とても良書だった。
これからの仕事のスタンスが少し変わりそう。
≪内容≫
この十年間で、日本が得意としてきた垂直統合型の企業集団モデルは崩壊し、欧米企業と
アジア企業による水平分業型のビジネスモデルに日本も突入していく。
世界全体が光ファイバーのネットワークで繋がり、教育レベルの高い新興国が勃興し、
EUに象徴される新しい政治体制が確立され、マネーとITがグローバル化を推し進めた。
結果、事業が垂直統合型から水平分業型に移行し、必然的に自社だけではビジネスが完結しない
環境に企業はさらされることになる。
そこで新しい企業人のスキルとして「他社を動かす」スキルが必要になる。
≪他社を動かすニュータイプが持つ7つの新しいスキル≫
NEW OLD
①他社の社員を人事考課している。⇔自分の部下を人事考課している。
②他社の事業計画書を貸そうしている。⇔自部署の事業計画書を仮想している。
③才能の高い人への説明能力に優れている。⇔部下や他部署への説明能力に優れている。
④ビジョンをエンタメで語る。⇔事業ビジョンを真摯に語る。
⑤畏怖で周囲を動かす⇔恐怖で部下を動かす。
⑥交渉の数をこなす⇔調整の数をこなす
⑦足りない資源をそこらじゅうから持ってくる⇔限りある資源を適正に配分する。
・現場に意思決定をさせても、大きな失敗が起こらないシステムがあるため、
現場はどんどん意思決定し、他社に仕事を任せて、相手の能力を判断する基準値ができる。
・自分の観察だけでは不十分な所は、他人からリファレンスをとり、仕事を任せている他人の
能力を把握する努力をする。
・コラボブーム。ミスド×小枝 ANA×ガンダムとか。×の実現。相手の目的を理解し、相手を動かせるポイントを作ってあげる。
・世界を動かす仕掛けを提示する。※エンタメ性を持ったビジョンの存在。
パッションとは情熱であり、苦悩という語源でもある。
・水平分業型の社会では、社内の玉虫色の伝え方交渉力では、何も進まない。
・才能を持つ人材とダイレクトにコミュニケーションできる能力は貴重なスキル。
⇔現場へのアカウンタビリティの能力とはまた違った意味で重要なスキル。
・オールドタイプのビジネスパーソンは、玉虫色の結論によって方向性を希薄化させ、
意見の対立を避ける。ニュータイプは時には応援団を組成し、時には議論を収縮させ突破する。
・社内を動かすビジョン⇔他社を動かすビジョン ※ビジョンのエンタメ性
誰も損をしないで、誰もが得をするシステムの構築による。
・原理原則から畏怖が生じる。畏怖とは自分がある分野でプロである事が伝わった瞬間に発生する。
・ニュータイプにとっての戦略は資源配分ではない。
・Greeのエンジニア責任者は、午前2時から午前5時までは業務外だという事で、自分自身がプログラムの開発を楽しんでやっている。マネジメントととしてもトップでありながら、エンジニアとしても誰にも負けないという執着心こそニュータイプのビジネスパーソンの必要条件。
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