#1をアップした際にも長いよ、とお伝えしたんですが、#2,#3と筋追いを終えてみて、あ、このままじゃだめだ、という結論に至り、#2の段階から、分割します。(笑)
では、いつものご注意をば・・・。
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『奇蹟 Kiseki』
Kiseki Dear to Me
2023年(台湾)8/22~ Nov 7, 2023
25分×全13話
制作:GTV
原作:林珮瑜
前記事を未読の方はこちらから
奇蹟 Kiseki #1
Kiseki #2-1
#1のラスト、ジャントンのシーン、もう少し、詳し目に、さかのぼるみたいです。
~ジャントンの潜伏場所~
チュッパチャプスを口に咥える、冷徹な目をした男。
改めまして、これが、ジャントン(張騰)です。
私、こんなに、林珮瑜の作品が好き、と書きつつ、原作読まない人で(笑)、しかも、今回も、前情報をほとんど掴まず、この筋追いに挑んでて、まぁ、だから、名前やら年齢とか慌てて、探したりしてるわけなんですが。。。(笑)
ウェイン、また、カメオ出演か、と思ったら、がっつり出演だったんですね(苦笑)
つまり、「義雲盟」と「龍幫」は、敵対するヤクザの組織。
まぁ、今までにも何度も抗争を繰り広げてきているのかもしれませんが、今回は、麻薬の取引きに、「義雲盟」の名を語っていたことへの報復として、シマの奪還を賭けて、ジャントンが仕切る「龍幫」の賭場を急襲。
ルイはその際に、傷だらけになった部下たちを逃がし、自分は残り、そのまま負傷。
ゾンイーに助けられる。
・・・というのが、今まで見てきた流れっぽい。
この人は賭場の支配人かなにかかな。
死んだり振りをしてやりすごし、ジャントンのもとに合流してきた・・・ということのようです。
男「トンさん、「義雲盟」の奴らは、新人だらけです。あいつら、俺に注意さえ払わなかった。」
ジャントンの傍には、阿雋。
まさか、ジュンシーだから、ジュンちゃんってこと?
※調べたら、台湾には、阿姓も結構いるとのこと。
読み方は、アジュンでいいのかな?
演じてるのは、黃雋智です。👍
それを聞き、笑い出すジャントン。
笑いながら、台からおりると、それを察知したアジュンが前に出たにも関わらず、一歩、遅く。。
ジャントンが、さっと腕を動かすと、一瞬だけ聞こえたうめき声と、どさっと倒れる音。
喉が掻っ切られてました。
アジュンのこの表情。
ジャントンとアジュンの関係性は、どんな感じなんだろう。ただ、アジュンが盲目的に支えるとか、そんな単純な仲ではなさそうな予感がします。
ジャントン「バカなやつ・・・。自分が、あいつらを俺たちのもとに呼び込んだとも知らず。。(控えていた手下たちに)さっさと準備しろ!」
すぐさま、駆け出していく手下たち。
ジャントン「俺たちの縄張りを奪おうとするチェンイーの、手助けしてる奴を見つけてこい。礼を言いにいかないとな・・・」
~ゾンイーの部屋~
夜中、ルイが、かっと目を見開いたのは、殺気を感じたからじゃなかったみたいです(笑)
おもむろにベッドから起き上がり、腰掛けるルイ。
月明かりの中、ゾンイーも起きてました。
立ち上がり、自分のほうを見おろしているルイの様子が、机の上の鏡に映り込んでます。
慌てて、寝たふりをするゾンイー。
ゾンイーったら、ルイが寝たら、縛りあげようと鍵付きの自転車ロックみたいなのを忍ばせてたのか。
その緊張を、ルイが気づかないはずもなく。。。
ゾンイーに馬乗りになり、首を押さえつけるルイ。
・・・という、ゾンイーの妄想でした(笑)
ゾンイーが掛けていたタオルケットを、肩まで引き上げてあげるルイ。
まだ、腕を軽く動かしただけでも、傷は痛そうです。
こんな優しいことされちゃって、またまた、大混乱なゾンイー。。。
この人の目的がわかりません。
ルイがベッドに横になったのを見計らい、そっと後ろを振り返ります。
でも、気になる。
翌朝ーー?
