西村麻美
05W2115015F 西村麻美 まず、先日帰国されたばかりで大変お忙しい中、中央大学までお越しくださった岡部様に感謝の意を示したい。岡部様は、いかに解りやすい言葉で私たちに自分の言いたいことを伝えるかということを始終心掛けながら講演をなさってくれた。他人に自分の意見や主張を伝える際、私は相手を納得させるために、自分の言いたいことに対する自分の理解度が低ければ低いほど、難解な言葉を使用したり、頭でっかちの理論を述べたりしてしまいがちであった。岡部様のご講演を聞くなかで、解りやすい言葉のなかにも岡部様の強い魂が感じられ、一言一言が自然に私のなかに入ってくる気がした。それは、岡部様自身が一本筋の通ったものを自分なりに持っているからであり、それが言葉を通してにじみ出てきているのであると感じた。岡部様が自分のなかに一本筋の通ったものを築き上げる過程においては、私が想像し得ないほどの努力と困難を要したのだと思う。日々あらゆることに問題意識を持ち、考え、そしてあらゆるステークホルダーと接する。そのなかでいかに相手に理解してもらうか、それを重視して活動する。そういったことの積み重ねで築かれたものであろう。相手に自分の主張をできるだけ的確に理解してもらうよう解りやすい言葉で話すということは、相手のことを非常に大切にしている行為であり、それを常に意識し、自然に実行している岡部様にとても尊敬の念を感じた。岡部様が「人や組織が変わるきかっけづくりができることや、その変化を目の当たりにできることがすごく好きで、この仕事にやりがいを感じる。」と言っていたことからも、岡部様の他人と関わることが好き、そして何よりも人間が好きという人柄がとても表れていると感じた。今回の講演は、岡部様のこのような仕事に対する真摯な態度に触れることによって、自分の日常生活を振り返るきっかけとなった非常に貴重なものとなった。私も人間が好きであり、他人と関わることが好きである。しかし、人間が好きであるからゆえに他人に甘え、そして自分にも甘えるということが多くなっていたように思える。しかしそれは違うのである。人間が好きだからこそ、他人と関わることが好きだからこそ、もっと他人に対して真摯な態度で臨まなければならないということに気付かされた。他人に対して真摯な態度を取るためには、自分に対する甘えはあってはならないことである。一本筋の通ったものを自分なりに持つためにも、日々問題意識を持ち、それを突き詰めていく姿勢を大事にすることによって自分を高めていくことが必要であり、そして、他人を思いやった言動を常に心掛けることが重要であると感じ、今後意識的に実践していこうと強く思った。
檜垣真美
05W2115003H 檜垣真美
まず、先日帰国なされたばかりだというお忙しい中、わざわざ遠い多摩までいらしてくださった岡部様に心から感謝の意を示したい。今回の講演は、ゲストをお迎えして行う形のdevelopmentライブ!の最終講演であったこと、また、今までの方とは少し異なる企業の立場から開発を行うお仕事をなさっている方の講演ということもあり、いつも以上の期待感と貪欲にゲストのお話を吸収しようという思いのもと、講演に臨んだ。
講演の中で岡部様がおっしゃっていた「分かり易い言葉で説明する」ということは、学生という私の立場でも非常に重要なことであると感じた。「ダイエット」や「好きな人」など身近な例を挙げてお話しして下さったため、開発コンサルティングがどのようなものであるかを楽しく学ぶことができた。岡部様の場合は開発コンサルタントというお仕事上、途上国でプロジェクトを行う際に現地人と会話をするとき、説明を求められたときなどであるが、学生にとっては自分の意見を主張するとき、プレゼンテーションを行うときなどがそのケースである。自分の思っていることを相手に伝えなければ意味がないのだから、専門用語など難しい言葉で説明するよりも、分かり易い言葉できちんと伝わるような説明をしなければならない。私がこれからプレゼンテーションを行う際に心掛けていかなければならないことである。
