ektarのピントグラスな日々・デザイン備忘録 -17ページ目

アメリカの田舎キットにやられる。 屋根裏お宝帝国コレクション

ホビー的には、キットはありがたい。 部品と材料を探して廻る手間が省ける という、大したものなんだ。

というわけで、オイラの天井裏アトリには、金属、木、プラスティク、紙の類の、ヒコーキ、船、自動車、建築、ロボット、虫、カメラ、望遠鏡、万華鏡、電子工作とありとあらゆるレアなキットが積み上げってる 「屋根裏お宝帝国な」んだ。


オイラ的には、こういう物づくり(クラフトワーク)の基本をしないデザイナーと写真屋は信用しない事にしてるんだ(爆

そーいうわけで、事務所は、オタクの集合と化してるんだが・・・


さて、このお宝の山に、心に残る逸品 がある。


アメリカの田舎のメーカー(個人だな。これは)に注文をした第一次大戦時の複葉機「スパッド」の木製スケールモデルキットなんだ。


オイラは、仕事が忙しいので、なかなか好きなスケールモデル作りをする時間がないのだが、そのうち作ろう と思って、どんどん入手したあげく、作ってないキットの山に囲まれ、相当数のキットの中身は見てるんだけど、このキットは開封してド肝を抜かれた。


図面一枚 四角い木の棒1本  長方形のキの板一枚。

図面は子供の落書きを青焼きした程度の ひどい代物。


つまり、図面みて、木の棒で胴体を削りだし、翼は板から切り出してね というキット。

加工度 ゼロ・・・・・・・。

車輪、プロペラはいったいどーすんじゃい!


日本のいたせりつくせりキットからみると、ほとんど原始の状態!


でもね、案外、こんなノリはアメリカのキットには多いんだよね・・・


つまり、必要なものは揃ってるよね というのがキットの基本であるからだ。




結局、このキットは鑑賞した後、お宝帝国の山に積まれたのたが、その後日談がある。



実は、このキット、数種購入してしまったんだ。


そこで、このキットの感動を分かち合おうと、オイラの学校、事務所の後輩の建築家兼クラフトマンのS君に、

独立開業記念に1機プレゼントした。


木のぬくもりを感じる建築の専門事務所をやりたい という夢を実現するため、独立開業し、今では何故か立派な建築CG専門スタジオの親分になってしまったS君であるが(人生はわからないものだねー)

彼のウッドクラフトマンとしての腕前なら、きっと完成させるだろ。


それから・・年・・・まだ完成してないらしい(爆


あー、オイラも屋根裏帝国印の、原初スタイルのキット、売り出してみたい(爆!

図面一枚に丸太1本とか・・・












寝る前にはナイスな写真を眺めようの一日

写真雑誌(カメラ雑誌ではないよ)のPhorogiraqphicaの最新号は、アラーキーの大特集号で、なかなか力の入った内容だった。7年間撮り続けたダンサーモデルのKaoRiの集大成というわけで、しばらくすると、ハードカバーの写真集になるのかな、 ここしばらくご無沙汰していたけど、この最新号は迷わず購入。数冊購入しておいたほうがいいかもしれないね(笑


長年同じモデル撮るのは、それなりの気力がいるので なかなか難しいんだけど、オイラは結構好きなんだ。

ちょっとだけポートレートを撮る というのではない、もうちょっとディープな所があって、写真も違った感じになってくるんだよ。


撮り続けられるモデルとの、共同作品になってくるんだけど、そこが面白いところで、この場をかりてオイラのモデルさんには感謝をしておこう。



araki



さて、メモしておきたかったのは、この雑誌のもう一つの特集で、LEICA特集があって、セバスチャン・サルガドもMマウントライカユーザとして顔を出していて、たまたまサルガドの写真集を買ってしまった日のことだったので、なんだかすごく親しみがもてたりしたんだ。


オイラは、毎日、すんごい枚数の写真をみてるけど、けっこう、気持ちわるくなったりすることが多い。

特に、見てみてこの写真・・オサレでしょ って乗りの写真をたくさんみると、マジにめまいがしてくるんだぜ。

そんなわけで、寝る前の儀式として、目と心を洗う写真を見ることにしてるんだが、サルガドの写真の真摯さは、なかなか素晴らしいなあと思う。 こんな写真を見ていると、初心を思いださせてくれたり、こて先の写真のダメさ加減を思い知らされたり・・・いろいろ思いながら、明日はこんな目でシャッターをおそう とか励まされる写真なんだね。






salgado


というわけで、毎晩、アラーキーとサルガドをかわるがわるみながら寝る8月の終わりでした。



鎌倉スナップとカメラメーカーのモード



結局、週末に鎌倉に行ったものの、事前打ち合わせの失敗により、文字とおりのUターンをしたわけだが、

歩きながらの数カットを載せておこう。


先日、事前打ち合わせの際、写真の大先輩と、文化財の記録写真についていろいろな意見交換をさせていただいた時に、大先輩の個人カメラにαの50mmマクロレンズが装着されていたことから大変親しくさせていただき、、古今東西のあらゆるカメラとレンズについて、古寺の片隅にてディープに語り合うというハッピーな時間を過ごし、そんなわけで、オイラのαを持ち出してきたんだ。 仕事場のNIKON,CANON で、プライベートに使い込むのがαという姿が、フォトグラファーとして粋である(爆 オイラはα使いだからである。


