京都発、言いたい放題!~毎日更新~ -774ページ目

カネで買う平和は悪か・・・

5/3(祝) 普段はなかなか行かない犬の散歩を、休みの時ぐらいは、よく行く。私は、我が家では、タダ一人、早起きなので、朝がけっこう暇なのである。もし、何かを、お店に買い物に行くにしても、大概、10時の開店やからね・・・。朝起きるのが4時半ぐらいだから、5時間ぐらいは、暇なのである。他の家族を起こすと、ブーイングが来るので、気を遣って、一人でこっそり朝飯を食べた後、愛犬と散歩に出る。

 外へ出ると、同じような人は、周りにも結構いるもので、犬を散歩させているご老人によく会う。先日も、いつもの散歩コースである堀川通を御池まで歩いていると、二人の散歩している初老の男性に出会った。犬好きの人は、判るらしく、私の愛犬チェリーも、尻尾を振って、喜んでいる。朝の6時代に男の人2人が散歩しているというのは、100%ホテルに泊まっている人である。

 その男の人の一人が声を掛けてこられた。それが何と、英語やった・・・。てっきり日本人やと思っていた私は、少し面食らった感じがした。This kind is Golden Retriever? こんな感じやった。シュアーと答えて、そして、この初老のオッチャンをしげしげと見た。よくよく見ると、少し日本人の雰囲気とは違う。白系ロシア人とのハーフか、連れの男性を見ると韓国人にも見える。モンゴル系???真っ白のあごひげ。ハダの色は少し白く、やや赤みを帯びている。

 この二人は、堀川インというビジネスホテルに入っていった。ただ、これだけのことなんだけど、ええ歳した男性が二人仲良く、この辺なら、全日空ホテルも有るし、国際ホテルもある。大きいシティホテルやなく、安いビジネスホテルに入っていった・・・。ここからは、私の妄想なのだが、もしかしたら、この人たちは、北朝鮮から来た特殊工作員かも知れない。。。横田めぐみさんは、こうして、見知らぬ東洋人に誘拐され、工作船で北朝鮮に連れ去られた。。。怖かったやろうなぁ・・・。と、勝手に変な空想の世界に入ってしもた。。。

 そういえば、今、通ってきたばかりの堀川高校は、横田さきえさんの出た母校。何かの因縁やろうか・・・。米国の公聴会と、ブッシュ大統領との異例の会談。。。この人は、めぐみさんの救出という、本当の親しか出来ない運動を何十年も続けている。

 めぐみさんを日本に返さずに、北朝鮮国内にとどめておく。それには、何か大きな理由があるのではないか・・・。そんな意見が出てきている。一つは、めぐみさんが、日本向けの工作員など、金政権の中核人物になってしまっている。だから、遺骨まで捏造して、死んでしまったという下手な言い訳までしたのではないか。。。また、めぐみさんが、実は金正日のお妾さんになっていて、あまりにも知りすぎていて、返すに返せないのではないか。。。。とか、諸説紛々である。

 北朝鮮は、実は、かなり追いつめられていて、政権崩壊が近いのではないかという観測もある。しかし、金正日の死以外のタイミングで、政権交代が起こることは、今のところ、なかなか現実論として、考えられないのではないか。となると、切羽詰まった北朝鮮は、9月までの小泉政権のうちに、何か仕掛けてくる事も考えられる。

 逆に、待つと、次の首相が、安倍チャンやと、北への強硬論をバンバンぶつけてきそうや。今のうちに、小泉の3度目の訪朝をさせて、何とか国交回復とまでは無理でも、賠償のためのカネを出さる約束を取り付けたいところやろう。もし、福田になったら、やりやすい。今は、その様子見をしているところやろうね。。。

 脅せば、カネを出していた日本。それが小泉になってから、ガラッと変わった。日本は、ほんま、カネの使い方の下手な国で、これには、役人たちの、無駄遣いクセという問題が根底にある。今まで、日本は、安全保障まで、カネで買っていたという部分がある。これは、情けない事やけど、意外と悪い方法では無かった・・・。カネをばらまいている限り、文句を言うヤツはいないし、カネなんて、また稼げばええのである。こう、割り切れば、軍隊の整備をしたり、徴兵制もやらなくて良い。。。。あながち悪い方法であると言えない・・・。情けないけど。。。

今、世界は全人口の僅か1割の人が、全世界の7割以上の富を独占していると言われている。つまり、先進国以外の国々の貧困は、それこそ、相当なもので、後進国は、観光であったり、原材料や、石油資源の切り売りで、食いつないでいるとも言える。世界のほとんどの国は、貧しく何もない。人間、何が幸せなのかは判らんが、そこそこのお金と、平和なのが一番。そんな割り切り方も、日本の行く道なんやないやろうか。。。情けないかもしれんけど、カネだけ出して、もめ事が無くなり、平和になるのなら、それも一手という生き方も出来ないことはない・・・。

ホリエモンの懐具合

5/2(火) 暑い暑いと昨日までは言っていた。まるで夏やんか・・・。ところが、天気予報では、今日はまた20℃以下に逆戻りやと。変なの。。。こういうときは、風邪を引きやすいから注意しなくっちゃね。。。

 さて、保釈金3億円を支払って、拘置所から出てきたホリエモン。この保釈金の額は、いったい何で決められるのやろうか。。。普通のサラリーマンの人が保釈される時に払うのは200万円ぐらいなんやそうや・・・。容疑を否認している容疑者が保釈されるのも異例やけど、拘置所から出て来た人が家賃何百万の六本木ヒルズに帰るというも、何やら変な感じやね・・・。

