既に、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、実は奇蹟7話に続けて、8話が連投されまして、なんと、来週は配信を休止し、10/9に 9話配信だそうで、2週間もあくなんて、突然のことにいろんな意味で発狂しそうになっております。
なんか、界隈の動きがおかしいな、いつもと違うなとは思ってたんだけど、そのときは誰も事情がわかってなかったし、私は7話に夢中だったし。
どうやら海外プラットフォームでの、8話誤配信をうけて、あっという間に拡散されてしまったため、急遽、8話を前倒しで正式配信することに決定という流れだそうです。
いやぁ、よりによって、このタイミングで。。。
右往左往の『天国(7話)と地獄(8話)』狂詩曲です。
まずは、天国編の7話からいきます。
7話。個人的に神回認定(笑)
とりあえず、前半は「肌色注意報」発令です。
ちなみに、この7話の筋追いは、上記8話の前倒しを知らない段階=能天気な状態で書いてます。(苦笑)
では、いつものご注意をば・・・。
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『奇蹟 Kiseki』
Kiseki Dear to Me
2023年(台湾)8/22~ Nov 7, 2023
25分×全13話
制作:GTV
原作:林珮瑜
前記事を未読の方はこちらから
#1 #2-1 #2-2 #3-1 #3-2 #4-1 #4-2
Kiseki #7-1
はい、6話ラストを少しだけ遡り、神回にそのまんま、突入していきます。
結局、なんでケガをしたのかはわからないままですが、とにかく、ルイをかばって名誉の負傷をしたゾンイー。
ルイに泣きそうな視線を送ってるのは痛いからじゃありません。
真剣な表情で手当てするルイの手元に、ちゃんと、灯りをむけてあげるの。
何度見ても泣ける。
手際よく、ケガの消毒をしているルイを見ながら、吸い寄せられるように、近づいていってしまうゾンイー。
視線を感じ、ふと顔を上げたルイの間近に、さっきよりも近くなったゾンイーの顔が。。
それでも、黙々と手を動かすルイ。
ゾンイー「ここに来るべきじゃなかった。俺のことなんて気にかけたり、優しくしたり、もっと好きにさせたりなんてすべきじゃないのに・・・」
切々と訴えながら、少しずつ、ルイに近づいていってるゾンイー。
押さえきれない気持ちのまま、吸い込まれるように、キスしようと、顔を近づけてきたゾンイーの腕を、ガシっと押え、止めたルイ。
止めたはいいものの、お互い、釘付けですよ。
ゾンイー「好きだ」
囁くようなゾンイーの声を聞いてるだけで、こっちまで感極まる。
動かない(動けない)まま、固まっているルイの唇に視線を合わせ、顔を傾けながら近づくゾンイー。
切なげな視線のまま、自分のの唇に自身の唇をあわせようとしてきたゾンイーを、一度はぐっと手で押しのけようとしたルイ。
それでも、諦めずに、ルイの首元を押さえこみ、なんどもなんども、キスを試みてくるゾンイーを前にして・・・
(ちなみに、私の脳裏では、「どちらかが、イニシアティブを取らなきゃだめですよね?」というゾンイーの、ケーキ屋さんでの言葉がよぎってました。。。(#4-1))
そして、“どちらか”の一方であるルイさんもですが、当然のごとく、これ以上の心にもない拒否は無理でした。
もう気持ちを抑えられませんでした。
一度、唇を重ねてしまえば、もう、あとは思いの丈の強さを、相手にぶつけるのみ。
そして、ゾンイーの膝の上に跨るルイ。
くぅ~~~~!!
これが見たかった!!
さすがっす!!
