8話は長くなると、最初からわかってました(笑)
いろんな意味で、このドラマの肝であり、クライマックスへの序章です。
 

【おことわり】

こちらの【ざっくり雑感】は、筋追い版のように、細かく時系列にそって、筋、シーン、セリフなどを追ったものではなく、あくまでも感想メインのレビューです。

とは言いましても、ドラマのどの部分のことなのか、全くわからない、というのも困るので、多少、内容の補填や公式の画像に助けていただきながら、大好きなドラマの内容をよりよく把握するために、映像上、見えたり聴こえたりしている中に隠された意味、メッセージ、演出の行間を解釈したり、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露が中心です。

 

当然、私の視聴プロセスに沿って、ほぼ思ったまんま、駄々洩らしてる完全ネタバレが前提となります。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『PAYBACK the series』の雑感をはじめから読みたい方は、

 

前記事未読の方は #1&#2 #3 #4 #5 #6前編 #6話後編 #7話

 

『 PAYBACK The Series』

8話前編

 

これまた不穏な空気で始まります。

 

8話のアバンタイトル

 

7年前・・つまり、まだ、ジェイがアメリカにいる頃のことですね。

 

パヴィニーのオフィスで契約を交わす若い男性。

ジェイのママが手掛けた新人俳優?

前途洋々だったはずの、その彼が、次のシーンでは、目の焦点さえ合わず、ベッドでぐったりとしている。

ソンポーンの餌食になっちゃったってことらしい。

(この新人俳優役の人、どこかで見た覚えがあるんだけど・・・誰だったかな?)

 

配下の者に、「片付けておけ」と一言言い終え、出ていくガウン姿のソンポーン。

公式トレーラーより

 

これだけでは時系列がよくわからないので、ソンポーンがそんな前から、このドリームエンタの裏側にいたのか、などの疑問やら事情は不明ですが、いずれにせよ、パヴィニーがタッチしていない業界の闇の部分?

この新人さんが現在、ドリームエンタで活躍していないのであれば、彼女の仕事が裏でつぶされたにせよ、いわゆる献上品として、ソンポーンに繋がりたい人間から送られたにせよ、どちらにしても、おぞましいことよ。

皆さん、お待ちかねの8話ですが、前編はまだ起承転結の起承って感じですが、後編が転結となっているかは微妙なところスター

 

ペンヌンのスキャンダル:かれこれ2~3年前の出来事で、ペンヌンが運転していた車と、バイクが接触事故を起こして、倒れたバイクの人を残して逃げた監視カメラの映像がSNS上で拡散。真実を話さないようにという脅迫まがいなメールまで送っていたことまで暴露される。

さすがに、これはヤバイわ。

 

取材を受けたコンキアットが、誰がペンヌンの事件を隠蔽しようとしていたのか調査し、厳格な措置を講じる、と答えてる。

当然、ペンヌンのブランドアンバサダー契約は全て終了。

出演予定だったドラマも無期限延期。

ハッシュタグは、2日連続でトレンド入りなどなど、とにかく、社内外ともに、大騒ぎ。

 

~ドリーム本社 カジョーンのオフィス~

コンキアットが、事件の隠ぺいを図った人物として言及していたのは、アーサー理事のことではないか、と心配するサン。

アメリカで同じ大学に通っていた親友のアーサー理事が助けたのでなければ、3年も生き延びられるはずがない、とカジョーンもアーサーの関与について疑いを否定できなさそうなんだけど、サンには、どうしてもそう思えない。

 

騒動を受けて、アーサー理事には停職処分が下されてしまう。

真実を探り、追求するより、さっさと問題分子を排除するほうがより確実で有効だから。

 

~ジェイの自宅~

心配になり、ジェイの自宅にやってきたサン。

ドアの前で座り込んで待っていたら、いつのまにか寝ちゃってて、

いつのまにか、部屋の中に運び込まれてた(笑)

 

眠りながらも、無意識に、電話に出ようとして、ジェイに「俺の電話だ」と止められる。

相手を確認し、電話に出るジェイ。

ジェイ「できるだけ早く取り掛かる」

 

起き上がろうとするサンを逃すまいとするジェイ様、上半身裸ですけどね(笑)

