まったくの私事なのですが……

アラビア語検定にチャレンジしようと思って、公式サイトを開きました。

 

 

あらあら、アッラー!

まさかの活動停止とな(@ ̄Д ̄@;)

これは予想外だった。

まあ、こうなった場合、活動再開はほぼ見込めないでしょう……

 

今回は、活動停止の告知を見た次の瞬間に、

私の脳内でばばばばーっと再生された聖書個所などを貼っていきたいと思います。

 

 【今回のもくじ】

 

 ・ 神の道と、人の道は、異なる。

 ・ 道路を封鎖する神

 ・ 命の泉か、無用の水溜めか

 

■ 神の道と、人の道は、異なる。

 

旧約聖書に『箴言/しんげん』という、古代ユダヤの格言集があります。

自己啓発書を読むより、『箴言』を読んだ方が確実に役立つと思います。

 

『箴言』では、すべての知恵の源は神ヤハウェだから、

神を知り、神を畏れ、神に従うことが、もっとも賢くて豊かな生き方だという前提で、

短い格言が……たぶん百以上ずらずらーっと並んでます。

 

『箴言』には、「道」という表現がたくさん出てきます。

「道」は世界中のどの文化でも、人の生き方のシンボルでしょうね。

 

 人は心に自分の道を考え計る、

 しかし、その歩みを導く者は主である。

 

 ――旧約聖書 『箴言』 16章9節

 

アーミン、アーミン(アーメン、まさにその通りです)

マーシャーアッラー(神の御心はすばらしい)。

 

私がアラビア語検定という余計な脇道にそれようとしているのを、

アッラーが止めてくれたわけですね。

 

 人間の道は自分の目に正しく見える。

 主は心の中を測られる。

 

 ――旧約聖書 『箴言』 16章9節

 

もちろん、各種検定試験がダメってことではないですよ。

私の場合、検定を受ける動機が、神の前にマガ(曲、禍)ってたから、アッラーに塞がれた。

 (参考) 何に対して素直であるべきなのか。ナオ(直)とマガ(曲、禍)。

 (参考) 見えているのに、見えていない。… 人を錯覚から解放して、真実に導く神

 

私のアラビア語は初級レベルです。

それでも日本ではわりとレアな実技だと思うので、

検定を受けとけば、今後何かのときに有利かもしれないと、私は考えていました。

英語ができる人はたくさんいるけど、

ほんのちょっとでもアラビア語ができる人は、少ないでしょうから。

 

でも、検定協会が活動停止になってしまうってことは、

残念ながら日本ではほとんど需要がないってことなんでしょうね(^_^;)

アラビア語は中東全域で通じる公用語だから、世界的には重要だと思うんだけど……

 

私のブログ記事で、しばしば「#イスラエル」の記事がランキング上位に上がります。

 

 (参考) キリスト教原理主義(聖書鵜呑み派)と、エルサレムの騒動について。

 

1年前に書いた私の素人記事が、いまだに上位ランクインしてしまうということは、

アメブロで中東情勢について書いている人が本当に少ない、

=読者の需要がないってことなんでしょうね。

 

アラビア語検定は6級~1級までありますが、

受験者数が少なすぎて、1級2級はいまだ未実施。

実質3級が最上位という、危うげな体制ではありました……

私は5級にチャレンジしたかったのですが、

そもそも需要がないのであれば、

受験料と交通費を払って受験する価値はないですね……

 

はい、もう余計なことは考えないで、

アラビア語は細々と独学で続けていくことにします、インシャーアッラー(神の御心ならば)。

 (参考) 神のまにまに … カンナガラ(惟神)とインシャーアッラーの違い。

 

■ 脇道を封鎖する神

 

今回の私のように、神さまの導きに頼らないで、

神さま以外のもの(今回なら検定合格証)に頼る姿勢を、偶像崇拝といいます。

 

預言者ホセアは、偶像崇拝を「不倫」、神に背く人間を「浮気妻」にたとえています。

神ヤハウェという夫がありながら夫を信頼しないで、

愛人(人造神)に浮気する妻=人間です。

 

 彼女は言う。

 「愛人たちについて行こう。

 パンと水、羊毛と麻

 オリーブ油と飲み物をくれるのは彼らだ。」

 

 それゆえ、わたしは彼女の行く道を茨でふさぎ

 石垣で遮り

 道を見いだせないようにする。
 彼女は愛人の後を追っても追いつけず

 尋ね求めても見いだせない。

 

 そのとき、彼女は言う。

 「初めの夫のもとに帰ろう

 あのときは、今よりも幸せだった」と。

 

 彼女は知らないのだ。

 穀物、新しい酒、オリーブ油を与え

 バアル像を造った金銀を、豊かに得させたのは

 わたしだということを。

 

 ――旧約聖書 『ホセア書』 2章8-10節

 

アッラー、ごめんなさい。

そのとおりです。

 

ホセア書では、人間が間違った道に進もうとしているときに、

神は茨(イバラ)のバリケードで道をふさぐとあります。

こうしてすぐに道をふさいでもらえるのはたいへんありがたいことです。

神の道から遠ざかった分だけ後戻りがむずかしくなり、被害が大きくなりますから。

 

