実務従事の世界

今日は昨日の『実務補習』の記事に続いて、中小企業診断士のもう1つの登録要件である『実務従事』について述べたいと思いますニコニコ

中小企業診断士試験に合格した後、①実務補習を15日間以上、または、②実務従事を15日間以上のいずれかの事項を満たすことが、中小企業診断士として経済産業大臣に登録するための要件となっていますニコニコ

②の実務従事(各社により相違しますが、私が対応したケースをベースに記述します)は、コンサルティング会社にインターンとして受け入れして貰い、顧問先あるいは顧問候補先の診断を行うものです。3社対応する実務補習と異なり、1社限定で対応することになります。当該コンサルティング会社ならびに診断先の都合次第ですが、原則平日の対応は不要で、土日のみで診断を進めることができます。但し、土日のみの対応ゆえ、診断期間は正味2ヶ月以上の長期になります。実務従事開始時期が遅いと必然的に、平成24年4月登録は不可能になります(何と実務補習よりも早い1月スタートのものがあるので、このグループでの従事者は悠々と間に合いますが…)。肉体的には勿論、精神的にもハードな期間となるのは実務補習と同様ですが、勤務先との調整は比較的容易だと思いますグッド!

次に、必要物についてです。実務補習時にはノートパソコンやUSBメモリーが必須となっていますが、実務従事では必須ではありません。書記対応するメンバーの1台だけパソコンがあればよく、あるメンバーの軽量のパソコンを使用していました。コンサルティング会社の社長からは、『お客様を前にして全員がノートパソコンを持ってくるなんてありえない!対峙するうえではお客様に失礼だ!』と指導されていました。ワード・エクセル・パワーポイントなどのスキルが物を言うのは実務補習と同様です。

以上のように、実務補習と実務従事は内容や形態が一部異なるものの、ハードであるがゆえに従前とは大きく世界を変える貴重な機会となることが多く、人脈形成や自己啓発において非常に有意義という点では共通しています。その他の面では、実務補習が知らないメンバーで取り組み、企業診断の方法や診断書の形式が画一的であるのに対して、実務従事は3~4名集めることで既知のメンバーで対応でき、企業診断の方法や診断書の形式も個々異なるなどの違いがあります。

最後に費用面です。実務補習が15万円であるのに対して実務従事は12万円と少し安価です。ノートパソコン代等も不要です。診断協会への加入を既定路線とする実務補習に対して、実務従事はそういった拘束も皆無です。

実務従事の詳細については、有限会社P.M.Three http://www.pm-3.com/html/profile/index.html 宛にお問い合わせ下さい。例年通りなら、今週末辺りに説明会が行われる筈です。但し、要望すればこれに限らず、別途社長様よりご説明いただけると思いますよニコニコパー

最後までご覧いただき本当に有難うございますニコニコ
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