 テレビで、ホリエモンのサイフの中身を「げすの勘ぐり」をしていたが、それによると、この人、スイスの銀行口座に、けっこうな額のお金を置いていたそうや。ところが、何故か、このお金は、堀江自身の名義やなくて、ライブドア名義やったんやそうや。。。アホやなぁ・・・。個人名義なら何とかなるけど、会社名義だったら、代表者がもう替わっているから、この金はぜんぜん使えないからね。。。ライブドア=堀江だったから、これが人手に渡る事なんて、想定外やったんやろうね。。。多分・・・。

 さて、ホリエモンと言えば、株式なんやけど、この人の持っているライブドア株は、何百億円あるのやけど、ご存知の通り、ライブドアは終値94円で、上場廃止になっている。拘置所に入っている間に、こんなことになったんやから、恐らく売り抜けなんて出来ひんかったはずや。。。だから、市場でこの株券を売る事もできない。まぁ、以前にこの人は、フジテレビ騒動の時に、自社株を100億ほど売っているから、この時のカネは残っているはずや。。。。

 ところが、この人、自家用ジェットなんか買ったり、宇宙旅行事業に何十億も払い込んだり、アホなことしとる。。。裁判所は、ホリエモンの懐具合を見越して、今回、3億円という保釈金を決定したのやろうから、意外とこの人、そんなにもう手持ちの現金は無いのやろうね。。。栄枯盛衰やね・・・。

 以前に離婚した妻の養育費も払い、保釈条件の一つである居住所の変更も出来なくて、日本一高い家賃も払わないとあかん。以前は月給1000万円だったホリエモンも、さすがにしばらくちょっと大人しくしてんと、仕方ないやろうね・・・。裁判の弁護士代もかかるしね。。。テレビでも出て小遣い稼ぎしたいところやろうけど、保釈中の身・・・。世間の常識が許さないやろう。。。潮が引くときは早い・・・・。まだ、若いから、また再チャレンジしたらええやんか。

そういえば、この人、獄中で韓国語の勉強はするは、本は500冊読破するは、さすが東大出や・・・。史記なども歴史物がお好きなんやそうや。こりゃ、中国か韓国で、まき直しでもする気かいなぁぁぁ・・・。それもええかもね。今、行けばチャンスあるかもしれないからね・・・。

みんなが反対する裁判員制度・・・

5/1(月) やっぱり、日本は変な国や・・・。国民の7割もの人が支持していない制度が、何で施行出来るんや。。。。。法務省のアホ役人たちが、勝手に作ったような「裁判員制度」が、今、問題になっている。

 そもそも、裁判というものは、人が人を裁くものである。人間に、優劣はあるのやろうけど、その人のやったことが、悪い事か、悪くない事かということは、誰かがちゃんと判断して、これをきちっと、社会規範にしなければ、世の中のルールというものが規定されない。立法府である国会が、そのための法律を作り、司法の府である裁判所がその法律に則り、実際の事例を判断する。今までは、このルールでやってきた。

 この裁判官が正しい判断をしているかどうかは、最高裁判所の裁判官を国民審査で信任するか不信任にするかという形で、国民がチェックするというポーズで、何とか体裁を取り繕ってきた訳である。ところが、この制度、全く形骸化していて、よっぽど、マスコミが極端なネガティブキャンペーンでもしない限り、最高裁裁判官が罷免されることがない。もし、ちょっと極端な指向の判決を下す裁判官がいても、降格させて、高裁、地裁、簡裁、家裁と、別の職場は、いくらでもある。だいいち、最高裁の裁判官だけの人気投票をやっても、何にも意味が無いやんか。。。

 だから、事実上、裁判官は、よっぽど極悪人でない限り、罷免されることがない。裁判というのは、1人の裁判官が検事側と被告側、双方の意見を聞いて、進めるものだが、たった1人の判断で、人の一生が左右されるような、大変難しい判断が求められる。いろいろ、裁判の記事を見ると、どうもこの判決おかしいのやないかと、疑問視するようなものも多い。でも、その偏った判断を示した裁判官をクビにするようなシステムは、事実上、無いというのが現状である。

 本来、裁判所の組織内部で、正しい判断が出来る優秀な人材を確保、育成するのが理想なのだが、法務省は、驚くべき手法を採った。裁判員制度である。アメリカ映画を見ると、陪審員という人たちが、多数決で判決をするというのを、よく見る。これを真似たのが、日本の裁判員制度なのだが、これが、とんでもない現実離れした制度なのである。

 プロの裁判官は、その案件に関して、裁判までいろいろなことを調べあげる。出来るだけ正しい判断をするべく、証拠の裏付けをしたり、の調査をする。ところが、この制度、普通の主婦や、サラリーマンを、その時だけ裁判所に来てもらって、そこで判断をしてもらおうと言うのである。どうして、その人たちを選ぶのかというと、アトランダム・任意に選ぶというのである。

 例えば、私が窃盗罪で捕まったとしよう。無罪を主張するけど、裁判員がヤンキーの兄ちゃんで、その兄ちゃんがこいつは有罪やと、他の裁判員をそそのかした。そのおかげで、有罪にされる。。。こんなことも考えられるのである。。。

 逆に、私が裁判員やったとしよう・・・。暴力団組員が、対抗する組の組長をピストルで殺した裁判を担当して、私らが無期懲役を決めたとしよう。。。逆恨みした組員が、会社や家にやってきて、お礼参りにやってくる・・・。こんなことも無いわけではないのである。。。

 また、裁判員なんかに指名されたりしたら、会社はその人を休ませなくてはならないし、それやのに、その人の給料もちゃんと払わなければならないのやと・・・。これがおかしい。大企業の社員さんやったら、1人ぐらい取られても、他の人がカバーして何とかなるのやろうけど、中小企業で、トラックの運転手が一人裁判員に取られたら、もう一人雇い直さなければいけない。お役後免になっても、帰り場所の仕事はもうない。つまり、事実上クビにせんとあかん事になるのである。

