ハリウッドの苦悩...「ジュラシック・ワールド/復活の大地」
ゴールデンウィーク真っただ中。暫くダラダラしている。やる気が出ない...うぅぅ。こればっかりはもうどうしようもなくてね、思い悩んでどんどん落ち込むスパイラルだけは避けたいので、開き直って「ダラダラ」を何とか満喫しようと努力している。そこに「努力」なんてね、本末転倒なのは分かってるんだけどね、ま、もう少し猶予はあるので何とか今日あたりで「ダラダラ」にピリオドを打たなければと思っている。となると一応暦の上では日曜日なので、映画を見ることでリズムを取り戻すか...という訳で頭を空っぽにするために見たのは昨年公開された「ジュラシック・ワールド/復活の大地」。ね、もってこいでしょ、この手の作品が。1993年、スピルバーグが世界の度肝を抜いたあの「ジュラシック・パーク」から始まったシリーズ、2015年に「ジュラシック・ワールド」と名を変えて更なる3部作になって計6本作られて終わりかと思いきや、昨年また新たに「ジュラシック・ワールド」の名を冠した作品が撮られた。え、まだやるの? これはシリーズ第4作? それとも新たなるトリロジーの始まり? どういう立ち位置なのかイマイチよく分からないけど、シリーズ第7作目。公開当時はメガヒットすることもなく、取り立てて話題になることもなかったように記憶しているが、一応キャストを一新し、主役はMCUでおなじみのスカーレット・ヨハンソン、あとはオスカー俳優マハーシャラ・アリ、あとはよく知らない人たちで新鮮味を出そうとしていた模様。監督があの「ローグ・ワン」のギャレス・エドワーズということでそういう意味ではある程度レベルは担保されているんだろう、そう自分に言い聞かせて、いざ。原作はともかく、元々このシリーズの醍醐味であった遺伝子操作によって復活した恐竜にまつわる人間のエゴというむき出しのテーマが作品を重ねるごとに雲散霧消してきたものの「ジュラシック・ワールド」として復活した第4作がメガヒットして続いてきたんだけど、その本来持っていたであろうシリーズの魅力はハリウッドの欲望に埋もれて第5作、第6作と重なっていくうちに何だか薄っぺらいB級怪獣パニック映画に成り下がっていたから、復活といわれても不安しかなかった。そこであえてそのテーマ性に回帰するどころかそれをあっさりと捨て去って、ガチで怪獣パニック映画を極めようとしているような、いい意味で開き直ってあれこれ削ぎ落としてきたなというのが全体的な印象。人類が前作で全世界に逃走してしまった恐竜たちとの「共生」を余儀なくされたと思ってたら、今回はその逃げてしまった恐竜たちが現代の地球環境に馴染めなくて急速に数を減らし、赤道付近にかろうじて生き延びているという何とも都合のいい設定をぶっこんだ上で「再生」という、そのオープニングで苦笑い。更に心疾患にまつわる「新薬」を開発するためになぜかその散らばってしまった恐竜たちのDNAが必要だからその血液を採取せよという、何ともまあ強引なストーリーに仕立て上げられていて、それにも苦笑い。陸・海・空ぞれぞれの大型恐竜のDNAを採取せよ! ということで「禁断の地」となっている赤道に足を踏み入れ、恐竜たちを追う大冒険が始まるという、何ともまあ大雑把なプロット。潔いっちゃあ潔いんだけどね、今となってはシリーズ当初のウリであったCG全開の映像スペクタクルは今となってはすっかり目に慣れてしまって新鮮味もへったくれもないし、ピンチ、解決、またピンチ、更に解決という一連の構成もこれまで散々見せつけられてきたもので、ハイハイそう来るのね、ああやっぱりそうなるのね、という。冒険の途中で救った遭難家族たちの「小芝居」も薄っぺらいし、あまりにもステレオタイプが過ぎる製薬会社の社員の悪役っぷりもこれまで散々見せつけられてきたもので、もうホント、前に何度も見たことあるよ、はいはい、という。ここまで潔いとかえって安心感があるというか、ボーっと見る分にはこういう作品がいいのかなと、逆に感心してつい身を委ねてしまう。もうね、下品なことをあえて言うけどスカーレット・ヨハンソンのおっぱいだけが目立ってた...スイマセン。ま、いいじゃん、こういうので気持ちをリフレッシュするのもさ。という訳で、明日から...本気で行くぞ。ジュラシック・ワールド/復活の大地 4K UHD+ブルーレイセット [Blu-ray]Amazon(アマゾン)【Amazon.co.jp限定】ジュラシック・ワールド/復活の大地 スチールブック仕様 4K UHD+ブルーレイセット(ビジュアルシート3枚+ポストカード3枚セット付) [Blu-ray]Amazon(アマゾン)ジュラシック・ワールド/復活の大地Amazon(アマゾン)