皆さんこんにちは。FGそうたです。

 

本日はタイトル通り、これまで数々のハイエンドロッドを握ってきた私がロッドたちの一口インプレをまとめてみます。

前回(旧ブログ)にて本記事を執筆した際は、「特に手放せないと感じたロッド」に着目して9本に絞ってご紹介いたしましたが、大会に出るわけでもないので、もう手の内全部公開します(笑)

これからロッドを増やす予定は今のところほぼないので(ホント?)、こういった集大成的な記事があってもいいのかなと。

 

単体で深掘りするインプレ記事はよく見ますが、多くの機種を横並びで比較できるような記事って意外とありそうでないんですよね。というわけで、今回は浅く広く紹介することで各機種の比較がしやすいような記事をめざしてみます。

なので、基本スペックとかそのへんは省略します。また、過去にインプレを投稿しているものに関してはロッド名をクリックすると詳細なインプレ記事にジャンプできるようにしておきますので、この記事をブックマークしておいて、本記事は辞典の見出し的な使い方をしていただくのも良いかと思います。

今後インプレ記事を追加した際はこちらの記事にもリンクを追加するようにします。

あくまで一個人のインプレになりますので、ざーっと見比べて、気になったものについて機種名でググって詳細を調べてみてください(笑)

インプレってよりタックルセッティング紹介に近いかもしれませんが…。

※インプレシリーズの記事タイトルの通し番号と本記事の通し番号は一致しません。あらかじめご了承ください。

 

■前提

私の好みは、

・レギュラー・スローテーパーでしっかり曲げて、バラさない安心感を持ってファイトを楽しむ

・取れないアタリを無理に追わず、しっかりとした手ごたえのある良いバイトを巻きアワセを中心に確実にフッキングに至らしめ、逃すことなく獲りきる

 

という、いわゆる"乗せスタイル"です。もちろん、ロッドワークで積極的にアタリを取りに行くことも釣果を伸ばすには必要不可欠なので、取れないアタリを完全に捨てているわけではないのですが…笑

"取れるアタリ"が増やせるように日々修行中です。

曲がるロッドってファイト中すげー楽しいじゃん。

なので、本記事で紹介するロッドは必然的にレギュラー・スローテーパー寄りのものが多いです。

バチバチのファーストテーパーが好きな方ごめんなさい。最近はそっちが主流になってきている気もしますが……

 

みんながヤバいヤバい言ってるロッドが私の肌に合わなかった例もいくつかありましたし、逆も然りで本記事で紹介しているロッドが読者のみなさんの肌に合わない可能性もあります。まずは自分の好みをしっかり分析、把握してから、自分の好みの1本を選んでみてください。体格や手のクセによっても好みは変わってきます。初心者の方は、気に入った1本をまず見つけて、2本目からはそれに近いもの(パワー、曲がり方など)で枝葉を広げていくといいですよ。

 

前置きが長くなってしまいましたが、本題に入っていきます。

 

■目次(クリックするとその項目までジャンプします)

①999.9 Meister Chimera 603L-e

②999.9 Meister Blue Wolf 613UL-TRZ

③999.9 Meister White Wolf 62MLS

④999.9 Meister Gray Wolf 63ML-TRZ

⑤999.9 Meister Gray Wolf 63M-TRZ

⑥999.9 Meister White Wolf 606L-e

⑦DainsleiF 6'1Is-UL

⑧DainsleiF 6'2Is-ML

⑨DainsleiF 6'1Is-SSL

⑩DainsleiF Code Graigan 6'1UL

⑪DainsleiF 6'1ULーH Black Vespine

⑫DainsleiF 6'1L Rev-A

⑬DainsleiF 6'1ML Rev-S

⑭DainsleiF 6'1GL Rev-F

⑮PRESSO LTD AGS 61L-S

 

①999.9 Meister Chimera 603L-e

主なライン:VARIVAS スーパーエステル0.3号 / RC Meister エステル 0.35号

主な用途 :スプーン(0.7g~1g台後半)、クランク(モカ、ヘイズ以下のサイズ)

 

エステルスプーニングのメインロッド。使って衝撃を受けたロッドその1です。

購入に至る経緯にはキャンタモデルが欲しいというミーハー精神も含まれていたものの、使ってみるとその使用感の良さには本当に圧倒され、人気の理由に納得しました。

狙ったところにしっかりと飛び収まりの良い極上のキャストフィール。魚がルアーを保持する間と、沖のアタリさえもアワセていけるしっかりとしたパワーの両立。ファイト時の綺麗な曲がり。すべてが完璧です。