 こんな現実を、何にも判ってない高級役人の感覚で作った法律。。。これが裁判員制度やろう・・・。この制度、私は、裁判官という職に携わる人たちの、職場放棄やとさえ、思うのである。裁判の数が増える割に、裁判官はなかなか増えない。大変な割には、稼ぎが少ない。人に恨まれることもある。同じ法曹関係なら、弁護士の方がもうかる。。。。こんな現実がないだろうか。。。

事実、私が見たことのある現実の裁判の中で、いったい何をやっているのかと言えば、意外にも、次回の開廷日程を決めるのに、弁護士、裁判官、検事の3人のスケジュール調整に、かなりの時間を使ってやっているのである。やっと決まった日程が1ヶ月後。。。これが裁判が長くかかりすぎる元凶である。裁判は正味10分なのに、次回開廷日時決定に5分。。。なんやこれ。。。

司法試験は、最難関の国家試験のひとつである。司法試験を受験する人たちの総数と質をいかに高めて、いかに優秀な多くの法曹関係者を確保するのかが問題である。いくら、この人たちが、なかなか集まらないからといって、いきなり、ど素人に任せてまえ・・・というのは、あまりにも安直で、あまりにもひどいアイディアなのではないか。まだ、日本には、そこまでの法意識が、土壌として形成されてない・・・。時期早少・・・。その感は否めないわぁ。。。まだ日本には早すぎると思うけどなぁ・・・。

カラダ年齢・・・

4/30(日) 昨日からゴールデンウィークに突入!世の中は連休景気で賑わっている事やろうね。さて、休みだから、何かをやると言っても、なかなか何も出来ないものである。買い物なんかは、するが、今度のゴルフに備えて、打ちっ放しでも行こかいなぁ・・・。そんなぐらいしか予定が無いのも寂しいものである。ここは、ちょっとどこかへお出かけの予定でも組まないとあかん。。。

 さて、自慢やないが、私は少々、いやボチボチ、まあまあ、けっこう、太っている。でも、いくら、人から、デブや、と言われても、なかなか痩せようと思ったことが少ない。なぜなら、私は、生まれたときから「固太り」だからである。つまり生まれながら太い体型なのである。。。骨も太いし、筋肉も意外とドーンとある。でも自分への言い訳で、身体が太い割には体内脂肪とか、皮下脂肪の率は、普通の人よりは高いが、意外と脂肪太りではない。そう、思いこんでいたフシがある。。。

私の小さい時からのあだ名が「クリブー」なので、今でも小中学校時代の同級生に会うとこのあだ名が出てくる。そんな私でも、高校時代は、バレー部でクラブをやっていたのと、背が遅ればせながら、人並みに伸びたので、さすがに、このあだ名は返上となったが、社会人になって、楽をして、運動不足になると、もともとの体質が出てきて、どうしても太ってしまう。

 最近では、極めつけだったのが、数年前の心筋梗塞の発作の時、である。その当時、私はチェリーという煙草を1日に2箱以上吸っていたし、食事は1日に4食になることもあった。それでも、食事量が煙草で抑えられていたのか、体重は82㎏ぐらいやった。もちろん、これでも太りすぎなのだが、私の場合、あんまり急激に太ったり痩せたりすることはなく、毎年安定して少しづつ体重が増えてきたという感じだった。

 心筋梗塞の発作が起こって、救急車にのせられ、入院して、心臓のカテーテル手術を受けたのを契機に、煙草は一切止めた。止めたのはええのだが、退院してから、口が寂しいのか、何と96㎏まで一気に体重が増えてしまったのである・・・。身長173センチの私からしたら、理想体重は68㎏前後・・・。でも82㎏から、さすがに13㎏以上も体重が増えたら、ほんと、これは、しんどい・・・・。よく、息苦しい時もあるし、階段の上り下りも、はぁはぁ言っていた。。。やっと、煙草の無い生活に慣れて、食事量も安定してきた時、体重は88㎏にまで減っていた。

 ところが、ここからがなかなか下がらないのである。心臓病があると、水分はたくさん採らなくてはならない。ところが、水でも太る体質の人には、せっかく汗をかいても、すぐ体重が戻ってしまう。バレーボールの試合なんてあったら、2㎏は体重が減るのだが、お茶やらスポーツ飲料で次の日には、しっかり体重が戻っておる。

 私ぐらい体重のある人からしたら、2~3㎏というのは、いわば誤差の範囲である。1㎏やそこら、減ったからと言って、いちいち一喜一憂してられない。これは、あかんと、生まれて初めて、「痩せよう」と思った。別に理由などはない。車から降りる時、ベッドから起きあがる時、どうしても「よっこいしょ」となるし、バレーをしていても、歳というのもあるが、少し緩慢になる時がある。いっぺん、痩せてみたろうか・・・。こんなところである。

 それと、最近になって、体脂肪計という体重計と、体脂肪率なんかを計れる機械を買ってみた。オムロンの出しているカラダスキャンという商品である。この機械に身長やら、年齢などのデータを入力して、ヘルスメーターのようにのり、手で持つ握りバーを水平に手を伸ばして持ち、顔の正面にインジケーターがくる。しばらく計測時間まで待つと、カラダ年齢が表示される。ガ~ン。何と61歳・・・。私はまだ49歳やのに。。。12歳も年寄りの表示が・・・。こりゃ、ちいとは、痩せんとあかんかなぁ。。。。こんなきっかけで、ダイエットを始めてみた。

 さて、普通、ダイエットとなると、どうしても極端な事を考えがちである。食事を半分にするとか、慣れないハードなスポーツをやるとか。。。来年50の私には、こんなのは難しい。。。どんどん体重が減れば、そりゃ楽しいやろうけど、そんなに簡単な事やない・・・。

