皆さん、こんばんは!(^-^)
今夜のブラックジャック先生の名言・・・
「まあ・・・
・・・・99パーセントまでは無理だな
もしおまえさんが
二度と自殺なんかしないとちかったら
残り1パーセントにかけてやる」
(「小うるさい自殺者」より)
【「小うるさい自殺者」あらすじ】
B・Jはビルから投身自殺を図った少年を救った。
しかし少年は助けられたことに怒り、何としてでも死ぬのだと言い張る。
ため息をつくB・Jは少年をキリコのところへ連れて行った。
少年はそこで重病に苦しみ、安楽死を待つ少女と出会う。
少年はその少女によって死ぬことと生きることの意味を学んでいく。
ある日、
ブラックジャック先生が車で団地のそばを通りかかった時、
1人の少年が道端で血を流して倒れているのを発見する。
どうやら屋上から飛び降り自殺を図ったようだ。
よく見ると、
その少年のふところにメッセージが残されており、
それによると彼は会社社長の息子らしい。
金持ちのボンボンだと知ったブラックジャック先生は、
治療代がたっぷりとれそうだ・・・と、
まだ息のある少年を連れて帰り手術してやる事に。
飛び降りた際、
一度陽差しの上でバウンドしたのが幸いして、
最悪の事態は免れたようで、
彼はブラックジャック先生の手術で命を取り留める。
だが彼は、
「どうして僕を助けたんだ!?
おせっかいめ!!」
・・・と助けられた事に怒り狂う。
そればかりか、
「治ったら今度こそきっと死んでやるぞ!」
・・・と、どうしても死ぬと言い張るのだった。
ブラックジャック先生が、
そこまでして死にたい理由を聞くと、
「こんなバカらしい世の中に生きている意味がない」
・・・と言う。
「試験はデタラメ。カンニングした奴は及第。
先生はアルバイトで授業は休み。
おまけに東大へ入るために一年間遊ぶなってんだ!!」
・・・と、甘ったれた事を言うこの少年に、
ブラックジャック先生は呆れ果てる。
そして、
やっぱり彼は部屋で首吊りして自殺しようとする。
結局自殺は失敗に終わるのだが、
そんな死にたがる彼に愛想を尽かしたブラックジャック先生は、
「そんなにも死にたいんなら
いっそひと思いに殺してやる!!」
・・・と言い、
安楽死稼業のドクター・キリコの所へ彼を連れて行く。
事情を聞いたドクター・キリコは、
「自殺の手伝いなんか出来るか!!
俺の仕事は神聖なんだ!
からかいに来たんなら出て行け!!」
・・・と怒るが、
頑として死にたがり出ていこうとしない少年を見て、
「そんなに死にたいなら死なせてやる。
だが途中で死にたくなくなっても知らんぞ!
俺は聞く耳はもたんぞ!」
・・・と受け入れる事に。
準備が出来るまで何日かかかるから、
それまでベッドで寝てろ!
・・・と入院させられる少年・タカシ。
だがその病室には、
隣にもうひとり少女が寝ていた。
千代子という女の子だった。
どうやら安楽死を希望しているらしい。
事情を聞くと、
彼女は腎炎を患っているのだが、
普通の腎炎と違って治る見込みがないのだと言う。
ある夜も、
千代子は、
ひどい痛みと発作で激しく苦しがるのだった。
生まれてからずっと発作と透析の連続で、
このところ発作の回数がだんだん増えていると。
多分もうすぐ死ぬだろうが、
苦しみながら死ぬのは嫌だから、
眠っているうちに死にたい・・・と、千代子は言う。
そんな千代子の発作を、
毎晩のように見ているうちに、
少年・タカシは、
本当の”死”というものを目の当たりに実感し、
千代子を励ますようになる。
ある夜も、
一晩中、千代子の手を握り、
彼女が生きるように祈り続けるのだった。
彼女の苦しみも最高潮に達し、
「これ以上苦しむ意味はない・・・・
”あの時期”が来たようだね」
・・・といよいよ安楽死を実行しようとするドクター・キリコ。
だが、
少年・タカシは、
「千代子ちゃんを殺すのは待ってください!!」
・・・とドクター・キリコに懇願する。
もう助かる見込みはない、苦しむだけだ
・・・と言うドクター・キリコだが、
「だけどまだ生きてるじゃないか!!」
・・・とタカシは反論する。
いよいよ意識が薄れていく千代子。
「とうとうお別れみたいね・・・」
・・・と言う千代子に、
「頑張るんだ!死のうなんて思うなよ!」
・・・と必死に励ますタカシ。
「あたし、みなし子だし・・・
生きてたって意味ないもの・・・」
・・・と寂しく言う千代子に、
「僕がついてる!!
僕は君が好きなんだ!!」
・・・と熱く告白するタカシ。
そして、
自分の腎臓をあげると言うタカシだったが、
ついに千代子は昏睡状態に陥ってしまう。
それを見たドクター・キリコは、
いよいよ、
安楽死の準備にとりかかるのだが、
タカシは千代子を殺させまいと、
安楽死の為の機械を壊して妨害するのだった。
商売道具をめちゃくちゃにされたドクター・キリコは、
ブラックジャック先生に怒りの電話をかけ、
タカシを引き取ってくれと言う。
そう言われて、
タカシを引き取ろうと現れたブラックジャック先生だが、
千代子ちゃんをこのまま置いていけない・・・と言うタカシ。
千代子の容態を診たブラックジャック先生は、
重体でもう手遅れだ・・・と言う。
だがそれでもタカシは、
「手遅れじゃありませんっ!
僕の腎臓を千代子ちゃんに・・・どうぞ!!」
・・・と、
ブラックジャック先生に腎移植手術を頼み込む。
その命懸けの彼の想いを感じ取ったブラックジャック先生が、
千代子を連れて帰りながら、
99パーセント無理と分かっていても、
ブラックジャック先生なら何とかしてくれるのかもしれない・・・
そういう希望を感じさせてくれるラストですよね!
この話に限らず、
生きる望みの薄い患者を手術する事になる展開のラストシーンは、
ブラックジャック作品の中でもたくさんありますが、
希望を持たせてくれる余韻で終わる話が多いのも、
自分が「ブラックジャック」を好きな理由の一つです♪(^-^)
そして、
今回の話、
タカシはお金では買えない、
何物にも代え難い貴重な経験をしたと思いますが、
何かあると、
簡単に”死”を選ぼうとしてしまう、
現代の若者にも是非読んで欲しいストーリーの一つであります。
「人の命が重いのと同じように、また自分の命も重い」
”生きる”とはどういう事か?
”死ぬ”とはどういう事か?
私達ももう一度考える必要があるかもしれないですね。
そして、
”人を愛する事が人を強くする”
そういう事も学んだ話でした!
では、また~!(´∀`*)ノシ バイバイ
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