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大阪のカフェ英会話レッスン講師 KOGACHIです（＾－＾）
「英語でどう言う？
」シリーズ第2387回
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)先日のレッスンで出てきた表現ですが、
「相手」
って英語ではどう言うんでしょうか？
実は、英語には「相手」に当たる言葉はなく、その文脈に応じた訳し分けが必要になってくるのですが、
ただ、その中で一番幅広く使えるのは、
the other person
（ジ アザー パーソン）
という表現です(^^)
例）
<1> You should carefully listen to what the other person says.
「相手の言うことはしっかりと聞きましょう」
carefully「注意深く」（→英語でどう言う？「しっかり/ちゃんと/注意深く聞く」（第1786回）(carefully) ）
the other personは「もう一人の人、もう一方の人」というのが直訳で、
<1>のように、「相手」の訳語として使える場面も多くあります(^^♪
では、the other personで「相手」を表している例をもう少し見ていきましょう(<2><3>)
<2> If you keep talking about yourself, the other person will be bored. You should let him or her talk.
「自分のことばっかり話してたら相手は退屈しちゃいますよ。話をふりましょう（直訳： 彼もしくは彼女に話をさせるべきです）」
keep ～ing「～し続ける」（→英語でどう言う？「～し続ける」（第1712回）(keep ～ing) ） bored「退屈」（→英語でどう言う？「つまらない、退屈だ」(第1992回)（boring） ） let「させる」（→英語でどう言う？「子供がやりたいことをさせてあげたい」（第1802回）(let) ）
<3> You can tell whether the other person agrees with you or not by observing his or her facial expressions.
「相手が同意してくれてるかどうかは表情を見れば分かりますよ」
tell「分かる」 whether「かどうか」 agree「賛成する」（→「賛成する、同意する」(英語でどう言う？第2142回)(agree) ） by …ing「…することによって」（→英語でどう言う？「スポーツをしてストレスを解消する」（第1437回）（by ～ing） ） observe「観察する」 facial expression「表情」（→英語でどう言う？「顔の表情」(第1924回) ）
◆ 「相手」が集団になる場合には、the other groupや、<4>のようにthe other teamなどとします（「スポーツのグループ」は普通teamと表現するので、<4>の場合はthe other teamと表現します）
例)
<4> The other team lost momentum in the second half.
「相手チームは後半に勢いを失った」
momentum「勢い」（→英語でどう言う？「勢いをつける」（第756回） ） second half「後半」（→「前半、後半」(英語でどう言う？第2131回)(first half, second half) ）
◆ 「相手」が「ダンスやビジネスやデートなど一緒に共同作業をするパートナー」を指す場合はpartnerを使います（<5>）
例)
<5> If I can't find a partner, I can't go to the party.
「相手が見つからないとパーティーに行けないんだよ」
◆ 以下の<6>のように、何か既に単語が出てきていて(この場合は、someone)、その言い換え表現として「相手」と言っている場合は、heやsheなどの代名詞を使います(<6>の場合は、性別が特定されていないので、he or she「彼、または、彼女」という言い方になっています)
例)
<6> When you're walking with someone, you often assume he or she knows how to go to the destination, but he or she also assumes the same. So, you end up going nowhere.
「他の人と歩いてる時って、相手が行き方知ってるもんだって思い込んでてさ、でも、相手も同じこと思い込んでるのね。それで見当違いのとこ行っちゃうみたいなことってあるよね」
assume「想定する」 destination「目的地」 end up～ing「結局～することになる」（→「結局～するはめになった」(英語でどう言う？第2152回)(end up) ） nowhere「どこも～ない」
<7> In Aikido, you defeat your opponent by taking advantage of his power instead of using your power.
「合気道では、自分の力ではなく相手の力を利用して倒すのです」
defeat「倒す」（→英語でどう言う？「ジャイアンツがタイガースに勝つ」（第1591回） ） take advantage of「有効活用する」（→英語でどう言う？「機会を活かす」（第544回） ） instead of…「…する代わりに」（→英語でどう言う？「私の代わりに行ってくれない？」（第1208回） ）
◆ また、「相手」が誰のこと、または、どんな立場にある人のことを指しているのか具体的に考えて、その具体的な単語で表した方が良い場合もあります♪
〇 「付き合ってる人がいるの」と友達が言ってきたので、
<8> Who is your boyfriend?
