【備忘録として】父へのお別れの言葉

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6/4の午後、父危篤の知らせを受け

間に合わないことを覚悟して

函館の実家へ向かいました。

以下、上記内容の記事になるので

苦手な方はスルーをお願いします。

医師の見立てであと数時間と

言われていましたが

途中持ち直すこと数回

幸い病室は個室で

私を含めた兄弟５人とその孫など

家族１５人で父の寝床を囲み

それぞれからお別れや感謝の言葉を

伝えることができました。

最後の最後は

私と妹と私の夫とで

看取ることが叶い

その時間を与えてくれた父には

感謝しかありません。

お葬式の弔辞

実の子から送ることは稀なそうですが

長女の私から言葉を送りました。

そのお別れの言葉を

備忘録として残します。

パパへ

「汝の一生を決める宝を授ける」。私がママのお腹にいることを知る前に、この言葉が第六感として降りてきたと聞きました。その宝という言葉が、子宝を意味するなら、その言葉の通りパパの波瀾万丈な人生は、私の誕生がわかった時点で方向が変わり、いろんなドラマが生まれました。

結婚を決め、それまで勤めていた消防を辞めて、家族を養うために仕事を転じ、もともと人を助けずにはいられない性分も手伝って、天職ともいえる営業力と、負けん気と、努力の積み重ねで、精力的に仕事をしながら 5 人の子供をここまで育ててくれました。

そんなパパをずっと見ていた私は、自分の人生のあちらこちらでたくさんの影響を受けてきました。

私の学びに対する意欲はパパ譲り、パパの勧めで臨床検査技師の資格を取り、検査技師になった後もに近づきたくて、役に立ちたくてFPや宅建の資格を取ったりと、資格だけを見ていると本業とつながりがないように見えるけれど、すべてはパパにつながっていました。

どこかにパパの期待に応えたいという気持ちがいつも私の根底にあって、ここぞという時の力を発揮する源にもなっていました。

今日のこのお別れの言葉は、パパの期待に応える最後の機会だと思っています。

もう、そんな機会がないのだなあと思うとどこか気が抜けて本当に寂しいです。

パパは、私たち兄弟にとって、最高のパパでした。

パパの危篤の知らせを聞いて、兄弟漏れることなく駆けつけて、声をかけることができました。そういう時間を私たちに残してくれたこと、おばあちゃんの命日と同じ日、そして私の誕生日の前日を選んで逝ってしまったこと、すべて、パパの計画通りなのだと、大きな愛を感じています。

私をこの世に出してくれてありがとう。育ててくれて、たくさん遊んでくれて、話を聞いてくれてありがとう。道標となってくれてありがとう。パパとママで作り上げたこんなに素敵な家族の一員になれて、私は幸せです。
パパの家族の木は、さらに枝葉を伸ばして、仲の良い大木となっています。私たち全員で、より幸せな大きな木にしていきます。
どうぞこれからの私たちを楽しんで見守っていてください。

お疲れ様。そして本当にありがとうございました。

お別れの言葉はしんみりしてますが・・・

実際には久しぶりに集結した

全子孫+各夫・妻総勢+母の19名

もともと賑やかな家族なので

忌中とは思えない歓声があがることも

しばしばでした

父もその方が心配することなく

自由に旅立てたものと思ってます