皆さん、こんばんは!(^-^)
今夜のブラックジャック先生の名言・・・
「指が動く!!
ピノコ・・・・・指が動くぞ」
(「20年目の暗示」より)
【「20年目の暗示」あらすじ】
ある日突然、B・Jの指が麻痺してきた。
詳しく調べてみるが体にはどこにも異常がない。
しかし麻痺はひどくなり、メスさえまともに握れなくなってくる。
原因は、
子供の頃に本間丈太郎がB・Jを手術した時の失敗としか考えられなかった。
B・Jは催眠術で過去へさかのぼり、
手術の時、何があったのかを探るのだが--。
ある日、
いつものようにブラックジャック先生は手術を行うのだが、
どうも様子がおかしいとピノコは感じていた。
時々手が止まっていたり考え事をしているような感じで、
手術に時間がかかり過ぎているのだ。
ピノコはブラックジャック先生の体調不良を心配し、
手術後、半ば強引に体温を測ろうとするが、
ブラックジャック先生は、
「熱なんかない!」 と拒む。
じゃあ、どうして手術中にボーッとしたりしてたのか?
・・・と、ピノコが尋ねると、
「指が動かなくなるような気がしたんだ」
・・・と、衝撃の告白をする。
驚き心配するピノコだったが、
単なる疲労だろうから心配しなくていい
・・・とブラックジャック先生は言う。
だが、
その後も車を運転中に指が硬直して、
高速道路の料金所でお釣りを受け取り損ねたり、
症状はますます悪化していくのだった。
そしてついに、
手術中に指が完全に硬直してしまう事態になり、
ブラックジャック先生は、
知り合いの手塚医師のもとへ相談に訪れる。
だが、
レントゲン写真を見る限りでは、
指に別段異常は見当たらない。
ひとつ気がかりなことは、
ブラックジャック先生は子供の頃、
不発弾の爆発事故に巻き込まれ大怪我をし、
切断されてしまった手や指を、
本間丈太郎先生の手術でつないでもらっている事だ。
「恩師である本間先生の手術は完璧でミスはあるはずがない!」
・・・と頑なに信じるブラックジャック先生だが、
手塚医師は、
「本間先生の手術自体にミスはなくとも、
君の神経の方が耐えられなくて、
あれから20年経った今になって弱ってきたのでは?」
・・・と心配する。
どちらにしても、
このままでは外科医として致命的になってしまう。
本間先生以上の外科医なんて世界にはいない!
・・・というブラックジャック先生は、
外科的な治療を拒み、
神経科の先生を紹介して欲しいと手塚医師に頼む。
手塚医師は、
神経科じゃないが、
20年前、本間先生と同じ病院にいた、
精神科の浅草先生という名医がいると伝え、
その先生に看てもらうよう勧める。
ブラックジャック先生と対面した浅草先生は、
20年前の本間先生の手術を覚えており、
「君があの時の子供か?」
・・・と、感慨深そうに驚く。
あの時、浅草先生は、
瀕死の状態だったブラックジャック少年を治すのは到底無理だ
・・・と本間先生に言ったらしいが、
それでも手術をやり遂げた本間先生は偉大だった
・・・としみじみ語る。
その後、
ブラックジャック先生の指の硬直の原因は、
精神的なものであり、
それを解決するカギは過去にあるとみた浅草先生は、
ブラックジャック先生に催眠術をかけ、
記憶を20年前に遡らせる・・・・・
20年前、
場所は手術後の病室。
ブラックジャック少年はぐったりとベッドに寝ている。
本間先生はブラックジャック少年に、
「もう大丈夫だ!君はきっと元気になるよ!」
・・・と声をかけて励ましている。
しかしブラックジャック少年の脳波は少しずつ弱まっている。
それを見て、
顔色を変えて必死に励ます本間先生。
・・・・・・
・・・・・・
だが、
この後の記憶がスッパリ途切れてしまっているようだ。
催眠術から覚めたブラックジャック先生。
浅草先生は、
”記憶がない、
何かをスッパリと忘れてしまっている部分に
今回の指の硬直の要因が関係しているかもしれない”
・・・と分析する。
だが、
その記憶がなくなった時間、
何が起きたのかが分からずに時間だけが過ぎていき、
その間も、
ブラックジャック先生は、
度々指の硬直に悩まされる。
その後、
心配するピノコをよそに、
ブラックジャック先生は暴力団の組長の手術を引き受ける。
難病の手術だが、
”手術を失敗したらただじゃおかねぇ!”
・・・と組員はブラックジャック先生を脅す。
指が動かない状態に加えて、
絶対に手術を失敗できない危機的な状況。
ピノコは、
「無理しないで!
先生がどうかなったらどうするの・・・?」
・・・と心配して手術を止めるようにすすめるが、
ブラックジャック先生は、
「わたしはな 切るだけが人生の男なんだ
手術を取り上げられて 何が残ると言うんだ?
・・・・・ わかるだろう ピノコ。」
・・・と言い、手術を強行する。
だが、
手術中、
ついに指が完全に動かなくなってしまい、
メスすらまともに握れない状態になるブラックジャック先生。
そんな緊急事態に、
浅草先生が大急ぎで駆けつけ手術室へ入ってくる。
何かを思い出した様子で、
今すぐもう一度催眠術をかけると告げ、
ブラックジャック先生を、
再び20年前の病室に記憶を遡らせる・・・・・
病室のベッドで横になっているブラックジャック少年。
今度は病室の外へ耳を傾けるように浅草先生は指示。
そこで話している声は20年前の浅草先生の声だ。
浅草先生は、その時本間先生に、
「君の手術は失敗だ。
恐らく体のあちこち・・・・手や指などは
20年も経てば衰弱して 用をなさなくなるだろう。」
・・・という悪口を叩いたというのだ。
それを病室で聞いていたブラックジャック少年は、
知らず知らず暗示にかかり、
”20年経ったら手や指が動かなくなる”
・・・と思い込んでしまったのだろうと。
これを「後催眠」と呼ぶらしい。
ブラックジャック少年は、
その恐ろしい予言を忘れようとして、
その間の記憶を無意識に消していたのだ。
そして、
今回その後催眠が起こり、指が動かなくなったが、
それは思い込んでいるだけで、
実際は別に異常はなく動くはずだと浅草先生は伝え、
ブラックジャック先生を暗示と催眠から解いてやる。
催眠から目覚めたブラックジャック先生。
手術を続行してみると、
指はいつも通り普通に動くようになっていた!
「これはどういうわけだ!?」
・・・と驚くブラックジャック先生。
それに対して、
「本間丈太郎は立派な手術をしたということだよ。
君にはどこにも欠陥がない。」
・・・と答える浅草先生。
そして、
最後にピノコに向かって叫んだ、
ブラックジャック先生の心からの感激のセリフが上の言葉。
この話も印象深いです。
ラスト、
ピノコが感極まって涙を流しているのもジーンときますよね!(´Д⊂
本間丈太郎という偉大な医者によって、
生死の境をさまよっていたブラックジャック少年は、
生きながらえるどころか、
20年経った今でも、
奇跡の腕で患者の命を救い続けている・・・・
本間先生によって生かされた命で、
一人でも多くの命を救う事が、
ブラックジャック先生なりの、
本間丈太郎先生への”恩返し”なのでしょうね!(^-^)
改めて、
ブラックジャック先生と、
亡き恩師、本間丈太郎先生との絆の強さを感じさせ、
非常に心にしみる話でした。
では、また~!(´∀`*)ノシ バイバイ
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