また、学生からの質問の際、私が岡部様に、ものづくりというハードから人づくりというソフトな仕事へと転機した理由を尋ねたところ、人とのつながりを理由に挙げられていた。岡部様は留学し開発を学んでいく上で、人とつながっていることの重要性にお気づきになったそうだ。エンジニアはものづくりが喜びであるが、コンサルタントは人が変わることが喜びである。岡部様は人が変わっていくプロセス支援にご自身のやり甲斐を感じ、また、変化を目にしたときに喜びを感じるとおっしゃっていた。「人が変わるのにimpactを与えたい」、このお言葉は、岡部様が「人好き」であることを表していると思った。シャプラニール=市民による海外協力の会代表理事の大橋様もご自身で「人好き」だとおっしゃっていたが、「開発」に関わる仕事に就いている方は、「人が好き」という気持ちを根底に共通して抱いているのではないだろうか。なぜなら、開発をおこなうには人との関わりが不可欠であるからだ。開発を職業として行っている人が、人嫌いではやっていけない。現地が好き、人間が好き、やっていて楽しい、やり甲斐を感じると思えるからこそ、続けていけるのだ。仕事とはそのようなものだと思った。
成果主義、時間厳守ということは社会に限らず、人と関わっていく上で最低限のマナーである。また、そこに意欲や意思があったとしても行動し、結果にださなければ意味がない。重要視されるのは過程ではなく、あくまで結果なのであることを改めて岡部様から教わった。ALPsを履修していない私は、これから「開発」について、仲間たちと真剣にdiscussionし、ここまで学べる機会は少ないかもしれない。これまでのリアクションペーパーを今一度振り返り、確実に自分のものとして、次に活かせるようにしていくこと、これがこのdevelopmentライブ!を履修した私のすべきことだと思った。
岩瀬慧
05W2111017H 岩瀬慧 今回の岡部様のお話の中で、最も印象に残ったのは、開発コンサルタントの要件というスライドに載っていた事項が、実際すべて私たちの日常に当てはまっていたからだ。特に、私は時間を守ることに関して、まるでできていないときが多い。それがどうして起こったか、何で遅れてしまったのかを反省しても、同じ失敗を繰り返すことがよくある。プロフェッショナリズム、という言葉は、そんな私の心の奥底に刻まれることとなった。
次に、懇親会で、人を成長させることについてのお話を伺った。人を成長させるとはどういうことか。私が発した言葉や、私がする行動など、「私」から発信される事が、意図的であってもそうでなくてもその人の啓蒙を促し、あるいは自戒、またあるいは今までの行動に対する良心の呵責を刺激することによって、その人が出来なかったことができるようになることを、人を成長させるというのだと思う。上の立場に立つものにとって、とても重要なポイントである。岡部様自身も、悩まされる問題であるとおっしゃっていた。では、どうして人を成長させることは難しいのか。それは、人を成長させるためには、その人がどういう性格であるか、どんなことに固執するタイプなのか、目標に向かってコツコツと努力を貯めていくのか、直前まで何もせず追い込まれてから力を発揮するタイプなのかなど、その人の特性を見抜くことが前提となって始めて効果的なアドバイスが生まれるからである。全ての人が、同じことを言われて同じことが出来るのであれば、極端な話、戦争など起こるはずがない。当事者はそこになにかしらの目的や威信をもって戦争をしているのであり、ただ単純に人道的立場から「戦争をやめろ、人の命は尊いものだ」と諭したところで、何の意味も持たないだろう。さて、では人の特性を見抜くことは同様に、その人の矢印を見つけることにつながる。その人がどんなことに一番「欲」を置いているか、ということである。私は、これを見抜く眼を育てることが、何より人を成長に向かわせる鍵となると考える。人間は、あくまでも動物なのであって、欲しいものの為にがんばるのである。単純明快である。つまり、何に「欲」をおいているかは、同時に、何のためなら頑張れるか、が分かり、人を成長させる上で重要なファクターを把握できるのだ。しかし、そう簡単に人の外見を見、話を聞き、行動を観察した上でこれを判断するのは、容易ではなく、日ごろから自分に対しても他人に対しても主観的でない眼をもつことが重要なのではないかと思う。岡部様は、直接言えばわかる人、遠まわしに言う必要がある人、ほったらかしにするほうがいい人などがいる、とおっしゃった。正しく、岡部様は人を見る眼を持っておられる方だと感じた。私もぜひそうありたいものであり、様々に人を判断する訓練をするべきだと感じた。
