では、いつものご注意をば・・・。
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『奇蹟 Kiseki』
Kiseki Dear to Me
2023年(台湾)8/22~ Nov 7, 2023
25分×全13話
制作:GTV
原作:林珮瑜
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#1 #2-1 #2-2 #3-1 #3-2 #4-1 #4-2
Kiseki #6-2
~カイエンガレージ~
チェンイーの車が入ってきました。
本部でのお食事会からの帰りです。
運転してたのは、ルイ。
アイディ「こいつ、老大の気を引こうと、わざとこんなに飲みすぎやがって・・・。こんなんで、どうやって、あの人の恋人の座を奪えるってんだ? 意気地なしが! こんな奴、一生一人っきりだ」
正体をなくしてるチェンイーを車から降ろすルイ。
二人がかりで支えます。
アイディのグチグチは止まりません。
ルイ「酔ってる間に、殺したりするなよ。」
アイディ「この程度の言葉でこいつを殺せるなら、俺もこいつと死んだってかまわないよ」
ルイ「あんまり、死ぬ死ぬ言うな。お前、まだ、若いんだから」
アイディ「おい、チェンイーと俺は、あんたより年下だけどな、この稼業じゃ、経験は上だ。兄貴って呼ぶべきなんだぞ」
アイディ「俺は、あんたを友達だと思ってるからこそ、そんなふうにさせてこなかったんだ。客人だしな」
いつもなら、流せる言葉も、今日は、さっきの、家に戻されるかも、という件がちらつきます。
ルイ「なんで、俺が、お前たちと同じことをするのにふさわしくないと思うんだ? 一体、俺のなにが足りない?」
そんなこともわかってねぇのか・・と、呆れるアイディ。
アイディ「あんたには、死と隣り合わせだっていう覚悟がない。いつだって安全な場所に戻れるんだからな。この先も生きながらえたいと望むなら、俺たちの仲間にはなれない」
もちろん、アイディも、本当は、ここまで言うつもりじゃなかったんだよね。
もののはずみというか、予期せぬ流れは恐ろしい。
そういうと、チェンイーを一人で肩に担ぎ、歩き始めるアイディ。
これ、チェンイー、絶対、起きて聞いてるよね。
アイディ「気を付けろよ・・・・・階段だぞ・・・・」
ふらふらしながら、部屋に戻っていく二人を見ながら、立ち尽くすルイ。
自分が望んだ境遇でもなければ、自分の意志でなにかできる立場でもない。
どこにも居場所がないって辛い。
でも、受け入れてくれるのかも、と期待していた相手から、線を引かれるのはもっと辛い。
ルイの孤独の本質は、今後、明かされることになるんだろうから、今は、想像するより他、ないんですが。。。
~チェンイーの部屋~
紫ライトが、アダルティ(笑) ← ラブホみたいだなんて思ってないです(笑)
チェンイーと共に、ベッドに倒れ込むアイディ。
アイディ「くっそ重いな!」
とりあえず、布団をかけようとするアイディに、
「教えろよ。どうやったら、俺のものになるんだって?」と目を閉じたまま、問いかけるチェンイー。
これは、流れ的に、さっきの、「こんなんで、どうやって、あの人の恋人になる気だよ?」を聞いていたのかな、って思いますわな。
アイディ「まじで酔っぱらってんな・・・。 酔ってるんだろ。勇気を出して、言えばいいじゃん。口説き方を知らないなら、誰かに教えてもらえよ。簡単だぞ」
チェンイー「誰に聞けばいい?」
身体を起こすチェンイー。
チェンイー「お前からか?」
ぐっと、アイディのシャツを引っ張り、引き寄せるチェンイー。
チェンイー「お前じゃ、こんなことを理解するには若すぎるか・・・」
ピキっ!!
自我に目覚めた青少年に、若いというワードは、禁句ですのよ、お兄さん(笑)
アイディ「お前だって、俺よりたかが3歳年上なだけじゃん。21年童貞を守ってるのがそんなに偉いのかよ? イ〇ポかよ!」← 今は、EDって書くべき?
