小室哲哉の手のひらの上で踊らされていた40年だと?
小室哲哉の手のひらの上で踊らされていた40年 「シティーハンター」で令和に再び脚光
こういうおばちゃんいるよね?←違
手のひらの上で踊らされていたじゃなくて、踊らせて頂いていた、ないし、勝手に流されて踊っていただけじゃね?
↑のような記事を頻発するくらいTKの音楽をこよなく愛し、主にV系、ロック、HM/HRの舞台でギター弾いてバンド活動しながらも、TKの音楽からの影響を自認する私。(特にglobe)
お前メチャクチャ踊らされてるじゃねーか!
みたいな声がどこからともなく聞こえてきそうではありますが、TKの音楽はGet Wildに限らず一過性のものでもなければ明滅的なものでもない。令和の世に再脚光じゃなくて…
オレの中ではずっと輝いていたよ!
ということで…
小室哲哉の音楽をこよなく愛するオレがglobeのオリジナルアルバムをレビューしていく!まずは1stアルバム『globe』!
globeの1stアルバム『globe』
1996年3月31日発売。オリコン3週連続、通算6週1位。1996年度年間1位。オリコン歴代アルバムランキング7位。第38回日本レコード大賞:アルバム大賞。
トラックリスト
- GIVE YOU
- Feel Like dance
- GONNA BE ALRIGHT
- DEAPARTURES
- Regret of the Day
- Joy to the love
- SWEET PAIN
- Always Together
- Precious Memories
- FREEDOM
- MUSIC TAKES ME HIGHER
- LIGHTS OUT
“不都合な環境 普通じゃない愛 不思議な状況 不満の声 FREEDOM 求めている FREEDOM 力になる
不条理なモラルに 不快な歴史 不機嫌な大人たち 不平な子供 FREEDOM 全てと共に FREEDOM 君と僕は廻るよ”
ってここの韻踏み倒している気持ちいい流れがめちゃくちゃ好き。
そしてこのFREEDOMの前の2曲、Always TogetherとPrecious Memoriesが、アルバムglobeの中での隠れた名曲。globeというユニットの中でも隠れた名曲かもしれない。(特にAlways Togetherは隠れすぎている。)
ヨーロッパの影、重さ、暗さをテーマとしているらしいけど、聴いたまんまなんか暗いし重いよね。でもサビでパッと開ける感じの開放感みたいなものがあるんだよね。
終盤転調してからのKEIKOの突き抜け方が素晴らしい。
そしてPrecious Memories
完全にピアノバラード。そして完膚なきまでに突き刺さるノスタルジー。女性なら理解できるとしているけれど、男性の私も歳をとって泣いた←
“学生の頃の話、カウンターで脚を組み、カクテル少しピッチ速くて、色々話題が飛ぶ…”
オレ、学生の頃にカウンターで脚を組んでカクテル煽るような人生送ってないですけどね!学生時代が中学で終わってるからな!←
階段を駆け上って、ヒールも段々履かない…
元々履かない!←もうええて
ええ。もうパンツすら履きませんからね。履かずに被ってますから(違)
こちらの曲も終盤に行くにしたがって転調して行って、何回転調するんや?とか思ううちにKEIKOの感情も昂っていく名曲。
“月日が流れて少しずつ 遠ざかる夢のかけら 誰と暮らしているかも 知らずに何かを忘れてく
懐かしくても会えずに どこにいるかも理解らずに 偶然街ですれ違っても 気付かずにお互いの道を目指してる”
映画『バタフライ・エフェクト』とか、『ラ・ラ・ランド』で号泣する私は、これものすごく分かるんですね。誰と誰がとかそういうことではないんですけど、人は出会いと別れを繰り返しますやん?(?)
ということで、globeの1stアルバムは、ただ消費されるだけで止まるべきものではない名盤。売れたからとかどうだとかそんな話はまた別の話。その理由をAlways TogetherとPrecious Memoriesという2つの隠れた名曲が作っていると思いますな。
個人的には2nd『FACES PLACES』は更なる名盤ですけどね。