おはようございます
これまで、数々のツボ をご紹介してきましたが、私たちのからだには、他にもまだまだたくさんのツボがあります。「治療によく使われる要穴」 に書いたように、経脈 上のツボは361個で、それ以外の奇穴や新穴を合わせると、1000個以上になるといわれています。
1000個からだ中のそこかしこがツボじゃ~ん…そんなツッコミが聞こえてきそうです。それでも、「ツボの上手なみつけ方と刺激のしかた」 でお知らせしたとおり、ツボは気が滞りやすい場所にあって、関節や骨、筋肉を目安にできる位置にあります。
人の名前にそれぞれ由来があるように、ツボの名前も↓以下のような由来に基づいて命名されています。
比喩法によってついた名前
ツボの特徴・主治作用、ツボのある身体部位と、天文・地理・事物との間にある関係性を見出すもの。
① 気血の流れを水の流れにたとえた → 曲泉 、曲池 、湧泉 、血海、小海など
② からだの突出した部位にある → 承山 、陰陵泉 、丘墟、商丘など
③ からだの凹んだ部位にある → 曲池 、合谷 、太渓 、肩井 など
④ 気の出入口 → 気戸、雲門、庫房、内関 など
⑤ 気の通り道 → 足三里 、手三里、霊道、神道など
⑥ 気のたまるところ → 志室、気舎、玉堂、神堂など
象形法によってついた名
ツボのある部位の見た目から、形の似たものにたとえるもの → 鳩尾、魚際、攅竹 、犢鼻、伏兎など
会意法によってついた名前
ツボの名前がツボの解剖学的な位置を示すもの → 聴宮、迎香 、承泣、完骨、腕骨など
写実法によってついた名前
ツボの名前がツボの治療効果を示すもの → 血海、腹哀、腹結、睛明 、光明、水分など
ツボを使うとき、その名前がどんな意味を持つのか?考えてみるのも楽しいものですよ。
一天一笑、今日もいい1日にしましょう。
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