挑発が止まりません。
アイディ「あの人だけを見てるくせに、なにも言い出せないのも無理はないよな。ふざけるな。お前に俺のことを笑う資格なんてないんだよ!」
全部言い終える前に、チェンイーが立ち上がり、アイディを壁に押し付けました。
首もとの黒のチョーカー、この前もしてたけど、似合ってるよね。このカーディガンの時は、これを合わせるお約束?
チェンイー「度胸があるなら、もう一遍言ってみろ」
アイディ「そんなに罵倒されたいか? イ〇ポのくせに! イ〇ポ、イ〇ポ! おまえなんて、ただのイ〇ポじゃねぇか」
ホントに、こんなふうに言ってるのかな。(苦笑)
こんなん、罵倒でもなんでもなくて、ただ、俺のこと抱いてよ、俺を見てよ、って悲鳴あげてるようなもんじゃん。
アイディの口をふさぐように、いきなりキスしてきたチェンイー。
一瞬、アイディの心臓、飛び出そうだったよね。
なにが起きてるのかわからなくて・・・でも、ようやく、事態が飲み込めて・・・・ガリッと、チェンイーの唇にかみつき、突き飛ばしたよ。
アイディ「なにしやがんだ!」
もうね、なにも考えられないけど、こんなのは望んでなかったっていうのだけはわかる。
チェンイー「出てけ!」
完全に、命令の響きだよね。
なにも言い返すことなく、部屋を出ていくアイディ。
やっぱり、ラブホのコンセプトルーム?←こら!!
すぐには立ち去れず、チェンイーの部屋のドアの前で、落ち着かない様子で立ち止まってるアイディ。
アイディに噛まれた唇を拭うチェンイー。
ここで、チェンイーが思い出すのは、この間、ゾンイーの部屋から酔っぱらったアイディをお姫様だっこで救出し、車に乗せたアイディの寝顔を見た時の、自分の感情よ。
ドンヤンに惹かれていることも否定はできないんでしょうが、アイディとのことも、チェンイーの中では、かなりのウェイトを占めているはず。
この人は、誰にも(アイディにも)言えない秘密のようなものを抱えているような感じがする。← ただの勘というか、そのほうがドラマティックでしょ?(笑)
ルイ:お前にとって、アイディはなんだ?
あっちもこっちも「弟だなんて思ってないし、思われたくもない」カップル率高し。中身は全然違うけど。
~ゾンイーのクラス~
教卓に立っているのは、ズーアン。
班(クラス)会議程=クラス会議題?
もしかして、ズーアンって、クラス委員なの?
ここは、3年15組だって、上に貼ってある。
108年3月1日・・・って、なんか素敵。
しかも、時節がらか、前の壁の「飛べ(TOBE)」が気になる(笑)
ズーアン「みんな、うちのクラスからも“仮装コンテスト”に出場する何名か選出しなきゃならないんだ。今すぐ、エントリーシートを提出しなきゃならないんだよ。」
誰一人、まともに聞いてくれない。。。
ズーアン「バイ・ゾンイー! お前、仮装コンテストに出場したいか?優勝者には、賞金が出るぞ」
聞きやすいところから攻めていくねぇ(笑)
ゾンイー「俺、忙しい」
けんもほろろ。
今度は、ゾンイーの前に腰掛けてる生徒に声をかけるズーアン。
ズーアン「新入りくん? 転校生くん。君、興味あったりする? もしもし、アイディソ~ン」← これは、偽名(エジソン)ってこと?
