皆さんこんにちは。FGそうたです。

本日はタイトル通り、ダーインスレイヴ 6'1L Rev-Aのインプレ記事となります。

イキリインプレシリーズもいよいよ大台の10本目となりました。

いつもご覧頂き誠にありがとうございます。

 

▼1091モデルは青黒のコスメが非常にカッコイイ

 

それでは早速、基本スペックから見て参りましょう。

 

■基本スペック

サイズ:6.1ft (1.85m)

ルアーウエイト:0.5g~3.2g

ガイド: チタンフレーム+トルザイトリング

ライン:1.5lb〜4.0lb

テーパー:レギュラーファースト

グリップ:コルク(シェイプグリップ)

ティップ:チューブラー

継数:2

 

■メーカー説明(引用)

ダーインスレイヴ6‘1L それはヴァルケインが手がけたファーストハイエンドロッド。その6’1Lを使い込み戦ってきたフィールドスタッフ安島裕仁が自身の最大の武器とも言える、表層・中層・ボトム、すべてのスチュエーションバイトを同じ感覚で感じ掛けていくというAverage sensitivityを搭載。

 

正直、なんのこっちゃ

 

■前提

今回はメインタックルとして、トップウォーター以外のすべての釣りをひととおり試しています。

ラインはエステル0.3号/0.35号ナイロン2lb/2.5lbを使用しました。

 

■使用感

このロッドを一言で表すなら…

実に"まあるいロッド"という表現がふさわしいでしょう。

エステルライン、ナイロンラインのどちらを乗せてもまったく違和感がなく、どちらかが大きく劣る、ということはありませんでした。

良い意味で癖がなく、万人に受け入れられやすいテイストに仕上がっていると思います。

多様なラインで、スプーン、クランク、ミノーなどあらゆる釣りを、あらゆる釣り場で、誰が握っても高い満足度をたたき出してくれる。これといって明確な特徴はありませんが、目立った弱点が本当にありません

 

1月のフィッシングクラブジョイバレーさんでの釣行、そしてつい先日のアルクスポンド宇都宮さんでの釣行にて、エステルとナイロンを2本並べてメインとして使用しました。

シャインライド(ナノ)やGJといった操作系の釣りも、もちろん高次元にこなすことができますが、特に「巻きの釣り」での使用感がバツグンでした。

 

▼アルクスポンド宇都宮さんでの釣行の様子はこちらの記事をご覧ください。

【釣行記】2024.2.21 基本に立ち返って。【アルクスポンド宇都宮】

 

・感度面

かなり高い感度を誇り、スプーンの波動もしっかりと拾ってくれるため、水中で動くルアーのイメージをしっかりと持ちやすくなります。

それが、釣行記でも触れた「一定巻き」の精度を向上させてくれることに繋がります。

 

また、その感度ゆえに、バイトの質までしっかりとイメージさせてくれます。
「テーパーデザイン」の項目でも詳しく触れますが、乗せ・掛け出来るマルチなロッドになっており、
ダーインスレイヴシリーズの中でもスプーン・クランクの「巻きの釣り」の主軸となるロッドです。

 

・テーパーデザイン

今回も例の図を使って説明してみます。

今回は比較対象としてロデオクラフトさんの999.9 Meister Blue Wolf 613UL-TRZと同社のダーインスレイヴ コードグライガン6'1ULを持ってきました。

L~ULクラス同士の比較のわりにだいぶ強く見えますが、わかりやすくするためにかなり盛っているためです。

ご了承ください。

ティップは順当にLクラスとしてのしなやかさを持っていて、魚のバイトに対してきちんと追従して、アワセの間を確保してくれます。

グレーの線を入れた部分がだいたい第3ガイドのあたりなのですが、魚がかかると、このあたりでいったんハリを感じます。

その後、しっかりとしたフッキングに至ると全体が綺麗に曲がってくれるようなイメージです。

まさに、"クセのないレギュラーファーストテーパー"であることを感じていただけるかと思います。

繊細なティップに強いバットを持つ掛け寄りのブルーウルフと比較して、乗せも掛けもどちらもいけるデザインになっており、アングラー自身のスタイルに合わせてくれるロッドとなっています。

ただ、どちらかというと乗せ寄りで、無理に掛けに行くのは苦手だと思います。

また、コードグライガン6'1ULと比較すると全体的にハリが強くなり少し先調子になった感じで、Rev-Aをメインタックル、コードグライガンUL6'1ULをマイクロ用…といった形で持ち替えたときに違和感を覚えづらいデザインになっているかなと思います。

 

・同社のコードグライガン6'1Lとの比較

上の項であえて?書かなかったことなのですが…

ぶっちゃけ、テーパー的なところはほとんど同じだからです(笑)

コードグライガン6'1Lの方は軽く触った程度なので、詳しい方からは怒られそうですが…ぱっと握って曲がりを確認した程度では、いつも使っているRev-Aとの明確な違いを感じられなかったというのが正直なトコロです。タイトル通り違いが分からない初心者なもので…