フリップ等の誘いも入れやすく、エステルでのスプーニングはもうこいつで決まりです。最近は後述の⑩DainsleiF Code Graigan 6'1ULに1gアンダーのスプーニングを任せ、エステルライン0.35号で使用することが増えてきました。

 

②999.9 Meister Blue Wolf 613UL-TRZ

主なライン:東レ リアルファイターハード 2.5lb / 2lb

主な用途 :スプーン(0.7g~1g台後半)、クランク(モカ、ヘイズ以下のサイズ)、ミノー

 

こちらはナイロンのメインロッド。上記の①Chimera 603L-eでアタリが乗らない時はこちらに切り替えます。

具体的には、魚の動きが素早くなりひったくるようなバイトが多発してくる秋・冬の適温期にはキメラより出番が増えます。ナイロンの柔らかさ、しなやかさでそのような高速ショートバイトに対しても魚の口に針を残して初期掛かりを作り、ロッドでゆっくり引き絞るようにしてアワセを入れていく使い方をします。繊細なティップでアタリを感じやすく、しっかりとしたベリー・バットのパワーを魚にしっかり伝達できるようなテーパーデザインとなっており、このような使い方がとてもやりやすい"掛けられるUL"になっていると思います。

このロッドで掛けの釣りを覚えました。①Chimera 603L-eと並べて使いたい、メインロッドその2です。

 

③999.9 Meister White Wolf 62MLS

主なライン:VARIVAS ES2 0.4号

主な用途 :高活性時/放流スプーン(1g後半~3g)、ボトムプラグ、ミノー、フルサイズクランク

 

強めのキメラのイメージ。

全体的にはスローテーパーですが、魚がルアーを加えるとティップがモチッと入る間があるため、乗せ掛けいけるオールマイティなテーパーデザインになっています。ナイロンやシンサヤ(エステルナイロン)を巻いて使っていた時もありましたが、そちらの役は後述する④Gray Wolf 63ML-TRZに任せたため現在はES2を使っての運用に落ち着いています。

④Gray Wolf 63ML-TRZとの使い分けは、沖でアタるとき、反転しないバイトをロッドでバシッと掛けにいく時はこっち、手前でアタるときや、しっかりと反転するバイトが出ているときは④Gray Wolf 63ML-TRZとしています。

 

④999.9 Meister Gray Wolf 63ML-TRZ

主なライン:VARIVAS VA-GS 3lb

主な用途 :高活性時/放流スプーン(1g後半~3g)、ボトムプラグ、クランク全般

 

使って衝撃を受けたロッドその2。

MLクラスにして、接近戦になってもバラさない安心感が半端じゃないロッドです。

こちらは③White Wolf 62MLSの項で述べたとおりナイロンでの放流スプーニングを主に担当します。

そのほかはボトムプラグ、クランクも扱うことができ、釣り人側から積極的に仕掛けていく釣り方も得意としています。

あまり見かけませんが、③White Wolf 62MLSと並べて使うのも好み。

なぜかというと、③White Wolf 62MLSはティップが少し繊細でバットが少し強い掛け仕様で、エステルラインを合わせると感度面では竿が獲れるアタリを選んでくれる本ロッドと比べると③White Wolf 62MLSに軍配があがるからです。

ゆえに③White Wolf 62MLSでサーチをして④Gray Wolf 63ML-TRZで良いバイトが出る魚を確実に獲りに行く、という方法でも好んで使っています。

初心者(妻)に使わせてみても「使いやすい!!」との感想をもらっており、これほどまでに釣り場もルアーもラインも人も選ばないロッドは初めて見たかもしれません。「ロッドの合う合わないは人による」と散々申し上げていますが、コレは買いです。

 

⑤999.9 Meister Gray Wolf 63M-TRZ

主なライン:VARIVAS VA-GS 3lb

主な用途 :高活性時/放流スプーン(1g後半~3g)、クランク全般

 

上記ML-TRZと比較してややファーストテーパーで、伸びのあるラインと組み合わせることを前提として開発されたロッドです。

Mクラス表記となりますが、他のグレイウルフシリーズ同様接近戦になってもバラさない安心感があります。

④Gray Wolf 63ML-TRZと違って巻き特化で使用、使い分けとしては釣り場の規模感です。

なら山沼漁場さんクラスまで大きくなると④Gray Wolf 63ML-TRZよりこちらを起用することが多いです。

遠くの魚をナイロンタックルでオートマチックに掛けるのであれば、④Gray Wolf 63ML-TRZよりこちらの⑤Gray Wolf 63M-TRZの使い心地が良いです。また、放流でどんどん釣れ続くようなぐるぐるどん!みたいな展開もこちら。

