移民オフィスでオヤジと戦う
私の滞在許可証(イカメット)の延長申請のインタビューを今日受けてきた。前回出してもらったやつはとっくのとうの昨年8月末に切れていて、その辺のストレス&愚痴だけでどんぶり飯軽く3杯いけるんで(内容がほんとしょっぱ過ぎ)ここでは割愛させてください。とにかく、今朝8時前に私とスーさんと、去年もお世話になった弁護士のお兄ちゃんとで、カディキョイの移民局オフィスの前に集合した。私の面接が8時だったから8時前に集合だったんですが、門番にそっけなく「オフィスが開くのは8時半」と言われました。全然意味分からない。私達、あちらから「8時に来い」と指定されて来ているんですから。でもここで考えてもしょうがないので、メチャクチャ寒い朝日が全くささない道端で3人、門が開くまでの30分待つことにしました。「なんならそこの喫茶店でお茶でも」と弁護士のお兄ちゃんに言われましたが、その間に人がどっと押し寄せ、ただでさえ30分押しているのにさらに2時間待ちとか勘弁だったから、「今ここに居るのは私たちだけだし、ここで待とう、30分だし」と。ビザがらみの愚痴ならいくらでも尽きないので私たち3人、寒さで足踏みしながらしゃべくっていました。その後、アジア系カップルが一組、単体の男性が2人、閉じられた門の前にいる私たちに加わりました。ちゃんとした列を作っている訳ではないけどお互いに順番は分かっている感じ。普通そこで暗黙の秩序みたいなのが出来ますよね。と、そこにやってきたトルコ人夫婦、推定50代。何のためらいも無しに列の1番である私たちの前、門のまん前に滑り込んできました。でも彼らいい歳した大人ですし、まさか本当に横入りしないよねと放置していたのですが、非常に残念ながら、門番が門を開けるや、彼ら私たちを完全無視して真っ先に中に入ろうとしました。ここからの行動は個人によると思うんですが、私とスーさん、本当我慢ならないんです、こういう害虫並のクソみたいな人間。実際、門番がカチャカチャ鍵を開けているにつれ、スーさんの鼻息エンジンがかかっているのがモロ分かり。で、スーさん、オヤジに思いっきりタックルくらわしました。本当はオヤジの足を蹴り上げたかったけど、あとで訴訟になったら面倒なのでタックルにしたそうです。オヤジがひるんだすきに私とスーさん中に入りました。門は狭くてせいぜい2人通るのがやっと。おやじはトルコ人ですが英語で「こんなことされたのは我が人生初めてだ!(そりゃラッキーだったなBy私)失敬な!」とどなりました。そのあと「Unbelievable!(信じられない!)」を連呼。奥さんの方もそれを真似て九官鳥のように「Unbelievable!」をバカの一つ覚えみたいに叫んでいました。でももちろん彼らに加勢するものは誰一人おらず、他の人達も一斉に彼らの前に中に入りました。害虫夫婦は英語が分かるようなので、なら私もヒトコト言わせてもらった。「It is YOU unbelievable, we have been waiting for 30 minutes, you are queue jumpers!」(信じられないのはあんたたちだよ、こっちは30分待っているんだ、この横入りが!)私の対トルコ人の印象はここ最近ですごくいい方向に変わったのに、こういう害虫、なんの根拠も無しに「自分がこの中で一番偉い」と思うバカが一定数いる、ということを思い出させた出来事でした。しかし弁護士のお兄ちゃんも驚いただろうな。それまで笑顔でしゃべくっていたスーさん(彼にとっての顧客)が突然タックルをくらわし、そこに加勢する日本人妻。日本人の印象を変えてしまったかもしれない。すみません、今後彼を利用するであろう日本人の奥さんたち。でもお兄ちゃんは「今後ともよろしく」と言っていましたよ、一応。