わかってらっしゃる!!← なにを興奮してるんだ、私は!(笑)
このね、上から降り注ぐキスもたまらんのですよ。
この二人のラブシーンは、カメラ位置で、サイドからとか、俯瞰で、とか作り出してるものじゃなくて、本人たちが立体的なんです(笑)
(あ、どっちがどうではなく、それがそれぞれの個性です。)
当然のように、というか、ゾンイーはルイのシャツの裾に手をかけ、するすると首からぬき、ルイは、ゾンイーのネクタイを外し、シャツを脱がせ・・・気づけば、お互い準備万端。
しかも、半裸になってすぐに再開されたキスがひたすら続く。
お互い、話したいことはたくさんある。
でも、今は、言葉で話すよりも、キスのほうが気持ちを伝えられるみたいに、情熱的だけど、ガツガツしてなくて、想いあってる感じのキスが止まらない。
やべ、どんどん、キャプチャー画像が増えていく。
ベッドに横たわるルイ。
ルイ「ちょっと待て。お前、どうするか知ってるのか?」
ゾンイー「知ってるよ。あんたのこと、好きだって自覚してから、ネットで調べたもん」← だよね。みんなやるよね。
ゾンイーの口許に指を添えるルイ。
ルイ「・・・坊主のくせに」
ああ、ここは、小鬼(シャオグイ)のほうが雰囲気的にぴったりくるね。(笑)
でもね、ルイを組み敷くゾンイーの背中は、もう、小鬼じゃないのだ。
ええ、わかってました。
さんざん、ゾンイーは子供じゃないと煽ってきた甲斐がありました(笑)
リードするかのように見せかけて上に乗ってきたルイの
キスの仕方が優しすぎる。
全然、動じず、落ち着いてるゾンイーが再度、反転したのを見たときには、ついこの間、ファーストキスを済ませた人とは思えません。(笑)
でも、なんだろ、ちょっとだけ、イメージビデオっぽいところもある(笑)
たぶん、スロー再生と、BGM(音楽)のせいじゃまいか?
言いすぎてましたら、m(__)m
ゾンイー「愛してる」
ほほえみを交わす二人。
全体的に見て、数えきれないキスと、ゾンイーの広い背中が、ルイを隠すようにする撮り方がもう、上半身だけに集中してて、このシーン、二人の肌色以外必要ない、とばかりに潔いラブシーンなのですが、下品なエロさはないです(笑)
恒例、カメラのパーンアウトコレクション、
今回は、こんな感じで、乱雑な部屋の床(笑)
<翌朝>
晴天です。
なんとも、すがすがしい(すっきりした)顔で、戸をあけるゾンイー。
かたや、ルイさんは、起きていますが、けだるそうにまだ、ベッドの中です。
うつぶせです。
ベッドの傍らに腰掛け、水を張った洗面器でタオルを絞るゾンイー。
ゾンイー「平気か?」
ルイ「・・・・・」
無言です。
ゾンイー「わざとやったわけじゃないよ。はじめてだったんだ。ごめん」
少しだけ、身体をゾンイーのほうにむけるルイ。
ルイ「次はもっとうまくやれ」
小指を差し出して、指切りげんまんしながら、ゾンイーを引き寄せるルイ。
そんなことを約束させる人、なかなかいない気がする。
どんだけ無理させたんだよ。(笑)
でも、このやり取りだけでも、思わず、拍手したくなっちゃった。
鼻をくいくいする仕草は、小さい子相手な感じにもみえますが、
ゾンイーが愛おしくて仕方がないんです。
そんなゾンイーの表情は、好きな人と結ばれた喜びで満ち満ちています。
ちゅっとキスする二人。
いくら、好きだ、好きだ、と言っても言っても言い足りないゾンイー。
このまっすぐさ、変わらないでいてほしい。
ゾンイー「大好きだ。あんたは? 俺のこと、好き?」
ルイからも聞きたいよね。
ルイ「好きじゃなかったら、ここにいるかよ」
微笑むゾンイー。
ルイ「この間は、お前を混乱させて悪かった。そこまでちゃんと考えてなかったんだ」
謝るルイ。
ゾンイー「平気だよ。俺のこと、好きになってくれてありがとう」
ルイの手に口づけるゾンイー。
ほっておくと、ずっとこの調子ですぜ。(笑)
更にキスしようと、身体を伸ばした際、痛みで少し顔を歪めるルイ。
ポケットから軟膏を取り出すゾンイー。
ルイ「それ、なんだよ?」
焦るルイ。
ゾンイー「炎症を抑える軟膏だよ。これ、塗っといたほうが効果があるんだって」
さすが、医者を志すだけあって冷静だわ。(笑)
お薬と言えば、『UWMA』の時は、お隣のSinがお薬セットを届けてくれましたが、ゾンイーはさらにその上をいくというか、自ら、塗ってさしあげようとしておりますわ。(爆笑)
ルイ「そんなの、誰が言ったんだよ!」
もう、すでに、拒否反応を見せはじめてるルイ。
ああ、かなり痛いんだな。
ゾンイー「ネットで調べたんだよ」
平然と言ってのけるゾンイー。
じゃ、ついでに、ロー〇ョンも買っておいてあげればよかったのに。。。
(まさか、使ってもなお・・・?
