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25話から27話でお話ししている
事件は
彼女が小学校３年の時の
出来ごとです。
実はこの年
彼女は他の事件も起こしました。
下校途中で
同級生の男子に追い回され、
逃げている時に
自転車と正面衝突事故を起こし
怪我をしてしまいます。
校長から全校生徒に注意喚起を促す
校内放送があったので、
それなりの大事だったと思います。
職員室会議でも
物議をかましたことでしょう。
追い回した子、
被害者になってしまった
自転車の男の子
彼女
なんと全員が
同じクラスの生徒でした。
担任のA先生は
さぞや肩身のせまい
思いをしたことと思います。
しかも
そのA先生は
新卒の男の先生でした。
今思えば
大学出たての青年です。
その青年が
生意気盛りの４５人を抱えて
週５で全教科を教える。
どれほど負担だったかしれません。
その上
下校途中に事故を起こすは
浣腸効果も無視して登校させて
おもらしはするは・・・
問題児と
非常識な親ばかり。
先生の頭にある
１０円ハゲを見つけて
男子生徒がからかっていましたっけ・・・
いまとなっては
彼女も・・・
本当に恥ずかしい事をした。
とは思えますが、
この怪我をした時は
被害者意識が
先にたち
自分は
謝る必要はないと思っていたし、
おもらし事件の時も
まともに
謝った記憶がないのだそうです。
なので・・・
情けないなぁ、
不甲斐ないなぁ。。。と思っていて・・・
一昨年前に
当時のクラスメートの法事で
集まった時に
先生も来てくださって
帰りに
駅まで行く先生に
お見送りに行くふりをして
ひとり付いていき
その時のことを
謝罪したのだそうです。
「先生・・・あの・・・
私
お詫びしたいことがあるんです・・・
私・・・
お腹壊して
う◯ち
漏らしてしまったことありますよね？？
あのこと
あれが
私だってこと
誰も知らないんです。
ありがとうございます。」
先生は・・・
「ん？？覚えてません、、
そんなことありましたか？」
って、
ニコって笑って
おっしゃってくださったんです。
おもらし当時は
大人と
子供
彼女も
子供あつかいされるのが
当たり前みたいな
子供の甘えやずるさがあって・・・
帰り際に
親が挨拶に覗いて
「すませんでした。じゃ帰ります」程度の
ことを伝えて
となりで頭を下げたのか、
下げなかったのか・・・
何れにしても
翌日
改めて先生のところにいき
自分から謝った記憶もなくて
むしろ先生が
小声で
「大丈夫か？」
って
誰にもわからない場所とタイミングで
静かに
真剣な目で、
声をかけてくれたような気がします
なのに
彼女は
またも被害者ヅラで、
自分のしたことを
謝ることもできなくて
頷くだけだった。
毒親は
子どもなんだから、
良くある失敗くらいにとらえ、、、
彼女へ
配慮なく登校させた事への謝罪もせず、
心のケアもなく、
あした迷惑をおかけした
先生に
タイミングをみて改めて
御礼を言いいに回りなさい。
でもなく、
翌日学校に送り出しました。
かなりの毒ぶりです。
でもA先生は
３年生とはいえ
自我があることを
理解し
気配りをしてくれていましたんです。
お礼が言いたかったので。
やっと言えた・・・
だいぶ時間が経ってしまったけれど、、、
そして
A先生は
師弟関係をとっぱらい
恥ずかしい過去を
詫びる
いち成人女性に
恥をかかせまいという
はからいから
「覚えてません・・・」
っておっしゃってくれる。
すごいなぁ・・・
懐が深いなぁ
ステキな先生に巡りあえた
事に
感謝しかありませんでした。
今にも
泣きそうでした。
そうなんです。
彼女の
「終わった・・・」
と
思っていた学校生活は
終わらずに済みました。
あんなに派手に廊下を
汚したにもかかわらず。。
です。
おしっこをおもらしする子ですら
かなりのいじめにあっていたので
今日から
いじめられるだろうことは覚悟していました。
が
なぜか
何日経っても、
誰も彼女を
冷やかしたり
からかったりすることは
ありませんでした。
とても
不思議でした。
自分から
「なぜ？」
と聞くのはやぶへびなので
聞かずに過ごしました。
彼女が、早退したあとに
先生から事情説明でもあったのか？
授業中の間に
すぐに掃除してくれたおかげで
おもらし事件自体が
なかったことになっているのか？？
分からずじまいでした。
しかもいい年になるまで。
(実は誰かが廊下で派手に脱糞した事は
同じ学年の子たちは知っていました。
しかし不思議なことに、
話題にもならなかったし、
誰がやったか？の犯人探しも起きずに済んだのでした。彼女は制服から私服に着替えて授業を止めて早退の挨拶をした時点でバレていると諦めいたのですが。)
もし
脱糞事件が、原因となり
いじめが始まったら、
毒親のせいでしかないです。
浣腸の効果がないまま学校に行かせる
着替えに私服を用意する
授業を止めて早退の挨拶をする
すべて
デリカシーの
かけらもない行為です。
彼女の毒親は
まだ子どもだから
心が無いとでも思っているのでしょうか？
子供には
羞恥心や
自尊心
虚栄心がない
と
決めてかからければ
できる行為ではないです。
担任のA先生と毒親では月とスッポン。
その後彼女が
いじめられることなく
おだやかに
学校生活が送れたのは
恩師や友人に恵まれ
救われ
守られ
育ててもらったおかげであるものです。
あのトイレで目があった
隣のクラスの子も
言いふらすことなく
いてくれた
クラスメートも
犯人探しをしなかったし
話題にもせず
噂もしなかった。
ということに
救われた学校生活でした。
感謝しかないです。
同じような境遇の方
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