 

⑥999.9 Meister White Wolf 606L-e

主なライン:VARIVAS ES2 0.25号 / RC Meister エステル 0.35号 など

主な用途 :スプーン(0.7g以下)、マイクロクランク、マイクロボトムプラグ、ミノー

 

ご縁があり最近加入した新戦力。

①Chimera 603L-eよりは若干ティップが入りますがファーストテーパー寄りです。操作がより繊細でシビアになるマイクロサイズのボトムプラグが思いのままに操れます。マイクロスプーンでシェイク、フリップ、バジングなどのイレギュラーな誘いを入れたいときにも重宝します。チューブラーの高感度とソリッドの保持力を両立したような独特の曲がりが唯一無二の一本です!

夏場は後述の⑩DainsleiF Code Graigan 6'1ULと並べたいですね。

しなやかなエステルラインであるES2の0.25号が乗せ掛けいける私の中での(今のところ)ドンピシャなセッティングですが、

エステル0.35号まで上げるとGJなどのミノーもブレイクを気にせず扱いやすくなります。

紹介できるくらいもっともっと使い込んだら詳細なインプレ記事をアップします。

 

⑦DainsleiF 6'1Is-UL

主なライン:RC Meister エステル 0.35号

主な用途 :クランク、ボトムプラグ

 

私が初めて持ったハイエンドロッドで、以降ずっと気に入って使っている一本です。

ULと名前がついていますが、他社のLクラス程度のハリがあり綺麗に曲がります。現在は私の中ではクランキングスペシャル的な立ち位置になっていますが、スプーンもいけますし、ボトム、ミノーも扱えます。つまるところ何でも屋。実際、まだハイエンドロッドをこの1本しか持っていなかった時、フロロ2.5lbを巻いてスプーンもクランクも何でもやっていました。

ソリッドティップが魚のバイトに対して追従していき、アタったと思ったら巻きアワセでいつの間にかフッキングしてファイトに移行している、という本当に楽をさせてくれる一本。ややこしいバイトも絡め獲ってくれます。また、バレやすさが宿命であるクランク(特にニョロ系)を使っても、綺麗な曲がり、粘りでバラシ率を低減してくれます。

掛けに行く釣りは苦手としていますが、非常に扱いやすいロッドです。

 

⑧DainsleiF 6'2Is-ML

主なライン:VARIVAS ES2 0.4号 / ティクト RHYME 0.3号(シンキングPE)

主な用途 :スプーン(1g以上)、クランク、ボトムプラグ、ミノー、対大物タックル

 

重め操作系担当。ES2の0.4号を普段使いする他、PEセッティングが欲しいときにも。

本記事では数少ないファーストテーパーのロッドです。が、不思議な粘りがありバラしにくさも両立しています。

低伸度ラインと相性がよく、遠距離でのアタリもオートマチックに勝手に掛かるので、本記事では紹介していませんが999.9 Meister Gray Wolf 63ML-eに近い設計思想となっていると思います。本ロッドはソリッドティップ、Gray Wolf 63ML-eはチューブラーという決定的な違いはありますが。

①Chimera 603L-eが手に入るまでは、2本並べてメインとして使っていました(片方はナイロン、もう片方はPE)。PEセッティングで弾いてしまう時にナイロンに持ち替えると苦戦していたのがウソのように乗り始めることがあります。

どのラインでも乗せることができ、さまざまなルアーを扱うことができる汎用性、まさに究極のオールマイティーです。

また、大物狙いをする時は、このロッドのPEセッティングにすべてを任せています。

1本で何でもできるロッドなので、大物特化ロッドを何本も用意する必要がありません。ありがたいですね。

 

⑨DainsleiF 6'1Is-SSL

主なライン:RC Meister エステル0.35号

主な用途 :スプーン(1g台~)、ミノー

 

スプーニングの奥の手。テーパーデザインについてはバチバチのファーストでかなり曲がりが少なく、巷では「バスロッド」とか「棒」とか噂されているレベル。スローテーパー好きの私の手持ちの中ではかなり異質な存在です。

それでも、手放すことができない一員になっています。特にハイシーズンの、ルアーに対して食うに至らないまでも気になって鼻先でつんつん遊ぶだけのような、いわゆる「元気な低活性」な魚のややこしいショートバイトに対して無類の強さを発揮します。