ジェイ「俺に会えなくて寂しかったか?」

サン「会ったばかりのあんたのことを寂しがるほど、おかしくなっちゃいないけどね、どけよ」

どくわけがない(笑)

 

サンが自分を心配し、部屋の前で寝ちゃうくらい待ってたことで、ちょっとだけ気分が上向いたジェイ。

 

サンはね、キスを迫られても、最初は必ず避けるんです(笑)

 

思い込みが激しいのも大概にしろ!俺は話しがしたくて来ただけだ、と文句を言うサン。

ジェイ「なぜ来たのかなんてどうでもいい。俺が気にするのはただ一つ、俺に会えなくて、寂しかったかどうかだ」

強気スパダリ発言と強目のちう💋はセットです。

ふふふ、これは確実に、しばらく消えないキスマークって奴ですわ(笑)

サンが、ジェイをひき離そうと、必死にもがいてますけど、びくともしないの(笑)

 

サン「これまで、こんな状況になって、誰かの部屋の外で座って待たなきゃならなかったことなんて、一度だってねぇよ」

こんな嬉しい言葉ある?

ジェイ「一度もないだって? つまり、男の部屋の前で待つのは初めてだってことか? 初めての男になれて光栄だな」

ある意味、初めての男っていうのは合ってますけどね(爆)

 

もう、ちう💋攻撃、止まりません。

どうせ抵抗しても無駄なので、そこはもう、ほとんど受け入れちゃってるサン。🤣

 

でも、ジェイがベルトを外して、その先に進もうとした時、サンの表情が変わり、声色も変わったの。

サン「出すな! しまえ!」

ジェイ「ずっとこんなだったんだぞ、この状況のままってのは、キツイんだけどなぁ」

それでも、一応、ファスナーを上げましたよ。← 本気の拒絶には応じるんです。

 

ジェイがペンヌンの隠ぺいに協力するような人間じゃないことはわかってる、と言い切るサン。

ジェイ「今、電話を掛けてきたのは、(秘書の)ゲームだ」

今回の件、会社のコンピューターから情報が流出し、それらのデータを公開するためのアカウントも登録されていたことを突き止めたらしい。

ジェイ「お前のマネージャーのメールだったよ」

 

サン:はぁ???

びび:はぁ???

 

小刻みに、あり得ない、と首を横にふるサン。

カジョーンに、そんな情報を入手するのはまず無理。

それに、ここのところ、毎日、一緒にスカイの撮影セットにいて、そんな時間はない、と主張する。

 

ジェイ「お前とずっと一緒だったっていうのは確かか?」

そりゃ、ずっと手錠で繋がれてたわけじゃないからねぇ。

確かに、カジョーンが「すぐ戻る」ってセットから抜けた時のことを思い出すサン。

 

ただでさえ、疎まれてるのに、会社に損害を与えた、という理由は十分な解雇理由になってしまう。

そんなことさせるわけにいかない。

 

ジェイが言うとおり、カジョーンの無実を証明しようとするなら、時間はいくらあっても足りません。

 

こうしちゃいられない。

エッチはお預けです(笑)

さっきは、サンに拒否されたから、と言うより、ちゃんと、こうなることがわかっててやめたわね、ジェイ(苦笑)

ホント、喰えない男。

 

今、ジェイがアーサー理事として会社に顔を出すわけにはいかない、と、ひとりで、ドリーム本社に戻るというサン。

ちゃんとジェイのことだって考えてます。

反して、夜道の一人歩きを、愛しいサンにさせるわけにいかない、とサンのあとをついていくことにするジェイ。

 

自分は自分の意志で自由にどこにでも行ける。サンこそ、こんなイケメンに高級車で送り迎えされるのが照れ臭いんだろ、とか文句たらたらなジェイ。

サン「(呆)自分で言ったんじゃないか。P’カジョーンを救うには時間があまりないって。 俺の時間を無駄にしないでくれよ


聞き捨てならない、とばかりに、カジョーンを助けたくて必死なサンの肩を掴み、行く手を阻むジェイ。

ジェイ「送っていかせないなら、どこに行かせないぞ」

あら、P’カジョーンにすら、ヤキモチですか?