鈴木彩
まず、先日タイから帰国され、お忙しいにも関わらず、中央大学までお越しくださった岡部様にお礼を述べたい。
今回、私はプレゼンテーション班として、「開発コンサルタントとプロジェクト」というテーマに取り組んできた。そこで学んだことは「言葉」の大切さである。私たちは最初、「開発コンサルタント」や「プロジェクト」といった言葉についてあまり深く考えていなかったのだと思う。「開発」というこの授業のテーマについても同じことが言える。ALPsⅠの授業で理論について学んでいるが、それは本当に理論だけであって、実際はどのような状況なのかを考えていなかったのだ。
「開発コンサルタントは期間が限定されたプロジェクトに持続性を持たせるために現地住民が主体的に自分達の生活を改善できるような環境を整える」というのが私たちの導き出した結論である。モモの「持続性をもたせることって簡単にできると思う?」という言葉を受けて、「環境をつくる」という結論に至ったのだが、このときはその意味を頭でしか理解できていなかった。そのことに気づくことができたのは、岡部様から、実際に体験なされたお話を伺ったときであった。
岡部様は開発において大事なことは受益者一人ひとりの変化を考えることである、とおっしゃった。現地住民といっても、開発をうけいれる人、拒む人、やる気のない人など十人十色のはずである。だが、私は先進国側の住民として、途上国の受益者一人ひとりではなく、現地住民という枠組みでとらえていた。そのとき初めて、モモの言葉の真意を理解できたと思う。
なぜ、私たちはそのことに気づくことができなかったのか。それは私たちがこれらの言葉を心ではなく頭で理解しようとしたからである。岡部様は私たちのプレゼンテーションに対して「言葉が難しい」とおっしゃった。岡部様は現地の受益者一人ひとりが理解できるように、やさしい言葉で説明しようと心がけているという。私たちにはこのことが足りなかったのだと思う。ただ、プレゼンテーションを考えることにだけ必死になり、一つひとつの言葉に隠された意味を考えてこなかった。本番での読み方も同様である。一つひとつの言葉を大事にしてこなかった私は、棒読みにならないように、間違えないように読むことだけを意識してしまったため、すべての人に私たちの主張を伝えることができなかったのかもしれない。こうして考えると、今まで書いてきたメールやレポートから日常会話に至るまで、どれだけ私の思いは伝わったのだろうか、いや、その前に私はどれだけ伝える準備ができていたのであろうか、と不安になる。「頭ではなく、心で理解して伝える」という岡部様の言葉はとても難しいが、これから人と関わっていくにあたり、それはとても大切なことであると思う。今回学んだこのことを忘れることなく、日ごろから意識していきたい。
最後になりましたが、私を支えてくれた家族、励ましてくれた友人、一緒に頑張ってきた班員、「開発」や言葉の持つ意味を教えてくださった岡部様、そしてこのような機会を設けてくださったモモに、薄っぺらな言葉ではなく、心からの感謝の気持ちを伝えたいと思う。本当にありがとうございました。
長島慧史
05W1406016C 長島慧史 岡部様が心がけていることの一つに、わかりやすい言葉を使うということがあったが、これは、話し合いの場において、難しい言葉を聞いてわかったような気になっているが、実際わかっていないこと多く、共通の理解ができていないので、その部分を改善するため、さらに開発プロジェクトを進めるために現地の方々と話をするが、その時にその現地の方々にしっかりとプロジェクトを理解してほしいからだと言う。これまで、開発に携わる方々のお話を伺ってきたが、どの方も相手とじっくりと話し合うことを大切になさっていた。ここで私は、開発とは人と向き合っていくことであると感じる、まず人と向き合いその人を理解しようとする。