 

ただ、人間の側には、どうして神が道をふさぐのかがわからないことも多くありますね。

何も悪いことをしているわけではない、むしろ良いことをしているはずなのに、

どうして神様はそれをお許しにならないのか……

ひょっとして嫌がらせなのかと、神の善性を疑い、神から離れるきっかけになることもある。

 

先週に大阪で行われたG20サミットでは、大規模な交通規制が行われました。

「阪神高速、封鎖できました」という見出しの記事もあって、うまいなーと感心しました。

 【HUFFPOST】 阪神高速、封鎖できました。G20大阪サミットで車が消えた道路、白バイが爽快にかっ飛ばす(動画)

 

一般人にはよくわからないレベルで、大事な国際会議が行われている。

それにともなう道路封鎖です。

こういう道路封鎖は、誰も何も悪くないですね。

道路管理者の嫌がらせでもないですね。

要人の警備と移動を考慮するなら、道路封鎖が最善だっただけですね。

 

神さまが人の道をふさぐのも、時にはこれと同じ理由かもしれません。

道をふさがれるような心当たりがないならば、

人間にはわからないレベルのところで、霊的に何かがあるんだろうと思うことにする。

 

 わたしの思いは、あなたたちの思いと異なり

 わたしの道はあなたたちの道と異なると

 主は言われる。
 天が地を高く超えているように

 わたしの道は、あなたたちの道を

 わたしの思いは

 あなたたちの思いを、高く超えている。

 

 ――旧約聖書 『イザヤ書』 55章8、9節

 

神さまの都合はよくわかりませんし、聞いても教えてくれないと思います。

自分の道をふさがれている理由がわからないときは、

その理由を尋ねるよりも、

「じゃあどうすればいいのですか」と、神さまに指示をあおぐ方が実際的でよいですね。

 (参考) 「求めよ、さらば与えられん」が実現しない6つの理由/他にも理由はあるだろうけど。


■ 命の泉か、無用の水溜めか

 

聖書で、神はしばしば「命の水源」にたとえられています。

 (参考) 命の水源であるキリスト … 正統キリスト教と異端カルトの分水嶺

 
イエスはこう民衆に語っています。
 

 渇いている人はだれでも、わたしのところに来て飲みなさい。

 わたしを信じる者は、聖書に書いてあるとおり、

 その人の内から生きた水が川となって流れ出るようになる。

 

 ――新約聖書 『ヨハネによる福音書』 7章37、38節

 

預言者エレミヤは、偶像崇拝を「無用の水溜を掘る」に等しいことだと表現しています。

 

 まことに、わが民は二つの悪を行った。

 生ける水の源であるわたしを捨てて

 無用の水溜めを掘った。

 水をためることのできない

 こわれた水溜めを。

 

 ――旧約聖書 『エレミヤ書』 2章13節


命の水源から、いつでも新鮮な水をいただけるというのに、

なんでそれを捨てて、わざわざ無用の水溜を掘ってしまうのか。

 

水溜めを掘ると、大仕事を成し遂げた感が得られるからですね。

それに、たくさんの水溜めを掘って保有することが、なんかのステータスっぽく感じる。

本当に必要な仕事は、しっかりやらないといけません。

でも、神が命じてもいない事はしなくていい。

しんどいと感じるときは、余計なことをやり過ぎているとき。

苦しい思いをして、立派な水溜めをいくつ掘ろうとも、

そこに流れ込んでくる水がなければ意味がない。

 

何かの本で、「人は自分勝手に使命を作りだす」とありました。

動機が「神さまのため」であったとしても、かんじんの神さまがそれを望んでいないなら、

それは身勝手な自己実現、無用の水溜めを掘っているにすぎないわけですね。

「神さまのためにこんなに頑張っている自分」という偶像に仕えているだけです。

 (参考) 天職(calling)がハード過ぎて挫折した場合 … 休暇をとって、神の静かな声を聞こう。

 

身勝手な使命感が過激化すると、宗教テロリストとなってしまいますね。

一神教の宗教争いが過激で泥沼化しやすいのは、

「神のため」「神がそう命じているから」という大義名分があるからなんですね。

 

「自称イスラム教」の過激派組織IS(イスラミックステート)は、

アッラーが命じているからという理由で、子どもに軍事訓練を行っています。

 撃てと言われたら、「アッラーは偉大なり!」と言うんだよ。

【アルジャジーラ】 http://www.aljazeera.com/programmes/specialseries/2015/11/islamic-state-isil-taliban-afghanistan-151101074041755.html

 (参考) 神の声(啓示)をどう解釈するのか?

 (参考) テロ組織ISILが子どもを洗脳する手口、子どもたちのその後【ドキュメンタリー】

 

銃を撃てば、人の体に穴が開く。

爆弾を投げれば、地面にクレーターができる。

それが無用の水溜め、こわれた水溜め。

 

生ける水の源を捨てて、無用の水溜めを掘る……それが「罪」。

エレミヤ預言のいうとおり、無用の水溜めを掘るのはよろしくありません。

 

アッラーフアクバル! (神は偉大なり!)

