皆さんこんにちは。FGそうたです。

本日の記事はタイトル通り、PRESSO LTD AGS 61L-Sのインプレとなります(LTDがタイトルに入りきらなかった)。

 

今回はダイワさんから出ているエリアトラウトロッド。ダイワさんといえば、あらゆる釣りを網羅した大手中の大手釣具メーカーさん。同じ「PRESSO」という名を冠したエリアトラウト専用リールの方も有名ですよね。

数ある「PRESSO」ロッドの中から、今回は「61L-S」のご紹介です。果たしてどんなロッドなのでしょうか。

 

▼リールのPRESSOと組み合わせると統一感が半端じゃなくカッコイイ。

 

▼高級感あふれるカーボンのチェックコスメと、グリップエンドのロゴ

 

見た目からも期待が高まりますね。早速基本スペックから見ていきましょう。

 

■基本スペック

サイズ:6.1ft (1.85m)

ルアーウエイト:0.6g~4.5g

ガイド: AGS

ライン:1.5lb〜4.0lb

テーパー:レギュラーファースト

グリップ:カーボン

ティップ:ソリッド(第3ガイドまで)

継数:2

自重:66g

 

まず、これを見るだけでもダイワさんの独自の工夫が凝らされていることがわかりますよね。

AGS(エアガイドシステム)という高感度&軽量ガイドに、中空になっているカーボングリップ。

とにかく感度と軽さにこだわっていることが窺えます。

 

■メーカー説明(引用)

PRESSOプロスタッフ待望モデル。 低伸度ラインを合わせることで、真の性能を発揮。繊細なティップに強めなベリーをセッティングすることで、トラウトに違和感なくルアーを喰わせると共に、バイトを瞬時に捉え掛けることが可能に。 操作性の良いテーパーセッティングは、攻めの巻きの釣りから、ボトムルアーやトップなどのルアーをアクションさせる釣りに対応。 小型のミノープラグにもオススメ。

 

■使用感

本ロッドの使用感を一言で申し上げますと…

「掛けにいける魔法のソリッド」です。

前回までに紹介したヴァルケイン ダーインスレイヴのインパクトソリッドシリーズ同様、ソリッドティップがバイトに追従し、低伸度ラインの硬さとベリー、バットの反発力をもってオートマチックにフッキングに至るバツグンの乗せ感はもちろん有していながら、さらにアタリの質によってはロッドワークで瞬時にアワセを入れていくような掛けの釣りもできてしまう、状況に対する汎用性を有しています。ティップに反発力のないソリッドティップのロッドにはなかなかできることではないと思います。

それがなぜ実現可能なのか?詳しく理由を見ていきます。

 

・圧倒的な感度!

「基本スペック」にて軽く触れた「AGS」「中空カーボングリップ」に加え、ダイワの独自技術「メガトップ」採用のソリッドティップにより、ソリッドティップとは思えない比類のない感度の高さを実現しています。

アタリの質や魚の動きが水中映像となって頭の中に浮かぶほど正確に、手元に糸の先の情報を伝達してくれます。

 

→「メガトップ」とは?(公式HPより引用)

メガトップは、繊維と樹脂が均一に分散するカーボンソリッドであり、どの方向にも同様の曲がりを見せる。更に通常のカーボンソリッドに比べて強度が飛躍的に向上。これにより細径で柔軟、ハイテーパーな穂先を作ることが可能。カーボン素材特有の手に響く感度はもとより、穂先に表れる視覚的感度も大幅に向上。

 

・絶妙なテーパーバランス!

繊細でルアーの出す波動も拾う細径で繊細なティップに対して、ベリーでしっかり止まってバットが強くなっているレギュラーファーストテーパー。このしっかりとしたハリを擁するベリー、バットで、ロッドワークによるアワセも即座にルアーまで伝達することができ、ひいてはミノーや小型ボトムプラグなどの操作性の良さにも繋がっているのです。

先が繊細で細くベリー~バットが強い、ダーインスレイヴ6'1UL-H Black Vespineに近いものを感じるバランスです。

 

■他のロッドとの比較

ソリッドティップでL~ULクラスのアクションのロッドとして気になるのはやはり「ダーインスレイヴ6'1Is-UL」「999.9 Meister イエローウルフ 61UL-ST」あたりではないでしょうか。

この両者と比較して、以下のような特徴があります。

 

・ティップはより細く柔らかい

・ベリーからバットはよりパワーがある

・全体的に少しファースト寄り

 

またMLクラスの一部ソリッドティップのロッドと比較して

全体的なパワーの強さは、以下のような感覚です。あくまで個人的なイメージですが…。

 

ダーインスレイヴ6'2Is-ML > プレッソ58ML-S > プレッソ61L-S ≧ イエローウルフ61UL-ST ≧ ダーインスレイヴ6'1Is-UL

 

以上をもとにお好みで選んでいただく形になるかと思います。私はダーインスレイヴ6'2Is-ML、6'1Is-ULを所持しており、6'2Is-MLを大型のボトムプラグ(シャインライドなど)を強めに動かす要員、6'1Is-ULを巻き特化要員として使用しているため、小型のボトムプラグ(シャインライドナノなど)やミノーを弱めに動かせる、「6'2Is-MLと6'1Is-UL」の間を埋めるソリッドティップのロッドとして運用しています。テーパー的にも感覚としては「弱めの6'2Is-ML」だと思って使っています。

 

■おすすめのラインセッティング

ずばり、「RCマイスター 0.35号」が神セッティングであると思います!

理由としては、鋭く強いバイトの出やすい操作系プラグを扱ううえで必要になってくる必要最低限の強度と感度を両立しているためです。RCマイスターのエステルラインは0.35号がラインナップされているのは本当に素晴らしいです。本ロッドに限らず他のロッドでもかなり多用しています。

 

 

 

もちろん、巻き特化タックルとしても十分に真価を発揮してくれますので、その場合は0.3号などもう少し細めのエステルラインでも良いと思います。

メーカーさんの説明にも「低伸度ラインを合わせることで、真の性能を発揮。」とある通りで、いろいろと試してみましたがエステルラインが一番マッチしたと思っています。

 

■タックルセッティングの実例

「他のロッドとの比較」部分で述べたとおり、「ダーインスレイヴ6'2Is-ML」と並べて操作系プラグを担当することが多いです。

ティップが繊細で、フルサイズのシャインライド等を背負わせるにはかなり重たく感じるため、そちらは素直にIs-MLに任せ、小型のボトムプラグやミノーなどをモジモジとナチュラルに動かす役割がいちばんしっくり来ます。

 

もちろん、巻きの釣りもウェルカム!!

スプーニングやクランキングをやらせてもオートマチックなフッキングが気持ちいいですので、チューブラーで乗らないようなややこしいバイトが出ているときにこのソリッドの追従性と感度を活かして掛けに行ける切り札としても存分に活躍してくれます。

 

■総括

オートマチックなフッキングができるだけでなく、圧倒的な感度を誇りこちらから仕掛けにいくこともできる魔法のソリッドティップ。

使って衝撃を受けたロッドその2(その1はキメラでした)で、手放せない存在となっています。

最後に商品の公式ホームページのリンクも掲載しておきます。公式プロスタッフさんのインプレッション等もあり、より理解が深まると思いますので、こちらもご覧いただくことを強く推奨いたします。

 

 

見かけたら絶対に買っておけ!後悔はさせない!なロッドです。自信を持ってオススメします。

いかがでしたでしょうか?長くなってしまいましたが、今回はこの辺で。また次回記事でお会いしましょう!