見境なくていいですよね(笑)

 

そこは、ちょうどバス停で、

タイミングよく、路線バス界の高級車、エアコン完備・運転手付きの大型車両(EVバス)が到着したみたいです。(笑)

あ~、もう赤バスじゃないのね(寂)

 

まさか、本当にバスに乗るとは思わず、「送っていきたいならついてくれば?」と煽りながら、

バスに乗り込むサン。(笑)

サン「あんたみたいな奴は、誰かとなにかを共有するなんて好きじゃないはずだろ」

仕方なく、普通の路線バスに乗り込んだジェイのことを、バスに乗るのは初めてだと思っていたみたいです。(笑)

 

急ブレーキで、お決まりの急接近。(笑)

ジェイ様、やはり自分のものを誰かと共有するのも嫌いだそうですよ(笑)

サンが言ってた1度だけ受けになった時の話を持ち出し、相手は誰だったのか、と聞き出そうとするジェイ。

サン自ら、その相手が自分(ジェイ)だった、と思い出してほしいのよね。

 

サン「なんで今、そんな話になるんだよ! ちょっと離れて・・・💢」

ジェイを押し戻すサン。

 

そして、またまた、急ブレーキ(笑)

運転手さん、いい仕事されますね。(笑)

ジェイが事前に、運転手さんを買収してた、と聞いても、もう驚かないわ。

 

自分はジェイのものなんかじゃない、と宣言するサン。

乗客のみなさ~ん、この二人、結構、すごいこと話してますよ(笑)

 

ジェイ「俺がバスに乗るのが初めてだって、誰が言ったんだ? ニューヨークに住んでた時は、よくバスに乗ってたんだぞ」

 

運賃を徴収しに、お姉さんがきたけど、ジェイ、バスカードなんてもってるのかな。

 

お姉さんにバスカードを2枚見せるサン。

HOPカードというものらしい。

もしかして、このドラマってEVバスの普及促進の一環で撮影協力してもらったの?(笑)

 

帰り用に、ちゃんと1枚をジェイに渡すサン。

とにかく、あれこれうるさいジェイとのやり取りがめんどくさくなって、背中を向けるなんていう、隙だらけの行動取るから、こういう羽目になるのよ(笑)

さすが、乗客の皆様、気づかれましたね(笑)

二人の密着度合い、チラ見されてます。

サンが向きなおったら、さっと視線をそむけ、見てないふりする乗客の皆様、最高です(笑)

私もこの場にいたかった。


小綺麗なEVバスになっても、急ブレーキ、急ハンドル、揺れることは変わらないわねぇ(笑)

しかも、今回は、つり革につかまってたサラリーマンがジェイの背中を押してくれました。

またしても、ミッチャクロン(笑)

乗客の皆様へのサービスタイムは続きます。

 

ゴチャゴチャ言ってますけど(笑)、ジェイはもうほとんどちう💋体勢に入ってる(笑)

 

サン「もうすぐ着く」

乗降口に向かうサンを呼び止め、手にカードキーを渡すジェイ。

ジェイ「待てよ。(俺の)部屋のカードキーだ」

 

後ろのお姉さんが目を丸くしてる!爆笑爆笑爆笑

ジェイ「だから、もう俺の部屋の前で寝なくていい」

 

そそくさと、ポケットにしまうサン。

 

乗客の皆さん:受け取った~~~~!!!

気分は、みんなでサンバタイム!!(笑)

そりゃ、イケメンカップルの、イチャイチャのみならず、合鍵を渡す場面まで目撃しちゃったんだもん。

 

停車直前のブレーキのおかげで、最後の密着は、サンを抱きかかえるようなバックハグ。

みんな、視線だけでフォ~フォ~状態です(笑)

完全に噂の的になってる。

(今回はそんなことなかったけど)SNSにアップされないか心配!

 

結局、ジェイは降りませんでした。

 

~ドリームエンタ本社~

 

すでに、ペンヌンの情報を漏らしたのが、カジョーンだと噂になってる社内。

知らぬは本人ばかりなり。

サンやスカイが心配しまくってます。

もちろん、全否定するカジョーン。

二人が撮影してるときに、事務所に戻ったのだって、事務処理をしたりしてただけで、マネージャーはみんなそうやって、時間をやりくりしながら仕事をするもんだ、と力説する。

自分がやってない証明って言われても・・・と、途方に暮れるカジョーン。

とにかく、利用されたことだけは確かだとしても、警察の捜査なんて当てにできないし、先に会社を解雇されるのがオチ。

 

必死になって、頭を働かせるサン。

もし、カジョーンがペンヌンの新しいマネージャーになれたら、情報を漏らしてないことをペンヌンが確信してることになるし、カジョーンへの疑いを覆すことになるのでは?