モード論的にいえば、報道系で、厳しい戦場を生き抜き、極限で真価を発揮する、重くて丈夫な兵器的カメラがニコンで、コンバットジャケット、サファリジャケット、ナショナルジオグラフィーという一連のファッションつながり。

 広告写真・商品写真・アイドル写真・を思い出させ、ボルボに乗ったちゃらちゃらしたカメラマンのモードつながりが芸能界をイメージさせるCANONである。 αになると、アート系フォトグラファが地味にひっそり使い込む雰囲気で、鎌倉とか、アーティストのアトリエとか、書斎とか、ヨーロッパの古い都とかがふさわしく、個展の写真、写真集の写真を撮るのにつかわれるというイメージではある。IQが高カメラなのである。

ニコン・キャノンはカメラマンのカメラ。αはフォトグラファーのカメラなんだと と言っておこう(笑

そんなわけで、カメラと作品にも、当然、モードはあるわけです。




古寺の裏山の竹林を抜けて 山籠り へ向かう
chikurin



日本人のDNAを感じたり(オイラは、どーせ一番多いA型だが(爆)


kamakura




円覚寺の参道の途中には横須賀線が




気持ちよく素直に撮れるというα700の好例(後補正なし)


ビーズグランプリ2008観戦記 おまけのモード編

さて、今日の昼過ぎ、北鎌倉まで行き、あるお寺の山門をくぐったものの、急に山籠りが中止になってしまった。

てなわけで、昨日の続きの、モード編を忘れないうちに書いておこう。


モードとファッションはおフランスでは同じことなんだけど、英語的な、流行 という意味よりは、おフランス的に理解しておいたほうが 意味ありげ ではあるね。


ビーズ・アクセサリーにおけるモード てな具合に考えると、どんなデザインが流行るか というような、売れまっせ!的なアプローチよりも、、ファッション感=身体性から世界感をどう作り上げるか? というアプローチのほうが、作品主義的には まとも ではある。


今の世の中には、さまざまなモードがあり、モードのタペストリーみたいな状態・・いわば、モードのポストモダン(ちっと古い表現ですが)になっとるわけだが、そのなかで、見事に自分でファッションのありかたをデッチあげる と、まあ、モードを感じさせるデザインだ というわけだ。


モードをそのままファッションとしてとらえると、今年のはやりのファッションに合わせればいいの? と勘違いされそうなので、オイラとしては、モードとは、ある文化におけるファッション・身体性をビジュアルかつ象徴的に表現したものと考えたい。 まあ、一緒の視覚言語なわけだ。


でもね、あまりそればベタだと、大変ダサイわけです。 たとえば、篤姫をイメージし、桜島の形にしました というのはダメですよね。 同時に、言葉で説明されないといけない というの論外だろうね。


モードがうまく表現されていれば、それを引き金に、いろんなイメージが引き出されてくるし、見てる人に多きなインパクトがあるもんだ。


オイラの大好きなおうfらんす車、よれよれの古い黒プジョー も、それのあり方自体、立派なモードだと思っているオイラだけど、いろんな意味で、モードはいろいろ味あわなくてはいけないのだ。 オイラは北鎌倉でザルそばをグルメしてまいりました。 ちゅるちゅる。






ビーズグランプリ観戦記2 グランプリ作品に求められるものは?

さて、昨日に続き、ビーズグランプリでのグランプリ作品の動向をなんだが・・・

審査は厳しくなってから? の傾向としては、グランプリにふさわしいと考えられるポイントは、高いレベルでの作品の独創性というか独自性と思えるんだ。もちろん、モードとしてのビーズアクセサリーとい点をしっかり押さえての話なんだけど。


つまり、表現があきらかに新しい という説得力のある作品であることは、グランプリの入賞条件の一つ なわけで、作品性を求める ということは、そういことであると思う。


そんな意味では、もう一つの団体のコスチューム・ジュエリー系の賞については、作品としては、どこが落とし所なんだろうね?ご存じの関係者の方は是非おしえてくださいね。気になるところではあります。