 

 私の場合、消費するカロリーより供給されるカロリーの方が多い、カロリー過剰型であることは、自分の事やから、充分に判っているつもりである。自分の食生活を反省すると、食事の時間が来ると、お腹が減っている、減っていないに関わらず、義務的に食事をしていたことがあった。だから、お腹が減った~と、思う事があんまりない。胃の中に常に何かが残っている感覚が続いていたのやないかと思うのである。おまけに、食べる量が、多い。胃がそのことに慣れていて、胃が大きくなっている。だから私の体型を横から見ると、みぞおちの部分がポコッと出ている。

 俗に言う、胃が出ている体型なのである。これを改善するには、食べる量を減らして、胃を小さくする努力が必要になってくる。私の食生活で他の人と違うのは朝食である。朝から大盛りのカレーとか、牛丼、ラーメンなんていうのが多かったが、これをご飯一膳だけに変えてみた。たった4日目だが、昼食前にかなり、空腹感を感じるようになった。

 

 私の朝は早い。4時半には起きて5時か5時半遅くとも6時までには朝食が終わっている。次に胃の中に食物が入るのが12時だから、6時間以上空いている。そりゃ、消化されるわなぁ・・・。食べる量を減らすと、ストレスになり、やけ喰いになりやすい。これがリバウンドの主因になる。だから、そのストレスと上手に付き合いながら、たまにはストレス解消しながら、少しづづ痩せるのが良い。判っていてもこれがなかなか難しい・・・。

一番良い薬になるのは、煙草をスパッと止めた時のように、危機感を持つ事なのかもね・・・。オムロンのカラダスキャンで、まともな自分の年齢に戻るまで、しばらく、ダイエットを続けてみようと思う。。。

ウィンウィンの関係

4/29(祝) 韓国は、どうも日本の竹島付近の海底調査の件で、日本に一本取られた!と、思っていて、これが悔しくてたまらないのか、対日問題の特別チームを立ち上げたようである。そういえば、今回の日本の仕掛けは、何か少し、日本らしくない周到なところがあった・・・。韓国がドイツの海底呼称命名会議に、韓国名で働きかけをするというのが、ホンマか嘘かは知らないが、この国は日本海を東海にしたくて、したくて、世界中の地図の版元に、抗議文を送りつけて顰蹙を買っている。ほんま、ひつこい国なのである。

 竹島付近の海底にある対馬海盆という海底の台地の名前が、例によって、日本の植民地政策の時に勝手に日本が付けた名前であると、またまた言いがかりを付けてきた。そんなん、どうでもええのとちがうのか・・・と私は思うのだが、この国は、何かにつけて、日本の事が気になって仕方がないらしい・・・。他にやること無いのかねぇ・・・。

 

 韓国の人からしたら、日本が日露戦争の時に、朝鮮半島に出て、ロシアと戦った際、朝鮮を併合して、日本の領土にされた過去が、いつまでも一までも、悔しくて悔しくて、たまらないのだろう・・・。日本が朝鮮半島に進出したとき、朝鮮人は一切の抵抗らしい抵抗していない。つまり当時の朝鮮は、あまりにも弱すぎて勝負にもならなかったし、戦争にもならなかったのである。日本の侵略戦争と、韓国はよく言うが、この時、日本は朝鮮とは全く戦争らしい戦争はしていない。日本の関東軍は、ロシアと戦争していたのである。朝鮮の人は徴用され、給料を貰って、日本兵として、この手伝いをしていたのである。

この時、日本は、満州鉄道を建設したり、文字も書けない人が98%だった朝鮮の人に教育をして、あばらや住まいで、衛生観念も低かった朝鮮半島の人たちの生活を画期的に改善させて、日本なみの生活に近い状況にした・・・・でも、そういくら言っても、それは余計なこと。そんなことしてくれなくても、韓国は自前で立派な国になっていたはずや・・・。と言って聞かない国である。。。

しかし、今回の日韓交渉では、日本は「ウインウイン」、つまり両方とも勝ちの答えを持って、韓国に乗り込んでいる。韓国の国内的には、日本のいまいましい海底調査船を韓国が主張するEEZ線の中に入らせる事を阻止できたことで、「勝ち」。日本からしたら、韓国のドイツでの提案に釘をさせたことで「勝ち」。これを仕掛けたヤツは、賢いね。。。誰やろう・・・・。

平和惚けの日本では、昔の諜報活動なんていうのは、戦後はタブー視されてきた。しかし、諜報戦というのは、兵隊の命も犠牲にさせなくてよいし、カネもあんまりかからない。という兵法の一種なのである。戦争を永久放棄した日本にとったら、平和を維持するためと、戦わずして勝つ方法というのは、研究し過ぎて、し過ぎることはないほど大事である。

日本のように資源が無く、他の国と喧嘩をしたら生きて行けない国、食料のほとんどを外国に頼っている国からしたら、相手にしまったと思わせないで、どうしたら「ウインウイン」の関係を築けるかということは、かなり大切な国の仕事になる。これ、これからの日本の大きな課題やろうね・・・。

姉歯は100叩きの刑でどや!