トップ俳優のマネージャーなんて、自分には荷が重すぎるし、無理に決まってる、と及び腰のカジョーン。

 

・・・とは言え、今は時間もないし、その案しかないので、翌朝、早速、ペンヌンのコンドミニアムに直行。

 

ずんずん進んでいくサンに、居住者の許可なく入れないだろう、と呼び止めるカジョーン。

取り立て屋の時に培ったノウハウ(コンドのスタッフから、入館証をパクるだけだけどね)を駆使するサン。(笑)

カジョーン「たしかに、助けを求めたが、こういうことじゃない!こんなの間違ってる!」

存在が良心の塊のようなカジョーン、泣きそうです(笑)

 

ペンヌンの部屋の前まできたものの、チャイムをならしても当然出てこない。

出直そうと言うカジョーンが後ろを振り返ると、バタフライナイフで、鍵をこじあけようとしてるサン。

必死で止めようと、ワチャワチャやってたら、ペンヌンにドアを開けられる。

 

ペンヌン「何者だ?」

当然、信用なんかされません。

でも、カジョーンも必死よ。

しつこく粘って、マネージャーに立候補するも、聞き入れてもらえず。

 

乱暴に突き飛ばされたカジョーン、廊下に倒れ込んだ時に、腰をやっちゃったみたい。

信じられない思いで、ペンヌンを見るサン。


それでも、閉められたドアの外から、「私こそが、あなたを救う突破口です」と訴えるカジョーン。

 

仕方なく、カジョーンを抱き起こし、部屋の前から去る際、頭に来たサンが、ペンヌンの部屋のドアをガンと蹴飛ばし、「結局、あんたが強気になれるのは、こんなふうに(立場の弱い)年寄りをイジメるときだけなんだな!はん?(怒)」と悪態をつく。

ケガ人を放置したペンヌンの人間性を指摘したって感じ。

 

そのまま、帰るわけにもいかず、駐車場で待つことにするサンとカジョーン。

若い時なら、こんなのなんでもなかったのに、ちょっと転んだだけでこのざまか、と中年の悲哀よね。

医者に行ったほうが・・・と言うサンに対し、これくらいなんでもないって答えるカジョーン。

 

ファンに向けて、動画は事実で、許されない行為だったと認め、謝罪するメッセージをSNSにあげたペンヌン。

 

たしかに、ファンは直接ペンヌンから真実を聞きたがってるとは言ったけど、こんなに早く謝るとは思わなかった、と驚くカジョーン。
様子見するしかない、と、その時は撤退したものの、予想以上に余波は大きく・・・。

 

~スカイの通う大学~

その後、スカイもペンヌンに関するニュースチャンネルの動画を見てました。

平然とドラマの宣伝記者会見を行う彼の態度と不誠実さに、

そりゃ、世間は大炎上。

結局、ペンヌンの騒動は、被害者は一生歩けない身体になった、などなど、ニュースサイトの運営者たちやインフルエンサーが、こぞって取り上げ、収まることなく、

ペンヌンの評判は地に落ち、スポンサーはすべて撤退。

 

そこに、見知らぬ番号からの電話を受けるスカイ。

相手はカメラマンのパーキン。

カジョーンから聞いた番号が間違っていたらしく、サンのつもりで掛けてきたそうで、結局、プロフィール写真撮影時の約束(ヌード写真撮影)の仲介役になるスカイ。

 

~パーキンのスタジオ~

そして、その夜。

サンだけじゃなく、スカイも一緒についてきたのね。

 

ただ、全部脱げばいいだけだ、というパーキンの指示を聞くなり、

どんどん、服を脱ぎだし、全裸になるサン。

この思い切りの良さはどこから???(笑)

 

白い布を渡し、これで、隠せ、というパーキン。

 

でね、超かっこいい芸術的な写真が撮れちゃったのよ。

モノクロじゃなくて、セピア色?

