母が肺がんになった!闘病記と看取り記録 -3ページ目

母が肺がんになった!闘病記と看取り記録

60代の母は肺腺癌(はいせんがん)。仕事、育児をしながら看護をしているワーキングマザーの記録です。

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母を亡くした後に同じような体験を求めてさまざまな漫画を読んでいました。

 

心に刺さったのがこちらのまんが。

”Heaven's Door 彼女の最期の夏”

 

 

肉親ではないものの、20年来の親友をまさに看取った方の漫画です。

 

母は意識混濁していたのでこんなに交流などはなかったのですが、

同じような経緯をたどっていったのでうっと胸に迫るものがありました。

 

涙は最高の心のデトックスと言われています。

でも人には泣く理由が必要なもの。

 

そんな時にこの漫画の事を読んでもらえれば、

と思ってご紹介させていただきました。

 

 

 

ホスピスに入院されているご家族・ご友人にいる方には

以前に紹介したこちらがおすすめです

 

↓↓

 

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人は亡くなる前、病気が改善したようになる状態があるそうです。

 

それを「病気との仲直り期」と以前ご紹介した

こちらの本に書かれていました。

↓↓

 

というのも、母もホスピスに入ったその日から数日間

なんとも状況が良くなったように思えたのです。

 

家族とは

「やっぱりホスピスの明るい雰囲気があっているのかな?」

と会話していたのですが、

今考えると母と家族のために残してくれた最期の時間だったのでしょう。

 

その期間は2~3日だったように思います。

 

というのもその後は、ほとんど意識ない状態。

 

体位を変えるとき、

痰を吸うときに辛そうにする程度で

会話もほとんどできなくなっていきました。

 

入院初期でまだ話せるうちに

もっとお見舞いに行っておけば、

と後悔が募ります。

 

こちらの記事でも本をご紹介しています。

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母は癌性骨膜炎という状態で12月に入院。

結果、「水頭症」という状態になっていました。

 

先生から説明されたのは

「癌からお水が出ていて脳内を圧迫していて水頭症になっている」

ということ。

 

実際、11月に撮ったMRIと比べて、

入院してから撮ったものは、

脳の黒い部分が広がっていました。

(髄液で脳が圧迫されたため)

 

なので、入院してからはほとんど喋れず、

という状態だったのです。

 

余談ですが、救急車で運ばれた時は

寝心地が悪かったらしく

「クッションが悪い」とか文句を言っていたようですがw

 

なので、お見舞いに行った家族は

「今日は”うん”とか言っていて会話ができた」

「今日はほとんど寝ていて駄目だった」

「飼い猫の写真を見せたらもっと大きいのが欲しいと言われた」←この頃にはもう目が見えなかったようです。

 

のような情報交換をしていました。

 

先生からは

「もう目の反応がないので見えてないと思います」

という旨のことも言われて、

父にも

「真っ暗だよ」

と答えていたそう。

 

そんな暗い中で音だけを頼りに戦っていた母は

どんなに心細かっただろう、と

改めて思います。

 

一度、お見舞いに行ったとき、

「おかーさーん」

と声をかけながら入ると

「○○~?」

と私の名前を呼んでくれたことがあって

”今日は意識しっかりしている”

とうれしく思ったことを思い出します。

 

なので亡くなる1週間前からは

ほとんど反応もなく息をしている程度だったのです。

 

ある時お見舞いに行って帰り際、

「お母さん、ありがとう!また来るね」

と声をかけると

 

「あ」「り」「が」「と」

 

と一字一字区切るように返事をしてくれました。

 

お見舞いに来たことに対して、

ありがとう、と言ってくれたのだと思いますが

それが最期の会話になりました。

 

今思い出すだけでも涙が出てきます。

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自分が体験したことを後で追体験することで、

癒しになっていくこともあるそうです。

 

母が亡くなった後、そんな気持ちで同じような経験をされた方の本や漫画を読んでいます。

 

今日ご紹介するのは緩和ケア病棟、通称ホスピスを舞台にした漫画。

その名も【お別れホスピタル】

↓↓

 

同じ著者の産婦人科ナースの経験漫画もおすすめです!

 

患者や家族だけの目線でなく、

医療従事者(看護師)からの観点で描かれているので、

本当はホスピス入院中に読みたかったです。

 

治療行為がないホスピスなので、

正直お世話は誰にでもできそうなこと。

 

たとえば体位交換するとか、湯たんぽをあてるとか。

(もちろん痰を引くなど一般の人だとできないこともあります)

 

そういった環境の中で看護師としてのプライドやモチベーションをどう保っているのか。

そんな言及もありました。

 

個人的には緩和ケア病棟の看護師さんたちには感謝しかありません。

 

多くの患者の状態を見ているからこそできる的確なケア。

ホットパックをあてるにしても痰引きのタイミングにしても

プロにしかできない行為です。

 

こんな患者家族もいるということをモチベーションの一端にしてもらえたらうれしいな、と思います。

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現在絶賛、禊(みそぎ)=【ファスティング】中の私。

ファスティングとは要するに断食のことです。

 

なんでこんな時にファスティングをしているのかって?

