皆さんこんにちは。

本日は2024年2月21日の釣行記。

X(旧Twitter)でいつもお世話になっているくるみパンさん、にびいろさん、けーさん、IKEさんと一緒にアルクスポンド宇都宮さんにいってまいりました。

この日は前日の穏やかで春のような気候とは打って変わって冬の雨に。

気温も下がり冷たい雨風が体を襲いますが…果たして。

 

午前中はスプーンやボトムの釣りで、活性のいい魚たちを効率良く獲っていきました。

▼この日の初フィッシュはシャイラ1.2g バネポンオリーブ

▼シャインライドも好調。まずは派手カラー(ダブルシトラスグロー)でキャッチ!

 

しかしその後5人で行った5本早掛け対決では、当然の惨敗

5本目はスプーン縛りというルールでしたが、その5本目を絞り出す前に最下位が確定し、寒さで力尽きました…。

 

震える体を温めに一旦全員で休憩所に。

3本まではしっかり食らいついていたし、釣り上手さん4人を相手にはうまくできたかな…と無理矢理悔しい気持ちを抑えて気分を高めようとしていたところに、にびいろさんからアドバイスが。

 

「そうたさんはリーリングが下手。具体的には、手首を下から上に返すタイミングで速くなる。ゆえに一定巻きができていない。」


こういったご指摘は本当に助かりますよね。自分ではできているつもりでも、実はできていないことは、言われなければなかなか気づくことができません。しかし、よく見てるなあ…

 

そして、こう続けます。

「そうたさんのホームである朝霞ガーデンは、小規模で魚影が濃い。なので、物理的に追わせる距離が短かったり、スプーンを通してフリップ等の誘いを入れてリアクションで食わせることが簡単にできたりするから、一定巻きの精度はごまかせてしまう。ここ(アルクスポンド宇都宮)は、朝霞ほど魚の密度が濃くなくて、かつ魚たちがもっと自由に動ける広さがある。そういうポンドで長い距離を追わせた経験が少ないのが祟っていそう。」

 

ナルホド!

言われてみれば心当たりしかないので、その的確さには舌を巻くばかりでした。ぐうの音も出ません…笑

明確に課題が見えた。ならば実践あるのみ!

モチベーションを取り戻し、再び元気に(?)寒空の下に飛び出していきました。

このとき、次は釣れるかな…!?とワクワクした気持ちでした。

 

まずは何も意識せずに巻いてみて、自分のクセを自分自身で分析します。

すると、一定に巻いているつもりで、一見して自分の目線ではハンドルの回転も一定であるように見えていましたが、ベールのほうに着目してみると、回り方が一定ではありませんでした

ベールの回りが早い瞬間と、淀む瞬間があります。

また、私がリールを巻いている動画を他の方に撮影してもらって第三者の目線で見ると、確かに手首を返すタイミングで速くなっていました。

 

"ただ巻き"を侮るなかれ。

初心者への解説動画など、レクチャーの場では「1秒でハンドル1回転のペース」などとよく言われるのを耳にしますが、そこから上達するには、その1回転の中で回転するスピードが速くなったり遅くなったりする部分(いわゆる"ムラ")があってはならないということ。

これが、頭でわかってからも難しい。

 

ここからは、自分についていたクセを矯正するために意識して、手元をよく見て、ベールをよく見て、"一定巻き"の練習。

速くなると分かった「手首を返す瞬間」だけ意図的に遅くしてみたり、手首を回すような巻き方だと関節が硬直する部分があるので、腕全体を回す巻き方を試してみたりと、試行錯誤を繰り返します。

もちろん、カウントをとって、狙いのレンジを通すという基本も忠実に守って。

 

手元をガン見して釣っている姿は周りからはきっとドがつく初心者に見えていたと思います笑

でも、それでいい。

自分は道具は揃えたかもしれませんが、腕前はまだまだ初心者ですから、周りの目なんてどうでもいい。

そんな自分を受け入れて、目の前の魚を釣ることに集中していました。

 

するとそんな想いに応えるように大型のヒット

ルアーは先ほどと同じシャイラ1.2g バネポンオリーブ!

 

▼43cmの立派なニジマス。体高があり、どっしりとした重さもあります。うまそ~!

 

その後も、"一定巻き"を意識するだけでも、変わる、釣れる!

スプーンが応えてくれる!

 

▼アルクスポンド宇都宮さんFacebookより。お気に入りのRev-Aとともに

 

自分の弱点が浮き彫りになり、上達へのヒントをたくさん得られた釣行となりました。

巻きの乱れの改善を意識することで、今回は運良く釣果に結びつきこそしてくれましたが、"○秒でリール○回転"だけでなく、ハンドルの回転の中に逸りも淀みも作らない"真の一定巻き"は、一朝一夕に体得できることではありません。

あくまで自己評価になりますが、この"真の一定巻き"を意識しだしてからは、巻きが速くなることよりも、ベールの周りが一瞬ゆっくりになることが多くなりました。なので「止まらずに巻くこと」を常に頭に置いて巻くと比較的精度が上がったように思いますが、それでも以下の2点が課題として残ります。

・手元を見なくても(視界の一部にベールを入れておくくらいで)一定巻きができるようになること(=体で覚える!)

・巻き速度を落としたときに同じように巻けるようになること

 

自宅でもロッドにリールを取り付けてくるくるするだけで練習はできるので、毎日コツコツと続けていこうと思います!

もちろん、ロッドにラインを通してルアーを巻くと、水やラインなどの抵抗が発生するので、現場よりは巻きが軽い状態での練習となります。しかし、その状態でできなければ現場でも当然できるわけありません。ですので、1日5分でもそういった練習をすることや、手元の動画を撮影して分析することを積み重ねる価値はありそうです。

 

▼練習にかり出されたキメラくん

 

今まではスプーンで釣れないと早々に諦めてボトム等の得意な釣りに移行してしまっていましたが、苦手な釣りにもしっかりと向き合って、自信を持てる釣りに変えられるようにしていきたいです。

今回の一定巻きの練習もフック交換の件もそうですが、道具を揃える前に釣果を上げるためにできることは山ほどあるので、皆さんはこうならないように!

 

また、「手癖なので人にもよるが、そうたさんとは逆で、重力がかかるハンドルが上から下に向かうタイミングで巻きが速くなる人が多い」というお話をけーさんからいただきました。

私と同じようにスプーン等の巻きの釣りが苦手という方がいましたら、基本に立ち返って、まずは自分の手癖から分析してみると良いかもしれませんね!

 

最後にヒットルアーはこちら。

 

後半はもっぱらスプーンでの釣りを楽しむことができました。

全体的に、スプーンは金やビビットカラーの明滅系、プラグはレッドグローよりグリーングローの反応が◎でした。

シャイラは速度域が広く私のように下手くそな巻きもカバーして綺麗に泳いでくれる、非常に扱いやすいルアーです。

追々ルアーインプレも書きたいなぁ…。

 

 

 

 

改めまして、ご一緒いただいた方々、ありがとうございました!!

 

~おまけ~

お土産の大型ニジマス

 

お料理の記事を書いてほしいという需要を数多くいただいておりましたが、過程の写真を残しておらず、新しくニジマスを仕入れてきて逐一撮影していかなければ書けないという理由で先延ばしにしていました。

これでようやく書くことができそうですので、そちらもお楽しみに笑

 

それではまた次回記事でお会いいたしましょう!