交際相手が女性なら、
<8>' Who is your girlfriend?
と言えばいいですね(^^♪(partnerでも可。partnerならどちらの性別でも使えます)
〇 「電話に出たんだけど相手が何も言わなかったんだ」と言いたい場合、
↓
この場合の「相手」は「電話をかけてきた人」のことなので、
callerで良いでしょう♪(the other personでも可)
例）
<9> I answered the phone, but the caller didn't say anything.
answer「答える、応答する」（→英語でどう言う？「電話に出る」（第207回）
）
〇 「優秀なセールスマンはどうやったら相手を説得できるか知っている」と言いたい場合、
↓
この場合の「相手」は「お客さん」のことなので、
customerと言えば良いでしょう♪
例）
<10> A good salesperson knows how to convince customers.
convince「納得させる」
〇 「結婚を上手くいかせたいなら相手のことを尊敬しなさい」と言いたい場合、
↓
この場合の「相手」は「配偶者」のことなので、
spouseと言えば良いでしょう（husbandやwifeだと性別が限定されてしまいますが、spouseだとどちらの性別にも使えます）（partnerでも可）
例）
<11> If you want to make your marriage work, you should respect your spouse.
make「させる」（→英語でどう言う？「～を笑わせる」（第520回）(make使役構文) ） work「機能する」（→英語でどう言う？「薬が効く」（第209回） ） respect「尊敬する」
〇 スポーツやゲームなどをして負けてしまった後に、「相手が悪かった」と言いたい場合、
↓
この場合は、opponentやthe other playerなどでも良いですが、
文脈が分かり切っている状況ならば、もっと単純に
対戦相手が男性なら he, 女性なら sheで良いでしょう♪
例）
<12> He was too strong.
直訳： 彼は強すぎた。
＊あるいは、具体的に相手の名前が分かっているなら、TomとかMikeとかをheの代わりに使っても良いですね♪
〇 「助けを求める相手を間違えた」と言いたい場合、
↓
この場合、英語にするには大きく文構造を変える必要があります。
turn to ○○ for help「○○に助けを求める」の○○の部分に
the wrong person「間違った人」を入れて、
「私は間違った人に助けを求めてしまった」
のように表現する必要があります♪
例）
<13> I turned to the wrong person for help.
wrongについてはこちら→英語でどう言う？「電車を間違えた！」（第91回）
〇 「彼のことは相手にしたくない」と言いたい場合、
↓
この場合、「相手にする」というのが、「（その人と）関わり合う」という意味の熟語なので、
「関わり合う」を意味するbe involved withを使えばよいですね♪
例）
<14> I don't want to be involved with him.
直訳： 彼とは関わり合いたくありません。
では、
以上のことをまとめて、
英語で「相手」を表現するためのガイドラインを以下に記します(^^♪
先ず、「相手」という言葉は英語には無いんだ
ということをキッチリ意識したうえで、その文脈における「相手」とは一体誰のことを指しているのかと個別に考えていく必要があるわけです(#^^#)
① 「相手」が「ある特定の立場にある人」、または、「具体的な誰か」のことを指している場合→その具体的な単語で表現する（<8>～<12>）
② 「スポーツの対戦相手チーム」なら→the other team(<4>)
③ 「スポーツの対戦相手（1人）」なら→opponent（<7>）
④ 「ダンスやビジネスや恋愛など、一緒になんらかの共同作業をするパートナー」なら→partner(<5>)
⑤ 「相手にする」なら→「関わり合う」と言い換えて→be involved with(<14>)
⑥ 上の「①～⑤以外」なら→the other person（<1>～<3>）
これでカバーしきれていない部分もあるでしょうが、
このガイドラインに従えば、「相手」の95％以上は表現できるはずです(^^♪
以上です♪
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