4/28(金) 耐震強度偽装関連でやっと、逮捕者が出た。何で、今まで何も出来なかったのか・・・。ちょっと遅すぎひんか。。。。まして、今回の逮捕は、いわば別件逮捕や。。。。有名になった姉歯という、変わった名前の建築士。彼がこの疑惑の中心にいることは、どうやら間違いない。世間は、木村建設の東京支店長やらに、強要されて耐震強度を偽装したと言っているが、全部そうやったとは、言いにくいと思う。

 姉歯は98もの物件について、耐震強度の偽装をしたとしているが、木村建設の仕事ばかりやない。ホンマに言われたからした・・・それだけやろうか・・・かなり疑問である。。。彼が一級建築士事務所を開設して、独立したのは、バブルの崩壊直後である。恐らく、この時期の建築業界といったら、どんどん会社が潰れるような経済状況やったやろう。その中で、建築会社から、材料費が出来るだけ安くなるように設計する経済設計を強く、依頼された。これは、いわば当然の事やろう。

 鉄筋の使う数というのは、建築基準法で厳格に規定されているから、これを減らすことは通常、簡単には出来ない。だから建物のデザインや設計で、いかに鉄筋が少なくて済むように設計するのは、多分、設計士の腕一つにかかっていたはずや。。。うまい設計士さんに頼んだら、材料費が安くすむ建物が出来る。建設会社がそんな設計事務所を重宝して、仕事を優先的に回したというのも、当然と言えば、当然やろう。。。

 ここで問題になるのは、建物の強度をどこまで落としてええか。法律に触れずにどこまで安くあげられるかと、普通なら、こう考えるはずのものやのに、この順序が逆になり、「法律を破ってまで安い建物を設計する」というパンドラの箱を開けてしまった事やろう。。。これだけは、やったらあかんこと・・・なのに、仕事が欲しい。カネがほしいために、設計士のプライドと良心を売り渡してしまった。。。そんなとこやろう・・・。

 役所でチェックされたら、やり直せば良い・・・。ぐらいの軽い気持ちで確認申請を提出したら、あっさりこれが通ってしもた・・・。なんや、コイツら、ぜんぜんチェックしてへんにゃ・・・楽勝やんか。。。。それなら、いっそ、これを売り物にしてまえ。姉歯は多分、こう思ったのやろう。。。そして、世の中不況や不況や、言われていたのに、姉歯のところには、仕事がどんどん来た。そうなったら、今更止められない。。。姉歯にも良心のかけらは少しはあったやろうから、ひょっとしたら、誰かが見つけてくれ。指摘されたらインチキが止められる。。。そんな気持ちもあったかも知れん。。。でも、ぜんぜん見つからなかった。。。そして、強度不足の建物の書類偽装をついつい続けてしまった。。。。悪い事とは知りながら・・・。

 建設会社やマンションの販売会社、ビジネスホテルの会社などは、安い予算で、良い建物を建ててくれることが全てである。違法性は無い、と信じていたと、言われれば、逃げおうせる・・・。ちょっとヤバイかなぁ。。。ぐらいの感覚はあっても、自分が住む家じゃあるまいし、建築費の一番安いところに頼むのが常識である。まして、流行の総研なるところは、安いのに、そこそこちゃんとした建物が出来る工法というのを売り物にしとる。。。建築確認という国の制度をパスしていたのなら、問題が無いやろう・・・と思うのが本当のところやろう。。。

 ヒューザーのオッサンは、全てを無くしたが、耐震偽装発覚後の物件を何とか売り逃げしようとしていた点では、逃げられないやろう。そりゃ、こんなババ抜きのババみたいな物件を何とか人に押しつけてしまいたいという気持ちは分かる。ただ、ここまで事件が大きく発覚しているのに、それをやるという感覚が異常や。。。

 ババ抜きのババをつかんだのは、「広いのに安い」という売り文句に騙されて、ヒューザーなどのマンションを買ってしまった人たちや。。。人間、一生のうちに2つも家を買うなんて、なかなか出来るもんやない。今の強度不足のマンションのローンを払いながら、その取り壊し代、再建築費まで負担して立て直すそんなことが出来る人は少ないやろう・・・・。ほんま、可哀想やと思う。思うのだが、これがババ抜きのルールでもある。個人資産である住宅に、国の税金を入れて助けてあげることは出来ひん。こんなことしてたら、国はいくらお金があっても足りないからね・・・。

 イーホームズなどの建築確認機関の落ち度を指摘する人も多い。この人が見抜けなかったのが悪い。そう言われりゃ、そうや。ちゃんと見ていたら防げたかも知れない。。。ここで、日本の法律の壁がある。日本の法律は、もともと、人は悪いことをしないものである。ということを前提に作られている。耐震強度を偽装するなんて悪いことをする人はいない・・・。という事を前提に審査をしていたとしたら、国家資格である一級建築士さんが自らの責任において、強度計算をしたのであるから、それを信じるしかない。それがおかしいと言う事は、波風を立ててしまうことになる。。。これを嫌うという日本の風土もある。こんなことが今回の事件の背景にあると思うのである。。。

今回、関係者がやったことは、実際は耐震強度が不足していたのに、ちゃんとした建物ですよと言って売った、詐欺罪である。でも、もし、大きな地震が起きて耐震強度の足りないマンションやホテルが倒壊して中にいた人に、大きな被害が出たとしたらどうだろう。危ない建物を建てたり、設計したり、売ったりした人には、もっと重い殺人未遂罪が適用されてもおかしくないやろう。法律というのは、罪が重いから、それが嫌だから、その犯罪をしないだろう。。。という建前がある。

一度、万引きをしたら、100万円の罰金を課すという厳罰主義にしようという動きがある。これは、100円200円のものを万引きして、100万円も罰金を取られたら割に合わない。。。と、犯人に思わせる事でその法律を守らせるという抑止効果がある。それでは、今回、耐震偽装した姉歯には、どんな罪が相応しいやろう。偽装されたマンションのオーナーさんたちが、怨みを込めて、ののしりながら、一人づつ、パンツ一丁の姉歯の尻を叩く。姉歯は一人づつに「もうしません、許して下さい」と言う。。。これを延々テレビで中継する。こんな恥ずかしい事はないから、もうこんなこと二度とやらん。。。と、いうことになる。