うん、いいわ、これ。

これも見せちゃダメなのか・・・残念ショボーン

ドラマ内でも、ほぼ一瞬しか映らないけど、是非とも映像で見てみてねウインク


スカイも、とても美しい、そんなに露出してみえないし・・・と驚嘆する。

パーキン「自分も芸術作品だと捉えているよ」

サンの肉体含めてってことよね。


ここで、スタジオの壁にかけられたなかの、一枚の写真に描かれた後ろ姿の人物が誰なのか、について話題になる。

パーキン「俺に写真を諦めさせようとした人だ。自らを“指導者”と称しているが、やってることは、単に教えることに留まらず、他者の作品をけなしてばかり」

 

その人から、カメラマンとして決して大成しない、と言われたパーキン。

 

写真の中の人物は何を見ているのか、と質問するスカイ。

パーキン「写真家のコンテストで全国賞を受賞した俺の写真だ」

 

え?と驚いて、再び、その絵を見るサンとスカイ。

 

スカイを、カメラ嫌いにさせた奴らが、まるで逃れられない呪縛のように、バンコク中のビルボードでスカイの姿を目にする光景を見たら、どんなに痛快だろう、というパーキンの言葉に救われたような表情を浮かべるスカイ。

このパーキンの言葉は、サンに対しても、有効な言葉になったはず。


 

~会員制クラブ “ALICE'S LABYRINTH”の屋上~

再び、屋上です。

煙草を吸ってるジェイのもとに、近づいてきたサン。

 

この一連の騒動の根本は、コンキアットがアーサー理事を排除するために仕組んだことだと気づいたサン。

 

ジェイ「俺のことが心配か?」

サン「・・・・」 

心配だけど、心配だって言えない天邪鬼だって、ジェイが言ってたんだよ(笑)

 

近寄ってきて、サンの顎をくいっと持ち上げ、再び訊ねるジェイ。

ジェイ「俺のことが心配か?」

 

天邪鬼を素直にさせるには、キスが一番。

応えてしまうサンの顔が、以前よりずっと穏やかになってる。

それでも、ジェイとのキスに幸せを感じ始めたサンは、どんどん、ジェイに惹かれてしまう自分も怖いし、生きることに喜びを見出しそうになるのも怖いのね。

 

ジェイを押しのけるサン。

 

ジェイ「また、こんなことするんだな。なぜだ? 罪悪感か? 自分の家族を死に追いやったからか?」

睨むサン。

 

自分だけが幸せになってはいけない、とブレーキをかけることで、自分がしたことの代償を払おうとしているだけだ、とサンの心の内を言い当てるジェイ。

 

サン「もういい!」


過去5年間もの間、自分の過ちについてずっと考え続けてきても、自分自身と向き合おうとしてこなかったから、泣き方がわからないんだ、と指摘するジェイ。

サン「ナルシストみたいな真似は止めろ!」

 

いつかきっと、サンも感じるようになる日が来ると、サンの手を取り、自分の心臓に押し当てるジェイ。

ジェイ「今でも、俺の心はお前を求めている」

サン「・・・・・・」

今までのサンにとって、命は喪失するものでしかなくて、こんな風に生の鼓動を意識したことなどなかったはず。

 

ジェイ「これからは、俺のことだけを考えてくれないか?」

こんな愛の告白も素敵だよね。

 

サンは泣き方もだけど、どう表現したらいいのかわからないだけで、かなりジェイに近寄り、向き合い始めた気がするけどね。

 

~撮影スタジオ~

今日もまた、スカイの撮影についてきたカジョーンとサン。

 

寝坊したうえに、言い訳ばっかりのキャストを切った監督が、

その代役にサンを抜擢。

サン「え?」

なんの心の準備もないまま、衣装とメイク・・・と進められていく。

 

でも、さすが監督。

演技経験はなくても、サンと、このキャラに共通点があると思うって、ちゃんと考えての抜擢だったのね。

 

自分で命を断とうとする燃え尽きたサラリーマン役なのに、やたらかっこいいんだけど(笑)

スカイに言われても、落ち着かないサン。

 

そんな時、ジェイから、リトアニアの首都はどこだ?〉という、トンチンカンなタイミングの質問が来て、しかも〈トイレに答えを言いに来い〉だって(笑)

 

サン:い、今?(困)

 

