2020年10月号の『日経サイエンス』の特集記事は「地球人の孤独 フェルミのパラドックス」・・・米国防省が2020年4月27日に公表した2015年1月撮影のUFO映像が紹介され、それに関連して有名な「フェルミのパラドックス」に関わる専門家の記事を扱っています。
『日経サイエンス』はアメリカの『サイエンティフィック・アメリカン』の日本版に当たる雑誌ですが、日本独自の記事もあります。1988年9月号に掲載された日本の海洋調査船開洋丸の「UFO観察記録」は、その代表的なものだと思われます。当時、本家の『サイエンティフィック・アメリカン』誌は超常現象やUFOに関わる記事をいっさい載せませんでしたから、これは日本版の英断(独断?)だったのではないでしょうか。
この号は反響を呼び、いつも店頭に残っている『サイエンス』(当時は「日経」ではなく本家に近いタイトルの雑誌でした)が、瞬く間に売れて店頭から消えたほどです。
その「UFO騒動」についてのぼくの見解は別記事「UFOの日に思うこと」に書きましたので、そちらをご覧ください。
マンガ版「これ、科学?」第4話では、とくにフェルミのパラドックスに関わる話題を取り上げました。
マンガにもありますが、フェルミのパラドックスは、ざっくりいえば「宇宙人がそこそこの数いるなら、銀河系のいたるところに広がっているはずなのに、なぜ地球ではその証拠が見つからないのか」という話。より詳しい話は、マンガの解説記事の方で書きたいと思います。
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