さてさて、話は戻って、作品性を高めるというのは、書くのは簡単だけど、実際問題、これが一番大変ではある。 誰かが教えてくれるわけでもないし、頼れるのは自分の力という世界。こうなると、どーやって実力を磨くかというのが問題で、きっと、一人で山籠り とか、大作家養成ギブス が出てくるんだが、これだけは、自分でなんとかしなきゃいけないね。


というわけで、土曜日は鎌倉の山に籠る?オイラであった。





ビーズグランプリ2008観戦記

ビーズグランプリ2008 入賞作品展

機会があって、日本アートアクセサリー協会主催のビーググランプリ2008の
入賞展に行ってきた。数年前にも一度見にいったのたが、それからの数年、ビー
スの研究も重ね? 今回は、かなり突っ込んだ鑑賞ができるようになった。
予習は大切なのである。思えば、グランプリ対象作品無 という年があったけど、
それから受賞作品に要求する作品のレベルが格段が高くなったように思える。
恐らく、単なるホビー的技術ではなく、アートアクセサりーとしてのオリジナリ
ティーと完成度を求めるようになったからで(と勝手に推測)、これは大変に評
価ができると思う。それと同時に、ビギナー部門が新設された事も頷ける。
オイラの大雑把な印象であるけど、上位入賞作品の多くは、モードとしての主張
と世界を明確にもっているというのが共通した特徴で、そのアクセサリーが、単
に美しいとか、凝っているとか、テクニカルに凄腕とかいう面ではなく、
それぞれの作者の提案するモードの世界が見え、それが評価されているという事
だと感じた。
作品第一主義?というハードボイルドビーダー(今作った新語ですが) に作家
の道が開ける場は貴重で大切?なわけだね。
単なるパーツの集合ではなく、作品が、それを引きがねにして、モードとファッ
ションの夢をめぐる世界を自然に展開できる力を備えているかが大切で、
ビーズジュエリーも、その作品がどれくらいのストーリーを語れるかというイメー
ジを備える時代になってきたわけだねー。
というわけで、予習としていくと、楽しいわけだが、展示コーナーの一番最後の
部屋がお勧め。歴代のグランプリ作品の経緯は興味がそそられた。
世界レベルでみると、北米系のビーズアートシーンではすさまじいほどのオカン
アート(主婦の手芸アートのギネス的大作は、別の意味で凄いインパクトがあっ
たりはする)、現代彫刻まがい系とか、おっそろしいほどの自然素材傾倒系(ア
ボリジニアートかみたいな)なのの多様性を秘めているが、まあ、そこまで応募
作品の幅が広がると、おもっと面白いんだろうけどね。

サーカス・カーニバルがお題のモチーフ展示は、そんな意味では、幅の広さをプレゼンスする

好企画だったですね。
おいらの、たった2名しかいない ぺた友の 富樫先生、静哉先生の作品を見れたのも、

これも名何かの縁で、じっくり観察いたしました。

富樫先生、やはりりヒロイックファンタジーDVDため込んで見ていた成果でしょうか?(爆
静哉先生本紹介コーナーを拝見できたのも、ラッキーでした。 繊細ですが、構成のがっしりした作品でした。

おいらの、意欲?を掻き立てられた1日。

デザイン A案、B案、C案の法則

おいらの書斎兼アトリエは、屋根裏と車庫なので、夏は暑く、冬は寒いという、全天候型環境で、12時

5r0分現在の屋根裏室温は、天井付近で33.8度、キーボード付近で32度である。 パソコンの冷却ファンは、回転しっぱなし・・・。


さて、連日、デザイン案を積める作業におわれてたけど、だいたい、案は3案は出さないといけない というか、3案で勝負するのが理想的なパターンだ。1案しか出ないのは、仕事人としては認められないのです。


1案の場合、まず、それなりのデザイン料を請求しにくい(爆

1案の場合、クライアントは、もっと別の良い案もあるんじゃないか? と疑心暗鬼になる。


で、複数案出して、選ぶわけだが、ここに、デザインディレクターのマジックが潜んでるわけだ。


A案は、従来路線の無難な案で現状改良路線。 B案のあて馬

B案 従来案から、ちょっと離れた新しい案だが、超革新冒険冒険はしない 。 これが本命

C案 かなり冒険的な新しい案で大胆 B案のあて馬


てわけで。


で、最初からB案が本命になるように、AとCを作るわけです。(爆

クライアントはわがままだから、斬新な案を出してほしい とか口では言うのだが、実際に斬新な案を出すと、ほぼ通らないのが実情で、とはいえ、従来の小改良では、寂しいということから、自然な流れで、そこそこのB案にお帰着する筋書きで、デザイナーとしてやりたいデザインを、うまくB案に押し込めておくわけです。