歯ブラシをもったまま、洗面所から出てきたゾンイー。
卵をかき混ぜる音が聞こえてきたせいです。
ゾンイー「何してる?」
部屋の片隅のキッチンコーナーに立ち、「朝飯を作ってるんだ」と答えるルイ。
ルイ「お前から、毒なんかもられたくないから、自分の分は自分で作ることにした」
・・・・と言いつつ、ゾンイーのはだけたシャツの合間から覗く肌色を含めた、スーパーゴールデンゾーンの縦ラインをチラ見。
いや、ガン見(笑)
ルイ「朝から元気だな、坊主」
ぱっと、シャツの前を合わせるゾンイー。
ルイ「恥ずかしがるなよ。」
ゾンイー「使ったら、ちゃんともとに戻しておいてよ」
「ほら、髪だって・・」と寝ぐせをおさえるルイ。
パシっと、うるさそうに、ルイの手を払いのけるゾンイー。
これぞ、思春期後期(笑)
ルイ「いいから、先に支度しろ。こっち(朝食)はまかせろ、OK?」
ゾンイー「ほんとに?」
ルイ「俺は、お前よりは、料理ができる。さっさと、(洗面所に)戻って続きしてこい。ん? シャツのボタンも俺にしめてほしいのか?」
手を出したルイを睨んでる、睨んでる(笑)
どうですか?
この見事な、甘い同棲生活は?(笑)
身支度を終えたゾンイーが部屋に戻ってくると、ベッドはキレイに整えられ、食卓の準備も終わってました。
ルイ「ここでの忘れがたい滞在10日目を祝って・・ちょっとばかり、豪華な朝食にしてみた」
ゾンイー「さっさと出てってくれてかまわないんだけど・・・誰も歓迎してる人なんていないんだから」
ゾンイーの嫌味を無視して、(ルイが)卵焼きを口に運ぼうとすると、ムッと口を固く結ぶゾンイー。
ガン、と足を踏むと、
「あ・・」と声をあげたゾンイーの口に、卵焼きを突っ込むルイ。
ははは、ペダル式のゴミ箱みたい。(笑)
わかります?こういうの・・・
はじめは睨んでたものの、味わってるうちに、ゾンイーの表情に変化が。
ルイ「うまいか?」
素直に頷くゾンイーの口許を指でぬぐうルイ。
なんて、甲斐甲斐しい(笑)
ああ、この二人、“白范”ね(笑)
ね? そうでしょ?
ルイ「席に座れ」
立ったまま、卵焼きを嚙みしめてるゾンイー、口角あがってますよ。
美味かったんだね(笑)
すでに、胃袋をなんとやら(笑)
~カイエンオートショップ~
「何のまねだ! さっさと解けよ!」と、外からでも、大声が聞こえます。
なんか、後ろ手に縛られ、座らされてるチェンイー。(笑)
アイディ「花椒、赤辣椒(唐辛子)、辣椒、ビリビリしびれて、燃えさせてくれるぞ。これ、みんな俺の好物だ。お前も食ってみなきゃ・・」
うわ~~、見事に真っ赤な鍋(笑)
パッケージ写真の再現率の高さよ(笑)
謎の物体が浮いている。
アイディが大きな扇子で、激辛の風爆弾を、チェンイーに向けて吹き飛ばしてる(笑)
チェンイー「ふざけんな。」
さっきから、咳込んでるチェンイー。
もしかして、辛い物、苦手なのかな?
チェンイー「縄をほどけ、さもなくば、ひどい目にあうぞ。ぶっ殺してやるからな!」
アイディ「おお、怖! じゃ、なんで、ルイがどこにいるのか、俺に言わなかった?」
バレたんだ(笑)
キレた奥さんに締めあげられる旦那の図。。
こんなところ、他の手下には絶対見せられない(笑)(笑)
どうしてバレちゃったんだろう?