🙈🙊🙉私ってば、最低!)
ルイ「ちょっと待てよ。お前、なにする気だ?」
ゾンイー「代わりに塗ってあげるんだよ」
ルイ「やめろ! いいって!!」
必死に抵抗するゾンイー。(笑)
ぐっと、ゾンイーの首元を掴んだ手に力が入り、ロックオンしちゃった形になりました。(笑)
・・・で、自分のほうに向きなおらせたまま、そのまま、ちう!
そりゃ、昨日の今日です。触れあってるだけで、求めあってしまう時期なので、別に、ずっとしててくれてもいいよ(笑)
なんて、幸せな朝。。
そこに、ゾンイーのスマホに着信が。。。
このドラマ、大抵、電話が邪魔をすることになってるの。(笑)
二人とも、お構いなし。(笑)
いいぞ、もっとやれ。
それでも、ゾンイーがスピーカーにすると、
ジンユーの声が。。。
なぜか電話なのに、声が近い気がする。。(笑)← この感覚、わかる。
ジンユー「お兄ちゃん、私と父さん、下にいるよ」
固まる二人。
ジンユー「ちょっと・・・ねぇ、もしもし?ハロー? もしもし(日本語)? お兄ちゃん、いるんでしょ? ハロー? ねぇ? もしも~し?」
やばいのはわかってても、脳と体が動きません。
なにしてんだよ、どけよ、ってルイが下からつついて、
ようやく、ベッドから降りるゾンイー。
ゾンイー「服! 服着て!!」
慌てて、布団で隠したまま、バスルームに逃げ込むルイ。
洗面器を片付けるゾンイー。
・・・という、いちゃらぶと、てんやわんやが一遍にやってきた朝でした(笑)
~ルイの自宅~
うわ~お!
予告で見たのは、やっぱり、ルイのおうちだったのね。
ルイ「どうぞ、入ってください」
でも、なんで、ルイの自宅に、ゾンイーパパと、ジンユーも一緒に来たの?
ゾンイーだって、まだ、ここにきたことなかったでしょ?
パパ「迷惑をかけて、申し訳ない」
ルイ「気にしないでください」
玄関で立ち止まってる父親を尻目に、うわ~~~と、さっさと部屋に入るジンユー。
ジンユー「父さん、見てよ。すごい景色」
この部屋を見れば、ジンユーでなくても、興奮するわ(笑)
リビングの全景、画角に収まりきれてない(笑)
パパ「バイ・ジンユー」
小声で諫めるパパ。
ジンユー「最高~~~!!」
パパも、予想以上の豪邸ぶりに戸惑ってます。
パパ「これはどうしたものか・・。ゾンイーに別の場所を見つけてもらいますよ」
ルイ「ご心配には及びません、バイさん。ゾンイーの家は雨漏りもしているし、泊まるのには不向きです。私としても、お役にたてて、嬉しいんです」
ああ、暴風雨のせいね。
・・・っていうか、パパやジンユーは、今日、来ることになってたの?
大きい病院での診察とかかな?