こんな罰は、どうかね・・・。これが抑止力があるかどうかは判らんが、かなり効くで・・・。

心の中の狂気

4/27(木) とても、そんな恐ろしい事件を起こすような人には見えなかった・・・。とても、温厚な性格の人だった。。。ヤクザ映画に出てくるような、いかにもワルなヤツが殺人事件を起こすのなら、世間は納得するのだろうが、どこにでもいるような、大人しい高校生が、残忍な殺人事件を起こす。。。いつも、ニュースの度に、繰り返して報道されるパターンである。

 人間なんて、そんなに単純でもないし、みんながみんな、聖人君主やない。意外と弱っちくて、ちょっとしたことで、心がバラバラになることもある。そんな生き物なのである。

 和歌山県の高野山町で、70歳の写真屋のおじいちゃんが、メチォメチャに殴られて殺されていた事件で、犯人の高校生が大阪府にいた時の塾の講師に付き添われて自首してきた。この子にとって、この塾の先生だけが心の中で唯一の「味方」やったんやろうね。。。この子は、この春転校したばかりの、和歌山県のこの高校で授業中に携帯音楽プレーヤーで音楽を聴いていたのを先生に注意されて、むしゃくしゃして、人殺しをしたそうや・・・。

 評論家のオッチャン方は「八つ当たり殺人」なんて好き勝手な名前を付けているが、もっと根が深いところに原因があると私は思っている。。。。犯人の男子生徒は、大阪府の高校に通っていたが、この春から全寮制の高野山町の高校に転校したばかりやった。転校の理由は「自立したかった」なんやそうや。。。。

 でも、この子はやっぱり何か、心の中に闇を持っていたのやと思う。高野山の高校では、将来福祉関係の仕事に就きたいということなのだが、介護関係の仕事は、今でこそ注目を浴びてはいるが、現実は大変な肉体労働だし、勤務時間も長くつらい仕事である。収入的にも、そんなに高くはないし、若いうちしか出来ない仕事のひとつである。これを目指そうというのは、立派だし、何も文句を言う立場やないのやが、なぜ、この子がこれを目指すようになったのか・・・。こっちの方が大問題なのである。

 今の高校は、やっぱり受験戦争のまっただ中や。勉強を頑張らないヤツは、自分の将来を若いうちから、早く決めろ、早く決めろ、と言われて、本当に決めきれるものなのか。。。自分に何が向いていて、何がやりたいのかなんて、まだ15、6歳ぐらいの時から、決めなければならないなんて、無理やと私は思うわけである。ところが今の先生は、早くから自分の目標を設定させて、それに向けて進路指導という名の、決めつけをする。

 この少年が自ら転校した、というのは、よっぽどの理由があったんやと思う。何か、問題を起こしたとか、精神的に参ってたとか、友達とトラブルがあったとか・・・・。まして、高野山にある高校やろう・・・。ここは、精神修行の山やんか。。。まして、この高校、全寮制やろう。。。普通、自ら進んで全寮制の学校なんて入りたいと思うか????何か無いと、こんなとこ行かないやろう。。。

学校側の会見も気になる。「学校行事にも、積極的に参加してくれていた。。。」おいおい・・・、生徒が学校行事に、参加するのは当たり前ちゃうんかい。学校が「くれていた・・・」こんなに下でに出るのは、この高校が普通の学校ではないことを暗示しとる。言っちゃ悪いが、不登校とか、落ちこぼれの学校やなかったんか、ここ。。。学校側からしたら、自分の所の生徒が町で問題を起こした。。。管理責任を問われるのが恐ろしい・・・。だから、余計に普通の生徒を演出しよる。。。

 さて、この高校に転校してきた生徒は、心機一転、空手部に入ろうとして、今回犯行現場になった写真屋さんに10日前に来ている。入部届に貼る写真を撮って貰ったようである。この時、ここのご主人さんと何があったのか。。。これは、判らん。でも、ひょっとしたら、「もう少し、髪の毛を少し短くしたら・・」ぐらい言われたのかも知れん。。。

 こんな小さな事で、少年は「ムカッ」ときてしまうぐらいこの少年の心は微妙に、そしてガラスのように繊細で、触るだけで割れてしまうぐらいになっていた・・・。そんな風に考えられないか・・・。先生に注意されて「逆ギレ」するほどの勇気は無い。あの写真屋のオジイなら、絶対勝てる。。。そんなところやなかったんやろうか。。。そして、ちょっしたキッカケでこのおじいさんを殴り続けた。殴ればスカッとする。でも、この少年は人を殴った事など、生まれてこの方無かった。つまり、加減を知らなかった。殴ればスカッとする。これが快感になっていた。

 そして、あまりにも殴りすぎて、気が付いたら死んでいた。。。。

世間は、ムカムカして、誰でも良かった。八つ当たりした。と、言う向きが多いが、やっぱり、この事件にも背景はある。心の闇は、他の人にはなかなか判らないものである。。。。。

もう、普通の人は、何に気を付ければ良いのか、全く判らない時代や。。。今の教育制度の中で、「心の教育」というものが、全然出来てない。その責任を親と教師がなすりつけ合いしている・・・。そんな事が、端的に出てきたような今回の事件やね・・・。

神社の縄張り-下京区の場合-

4/26(水) さてさて、若葉の美しい季節になってきた。気候というのは、不思議なもので、多少不順になっても、きっちり平年値に戻ってきよる。曇りや雨の日が続いていたかと思えば、この前の日曜日などは、初夏を思わせるような日差し。またまた、季節は一つ進んだようやね・・・。