さんざん、声をかけられて、振り返ったのは、かつらが浮きまくってる、眼鏡姿のアイディでした。
Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
ズーアン「うちのクラスを代表して、仮装コンテストに参加してみない?」
アイディ「しない」
簡潔です。
下手(したて)に出たのが間違いだったか、と、今度は、大声で、「だったら、なんで、俺の席に座ってるんだ?」と問いただす作戦を変更するズーアン。
バシっと机を叩いて、立ち上がるアイディ。
隠しきれないヤンチャのいきり感。
クラスじゅうの視線が集まり、さすがにまずいと思ったのか、そのまま、おとなしく座るアイディ。
クラス会そっちのけで、小声で、アイディと話をするゾンイー。
ゾンイー「君は、転校生のふりなんかしてるし、ハン・ジョールイは先生のふりをしてる。同じ目的のためなのか?」
アイディ「それ、ルイが話したのか?」
あの晩、チェンイーの部屋の前に立っていた時、ジョールイからメッセージが届いてたのね。
ルイ:あいつらをおびき出す新しい方法を思いついた。お前の助けがいる
で、ここに至ると。。。
うん、と頷くゾンイー。
これ、俗にいう鎌をかけるって奴と違うの?
だって、ルイは、今はどうしても話せないって言ったし・・・。
ここで、ズーアンが、「優勝者には、5000台湾ドルが支払われま~す」と最終兵器投下。
(9/21のレートで、23139.47円)
チャリ~~ン!!
つい、反応してしまうゾンイー。
そもそも、すべては、このチャリ~ンに反応する執着(?)のために、路地裏の猫を拾う羽目になったのでした。
すかさず、見逃さないアイディ。
ズーアン「誰か、5000台湾ドル、欲しくないか? なぁ、コンテストに参加してくれよ、頼むよ~~」
ぱっと、ゾンイーの手を取ると、そのまま、手を掲げるアイディ。
アイディ「はい! バイ・ゾンイーと俺が参加するよ」
ま、アイディのその恰好が、すでにコスプレ(笑)
え・・・と、急展開に、びっくりするズーアンとスーニン。
ゾンイー「そんなこと言ってないだろ」
アイディ「金を稼ぐチャンスだろ」
ズーアン「いいでしょう! 転校生のエディソンくんとバイ・ゾンイーくんに、我がクラスを代表して、コンテストに参加してもらいます。はい、みんな拍手~~」
ノリノリで拍手するアイディ。
もうすっかり、決まった雰囲気の中、「ファン・ズーアン、俺は、参加したいなんて、ひとことも言ってないぞ」と異議を申し立てるゾンイー。
ズーアン「なんだって? 名前書いてくれって? いいよ、代わりに書いといてやるよ」
はい、お疲れ様でした。
~校舎裏庭~
アイディを引っ張ってつれてきたゾンイー。
っていうか、後ろに見えてるの、例のゴミ捨て場だよね。
ゾンイー「君は、(この学校で)やり遂げなきゃならない仕事があるから、転校生のふりをしてるんだろ。どうして、仮装コンテストなんかに参加しようなんてするんだよ?」
アイディ「高校生活とやらを楽しんでみたかったのさ。俺も学生に見えるだろ?」
ゾンイー「君だって、高校に通う年齢なのに、どうして、学校に行かないの?」
声をおとしてみせたのは、この手の質問が、不躾だとわかってるからだよね。
アイディ「だって、俺、天才だからな。学校になんて通う必要ないのさ。」
そりゃ本当のことを言うはずもなく。
アイディ「とにかく、仮装コンテストについては、あんま心配すんな。準備は全部、俺がやってやるから。優勝したら、賞金は全部おまえにやるよ」
自信満々なアイディを、訝し気に、アイディを見下ろすゾンイー。
わかるわ~~~、
嫌な予感しかしないっつ~の(笑)
アイディ「コール?」
返事なしのゾンイー。
アイディ「そんなふうに俺を見るなよ。なんか、今のお前、ルイみたいだな」
ルイの名前が出て、結局、気になってることを聞いてしまうゾンイー。
ゾンイー「・・・彼、変わりない?」
ちょっと考えるアイディ。
アイディ「・・・まぁな。徹夜で仕事をすることが多くて、よく眠れてないみたいだ。それに、飯もあんまり食わないし。心配なら、会いに行ってみれば?」
この子は、さすが、人に揉まれて生きてきただけあって、人情の機微に敏いです。
ゾンイー「今は、会えないんだ」
アイディ「・・なんで?」
ゾンイー「まだ、好きだからさ。好きじゃなくなったら、友達でも弟でもなれる気がする」
そんな日は来ないってわかっているのか、遠くを見つめちゃってるゾンイー。
ゾンイーの率直さや想いの深さだけじゃなく、自分と同じものを抱えているのかも、と、アイディは理解したみたい。
これは、義雲盟の任侠魂と、アイディの優しさからすれば、一肌脱ぎたくなったんじゃないの?