そのように少しでも触ってきた相手を、巻きアワセだけで魔法のようにフッキングに至らしめてしまうのです。

もちろん、放流狩りも◎

このオートマチックフッキングはクセになりますよ。

ルアーが暴れやすいクランキングにはあまり向きませんが、スプーニングにおいて「このロッドがなかったら釣果半分だろうな~」と思うシチュエーションも多々あります。

余談ですが、「SSL」は「スプーンスペシャルライト」の略だと噂はされていますが、公式のソースは見当たりません(笑)

 

⑩DainsleiF Code Graigan 6'1UL

主なライン:VARIVAS スーパーエステル0.3号

主な用途 :スプーン(0.7g以下)、マイクロクランク、マイクロボトムプラグ

 

曲がりはそのままでパワーを弱めた①Chimera 603L-eのイメージ。①Chimera 603L-eと、③White Wolf 62MLSと並べて使うのが好きです。

キャンタさんは⑥White Wolf 606L-eをマイクロ専用機として使用しているようですが、そちらはややファーストテーパー寄りなので、①Chimera 603L-eと近いテーパーデザインなのはこの⑩DainsleiF Code Graigan 6'1ULだと思います。テーパーデザインが同じで、パワーの違う3本を並べると使用感を統一しつつ使うルアーによってタックルを選択できるので、①Chimera 603L-eを持っている方にとってはよりマイクロ特化用として選択肢に入ってくるロッドだと思います。

まさに①Chimera 603L-eのUL版とも言うべきなイメージで、魚がかかると綺麗な弧を描くような曲がりを見せてくれます。ティップが入り魚がルアーを保持する間もありつつ、バットパワーはしっかりとあるため、40cmクラスのトラウトとも安心してやり合えます。

クセのない"正当派UL"だと思いますが、いわゆる"ダルさ"は全く感じないテーパーデザインです。

マイクロスプーン、プラグで誘いを入れたいとき、掛けに行きたいときは⑥White Wolf 606L-e、巻き特化、乗せ重視ではこちらの⑩DainsleiF Code Graigan 6'1UL。私としてはどちらも必要なロッドです。

マイクロ専用機としてはキャスト、アワセ、ファイトとどれをとっても本当に扱いやすく、完璧なロッドだと思います。

意外と"マイクロスプーン用ロッド"選びは難しいと思いますが、マイクロ専用機の最初の1本が欲しい方にとってはまず第一候補として推薦したいロッドになります。

 

⑪DainsleiF 6'1ULーH Black Vespine

主なライン:東レ リアルファイターハード ナイロン 2lb

主な用途 :スプーン(0.7g以下)、マイクロクランク、マイクロボトムプラグ

 

赤羽根悟先生の攻撃的な「掛ける」スタイルを継承したブラックヴェスパインシリーズの第3弾。

マイクロスプーンの出す波動を拾ってプルプルと震えるほど繊細で感度バツグンのティップと、しっかりとロッドワークによるパワーを糸の先まで伝達するバットパワーが特徴的です。

②Meister Blue Wolf 613UL-TRZをよりシャープにしたようなテーパーデザインで、しなやかなナイロンラインで初期掛かりを作ってロッドワークによるアワセでしっかり深く刺しにいくような釣り方、特にエステルラインで弾いてしまうシチュエーションで使いやすいです。

ブラックヴェスパインシリーズの6'1L-H6'1ML-Hを使用しないまでも、この⑪DainsleiF 6'1ULーH Black Vespineは気に入って起用しているという方も多く見ます。

 

⑫DainsleiF 6'1L Rev-A

主なライン:東レ リアルファイターハード ナイロン 2.5lb / VARIVAS スーパーエステル0.3号 / シーガー R18 フロロカーボン1.5lb

主な用途 :なんでも(雑)

 

DainsleiF 6'1L LTDをフィールドスタッフ安島裕仁氏がアレンジし開発したロッド。

1091モデルがかっこよすぎる

ややファーストテーパー気味のクセのないLクラスで、良い意味で「何の変哲もない」ロッドです。

スプーニングはもちろん、クランクもミノーも、何でもそつなくこなすことができ、ラインセッティングも好みや状況、他の手持ちタックルと相談して何とでも合わせられます。

あらゆる状況、あらゆるラインセッティング、あらゆる釣り方に対して80点以上をたたき出すことができるでしょう。

なので、用途は本当になんでも。基本的なスプーン、クランクはもちろん、ボトムプラグやミノーに至るまで、特に役割を決めずに使えるのが一番の強みです。

メインとしてもサブとしても、あなたの隙間を埋める1本になりうることでしょう。

2016年2月にリリースされたロッドですが、各社進化を続けてきた今なお最前線で戦える名作だと思います。

現在、私は2本持ってそれぞれナイロンとエステルで釣り場で並べて使っています。

⑩DainsleiF Code Graigan 6'1ULと並べても使いやすいです。

なお、インプレ記事の執筆を保留している理由は、同社から同じDainsleiF 6'1L LTDをベースとして開発された「DainsleiF Code Graigan 6'1L」が新たに発売され、そちらを使い込んでの比較ができていないからです。

