皆さん、こんばんは。
既にニュースでご存じの事かと思いますが、
”燃える闘魂” と呼ばれ、
プロレス界の英雄的存在であった、
アントニオ猪木さんがお亡くなりになりました。
苦しい闘病生活を包み隠さず公表し、
最近はテレビでもそのお姿を拝見する機会も多く、
元気な頃の猪木さんを知るファンの一人としては、
そのあまりにも瘦せ衰えた姿にショックを受けましたが、
次第にお元気になっていく様子も話題になっていたり、
もう少し長生きされるものと思っていたので、
突然の訃報に、
ただただショックでした。
いつかはこの日が来るとは覚悟していたつもりですが、
まさかこんなに早く訪れるとは。
残念であり寂しい気持ちでいっぱいです。
思えば、
自分がプロレスを見るようになったきっかけは、
アントニオ猪木さんでした。
だいぶ以前にもこのブログで綴ったかもしれませんが、
自分が小学生の頃、
自宅で留守番をしていたもの寂しさから、
ふと付けたテレビに映っていたのが、
金曜夜8時のワールドプロレスリング、
まさに猪木さんが闘っている瞬間でした。
猪木さんの倍近くはあろうかという巨体の外国人レスラーを相手に、
鬼のような形相で向かっていく猪木さん。
そして渾身の延髄斬り。
まだプロレスの”プ”の字も知らない当時小学生の自分にとっては、
それはあまりにも衝撃的な場面でした。
猪木さんはあまりにもカッコ良かった。
こんなスゴい人がこの世の中にはいるのか!
こんなスゴいスポーツがこの世の中にはあるのか!
子供心に強烈なインパクトを与えたそのシーンは、
ずっとずっと胸に焼き付いて離れず、
それから自分はプロレスに夢中になりました。
厳密に言えば、
自分は猪木さんの全盛期をリアルタイムでは見ていないのですが、
それでも、
IWGP決勝戦ホーガン戦での”舌出し失神事件”、
長州・藤波・前田たちとの世代闘争、
1990.2.10東京ドームでの初めての1,2,3、ダー、
北朝鮮での平和の祭典、
引退ファイナルカウントダウンでのムタ戦、ベイダー戦、
引退試合のドン・フライ戦。
ふと思いつくだけでもたくさんの思い出がよみがえります。
猪木さんは、
相手に向かっていく姿もカッコ良かったが、
相手の技を受ける姿も美しかった。
ベイダー戦での、
死んでしまうと恐怖を感じたジャーマンを受けたシーンは、
一生忘れられないでしょう。
猪木さん命がけの受け身だったと思います。
ジャイアント馬場と並んで、
アントニオ猪木もまた、
唯一無二のプロレスラーでした。
本当に寂しいです。
アントニオ猪木さん、
本当にありがとうございました。
長い長い闘いの人生、
本当にお疲れ様でした。
どうか安らかにお休みください。
アントニオ猪木さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。