~カイエンガレージ~
ある日の夕方。
先日の電話で、ゾンイーの妹ジンユ―が話題にした通り、天気崩れました。
アイディ「とんだ天気だ。雷やら、暴風雨やら、全部きたぞ」
ジェ「兄貴、本当に、仮装コンテストなんか出るつもりなんですか?」
この雨の中、買い物帰りなのかな。
・・・と言っても、山のような荷物は全部、シャオジェが持ってるけど😁
二人とも、びしょぬれじゃん。
アイディ「おい、これ、隠しとけよ。特にチェンイーには絶対、見つかるな」
わかってますって感じで、嬉しそうに微笑むシャオジェ。
ジェ「了解です」
ちょうど、通りかかったルイに、挨拶するシャオジェ。
ルイ「仕事はすんだのか?」
アイディ「言われたとおりにな。俺が飴を売るって噂をばらまいといた。あとは、あいつらが罠にかかるのを待ってればいいだけさ」
飴=キャンディ・・・薬の隠語か、はたまた、ジャントンが舐めてたチュッパチャプスが気にかかる。。。
ルイ「そいつはよかった。・・・おい、バイ・ゾンイーは試験の準備してるんだ。あいつの気を散らすなよ」
お互い、会わなくても、それぞれ相手のことを気にかけてるのを、間に入ったアイディは、ばっちり把握。
アイディ「俺は、奴が臨時収入を得るのを助けたいんだよ。そのうえ、奴の助けが必要になる場合に備えて、ゾンイーのクラスに入ることにしたんだ。俺の計画は合理的だろ?な? 新しい学校に転校してきたら、小学校時代の同級生に再会した。そして、俺たちは喜んで、コンテストに参加するんだ。完璧じゃね?」
そういう裏設定があったらしいです。(笑)
はじめて知りました。
小学校時代の同級生とかって、ちゃんと、ゾンイーとも打ち合わせ済んでるんだろうか。
スーニンとか、鋭そうだから突っ込まれるよ(笑)
その時、雷鳴がとどろき、アイディがびっくりして、外の方を振り返る。
アイディ「雨もひどくなってきたな」
顔色をかえるルイ。
雷雨の晩、泣いていたゾンイーを思い出すや、なにも言わずに飛び出していく。
アイディ「おい、どこいくんだよ? 俺の宿題、まだ、すんでないだろー!」
( ´∀` )(笑)(笑)
宿題は、ルイにやってもらうんだ。
なんてオチよ(笑)
でも、こういうの、好きだったりする。
~ゾンイーの家~
これ、画像だと見にくいかもしれません。
今まで、あまり触れてませんでしたが、ゾンイーの家は屋上部屋で、夜には、軒下につるした、たくさんの裸電球に灯をつけてるんです。
こんな感じ。
一応、ライトアップ?
場面展開とかでも、ここから、ゾンイーの家の夜のシーンですよって感じで挟み込まれたりします。
その電球が消えてるということは、すでに、停電ってことですね。
しかも、尋常じゃないくらい、風で揺れてる。。
テラスに置いた植木鉢が、ことごとく倒れ、散らばっているのに気づき、家の中から出てきたゾンイー。
暴風雨の中、雷雨に怯えながら、椅子を片付けたり、鉢植えを寄せたりしていると、びしょぬれのルイが到着!!