それでも、サンったら、周囲を見回して、こっそり抜け出すのよ(笑)

そんなの、人生初の撮影を前に、一番逢いたい人だからにきまってるでしょうが!(笑)

 

サンのリーマン姿をみたら、そりゃ、欲情しちゃうよね(笑)← そこ、肯定するなって?(笑)

トイレに鍵をかけると、問答無用のキス。

なんとか、引きはがしたサン。

突然、こんなことされて、しかも、初めての本格的な撮影前なのに・・・と怒りに燃えてますが、会いに来たの自分です🤣

 

ジェイ「やってみろよ。好きなだけ被害者ぶればいい。それで気分が良くなるならな。こんな状況に陥ってるのは、俺がお前に強制したからだと思うならな」

 

ジェイ「これ以上、進んだらやばいんだよな。でも、お前が望むなら、俺にちゃんと言え」

サン「なんて?」

ジェイ「お前は、本当に欲しいものと向き合う必要がある」

サン「ここは、公共のトイレだぞ」

そっちも欲しいかもしれませんが、そういうことじゃないんです。

 

ジェイの言ってることが、言葉遊びにしか思えないサン。

サン「なんで、何でもかんでも謎解きみたいにして困らせるんだよ? すげぇ迷惑だ」

ジェイ「言いたいことはわかる。なにが欲しい? なぜ、俺に頼ろうとしない? それとも、真実が怖いのか?」

キッと、毅然とした顔で、「俺は怖いもの知らずだ」と言い返すサン。

ジェイ「俺は誰に対しても手加減はしない。何かを完全に自分のものにするためならば、それを壊すことも厭わない男だ」

 

再び、キスをはじめたジェイ。

 

先ほどのジェイの言葉と共に、激しい想いをぶつけてくるようなキスに、拒否できないサン。

 

外から、ノックの音が鳴り響く。

「だれかいるんですか?」

 

時間切れです。

USBメモリを渡すジェイ。

ジェイ「お前とおまえのマネージャーには、これが必要かもしれない」

ほらね。

表立って動けないジェイにとって、今はサンのアクションが必要だし、当然、影から守りたいし、支えたいのに、待っても待っても、肝心のサンは助けを求めに来ないし(笑)、結局、自ら来ちゃったのよ(笑)

 

偉そうだけど、サンのこととなると余裕がないジェイもいいものでしょ(笑)

 

~撮影場所:ビルの屋上~

きゃ~~~、私のサンが、知的メガネ男子になっとる!

 

撮影の前に、自分以上に緊張しているカジョーンに、ジェイから受け取ったUSBメモリを先に見ておいてほしいと渡すサン。

 

~サンの出演シーンの撮影前~

 

「空が綺麗ね」と空を見上げた監督に、「美しい空と自殺現場との関連を訊ねるサン。

はっきりとした意味はないが、画的に配色がシンプルで目に優しい、キャラクター的には、「最後に、この空を見るってことは、なにか意味があるんじゃないかと思って・・・」と、穏やかに言葉を返す監督。

改めて、空を見上げるサン。

今度は、サンに対して、死ぬ前の最後の瞬間を想像したことあるか、と訊ねる監督。

サン「・・・あります」

頷く監督。

おそらくキャスティングオーディションの際、サンの瞳にそれを感じて、心に留めていたんでしょう。

 

自ら死を選ぼうとする人は、直前に、しばしば躊躇したり、独り言を言ったり、地球から自由になることを伝えるために靴を脱いだり、誰かに電話をしたりする人もいるかもしれない。それとも、自殺する前に、空を見つめたりするのだろうか?

 

監督「どういうことか、要点はわかったわね?」

頷くサン。

リハーサルしたいか、と問われ、自殺は一度きりだから、練習すると慣れすぎて現実味がなくなってしまうような気がすると言って断るサン。

 

黙って後ろに下がっていく監督。

そこからは、静寂の中、ためらいなく、まっすぐビルの縁まで進んでいくサン。

 

ネクタイとシャツ、メガネを整え、空を見上げたサンが

自分にできること、やるべきことはすべてやった、これでもう人生を終えてもいいんだ・・・と、微笑みを浮かべ、落ちていく。

 

 

このまま、勢いで続けます!

 

★『 PAYBACK The Series』8話後編に続く★