動物の治療にステロイドや
免疫抑制剤を使うのに
抵抗がある人はいる。
ぼくもなるべく薬物を使わないで
治療できないかと思って
統合医療をやってる。
そうなんだけど病気によっては
動物のことを考えたら
西洋医学でしっかりと治療して
あげて状態をよくしてから
ステロイドや免疫抑制剤をを減らす
努力として統合医療を組み合わせて
いって
段々とステロイドや免疫抑制剤を
減らしていくようにしていくと
いいと思うのさ。
その病気は・・・
自己免疫性疾患。
自己免疫性疾患はいろんな
病気がある。
自己免疫性溶血性貧血
自己免疫性血小板減少症
多発性関節炎
関節リュウマチ
多発性筋炎
重症筋無力症
天疱瘡
全身性エリトマトーデス
自己免疫性肝炎
糸球体腎炎
アジソン病
などなど
自己免疫性疾患の場合は
炎症が起こっていて
動物がかなりつらい思いをする。
熱は出るし、炎症が起こることで
体はだるいし、痛みもあるし
食欲が落ちて元気もなくなる。
そんな状態をいち早くよくして
あげるためには
ステロイドの治療が即効性が
期待できるんよ。
ステロイドや免疫抑制剤は
イメージとしても使うのに
抵抗があると思うけど
自己免疫性疾患に即効性のある
対応はやっぱりステロイドになる。
免疫抑制剤は安定するのに
2週間はかかるから2~4週間
ぐらいすると効果が出てくる。
はやく状態をよくするのは
やっぱりステロイドになるのさ。
「なるべくステロイドを使わないで
何とかよくなりませんか」と
相談を受けることが多々あるけど
ステロイドを使いながら
ステロイドを減らすことは
できるけど
ステロイドを使わないでの
治療は時間がかかるのさ。
動物が今つらい思いをしてるのに
つらい思いを我慢させながら
時間がかかる治療をするのは
ぼくは動物はとってもしんどいと
思うのさ。
動物からすると副作用があるとか
この薬は体によくないとかわからない。
今しんどいのを今なんとかしてほしい
と思ってるとぼくは思うんよ。
もちろん長期投与になるとか
薬をやめられないかもしれない
から先々は副作用を減らす
努力はする必要があると思うけど
動物の「今」つらい、しんどい状況を
まずはよくしてあげてそれから
ステロイドや免疫抑制剤を減らして
いくようにしてあげる方がぼくは
いいんじゃないかと思うのさ。
免疫と腸内環境は関係してるから
免疫の暴走を抑えるのは
腸内環境を整えていくことで
自己免疫性疾患がよくなることは
あるけど腸内環境が改善して
よくなるまでには時間がかかるんよ。
それまでの間、動物にしんどいのを
我慢させておくのは酷じゃ。
ステロイドや免疫抑制剤を
使いたくないのはわからんでも
ないけど
自己免疫性疾患の場合は
今の動物の状態を即効性を持って
改善してあげられるのはステロイド
になるんよ。
今の動物の状態をよくしてあげる
ことを考えるのも動物のため
だと思うのさ。
今日もありがとう
人間より動物好きの獣医
シワ神シワ男
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