日曜日。

 

久し振りにルーティーン、映画を。

 

今日はリドリー・スコット監督、2001年の作品である「ブラックホーク・ダウン」という戦争映画を。

 

 

ま、これもいわゆる私の「実は観ていませんでした」案件のひとつ...観てなくてごめんなさい。

 

 

ソマリア内戦に介入する国連軍、その先頭に立つアメリカ軍のいわば「失敗」を描いた映画なのかな...全編ほぼ戦闘シーンで観終わった後ドッと疲れる、そんな類の映画。

 

 

1993年に実際に起こった「モガディシュの戦闘」という一昼夜まるまる繰り広げられた戦いを描いているんだけど、ソマリア内戦を引き起こしたアイディード将軍が率いる組織の要人ふたりを拉致することで内戦を終結しようとしたんだけど、相手の反撃が思いのほか激しくて、結局次の日まで延々と激しい戦いになって犠牲が増えていく...何とも苦しいお話。

 

 

まあアメリカの大国としての傲慢だとか、それこそ常時戦争をしているといういわば戦争資本主義の権化みたいな国だからね、こんな映画で何を語られようとどうせね、そういう冷めた気持ちにならざるを得ないんだけど、それでも兵士一人ひとりの悲喜交々だとか、それこそ仲間を思いやることだとか、人間ドラマは戦争という極限状態の中ではいかんなく発揮されるわけで、こういう映画もたまにはいいのかなと。

 

 

リドリー・スコット作品てこれまであんまり気にして観ていないというか、それこそ巷には彼のファンが大勢いる中にあって私にはどうしてもこう「ハマる」感じがない監督さんというイメージなんだけど、今回の作品もただただ激しく、時に重く胸にのしかかる戦闘シーンの連続を見せつけられて、映画としてはそれほどグッとくるってのはなかったかな。

 

 

それでも、ドキュメンタリー然としたリアル感のある「戦争」を見せつけられた、ただそれだけでもやはり何か得も言われぬ「引っ掛かり」はあったようにも思う。

 

今もう80代だよね、リドリー・スコット...まだまだ新作は目白押しのようで老いてなお盛んな監督さんではあるのでね、これからも時折新旧取り混ぜてその監督作品に接していければいいのかな。

 

 

にしてもね、こう毎日暑い日々を過ごしているとやはり改めて戦争という不毛な「資本主義」を乗り越えて、それこそ環境危機に目を向けて、長い目で人類はどう生き残るのかを考えないといけないよね。

 

 

いや、長い目でじゃないな、危機はもう今ここにある...持続可能な社会、いや地球環境を...ね。