丸い形は弓の様になっている!
バレエ特有の丸く形作る腕のラインって、どの様にコントロールしているのかを知っていますか?
多分多くの人が肘と手首を曲げて腕を丸い形にまとめているだけと思っているのではないでしょうか?
でも実は『肘や手首を曲げて・・・』と云うのは間違っているのです。
本当に正しいコントロールというのは腕を真っ直ぐに伸ばそうとしています。
伸ばそうとしているのに曲がった形になると云うのは矛盾している様ですが、あくまでもコントロール方法の話なので、この様に意識してコントロールすると云う事を言っています。
腕の形は肩の付け根と指先と肘の三点の引っ張り合いから形作られます。 だから本当は三角形になるのですが背中を通じて反対の腕と繋がって形作る事で丸い印象になって来ます。
腕で丸い形を作っていても指先から肘、肘から肩、背中はそれぞれ引っ張り合って真っ直ぐに伸びていますよね?
だから曲げる意識ではなく伸ばす意識でコントロールしていると云う事なのです。
また腕が弓矢の弓の様になっていると意識する事で肘関節が簡単に緩まない(動かない)様にコントロールする事が出来ます。
弓って弦を張る事で弓なりの形を保っていますから弦が無ければ真っ直ぐになってしまいます。 腕も肘関節を伸展させて真っ直ぐに伸びようとするのを指先と肩の間に弦が張ってあるとイメージする事で弓なりの形を整えて、それ以上肘関節が伸びないし曲がらない状態にして上げるのです。 これには『腕は曲げるのではない、伸ばすんだ!』と身体に意識させる為にも有効な意識です。
この様に形作った腕を身体から引き離す様に引っ張る事で腕の位置と体幹が安定して回転や跳躍時のバランスが格段に安定してくれます。 逆に言うと“ピルエット”が立てない、回れない、跳躍が上手く出来ない、音に間に合わないと云う様な諸々の事は腕のコントロール方に問題がある場合が殆どなんです。
肘を曲げると考えてコントロールしていると全てが逆に働いて、どんどん体幹が弱くなり踊れなくなりますので正しい使い方を学びましょうね(^_-)-☆
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