 この時期になると、比較的、天気も安定してきて、寒くもなく暑くもなく、過ごしやすい気候になってくるものである。この良い時期を迎えて、うまくしたもので、日本にはゴールデンウィークという長いお休みがある。昔から日本で、長いお休みと言えば、お盆と年末年始やった。地方から都会に出てきた人たちが、里帰りするこれらの時期と違って、4月末から5月初めの黄金週間は、行楽のイメージがあり、全国各地にある観光地では、この日に合わせて、イベントを組んだり、祭りをやったりして、行楽客の誘致合戦を行う。

 京都も例外ではなく、年間4500万人もの観光客の訪れる京都市でも、長い冬、そして桜の季節が終わって、やっと本格的な活気が戻ってくるのも、この時期である。年間5000万人の集客を目指す。京都市も鼻息が荒い・・・。ゴールデンウィーク中に京都では、4/29に「曲水の苑」というのが、私の会社近くにある伏見区の城南宮さんである。平安貴族の扮装をした歌人が、俳句を詠んで、これを川面に流す。優雅な都人の遊びは、いつも全国ネットのニュースで流れる定番である。

 他にも京都では、5/3に下鴨神社で流鏑馬神事があったり、各寺社では祭礼や狂言など様々なイベントが行われて、どこも人で賑わう。上賀茂神社・千本えんま堂・神泉苑・藤森神社・今宮神社などほんと、京都には寺も多いが神社も多い。面白いことに、こうした神社には各々、「縄張り」があるのを、皆さんはご存じだろうか。

 たくさんの神社がある京都では、氏子という神社の運営を支える町衆たちがいて、その氏子たちの寄進によって、いろいろな祭礼がなされる。私の住む下京では、ちょうどこの境界線が入り組んでいて、下京区の東寄りで、概ね堀川通より東が「祇園さん」と呼ばれる八坂神社のテリトリー。同じ下京でも松原通より南側は、「お稲荷さん」と呼ばれる「伏見稲荷大社」の縄張りになる。また、下京の概ね堀川通以西になると、お酒の神様で有名な「松尾さん」・松尾大社の地域になるからややこしい・・・・。

 この線引きは、大昔からなのだが、明治以降出来た、時代祭で有名な平安神宮というのがあって、これは、京都市全部がテリトリーやと、言い出したから、大変や・・・。

もともと、京都の人は、一党一派に偏らないというのを、モットーにしてきた。なぜなら、時の権力者がコロコロ変わってきた京都で、1つのところと懇意にするのは、共倒れになることを意味したから、リスクヘッジする意味で、薄く広くお付き合いをするという、自然発生的な防衛本能が身に付いていたのである。こうしないと、長く都に住み続けられない。つまり、都を追われる「都落ち」になったからなのである。都人の生活の知恵。これが薄く広くのお付き合いになっていったんやろうね・・・。

そのかわり、このお付き合いは、大変や。京都の人は、お稲荷さんに初詣するは、初えびすにはゑびす神社、成人の日は三十三間堂で通し矢、初弘法では東寺にお参り。節分には壬生さんで狂言を見て、桃の節句は北野の天神さん、醍醐の花見、と休む暇がないほど行事がある。葵まつりに祇園祭、時代祭。あぁ、数え切れない・・・。

 ホンマ、こんなのが、年がら年中ある。まさに、京都は、街中がイベント会場のような街である。誰かが京都は劇場型都市やと言った。人に見せるタイプの観光が多いからなのだろうが、住んでいる者からしたら、実は、参加型のまつりなんやけどね・・・・。他の町のまつりは、確かに神輿であったり、面白い風習であったり、愉しさを前面に押し出したものが多いのだが、京都のまつりやイベントは、意外と、見ていて「楽しい」と思うようなものは少ないかも知れない。

 それは、何故か。動きが無いのである。その代わり、本物の、逸品を見せて、見ている人を魅了するタイプのものが多い。京都しか出来ないオンリーワンがそこにはある。だから、どこにも真似が出来ない。それが京都のええとこやろうね・・・。さて、今度の休みあたり、ぶらっとどこかへ出かけて見ましょうか?

負けるが勝ちってこともある・・・

4/25(火) 千葉県で日曜日に行われた衆議院議員の補選は、タイミング的にも民主小沢が誕生した直後ということもあった、僅差ながら民主党候補の女性が当選した。この方は26歳と、今まで最年少国会議員だったタイゾー君よりも、まだ若かったそうである。この女性候補は、元キャバ嬢やとか、いろいろ言われていたけれど、これからの日本の政治動向を占う選挙として、多くの有名政治家が応援に千葉入りした。

 土下座のハマコー、ようやるわ。。。「最初はグー」とじゃんけん作戦。何の事やら判らんが、民主党の候補のいつもやるポーズがVサインやから、それに勝つには、じゃんけんのグーやと・・・。何や子供だましみたいやね。。。そんなんしてるし、負けるんや・・・。人気の高い小泉自民党、次もまた安倍ちゃん。。人気者が続くけど、ちょっと待てや・・・千葉の人は、強すぎる自民党に、少し危なさを感じて投票した・・・・そんなところやろうね。。。

 私は、もうひとつ、疑っていることがある。それは、竹島付近への調査船の派遣のことや・・・。どうも、タイミングが、唐突な感じが拭えへん・・・。日本の国への危機感を煽ったら、流れがこっちに来るのと読んだ、自民党幹部のセコイ猿芝居やなかったかって、疑っているのである。ところがところが、韓国が異常にきつく反応しすぎて、逆効果になってしもた・・・。下手にもめ事になったら、えらいこっちゃと、韓国が予定もしてないドイツの海底の地名命名会議なんていう、マイナーな情報を流して、言い訳した・・・。そんな風に取れなくもない。。。