神は偉大なれば、人が神の御心を正しく理解することは難しい。

だから、常に神に尋ね、進路確認、軌道修正をしてもらうことが必要だと思います。

 

イスラム教では、一日5回の礼拝(サラート)をおこないますね。

あれはとても良い習慣だと思います。

人間的な仕事を中断して、アッラーに祈る習慣をもつことで、

自分事よりも神事が上位ということを、毎日毎日意識できますから。

毎日やってると、惰性のストレッチ運動に堕するリスクもあるけれど(^_^;)

 

内戦が続くシリアの民間救助団体ホワイトヘルメッツの隊員さんも、

命がけの激務の合間に、アッラーを礼拝しています。

アッラーにすがりつかなければ、ああいう過酷な状況では正気を保てないでしょう……

 (参考) 砂漠に水をまこう … シリアのホワイト・ヘルメッツ(アカデミー賞受賞)

 (参考) LOSE or GIVE/命を失うか、捧げるか … 何に命をかけるべきか?

 

ホワイトヘルメッツは、アッラーの名のもとに、

命の泉を掘り続けている神の子の集まりだと思います。

地上のどの宗教に属していてもいなくても、

ともかく真の神の御心を行う人が、神の子だと思います。

 

最初の動機は善で、神と二人三脚できていた人でも、

誘惑に負けて、途中で道を外れるリスクはいつでもあります。

たいがい、誘惑に負けてしまうのは「苦難が去って生活が安定したとき」です。

旧約聖書にそういう事例がたくさん出てきます。

ダビデ王、ソロモン王もそうです。

 (参考) 神の道(天職・calling)から中途脱落した場合 … 反省して神に立ち返ればOK

 

生活が安定してくると、自分の力だけでうまくやっていける。

今は順調だから大丈夫と思って、神に祈り尋ねるのをやめてしまう。

そして無用の水溜めを掘りはじめる。

 

無用の水溜めは、神の本質を反映しない仕事と理解してもいいと思います。

 

無用の水溜めを掘って、それを埋めて、また掘って、また埋めて……

そういう無益な作業のくりかえしでも、他者に害をおよぼすことなく賃金がもらえるなら、

それで生計を立てるという選択もあります。

 

私も過去に何度もそうしようとしたのですが、

1年もせずに体を壊して続けられなくなってしまうことのくりかえしでした。

「どんな仕事にもやりがいはある!」と自分を説得して、

無用の水溜めを掘り続けることは、神さまの御心ではなかったのでしょう。

 

近年は、私が間違った道を選んだときに、

それを神さまから知らせてもらえるスピードがとても速くなりました。

「神さまから知らせてもらえるスピード」ではなく、

「私が神さまからの知らせに気付くスピード」という方が正確かもしれませんが。

そのスピードは、私が神にコミットしている度合いと比例していると感じます。

 

神の存在は信じつつも、神にコミットしきれていなかったときには、

ルーン占いその他の補助ツールがないと、霊的な判断ができませんでした。

しかし、アルハムドリッラー(神に称えあれ/おかげさまで)、今は補助ツールは不要です。

 (参考) ベツレヘムの星事件 … 紀元前(Before Christ)から、神と共にある新時代へ

 

話を最初に戻しますと、アラビア語検定協会が活動停止になったことを、

残念に思う一方で、ホッとしました。

私もこんなふうに活動停止してもいいんだなって思えたからです。

アッラーからお許しをいただいた気がしたんです。

 

今の私には、活動停止したいと思いながら、

無理やり自分をムチ打って続けていることがあります。

2年ほど前から、私の心はそこにはありません。

ただ、今までお世話になった人に申し訳ないとか、

がっかりさせたくないというだけの理由で、それを続けています。

私自身の違和感に自信がなくて、決断できかねている面もあります。

 

きっと私はまた、安直なヒューマニズムの落とし穴にはまっているのでしょう。

誰それに申し訳ない、と言い出したらきりがないですね。

相手だって、私が苦しんでストレスまみれになってまで、

それを続けてほしいとは望んでいないでしょうし。

 

うん、もうやめます、ビイズニッラー(神のお許しがあれば)。

やっぱり今の私にとっては無用の水溜めです。

やっと決心がつきました。

アルハムドリッラー、神に称えあれ。

 

お世話になった人には、感謝して、

ジャザークム・ッラーフ・ハイラン(神が報いてくださいますように/ありがとう)。

神の御心ならば、私が何をしようが、ご縁の続く人とは続くでしょう。

 

私は私の命の水源を第一にしたいと思います。

 

あ、このブログを書くことが苦しいわけではないですよ、念のため。

これは私の自己満足ブログですから、

とくに書くことがないなら何も書かない、更新しないと決めてます。

とりあえず、私の生存を危ぶまれない頻度(笑)で更新すればいいかなと思ってます。

 

次回に続く →  【77】 自由の空気がうまい(*´∇`*)

 
 
 
※ 記事中の聖句引用元/日本聖書協会『新共同訳聖書』または『口語訳聖書』
 
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