ルイ「スリッパをお出ししますね。ご自分の家だと思ってくつろいでください。どうぞ、おかけください」
すでに、ジンユーは、物珍しそうに、そこらのものを物色中。(笑)
ルイ「なにか、果物でもお出ししましょう。どうぞ、お座りください」
パパ「ありがとうございます」
所在なさげに、ソファに座る、父とゾンイー。
・・・と言われても、落ち着かないわなぁ。
見回せば見回すほど、気後れしちゃう。
パパ「(小声で)ゾンイー、あの友人とはどうやって知り合ったんだ?」
声潜めちゃうの、わかる。
貧乏高校生と、こんなお金持ちの、しかも年上の男性なんて、接点なさそうだもん。
ゾンイー「バイト先で知り合ったんだ」
ああ、そうか、と頷くパパ。
ルイ「果物でもどうぞ」
ジンユー「いぇーい フルーツだぁ」
ルイ「ジンユーには、客間を使ってもらおう。バイさんとゾンイーは私の部屋をお使いください」
二人、なんだか、色味を合わせたようにお似合いだわ。
え・・と、ルイを見かえすゾンイー。
ゾンイー「じゃ、あんたはどうするんだ?」
ルイ「書斎にソファーベッドがあるんだ」
ジンユー「ジョールイお兄さん・・」
すでに、口調が打ち解けてる。。(笑)
ゾンイーとルイの隙間に、強引に座るジンユー。
ゾンイー「お前、なにしてんだよ!」
ジンユー「ちょっと詰めてよ」
さっくり、腕に手を回したりして。。。
ジンユー「彼女いるんですか? 私、16歳です。彼女になれますか?」
質問一発目がそれかよ。(笑)
ゾンイー「お、お前、何言ってんだ!!」
ひきはがそうとするゾンイー。
ジンユー「なにか問題でも?」
そりゃ、問題ありありよ。
パパ「お前、先週、バドミンドン部の先輩を狙ってるって言わなかったか?」
パパ、爆弾投下。
ジンユー「はぁ・・父さん。父さんは海岸で石を拾ったことないの?」
パパ「は?」
ジンユー「関係を築くことは、海岸で石を拾うようなものなのよ。一つを片手で掴みながら、別のを探し続ければいいのよ。より良いものが見つかり次第、ただちに、古い物は手離せばいいの。(そうすれば)ちょうど、ヤドカリがより大きな殻を探して移っていくように、もっと素敵な男性を見つけることが出来るってものよ。Understand?」
力説するジンユーを、微笑んで見守ってるルイが、すでに義理姉のような佇まいですね(笑)
ジロリと睨むゾンイー。
ゾンイー「ふしだらな・・」
ジンユー「お兄ちゃんにはわかんないわよね」
ジンユー「ジョールイお兄さん 私、彼女になれます?」
なんとかして、ジンユーをルイから引きはがしたいゾンイー。
ゾンイー「ふざけるのやめろよ、バイ・ジンユー!」
ジンユー「どうしてよ?」
ゾンイー「・・・ジョールイ・・さんには、もう、付き合ってる人がいるんだ。邪魔だてするな」
ジンユー「ああ、わかったわよ。」
にこにこ黙って見ているルイ。
ゾンイー「だったら、戻れ」
ジンユー「そんなの気にしないわ。控えになればいいのよ」
ルイの腕をとり、「もし、その人と別れたら、私、いつでも準備OKですから・・」と強引に迫るジンユー。
ゾンイーの妹に慕われて、ちょっと嬉しいルイ。
必死なゾンイー。
ゾンイー「これでも食ってろ!」
果物(たぶん🍎)をジンユーの口にツッこみ、
パパの隣に強制離席させるゾンイー。
パパ「范さん、すみません。うちの娘は冗談が好きで・・・」
ルイ「気にしないでください。ジンユー、僕と相方(恋人)は、愛し合ってるからね。君は相当待たないといけないかもしれないよ」
ちょっと嬉しそうに口角があがるゾンイー。
パパも、ほらな、と戒める。
おもしろくなさそうなジンユー。
パパやジンユーに気づかれないように、そっと、ゾンイーの手を握るルイ。
ぐっと、握り締めあう手と手
さすがに、この段階では、ジンユーと言えども、気づけないか。。。
でも、どことなく、少し考えこんでしまったようなゾンイー。
