邦画2006 見た映画が100本程度ではベストも糞もないが節目として。新作映画は不作だったように思う。原則一監督一作品でピックアップした。順不同のようなそうでもないような。

新作10本
紙屋悦子の青春 (黒木和雄)
父親たちの星条旗 (クリント・イーストウッド)
太陽 (アレクサンドル・ソクーロフ)
饗宴 (緒方明)
ニュー・ワールド (テレンス・マリック)
明日へのチケット
(エルマンノ・オルミ 、アッバス・キアロスタミ、ケン・ローチ)
洋画2006 (井口昇)
ゆれる (西川美和)
(キム・ギドク)
蟻の兵隊 (池谷薫)
戦争映画の多いこと。選んでいるうちに何が面白いのか基準が分からなくなり、強く印象に残った作品を挙げる。自分自身の“面白い”さえ主体性がないとはこれいかに。

旧作10本
言い出しかねて (後藤大輔)
残菊物語 (溝口健二)
かえるのうた (いまおかしんじ)
独立少年合唱団 (緒方明)
猫と庄造と二人のをんな (豊田四郎)
父、帰る (アンドレイ・ズビャギンツェフ)
神々の深き欲望 (今村昌平)
受取人不明 (キム・ギドク)
いとこ同志 (クロード・シャブロル)
瞼の母 (加藤泰)
ピンクで溝口をサンドイッチしているのは、現在の僕の傾向を如実に表している。昨年 から続く緒方とギドクにしつこさがうかがえる。邦画の旧作への傾向は今後さらに強まりそう。