見た映画が100本程度ではベストも糞もないが節目として。新作映画は不作だったように思う。原則一監督一作品でピックアップした。順不同のようなそうでもないような。
新作10本
・紙屋悦子の青春
(黒木和雄)
・父親たちの星条旗
(クリント・イーストウッド)
・太陽
(アレクサンドル・ソクーロフ)
・饗宴
(緒方明)
・ニュー・ワールド
(テレンス・マリック)
・明日へのチケット
(エルマンノ・オルミ 、アッバス・キアロスタミ、ケン・ローチ)
・卍
(井口昇)
・ゆれる
(西川美和)
・弓
(キム・ギドク)
・蟻の兵隊
(池谷薫)
戦争映画の多いこと。選んでいるうちに何が面白いのか基準が分からなくなり、強く印象に残った作品を挙げる。自分自身の“面白い”さえ主体性がないとはこれいかに。
旧作10本
・言い出しかねて
(後藤大輔)
・残菊物語
(溝口健二)
・かえるのうた
(いまおかしんじ)
・独立少年合唱団
(緒方明)
・猫と庄造と二人のをんな
(豊田四郎)
・父、帰る
(アンドレイ・ズビャギンツェフ)
・神々の深き欲望
(今村昌平)
・受取人不明
(キム・ギドク)
・いとこ同志
(クロード・シャブロル)
・瞼の母
(加藤泰)
ピンクで溝口をサンドイッチしているのは、現在の僕の傾向を如実に表している。昨年
から続く緒方とギドクにしつこさがうかがえる。邦画の旧作への傾向は今後さらに強まりそう。