日本に第1次ダイエットブームが巻き起こった頃、
初めて「ダイエットこんにゃく麺」なるものが登場。
でもあまりのマズさに
「これは人が食べる物ではない」
とまで思ったくらいでしたが、それから数十年・・・・
ダイエット産業が右肩上がりを続ける中、こんにゃく麺はドンドンと改良を重ねられ
「普通の麺より美味しいかも」というレベルにまで達してきています。
今朝放送された「めざましテレビ」の人気コーナー『ココ調』では、
進化系こんにゃく麺についてと、こんにゃくを使った驚きの料理&スイーツが紹介されていました。
進化系こんにゃく麺がすごい!
カロリーや糖質を気にせず、罪悪感なくお腹いっぱい食べられ、
その上「おいしい」ということから、こんにゃく麺の売上げが急上昇!
通常の麺に比べてカロリーが20分の1の商品もあるという。
どれぐらいの種類があるのか
東京・練馬区の「いなげや練馬関町店」では
ラーメン屋うどん風など8種類のこんにゃく麺を発見!
他のスーパーや通販などを合わせるとと65種類もあった。
麺は主に「ラーメン・うどん・そば・パスタ・焼きそば・冷麺」の6つに分類されていることも判明。
都内のローソンでは「こんにゃく麺の旨辛トマトスープ」「こんにゃく麺の広島風お好み焼き」「胡麻マヨ蒸し鶏のこんにゃく麺サラダ」などがあり、1ヶ月で約80万食を販売。
お客さんからは「カロリーが低いのにとてもおいしい」という声が多く寄せられている。
進化系こんにゃく麺は何が違う?
こんにゃくを製造しているナカキ食品によると
従来のこんにゃく麺は普通のしらたきに色を付けて麺っぽく見えるようにしただけだった。
近年では「少しでも麺に近づけるように」ということで開発がドンドン進んだ。
特に臭い匂いがなくなったというところに非常に大きな効果があったと思われる
また、最近のこんにゃく麺の多くには大豆や米粉などが練り込まれており、
言われなければこんにゃく麺とわからないほど。
こんにゃくを使った料理&スイーツ
●AFURI恵比寿店
AFURI恵比寿店では全てのラーメンをこんにゃく麺に変更することが出来る。
カロリーは通常の麺の8分の1
以前のこんにゃく麺だとスープとのバランスが合わないという問題があったが
こんにゃく麺のクォリティがだんだん上がってきて「お客様に出しても満足して頂ける」ということで利用することになった。
●Konjac+(コンジャックプラス)
今月13日にオープンしたKonjac+は日本初のこんにゃくのスムージー専門店。
こんにゃくスムージーとは粒状のこんにゃくと牛乳やフルーツなどをミキサーで混ぜ合わせたもの。
こちらは生芋こんにゃくを使った「まろやかグリーン」
生芋(こんにゃく芋)には食物繊維やセラミドなどが豊富で美肌効果が期待出来る。
●こんにゃくのくろほ
群馬県にある「こんにゃくのくろほ」では、こんにゃくを使った肉料理やスイーツを開発。
材料の7割がこんにゃくで出来ているハンバーグ。
硬めのこんにゃくを細かく刻み、ひき肉の食感を再現。
カロリー的には普通のハンバーグの3分の1で、こんにゃくとはわからない味だという。
他にはビーフジャーキー風こんにゃくなども。
スイーツも色々な物が作られている。
タピオカ
ゼリー
わらびもち風こんにゃくなど色々ある。
「ブルーベリーこんにゃく」はブルーベリーの果汁をこんにゃくに染み込ませたものを乾燥させてドライフルーツ感を再現することに成功。
食べたレポーターは思わず「これブルーベリーですよね?」とビックリ。
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私もこんにゃく麺については何度か記事にしていますが
最近のこんにゃく麺は本当に美味しく食べられますし
上手く利用すればダイエットに役立つと思っています。
ただ、食べ方として絶対にオススメできないのは
「炭水化物を全てこんにゃく製品にしてしまう」といった極端なやり方です。
ここ数年、すっかり悪者扱いされるようになってしまった「炭水化物(糖質)」ですが
炭水化物は3大栄養素の中の一つで、人が生きて行く上でなくてはならないものです。
朝は菓子パン、昼はパスタ、夜はピザ・・・というような
炭水化物の摂り過ぎ(栄養バランスが悪い食生活)に問題があるだけで
「炭水化物は出来るだけ摂らない方がいい」などということはありません。
炭水化物を抜いたり炭水化物を全てこんにゃく製品にしてしまえば確かに痩せると思いますが、一時的に体重が落ちるだけのことで、
普通に食べるようになったらその途端にリバウンドしてダイエット前より更に太るだけです。
そういう無意味なダイエットや間違ったダイエットを繰り返せば繰り返すほど、体はボロボロになって「寝たきりや早死に向かってまっしぐらになる」ということを忘れないでいただきたいです。