 

実はお葬式終わったあと体重計に乗ったら3キロも太っていました。。。

 

母が入院しているときは食欲もなく。

ホスピスでは誰かのご遺体を見送ることもたびたびあり、

あまり食べていませんでした。

 

母が亡くなった後、それまでのストレスのせいか食欲が大復活!

ドカ食いを始めてしまったのです。

 

しかも実家では車生活の上、

お菓子も潤沢にある環境。

 

悲しみにくれながらも、

「今は悲しいからor疲れているからいいよね」

とお菓子をもりもり食べていたら太ってしまったというわけ。

 

こんながっかりな人もそう多くはないとは思いますが・・・・

 

ついてしまった脂肪はなるべく早く退治が基本です。

 

私はこちらの酵素を飲みながらファスティングをしていますよ。

↓↓↓

 

 

 

準備日1日+ファスティング2日+回復日1日の合計4日で

2-3キロ落とされる方も多いそう。

 

誰かの参考になれば嬉しいです!

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セカンドオペニオンを求めたいと思ってもどうしたらよいかわからない。

そんな患者・患者家族も多いと思います。

 

こちらの記事でもT-PECというセカンドオペニオンを提供するサービスを紹介しました。

 

ところで私には保険の外交員をされているママ友がいます。

人脈半端ない方なので、何かご存知かと聞いてみたら

こちらのセカンドオペニオン専門の病院を教えてくださいました。

(とても人気で何か月待ちとのこと)

 

ナオミクリニック(東京・恵比寿)

 

”がんの治療は、がんとの闘いであり、情報戦だということ。つまり、治る医療を知っているか知らないか、指南役がいるかいないかで予後が大きく変わるものだということです。”

(HPより抜粋)

 

母の場合、主治医の先生に伺ったところ、

治療は標準的な治療をしていたそうです。

 

もし母がこのセカンドオペニオンサービスを受けていたら、

結果はもしかしたら違ったかもしれません。

 

亡くなってしまった今、何が正しいのかはわかりません。

 

このような情報が一人でも多くの人に届いて救われる人がいたらうれしいです。

 

 

 

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皆さんは電話での健康相談サービスを使ったことがありますか?

私はT-PEC(ティーペック)というサービスに入っています。

 

たとえば救急車呼ぶ前に相談できる「#7119」や

各種保険にもこういう電話相談ってありますよね。

 

T-PEC

”日本で初めて24時間年中無休にて電話による健康や医療に関する相談事業を立ち上げた会社である。”

ということで以下のサービス(抜粋)を提供しています。

  • 電話による健康相談サービス
  • セカンドオピニオン手配紹介サービス

(出典:Wikipedia)

 

とは言え今まで使ったことはなかったのですよ。

お守りのようなもので。

 

で、母の事で今回初めて「電話による健康相談サービス」を使ってみました。

 

結論から言うと・・・継続は微妙です。

 

医療従事者が電話相談に乗ってくれるのですが、

ものすごく淡々としている。

 

通常、企業に電話すると丁寧な対応に慣れきっているだけかもしれませんが、

良くも悪くも冷静です。

私は3人の方とお話しさせていただいたのですが、

印象としては1勝2敗。

 

医療相談の前にオペレーターとしてのマナー研修を受けていただきたいレベルでした。

(医療従事者のつんけんとした感じ、と言えば伝わるでしょうか)

また、いつ電話してもなかなか電話がつながらないのもマイナスポイントでした。

 

混乱した患者や家族から電話での限られた情報だけでアドバイスをしなくてはいけないため

正確性というところも疑問です。

(相談に乗ってくれた方が知識がないというわけではなく、

 情報提供者側の問題、という意味で)

 

また母の場合は転倒して頭を打っていたので、

その方向性で近隣の病院を探してもらったものの・・・

その程度の情報、だったらネットで検索できますよね。

 

そしてセカンドオペニオンをこちらのほうで求めようと思って、

念のため主治医に提携している病院リストを見てもらったところ、

肺の分野では個人クリニックなど、

いわゆる高名な先生は所属されていないようでした。

 

やはり最新の情報は大学病院など研究会に所属されて

活動されているところに集まってくるとのことで、

セカンドオペニオンとしてのクオリティも正直どうなのかな?