DainsleiF Code Graigan 6'1Lなら新品が手に入りますし、明確に違いが説明できないならそっちでいいじゃん…ってなるので、ここはしっかり比較してから詳細なインプレ記事を出そうと思っています。

アルクス通おう…

 

⑬DainsleiF 6'1ML Rev-S

主なライン:東レ リアルファイターハード ナイロン 3lb

主な用途 :高活性時/放流スプーン(1g後半~3g)、ボトムプラグ、ミノー、フルサイズクランク

 

上記⑫DainsleiF 6'1L Rev-Aをそのままの曲がり方でMLクラスにしたようなロッドで、そちらをメインとして使用するのであれば、放流用ロッドは間違いなくコイツでキマリ!

シリーズを統一することでメチャクチャ使いやすくなります。

もちろん、⑫DainsleiF 6'1L Rev-A同様、汎用性の高さは健在です。こちらはMLクラスなので、フルサイズクランク等の抵抗の大きなルアーや、ボトムプラグ等重量があり操作を求められるルアーについても、問題なく使うことができます。

ハイエンドデビューしたい方へのオススメを聞かれた時や、2タックルまでしか持ち込んじゃダメよって言われた時は迷わずRev-AとRev-Sを1本ずつ!って言うかなぁ。

 

⑭DainsleiF 6'1GL Rev-F

主なライン:VARIVAS ES2 0.4号 / ティクト RHYME 0.3号(シンキングPE)

主な用途 :高活性時/放流スプーン(1g後半~3g)、ボトムプラグ、ミノー、フルサイズクランク、縦釣りなど

 

上記⑬DainsleiF 6'1ML Rev-Sをさらに強めたロッド。

ただし、放流直後でしっかり反転するようなバイトについては⑬DainsleiF 6'1ML Rev-Sで事足りるため、こちらは低伸度ラインを乗せて反転しないバイトに対して違和感があった瞬間にバシッと掛けに行くようなシチュエーションで投入します。

そのため、良くも悪くも奥の手的なセッティングになりがちではあります。Revシリーズで統一すると使いやすいのはもちろんのこと、サブタックルとしての1本使用も十分視野に入ります。

開発者の安島先生は放流直後で⑬DainsleiF 6'1ML Rev-Sで乗せられないような反転しないバイトをしっかりと取っていくために新たに開発したと仰っていますが、夏場のヤル気のないバイトに対してバシッと掛けに行く使い方もとても気持ちが良いです。

PEラインセッティングでバベルを扱うためのロッドとしても自分の中では注目しています。

 

⑮PRESSO LTD AGS 61L-S

主なライン:RC Meister エステル 0.35号 / ユニチカ シンサヤ(エステルナイロン) 2.5lb

主な用途 :クランク、ボトムプラグ、ミノー

 

使って衝撃を受けたロッドその3。

何が衝撃だったかというと、ソリッドティップにして掛けにいけるところです。

⑦DainsleiF 6'1Is-ULと比較してティップはより繊細で、ベリー、バットはより強くなっている、掛け調子のテーパーデザインです。

カーボングリップ、繊細なティップのおかげでソリッドティップのデメリットである感度の鈍さを完全に克服し、かなりの高感度を誇ります。

もちろん、魚任せでフッキングできるアタリに関してはソリッドがしっかり追従して勝手に掛かります。

オートマもマニュアルもどちらも行けるので、⑦DainsleiF 6'1Is-ULとのソリッド2本体制がかなりお気に入りです。

強いて短所を挙げるとすれば、厳冬期にカーボングリップがキンキンに冷えることくらいでしょうか(ぇ)

 

いかがでしたでしょうか?

さらにこの中で皆さんに最もオススメしたいロッドを決めるのであれば…

④999.9 Meister Gray Wolf 63ML-TRZ でしょうか!

記事中でも書いていますが、このロッドはマジで誰がどこで握っても、どんなラインでどんなルアーを使わせても満足の使用感を叩き出してくれると思っています。

皆さんのロッド選びにとって少しでも本記事が参考になれば幸いです。

 

記事のリクエストなどありましたらお気軽にコメントやXでのご連絡をいただければと思います!

それではまた次回記事でお会いしましょう。