4案あると・・・クライアントは迷う ということで、A,B,Cの3案攻勢が理想的なわけだけど、

世の中、そう思いとおりには行ってくれなくて、


A案の前半分とC案の後半分をつないだ案にさせられた、すごい例もかなりあって、自動車のデザインでそんなのがあったりするところこは面白い・・デザイナーは撃沈で、自分で掘った落とし穴にはまるわけ。


最悪なのは、一案でいいから、最高のデザインをもってきてくれ というクライアントで、こういうセリフを言う顧客の仕事は、なるべく避けた方が良いのは当然だね。 


三案で決まらないときはどーするかて? それは、デザイナーの腕不足ってことですねん(爆




納期は厳守って ってことで必殺仕事人

巷、プロの条件 のような怪しい職業本があふれれているが、職業柄、「納期」からは絶対に逃れなれない運命にあったりする。


納期は絶対に守れ というのは、オイラのセンセにも、かなりl厳しくしつけられた思い出がある。 ある時間内にどれだけの能力が発揮できるか?という世界でもあるからだね。

 

オイラのデザインが遅れると、モックアップの制作が遅れ、とてつもない使用料のスタジオ料金が無駄になり、カメラマンがキャンセルくらい、モデルもキャンセル、スタイリストキャンセル、広告CM枠キャンセル と、キャンセルのドミノ倒しが生まれて、キャンセル料の支払いという問題以外に、それぞれの専門スタッフのスケジュル問題にまで発展するわけだ。 つうことで、相当の理由(ってなんだ? 天気とか地震?)ない限り、オンスケジュールで進めたいんだけど、実際、スケジュールの遅れは、クライアントの決定の遅れとか、オバカなスタッフのささいな遅れで発生することが多かったりする。


とはいっても、仕事人は、約束は守ろうね とか思うんだけど、


雑誌原稿の入稿だけは、サバ読んでないホントのスケジュールを知っていたほうが幸せというもんだが、まじめな編集者が、サバよまない、マジな納期で依頼してくることもあるので、はやり、多少のゆとりはもって、原稿は渡してあげたいと思いつつ、遅れるおいらであった。編集部の部屋で徹夜続きで床にころがってるスタッフみると、はやり、あまりギリなのは、非人道的だよなー とか思うのであった。


 ゴメンネ


デザイナー進路相談

なぜか、オイラは、デザイナー、フォトグラファー、ファインアーチスト志望の修業中な若者の相談が多い。

他人の人生いじるほど、達人なわけでもないし、パトロンになて上げる資金があるわけでもない。


おそらく、良質な、うま味成分たっぷりの、タンパク質と炭水化物レストランのご相伴にあづかれるから・・・

という理由に違いないとにらんでいるのだが。


さて、まー、アーチスト系に生きたい若者の場合、その手の才能があるのか? という基本的な問題のほかに、

早い話が、アーチストになりたい・・作家になりたい・・フォトグラファになりたい・・・建築家になりたい・・デザイナーになりたい・・という、だけの、格好よさ的職業感 ではやっていけない世界なんだ という問題があるんだね。


ルックスとトーク、社交術でデザイナーができる という世界もあるのかもしれないが、やはり、作品と才能あっての世界なので、基本的に、それができなきゃ、ダメなので、○○になりたい と思ってるよりも、手を動かせ、才能を伸ばせ という事でもある。

作品と才能 といのは、最低必要な要素であって、この上に、運 とか、パトロン とか、世渡り とか、トークの

スパイスが効いてくるわけだが、トークで世間に知れ渡っても、そういうのは、死後は評価されなくなるから、

現生だけで有名になるか、後世まで名を残したいか というのも重要なことだよね。


まあ、口じゃなくて、物をもっておいで と言いたくなるこの頃ではあります。






猫三昧恐るべし 猫フォトグラファーの実力

今日、猫三昧のDVDを寝転がって眺めていたら、

猫写真家 ジャンボ吉田氏の、江ノ島野良猫探訪 が収録されていた。


で、びっくした。


通常、野良ネコにレンズを向けると、かな警戒され、カメラに向かってガン飛ばすか、猫のくせに脱兎のごとく、

逃げ出すからだが、吉田の猫柄によるものか、初対面の野良ネコが逃げずに、なつきながら

撮影させてるんだ。


これは、すごいね。


おいらも、いただきものの高級猫餌をしのばせて、近寄るのだが、なかなか撮らせてくれない!


さて、ここから先が凄い。


ねころがってる野良猫に、つかと近寄り、手、足、首をもちあげて、ポーズを取らせるんだ。

で、野良猫は、ポーズをとったまま、たよーん としてる。


ああ、凄いな。 人間のモデルだって、こうは簡単にいかないよ。


猫写真 ジャンボ吉田氏の凄腕にリスペクト!


おいらは、元町ユニオン裏駐車場にいた子猫のノラを拉致しようと手を出したら、猫パンチくらいました。



neko