お店のレジに向かう
親子の会話を聞きながら，
私はこんなことを考えていた。
それやりたい！があふれてるよ。
その子が手にしているのは日記帳。
「それは今日こんなことがありましたとかそういうことを書く物なのよ！」
「分かった♪」
「本当に買うのね！？」
「買う♪」
レジに向かうまで続く会話に
どうせ続かないのに…という
お母さんの気持ちが表情からも
伝わってくる。
子どもの話や行動に
それはうまくいかないんじゃない…？
という場面はたくさんある。
危なっかしくジュースの入ったコップを
運んでくる姿。
どうしても立った状態で履きたがるズボン。
散らかったオモチャの所で
走り回って転んで痛がる姿。
失敗した結果を見て
「だから言ったのに…」
そう言いたくなるよ。
一生懸命説得しているようにも見える
お母さんの子どもを心配する気持ち。
その心配はこんな状態かもしれないと
思ったよ。
●前から挑戦してみたいと思っていた色の洋服を買いたい♪
→「それやめた方がいいよ、私がそう言っているんだからやめなさい」
●体型が気になってきたからオンラインのヨガレッスンに参加したい♪
→「きっと続かないから、飲むだけで痩せるこっちのドリンクがいいんじゃない？」
「ほら、私がうまくいったヤツがあるからあなたの分も用意しておいたわよ。やってみたら？」
●やりたいと思ったことをやってみた結果、うまくいかなかった…
→「だから私の言う通りにすれば良かったのに…」
ホントお節介だな、こいつ！
やりたいんだから勝手にさせてよ！
うまくいかなくてもやりたいの！！と
私なら伝えるな。
きっと子どもも感じているよね。
いいの、結果なんて。
やりたいんだから。
包丁の刃の方を持とうとしているとか、
歯ブラシをくわえたまま走ってるとか
命に関わるようなこと以外だったら、
うまくいかないという経験をすることって
いけないことなのかな？
先に起こることまで予防線を張って
子どもの経過を見守るよりも、
やりたいことができている
嬉しそうな子どもを見ている方が幸せだな。
うまくいったら一緒にガッツポーズ！
うまくいかなかったら一緒に落ち込む
どうしたらよくなるか考える
結果まで子どもと一緒に進んでいる
気持ちが心地よいな。
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