アイディ「なんで、言わなかった? よし、いいだろう」
もしかして、これって、ヤングコーン?
アイディ「ルイはどこにいる? お前ら二人の計画ってなんだ? なんで、俺だけ除け者なんだ?」
チェンイー「考えすぎだって!」
アイディ「はぁ、俺に全部隠しておいたほうがいいってことだよな。はぁ、まだ、黙ってる気か?」
無理やり、口にヤングコーンを押し付けようとして・・
チェンイー「ルイが行方不明のままでいれば、あいつらのところに、うちの連中を送り込む口実になるからだ!」
あらま、随分、簡単に口を割っちゃうのね(笑)
チェンイー「そうすれば、ジャントンの手下たちも同時に排除できるだろ。」
自分で、ヤングコーンを食べちゃうアイディ。
謎の物体の正体です。
このアイディのジャケット、可愛くない?(笑)
アイディ「つまり、これは作戦ってことか。勝手に計画したことが、ボスにバレて怒られたらどうするつもりだ? この、意気地なしが・・・」
チェンイー「黙れ!」
もう一度、ヤングコーンを押し付けようとしたアイディに、とっくに後ろ手の縄を外してたチェンイーが掴みかかる。
一応、形勢逆転。
さくっと、アイディを椅子に縛り上げる。。
でも、どう見ても、甘々(笑)
チェンイー「上の者には敬意を払え!それから、二度とこんなことするな」
これは、本気めに言ってます。
アイディ「俺には関係ねぇ。複友してやるよ」
チェンイー「それを言うなら、“復讐してやるよ”だ。ばかめ!」
ひゅ~るり~~
アイディ「そんなん、どうでもいいわ!」
アイディをそのままにして、出ていくチェンイー。
アイディ「おい! 戻ってこい! 縄を解け! ぶっ殺すぞ!!」
~ゾンイーの高校~
午前中の授業が終わり、昼休みです。
「バイ・ゾンイー、お前、また、カップ麺か?」
後ろを振り返ったのは、ズーアン。
でも、バッグから、ゾンイーが取り出したのは、お弁当箱。
ズーアン「お前が作ったのか? なんてこった! お前が弁当を持ってくるなんて・・」
ゾンイー「朝飯の残りものだよ」
ぷぷぷ、絶対、ルイのお手製だよね(笑)
・・・と予想したら、
これは、これは!!
幼稚園児弁当みたいなのかな、とか思ってたら、まぁまぁ近かった(笑)
宮廷料理みたいなのでも、面白かったけどね(笑)
でも、やっぱり、予想以上に、可愛くて笑えた!!!(笑)
オムライス、唐揚げ、ウインナー、なんだかんだ言って、男子の好物の黄金の組み合わせすぎる!!
そう、それは、今朝の出来事。出かけようとしたゾンイーに、「もったいないから、朝飯の残り物を弁当にして詰めた」と、袋を渡すルイ。
訝し気ながらも受け取ったゾンイー。
・・・ということがありまして。。(笑)
「お前、また、豪華な朝飯食ってんだな。」と驚嘆の声をあげるズーアン。
一口くれよ、と、ブロッコリーを手にしたズーアンが他のものを狙おうとするのを制するゾンイー。
ゾンイー「俺のだぞ!」
ズーアン「バイ・ゾンイー、けち臭いこと言うなよ」
その隙に、弁当箱ごと狙うスーニン(笑)
ハイエナのような友達からなんとか、お弁当箱を奪還(笑)
~ゾンイーの家~
日向ぼっこですか?