ルイ「バイ・ゾンイー、こんなところで何してる!」
ゾンイー「帰れよ。俺たち、お互い、会わないって決めただろ」
ルイと距離を置こうと決めたゾンイーの、ギリギリに張りつめてる感じ、よくわかるね。
こんな時だっていうのに、ルイを押しのけようとするゾンイー。
ルイ「平気な振りするの、やめろ! 俺に頼ったら、お前の身体がバラバラになってどうにかなるとでもいうのかよ?」
ゾンイー「ああ、そうだよ。あんた以外になら、誰にだって頼れるよ。」
でも、ルイだけは、頼っても求めてもダメなんだ・・ってことですね。
とにかく、ものすごい力で、ルイを押しだそうとするゾンイー。
6話初見の時、このシーンで、必死に言い争ってたのはわかったんですが、こんな悲しいことを言いあってるってわからなかったなぁ。
ひと際、大きい雷鳴が轟き、そちらに目を奪われる二人。
近くに落ちたのか、それとも、風でなにかがこっちに向かって倒れてきそうになったのが目に入ったのか、咄嗟に、ゾンイーをかばおうと、身を挺して、身体を広げたルイ。
さて、ここからです。
そんなルイを渾身の力で引きはがし、
さらにかばうように反転させ、
自分の身体の内側に入れ、覆い被さるゾンイー。
ルイ「バイ・ゾンイー!!」
ルイの絶叫が轟きます。
ここ、動きが激しくて、キャプチャーしきれない。
ゾンイーが自分の腕で、飛んできた何か?を受け止めたようにも見えます。
ガラスが割れるような音が聞こえました。
(今までのパターンだと、7話冒頭で、もうちょっと詳しく映してくれるかも・・・(笑))
その後・・・部屋の中に移動。
有無をいわさず、ゾンイーを押して、部屋の中に入ってきたルイ。
ゾンイー「ハン・ジョールイ!」
ルイ「座れ!」
ゾンイーの頭にタオルをかけると、それすらも取り去るゾンイー。
ゾンイー「ジョールイ!」
ルイ「お前の手を貸せ」
ゾンイーの左手をつかみ、右手の傷をタオルでおさえさせるルイ。
ルイ「おい!(押さえてろよ)」
受け止めたときの切り傷っぽい?
部屋は停電中です。
灯りとなるものと言えば、かろうじて、充電式のランプがある程度。
ゾンイー「ハン・ジョールイ、俺は平気だから。もう帰っていいよ」
そんなゾンイーの言葉を無視して、散々、自分が世話になった、救急セットの棚をあさるルイ。
ゾンイー「乾いてる服をとったら、さっさと帰ってよ。・・・ハン・ジョールイ、俺のものに触るなよ」
ルイさん、一切、無視。
救急箱をあけて、手当の準備をしてると、「ハン・ジョールイ、帰れよ」と繰り返すゾンイー。
ルイ「黙ってろ!」
ただ、もくもくと準備をするルイ。
うんざりという顔で、ルイが手当てをしようとする腕を見せまい、とするゾンイー。
ルイ「バイ・ゾンイー!(怒)」
ゾンイー「いいから、出てってくれよ。頼むから、優しくしないでくれ。これ以上、あんたのこと、好きにさせるなよ」
手の傷なんかより、心の傷から血が噴き出してる感じで重症です。
そんなの、ルイだって同じだけど、それを認めちゃならないと、必死で律するルイ。
ルイ「・・・・・・・・・いいから、貸せ」
手を引っ張るルイ。
ゾンイー「ハン・ジョールイ!!」
ルイ「静かにしろ。ケガしてるんだぞ、じっとしてろ」
それも、自分をかばって負わせてしまったケガです。
ルイも真剣な口調で、一歩も引きません。
結局、泣きそうな視線をルイに送りながら、手当てしてもらうゾンイー。
なんだかんだ言っても、ちゃんと、灯りをむけて、ルイの手元を照らしてあげるんだよね。
泣ける。
手際よく、ケガの消毒をしているルイを見ながら、吸い寄せられるように、近づいていってしまうゾンイー。