某格付け番組みたいな感じでコスメ隠して2本並べられたら誤答する可能性があるレベル

 

じゃあ何が違うのってところなのですが…

ずばり軽さが違います。

 

コードグライガン6'1LはSic-Sリング、Rev-Aはトルザイトリング使用。またコードグライガンシリーズは無印のダーインスレイヴシリーズと比較してお値段も少し控えめ、ハイエンドとミドルハイエンドのさらに中間的な立ち位置のようで、全体として2g程度の差が出ているようです。

SiC-SにはSiC-Sの良さがありますので、あえてRev-Aとコードグライガン6'1Lを並べて使い分けるということもできそうですね。

何より私はガイドの違いがまだそんなにわかってない

アルクスポンドのスタッフさんからも、もし手に入るならRev-Aが使いやすくて断然オススメというお話をいただきました。

 

・弱点のないロッドの素晴らしさ

ココが今回の記事で皆様にお伝えしたい一番のポイントになります。

他の方をインプレ記事でも「全ての釣りにおいて80点以上を出してくれるロッド」等の評価がよく見られると思います。

「なんだ、80点か…」と侮るなかれ。

現代社会では(?)他が0点でもいいから何か1つ100点の光るモノを求められがちですが、

「目立った弱点のないこと」こそが、釣りにおいては唯一無二の長所になりうるということです。

特定の使い方、特定のライン等の専用機 といったロッドも昨今は増えてきていますが、タックルを揃える上で必要になってくるのがそのタックル同士の互換性、関連性です。

その場の状況に合うロッドやラインは時間帯によっても変わってきますので、完全に各タックルに役割を持たせてしまうのではなく、例えば「クランク用として持ってきていたロッドのほうが状況にマッチしそうなのでスプーンもやる」といったように、ある程度は何でもできたほうが、現場で打てる手が増えるのです。

 

また、大会の場などでメインで使っていた他のロッドがライントラブルを起こしてしまったり、最悪折れてしまったりした場合はどうでしょうか。そんなときに、「何でも屋さん」が助けてくれたら便利ですよね。

私のようにメインとして2本並べるもよし。自分にとって足りなかったところを補うもよし。使い手の欲しい部分に合わせて柔軟に組み込むことができる、それがこの「弱点のないロッド」「どんなタックル編成にも入り込める癖のなさ」の素晴らしさなのです。

 

・ハイエンドデビューとしてもオススメ!

「誘う」→「フッキングする」→「ファイト」→「ランディング」というすべてのプロセスを安心して楽しむことができる高級車仕様。バツグンの感度での巻き精度向上、バイトの質を見極めてのフッキングを覚えるには非常に心強い相棒となってくれることでしょう。また、ファイトからランディングのプロセスでのバラしづらさもしっかりと兼ね備えており、これ1本ですべての釣りをカバーしてこれからどんどんやり込んでいこう!という方に対しても非常にオススメの1本となっております。

そして、Rev-Aをもう1本、あるいは同じシリーズであるダーインスレイヴ 6'1ML Rev-Sというように手を伸ばしていくのがオススメですよ。私もRev-Aは2本使いです!

以下参考文献。

 

▼1本目を気に入ったら、2本目は同じかその隣のモデルを選ぶことがオススメ

専門家に聞いた! ビギナーのための失敗しない「エリアタックル」選び

 

▼ヴァルケイン赤羽根プロ流タックルセッティングでも、「同じロッドの2本使い」を推奨している(私の記事です)

【超有料級!?】ヴァルケインプロスタッフ赤羽根さん・篠塚さんとの対談【前編】

 

1本目は当ブログではもう何回も引用させていただいている記事ですね。お世話になっております。

 

■総括

弱点がなくメイン・サブどちらで使っても高い満足度をたたき出してくれるロッドです。

また、「巻きの釣りの基本を教えてくれるロッド」でもあると思います。先日のアルクスポンド宇都宮さんでの釣行では、後半はもっぱらこのダーインスレイヴ6'1L Rev-Aで基本に立ち返って「巻き」の練習をしていました。

「安島さんのモデルは人気なので、どこかで再販は入ると思う」とアルクスポンド宇都宮スタッフさんからもお話をいただけました。

2016年発のモデルですが今なお根強い人気があり、最前線で戦えるクオリティ。素晴らしいですね。

皆様もぜひ再販が入った際には狙ってみてください。

 

また、開発者の安島裕仁氏のタックルデータを見ると、何やらまだリリースされていない「6'1UL Rev-E」の文字が…ということも一部界隈では話題になっています。

こちらからも目が離せませんね。このRev-Aを気に入ってしまえば、他のシリーズも揃えたくなること間違いナシです♪

 

いかがでしたでしょうか?

これからもエリアトラウトが楽しくなる情報を発信していきますので、ぜひ応援いただけますと嬉しいです。

それではまた次回の記事でお会いいたしましょう!