ほんと、猫みたい。。。
こうして、日がな一日、ゾンイーが帰ってくるまで、待ってるんだ。。
夜ーー
ようやく戻ってきたゾンイーに、「遅くなるなんて言ってなかっただろ」と文句を言っちゃうルイ。
居候らしく家事してます。
ルイ「もう、飯、冷めちゃったぞ」
洗濯ものを取り入れてるルイに、「あ・・・友達に勉強を教えてた」と、なんとなく申し訳なさそうに答えるゾンイー。
食卓の上の晩御飯を見て、血相をかえて、冷蔵庫に向かうゾンイー。
ゾンイー「まさか、冷蔵庫の中のもの、全部使ったのか?」
ルイ「お前はいつだって、スーパーに行って(食べたいものを好きなだけ買って)くればいい。俺は、食費をケチらない主義だ」
ほぼ空っぽな冷蔵庫に呆れかえって、ルイを睨むゾンイー。
ルイ「心配するなって。3倍にして返してやるから」
ゾンイー「なんでもかんでも、金で、すべてを解決できるわけじゃない」
ルイ「だけど、お前の目の前の問題については、解決できるだろ」
話しても無駄だ、と、黙ってしまうゾンイー。
食事もせずに、数学のノートに向かい始める。
ルイ「バイ・ゾンイー、おい、俺たち、(俺が)数学のノートをまとめることで、話を付けたはずだろ」
ノートを取り上げようとするルイの手を振り払い、無視するゾンイー。
ルイ「お前・・・プライドを傷つけられたか? お前なんて、幸運なほうだぞ。俺の問題は、金じゃ解決できない」
ゾンイー「そんなの、自業自得だろ」
ルイ「ああ、そうだ。自分のせいだ」
しおらしいことを言われ、ルイを見上げるゾンイー。
本当の意味はわからなくても、ふと、なにかを察するときってあるよね。
ルイ「だから、俺にケーキを食う機会をくれたっていいじゃんか!」
数学のノートを互いに引っ張って譲らない。
ノート、モテモテ(笑)
ああ、ノートになりたい。。← また、いつものやつですかよ!
それでも、結局、先に手を離したのは、ゾンイー。
そうそう、君はそういう子だよ(笑)
ルイ「だましたりしないだろうな?」
ゾンイー「そのノート(のコピーが)完売したら、ケーキを買う金が手に入るんだ」
ルイ「そんな先の話か」
ゾンイー「だって、俺、金ないもん」
ちょっと、開き直った?(笑)
ルイ「わかったよ。」
ここで、一旦、きります。
★『奇蹟 Kiseki』Ep.02-1 雑感★
なんだかんだ言いつつ、楽しい同棲ライフがはじまり、一人暮らしだったゾンイーの生活にも、様々な変化が訪れてます。
もちろん、細かな調整(小競り合い)は必要ですが、どうやら、生真面目なゾンイーが文句を言ってるほど、不快そうでもなくて。。
たぶん、このふたりは、周囲に、人はいたかもしれないけれど、心の奥底では寂しい境遇だったんじゃないのかな。
ずっと、寄り添える誰かを求めてた。
でも、それは、誰でもいいってわけじゃない。
お互い、なにかが足りないと感じつつ、過ごしてきた中で、目の前に現れた人物だとしたらいいのに。。。← たぶん、そうなんだけど。(苦笑)
ルイが属している世界は、多少の金はあっても、金で解決できないことだらけの世界。
その取り巻く環境を、冒頭の、ジャン・トウの、非情な振舞いが表現してますね。
ゾンイーとルイだけじゃなくて、チェンイーとアイディの二人も、なかなか面白い。。
チェンイー(20歳)の、アイディに見せる、寡黙さにコーティングされた庇護欲。
アイディ(17歳)の、チェンイーに見せる、絶対的な依存性。
幼馴染なんだっけ。
じゃ、共依存ってのも考えられるのか。
だけど、二人の間には、ちゃんと、線があるのね。
ここまでは好きにさせる。でもこれ以上は、許さないという、組織の属する者の宿命みたいな感じ?
それは、単なる表面的なことだけなのかな?
で、ゾンイーの高校のシーンは、彼の置かれてる境遇を、ズーアンとスーニンが補足してくれるしね。
もちろん、まだまだ、不明なことも多く、(筋追いを文章化するための下調べやら)脳内補完は必要ですが、この短い間に、無駄なく、情報を詰め込んでくるあたり、脚本力って大きいです。