視線を感じ、ふと顔を上げたルイの間近に、さっきよりも近くなったゾンイーの顔が。。
それでも、今は、手当てするのが先だ、と、黙々と手を動かすルイ。
はっきり言って、ゾンイーにしてみれば、ルイが傷つかなかったんだから、こんなケガなんてどうでもいいんです。
(駄目ですよ!破傷風とか怖いんだからね、お外での傷を侮っちゃだめだよ)
ゾンイー「ここに来るべきじゃなかった。俺のことなんて気にかけたり、優しくしたり、もっと好きにさせたりなんてすべきじゃないのに・・・」
切々と訴えながら、少しずつ、ルイに近づいていってるゾンイー。
そんなの、ルイだってわかってる。
でも、雷鳴を聞いただけで、ゾンイーのことが頭に浮かび、勝手に身体が動いて、後先もなく飛び出してきちゃったんだもの。
しょうがいないじゃん。← あれ、私って、今回、ルイに同化してるんだっけ?
恋焦がれるってこういうことを言うのかな。
押さえきれない気持ちのまま、キスしようと、顔を近づけてきたゾンイーの腕を、ガシっと押え、止めたルイ。
止めたはいいものの、お互い、釘付けですよ。
ゾンイー「好きだ」
改めて、気持ちを言葉にするゾンイー。
動かない(動けない)まま、固まっているルイの、
唇に視線を合わせ、顔を傾けながら近づくゾンイー。
6話終わり
★『奇蹟 Kiseki』Ep.06-2 雑感★
ここで、終わりかい!!の絶叫は、おそらく、このあとの続きの場面の動画をすでにご覧になってる皆さんですよね。
ええ、私もその一人です。(笑)
だからね、今回は、そこまでいくと、勝手に思い込んでたんです。
いや、見ようによっては、すごいタイミングで止めたよね、はぁ。
7話まで持ち越しです。
あ、そうそう、チェンイーもアイディにちうしたんだった。
で、アイディが唇にかみついたんだった。
でも、それもこれも、はるかかなた、昔のことのようです。
はじめて会ったゾンイーに、「あの人、アイディのことが好きなんだね。」と見破られてしまうくらいわかりやすいのに、「アイディのこと、すごく大切に想ってる」が、アイディには、弟のように・・という言葉が、常に枕詞のようにについて回る。
チェンイーの場合は、アイディに対する全ての感情がずっと同列のままなんじゃないか、って気もしないでもない。
血の結束を誓ったファミリーであり、肉親以上であり、友達であり、幼馴染であり、・・・、なにをするにも一緒、いざとなったら一緒に死ねる相手。
すべてが、恋愛と紙一重。
逆に、ドンヤンへの感情があるからこそ、アイディの一途な想いが理解できる。
それゆえに、自分への憧れを愛と混同しているのか、と危惧しているのか。。。
う~ん。
まだ、あ~でもない、こ~でもないと、考えてる段階です。
たしかに、アイディはアイディで、ある意味、年齢以上に、大人にならざるを得なかったところもあって、危ういくらいアンバランスだしね。
でもね、惚れた相手から、弟みたいな存在なんて言われたい人はいない!
ここだけは、二つのカップルの、年下くんたちの共通点とも言えるけど、でも、ゾンイーとアイディでは、アプローチが全然違う。
アイディは、煽ったり、言いたい放題言ってるようにみえて、やっぱり、チェンイーの出方を待ってる。
ゾンイーの、能動的な部分を、若気の至りと見るか、攻めの本能とみるか。。
どっちにしろ、ルイを前にして、間合いをつめていくゾンイーに、ゾクゾクします。
《addendum》
I would like to thank my friends who helped me complete the English translation so quickly. thank you.