 日本は失うものが無かったと、多くのマスコミは言っているが、とんでもない。日本は韓国に、命名会議に提案するぞという、脅しのカードを教えてやったという、大失態を演じたとも、言えるわけやないやろうか。。。。オマケに国内的には、谷内事務次官が2日かがりで、交渉をまとめたということになっているが、向こうは、何にも譲歩しているわけではない。日本の政府の自作自演臭い臭いがプンプンする。。。。古い手使いおって・・・・。

 どうも、安倍ちゃん近辺のやることは、ひとつ間違えたら戦争になるような、危ない事を平気でやるから怖い。。。安倍ちゃんが次の総理大臣になることへの黄色信号が少し点りかかった・・・。そんな気もする。。。。日本は、確かに今まで「事なかれ主義」の外交を続けてきた。言いたい事があっても、ぐっと我慢して、ODAや経済協力などの名目で、相手の口を封じた。

 このことが、日本を「文句を言えばカネを出す国」にしてしまったことは否めないやろう。。。でも、逆に言えば、カネがあったから、他の国が一切、文句を言わなかったということも言える・・・。これが60年も、平和に日本が保てた秘訣かも知れない・・・という見方も出来る。これは、確かに、潔くないし、後ろめたい事かも知れん・・・。でも、結果的に平和な日本を守ってきて、そのおかげで奇跡的な経済成長も続けられた。これを私は、日本の「負けるが勝ち政策」と名付けたいね。

 国と国との勝ち負けは、戦争でどちらかの政権を倒すことによって決着を見る。けっして、敵の国の国民全員を殲滅することではないし、そんなことが出来るはずもない。勝った勝ったと、言いたいがための戦争に、いったい何の意味があるのか・・・。日本は戦勝国になったり、敗戦国になったり、せんど、戦争をやってきて、戦争の虚しさ、意味のなさ、平和の有り難さ、を知っている大人の国になったはずである。だから、経済戦争という、血の流れない別の戦争で勝とうと一生懸命やってきた・・・・。これでずっと勝ち続けてきた。それでええのではないか・・・。

今の韓国を見ていると、日本の昭和10年代、そのままや。国威高揚が、国家の仕事。メンツが生きてゆくための最大の意味のあること・・・。いつか日本の来た道ではないか・・・。日本も同じ土俵に上がったらあかん。負けておいたらええやんか。何を言われても。。。威勢のええ、ヤツの尻馬に乗ったら、ろくなことはない。そんなもんや。。。

日本はアメリカの金づるや。。。

4/24(月) 日本には終戦後、ずっと米軍が駐屯している。終戦当初は、占領軍GHQとして、文字通り、日本を占領するために駐屯していたのだが、それがいつの間にか、米国の戦略のための駐屯に変わり、またまたいつの間にか、日本を防衛してもらうための駐屯に変わっていった。。。

 日本は米国の核の傘の下で、平和を享受し、経済を発展させてきた。これは、紛れもない事実やろう。日本はこの間、自衛隊を結成して、防衛力は自前で持てるほどになっている。世界の警察としての米国の戦略は、9.11の同時テロ以来、おせっかいな米国への風当たりも強く、ただ1つの軍事大国として、君臨してきた。。。情勢が変わってきた事もあり、米軍はフィリピンで完全撤退し、韓国でも縮小、でも在日米軍は、居座り続けてきた。

 その間、日本は、一見、理不尽とも取れる変な要求にも応じてきた。在日米軍の駐留経費を、毎年毎年、税金で払い続けてきたのである。部軍基地を無償で提供するのはもちろん、基地内で働く人の人件費や、食費、光熱費、水道代、なんでここまで払うねんというところまで、支払ってきた。つまり、日本は、日本の言うことは、ぜんぜん聞かないのに、いっちょまえにカネだけは取るような「米軍」という使用人を雇っていたことになる・・・。

 米軍は、当たり前のことやけど、本国の意志で動く。いくらお金を出していても、日本の要請で、動く事はまずないし、何かあっても、日本を守ってくれる保証なんて、ぜんぜん無いに等しい。。。それなのに、何十年も居座り続けてきた。何でや。それは、日本がアホで、お人好しやからや。。。どこの世界に他の国の軍隊を自国内に住まわせて、その一切合切を面倒みている国があるんや。。。

 そして、今度、この国がグアムに自国の軍を引き上げるという。そしたら、今度、この引越代まで出せと言い出した。ただし、この引越代も普通やない。物理的な運送費用なんかと思ったら、グアムにつくる新基地の建設代金を出せと、言っているのである。そんなアホな話しがあるか。。。日本からしたら、自分らを守ってもらっていた軍隊がいなくなるんや。いなくなるモンに、何でカネ出して、出ていってもらわなあかんねん。筋が通らんわ・・・。

 まして、グアムに新基地を作るのは、当然、アメリカの資産や。これに日本の国民の税金を使ったら、いったい、どうなる。日本が所有権を持つなら良いのだが、当然これは、アメリカ国のものやろう。それにアホな日本ならお金を出すやろうと思われたんやろうか・・・。あまりにも、なめられ過ぎやんか・・・。

 もともと、米軍が沖縄から引っ越すというのは、こちらが要望したからではない。向こうの都合や。もちろん、多くの米軍基地をかかえる沖縄からしたら、基地の負担は大きいから、出ていってもらうのを喜ぶ向きもある。でも、そこにつけ込んで、米国領であるグアムに作る基地のカネまで出さすのは、異常やろう。ど厚かましいにも、ほどがある・・・。

 まして、辺野古の新飛行場は、あっと言う間にV字案で決着やろう。。。いくら、カネ使わしたら気が済むねん。。。ほんま、アホらしい。日本はアメリカのポチと、言われても反論も出来ひんわ。。。あぁ、情けなっ。。。