それでも、明るいジンユーと父親を前に、
気を取り直したように、いつしか、笑顔を向ける。
<夜>
台北101が映ったので、こんなに間近に見える一等地のタワマンに住んでるのか、と思ったけど、これは、場面展開のためのイメージカットだったのかな。(笑)
どっちにせよ、一等地には違いないはず。
外の景色を眺めているゾンイー。
やっぱり、なにか考え事をしてたんだね。
背後から、バックハグするルイ。
もうすでに、色っぽくてかわいいんだ、この人。
ルイ「なんで、こんなに遅くまで起きてるんだ? あした疲れてたら、どうやって、お父さんや妹と一緒に過ごせるんだよ? 家のことが心配なのか?」
ゾンイー「違うよ」
ルイ「どうせなら、うちに引っ越してくるか? ここは、お前の学校にも近いし、バイトに行くにもなにかと便利だろ。それに、金の節約にもなる」
ルイにしてみれば、同棲しない理由が見当たらない。
でも、断るゾンイー。
ゾンイー「平気だよ。うちだって、そう悪くない」
ちょっとだけ表情が硬くなるルイ。
ルイ「なんで、もっと俺を頼ってくれないんだ?それとも、俺に頼ることは、お前にとって、恥ずかしいことなのか?」
それでも、ゾンイーとしては、気になるよね。
ゾンイー「・・・そういうつもりじゃないよ」
ゾンイーの言いたいことは、わかってるつもりです。
ゾンイーの手を引き、ソファに腰掛けるルイ。
ルイ「俺が金持ちなのは事実だ。でも、それを自分の愛する人のために使い、わかちあいたいんだ。それのどこが間違ってる?」
ゾンイー「・・・そうされると、なんだか自分がすごく役立たずで、あんたにふさわしくない人間みたいに感じてしまうんだ」
この部屋に来てから、どうしても、その想いがぬぐえなかったんだね。
そんなゾンイーにキスするルイ。
ルイ「別に、俺は、お前が考えてるほど満ち足りてるわけじゃない。お前が持っているものは、決してお金では買えないものだ。実際には、俺のほうが、お前にふさわしくない人間なのに・・・」
ゾンイー「どういうこと?」
ルイ「これから、話をすることは、一度しか言わない。聞いたら忘れてくれてかまわない」
気負ってる風でもなく、淡々と話そうとするルイ。
頷くゾンイー。
腰掛けなおすルイ。
ルイ「昔むかし、あるところに、一人の天才少年がいた。彼の母親は、一人きりで、その子を育てていて、彼にとって、母親の存在は全てだった。ある日、ずっと前に死んだと思っていた父親が、突然、目の前に現れて、二人とも家に連れて帰ると言い出した。その時初めて、彼は自分が実際には裕福で権力のある家族の厄介者であることを知ったんだ。
天才少年には、生まれた時から家の跡継ぎに選ばれていた弟がいた。天才児の母親は、息子が家族から好感を持たれるよう、自分の息子にバカなふりをし、・・・決して、弟を超えるようなことはするな、と要求したんだ」
衝撃を受けながらも、じっと黙って話を聞いているゾンイー。
ルイ「母親は、天才児が満点をとってきた答案を全て破り捨て、ピアノの練習もやめさせた。その少年が演奏中にピアノの蓋を閉め、指を骨折させたんだ。」
その時の記憶が蘇ったのか、ちょっとだけ、顔を歪めるルイ。
鼻の奥がツーンとなるよ。
逆に、自分が泣きそうな顔になりながら、ルイの手を握るゾンイー。
今よりずっと幼く、小さかっただろうこの指を・・・、唯一の味方のはずの母親に・・・と思うと、ルイの気持ちなんて、聞かなくてもわかります。
ルイ「誰も、天才少年のことなんて必要としてなかったし、誰も、彼に期待もしてなかった。・・・・でも、お前は違う。お前には、家族がいる。お前のことを愛し、期待してくれてる。それは、その彼の人生では決して手に入れることができないものなんだ」
ルイを抱きしめるゾンイー。
