示したジェイ。

原作者「ありがとう。本当に感謝してもしきれないわ」
ジェイ「お力に慣れて光栄です」



そんなふうに、楽曲の権利関係をおさえたジェイが訊ねたのは、アメリカの父親のもと。

父親「お前、(資産の)ほとんど全てを売却するらしいが、その金で何をするつもりなんだ?」
ジェイ「曲の著作権を購入したいんです」
父親「ちょっと高すぎないか?」


資産の売却先として、父親を選んだ(頼った)のか、それとも、なにか別の契約なのか、よくわからないけど、契約書にサインしてるジェイ。
ジェイ「復讐の代償として考えれば、私にとって、高すぎるものなんてありません」
ふっと口許が緩む父親。
父親「お前は本当に母親そっくりだな」

 

こんなふうに、全てを賭けて、この場(理事会)に挑んだジェイ。

 

★『 PAYBACK The Series』10話後編に続く★