と懐疑的に思います。

(これはあくまでも私の所感です)

 

実はティーペック以外にも電話相談サービスを今回使いました。

それは、共済にサービスとしてついていた電話医療相談サービス。

 

そちらは時間の指定があって混んでいるようでしたが

医師の方と直接お話しができました。

 

このような医療相談サービスがついている保険も多いと思います。

(T-PECもメットライフの保険に無料でついていた気がします)

 

なので、まずは無料でできるサービスを使ってみるのが一番良いと思いました。

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母の場合は意識がなくなって危ない、となってからある程度時間があったので、

【看取り】については考えさせられることが多かったです。

 

でもこれまで人を看取った経験なんてありません。

 

そんな時に駅構内の本屋さんで出会ったのがこの本。

すぐに買って読んで、帰宅するまでには読み終わってしまうくらいでした。

 

 

途中の話を読んで涙が出てきたり。。

マスクをつけている時期でよかったです。

 

  • 死を迎えるとはどういうことか。
  • 最期の時期は体はこうなる。
  • 下顎呼吸という呼吸が始まったらもうすぐ。

 

など

 

介護をされている方など、

身近に死がある人にはぜひ読んでもらいたいです。

 

【癌は自分で余命がわかるので、自分らしく生きることができる】

などと言われることもありますが。

 

母の場合は抗鬱剤などものんでいたようなので、

(後で知った・涙)

一概にはそうとは言えないとは思います。

 

文字も大きくて読みやすいので

親の看取りが始まる老眼世代にも簡単に読めると思います。

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今日はちょっと闘病記と違うのですが、お葬式をお得に上げる方法について。

 

故人の方には最大限の敬意を払いたいものの、

残されたものとして心配なのは【お金】ですよね。

 

お葬式は

「これで最期なので」

という言葉のもと、さまざまなオプションがあります。

 

たとえば

 ・メイク:5万

 ・湯かん:5万

 ・エンバーミング:20万

など。

 

悲しみで混乱している頭では

「あれもこれもやってあげたい」

といなりがちなのですが、そこは冷静に。

 

と言っても冷静になるのは難しいので、

事前に見積もりを取っておくのが、

いちばんお得にあげられる方法だと思います。

 

▼見積もり取った話はこちら

>>>私はこちらの見積もりサイトを利用させていただきました

ファミーユ

 

希望の条件から3社ほど絞ってくれて

直接あって一項目ずついる・いらないを判断していきます。

 

と言ってしまうとなんのノウハウもないので・・・笑

 

もし勤務されている方であれば、

お葬式があげられるサービスがあるかもしれません。

 

たとえば、私の会社では

【ベネフィットステーション】という福利厚生サービスを使っています。

 

偶然にも見積もりを取った内の1社が登録されていました。

その会社は有料会員(1万円)の会員になると

10%オフになるのですが、

有料会員にならなくても10%オフが保証されていました。

 

弟の会社の福利厚生では、30%オフになる会社もあったそうです。

 

改めて振り返ると身の回りの互助会的なところで

お得なる仕組みがあるかもしれません。

 

亡くなった後はいきなりバタバタになるので、

時間あるうちに調べておきたいものですね。

 

お見積りサイトはこちら

>>>ファミーユ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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元気なころ、母は快活な人で交友範囲も広そうだった。

でも癌になって副作用で見た目も変わってしまい、

ほぼ家に引きこもりになってからは

友人とも会っていなかったよう。

 

なのでせめて私が実家に帰ってあげれば良かった。

と後悔はつきない。。。

 

親しい友人にのみ癌の事は伝えていたようで、

母の携帯電話には心配するメールが残っていた。

 

なんどもメールをいただいていた方は私も知っている方だったので、

電話をしてみる。

 

いま母は入院中なこと。

意識もほとんどないこと。

回復する見込みはないこと。

 

そんな事をお伝えした。

 

相手もいきなりの状況についてこれないらしく

 

「前お話したときはあんなに元気だったのに」

「びっくりしている」

 

ひたすら相手の”びっくりした”話を聞いてるうちに

もっと信じられないのは家族のほうなんです!

と叫びたくなった。

 

お見舞いくるようであれば早めに来てください、と伝える。

 

「また元気になって意識もどったら連絡して?」

と言われた。

 

もう母は元気になることはない。

 

相手の方もショックだったと思うが

お見舞いを拒否された気持ちになって

いまだに私の心の中には恨みがある。

 

お葬式は家族葬だったため、

まだ亡くなったことは伝えていない。

 

ここで醜い気持ちを吐き出させてもらいました。

ありがとうございます。