ゾンイー「そんなことない。その人たちが、あんたを必要としてなくても、俺は必要としてる。その人たちがあんたを愛さなくても、俺は愛するよ。」
この時の、ゾンイーの肩に身を預けてるルイが、悲しいまでに儚げ。
ルイの目を見て、「あんたには俺がいる」と力づけるゾンイー。
ルイ「こんなつまらない話をして悪かったな」
ゾンイー「つまらなくなんてないよ。俺にとって、すごく重要なことだ」
そして、今度は、ゾンイーがルイに話す番ね。
ゾンイー「俺がまだ、小さかったころ、母さんが家を出て行ったんだ。俺たちを捨てたんだ。父さんとジンユーはすごく悲しんだよ。・・・でも、俺は幸せだった。だって、もうそれ以上、俺を殴る人間がいなくなったから」
ルイ「・・・・・!」
ゾンイー「雨が降るときは決まって、母さんは俺を殴った。落雷があると、いつも以上に、俺を殴るんだ。」
ルイ「・・・・・」
これが、雷雨の時の、ゾンイーの異変の正体だったのね。
ゾンイー「俺、母さんのことがすごく怖かった」
ゾンイーの話に、ショックを受けるルイ。
愛する家族がいて、期待されてる・・なんて、軽々に口に出してしまったことを後悔しちゃうよね。
ゾンイーの頬に手を当てるルイ。
ルイ「今は、こんなに成長したんだ。もう、母親を恐れることなんてない」
ゾンイー「・・・・・・・」
辛い過去を、自分だけで乗り越えようとしてきた同士、ようやく心から理解してくれる人を得て、キスを交わす二人。
これからは、なにも言わなくても、お互いを必要として生きていけるね。
期せずして、事情は違えど、子供の頃、辛い体験をしていた同士。
この結びつきを得たことは、強い・・・はず。
ここで、一旦、切りますね。
★『奇蹟 Kiseki』Ep.07-1 雑感★
直接的な際どい描写があったわけではありませんが、とにかく、ボリュームと、中身のつまったラブシーンで、全編包まれてるみたいです。
1週間、待たされた意味を感じました。
こうしてみると、たしかに、前回、中途半端に放出されなくてよかったのかも。
まさに、これでもくらえ~~~!の連発です。
でも、あの豪雨一過の青空のもと、あの部屋、雨漏りだらけにも関わらず、〇回戦めに突入する気だったんかい(笑)
しかも、暴風雨は去って、新たな暴風雨が到来するという、ちゃんとオチも用意されていて。。。(笑)
自然に、バイ家のコミカルなシーンへとバトンタッチ。
余分な描写を挟まず、とっととルイの部屋に連れてきちゃうところとか、さくさくしてるところはホント、さくさくしてます。
ジンユーもパパもいい味だしてる。
なんにせよ、早めに、ルイと、バイ家の家族と面識を持たせる必要があったのかな。
子供の頃は、すべての事情を把握できているわけじゃないってことも頭の片隅に置きつつ、でも、やっぱり、大人であろうと、子供であろうと、虐待は許されない。
それぞれの、お母さん絡みの件、今後、出てきたりするのかな。
自分の妻が、ゾンイーを殴っていたこと、パパはなにも知らなかったのかな?
雨の日に殴るのは、泣き声が近所に響かないからだろうけれど、それでも、全然、わからないなんてことあるのかな。
・・・ふと、そんなことが気になってしまいました。
二人の過去は、二人を結び付ける意味においては、とても重要なファクターだけど、おそらく今後の展開的に見て、関わってくるのは、ルイの家、范一族のことでしょうね。
あ、気になると言えば、本文中にも取り上げたように、他のBLドラマの〇体験絡みのエピソードについて、あれやこれや、思い出してしまいます。。
ドラッグストアに、サッカーのユニフォームのまま、〇〇やらを買いにいったキャンタロープちゃんのこととか(笑)
そう、私は基本、くだらないことが好き(笑)
まだ、半分なのに・・・1話分、やりきったような感覚が。。。(笑)
安心してください。
#7-2、続きも、充実しております(笑)
なにせ、神回だからね。