資金援助や技術援助はそのあとにくるものであって、人同士がしっかりと向き合っていない開発はうまくはいかない。だから、こちらが向き合おうとしても、相手にやる気がなくしっかりと向き合ってない場合には、開発プロジェクトは進められないということをおっしゃっていたのだと思う。そして、今まで自分たちで行動を起こそうとしなかった人たちが変わり、しっかりと向き合ってくれるようになると、とてもうれしいということをおっしゃっていた。岡部様は人と真剣にかかわっていくことが好きな方なのだと思った。そして、その人と真剣にかかわることが好きな気持ちが、現地の方々も加わった開発プロジェクトとを作り上げているのだと思う。さらに、岡部様は、企業を経営するということについて、企業である以上、相手がいて初めて成り立つものであり、そのためには相手の問題意識をくみとる力、つまり、相手のwants ではなくneeds を提供することが必要である。そしてクライアント、最終受益者が納得するようなプロジェクトを行わなければいけないということをおっしゃっていた。このことも、これまで、開発に携わる方々のお話と通じるものを感じた、相手に対して何か行動を起こすということは、相手と一緒に行動することであると思う。この相手の問題意識をくみとるということは、開発の現場だけでなく、普段の生活の中にも必要である。相手が何を考えているのか、何をしたら自分はその人のためになることができるのかということを最近意識するようになったが、このことは、相手に対して思いやりを持つことであると思う。つまり、開発の現場でも、他の場面でも、誰か自分以外の人と行動を共にする時には相手を思いやる心が必要であると感じた。そして、岡部様は、自分の問題意識というものが、開発コンサルタトを経営するうえでの大切な要因のひとつとしてあげていらした、このことも、これまで伺ったお話と通じる部分を感じた、どの方も自分の中に、なんらかの疑問を持っていらして、そしてそれを解決しようとする心が自分を動かす力になり、その力がまた人を動かそうとしていた。そういう方々のお話を伺うと、自分の心の中に、何とか答えを導き出そうとする気持ちがあるということが、何かをする時に、その行動を支える力になると思った。今回、岡部様のお話を伺って、これまで開発に携わる方々から聞かせていただいた様々なお話と通じる部分が多くあり、驚いたと同時に、開発においては、様々なアクターがあり、求められる仕事は違っていても、人同士が真剣に向きあうことが大切であるという点において共通するということに気づいた。今回、遠く多摩の山奥までお越しくださり、貴重なお話と聞かせて下さった岡部様、このような機会を与えてくださったモモに心から感謝したい。
片山朋子
05W1407016G 片山朋子
まず、遠く、寒い多摩へお越しいただいた岡部様にはとても感謝したいと思います。また貴重な話をわかりやすくしてくださってありがとうございます。
特にダイエットを例に挙げてプロジェクトを説明していたのはとてもわかりやすかったです。ちょっと太ってるからやせることが必要でやせる計画がプロジェクト。さらに問題把握のとらえかたに間違いがある例を挙げるときにも、本当は好きな人に好かれたいプロジェクトなのに、やせたいプロジェクトだと勘違いしてしまって、好きな人が違うことをいったらプロジェクトが変わってしまう。それと同じで、農業を発展させたいのに、灌漑を整備すること自体がプロジェクトになってしまっている。これは岡部様が大事としている、現地の人にわかりやすく伝えるという姿勢が伝わってきました。
また、私はニーズとウォンツを一緒のことととらえていましたが、岡部様の話を聴いて違うということがわかりました。ニーズは気づいていないかもしれないが、相手にとって本当に必要なもので、一方、ウォンツは相手が必要だと思っているが、それはただの欲求でしかないことがありえるということです。しかし、そう考えたときに、ニーズを提供しようとしたら、岡部様がおっしゃっていた途上国が自ら行う開発に対して限られた支援をすることとは違ってくるのではないかと思いました。相手が望んでいないものを提供することは押し付けになってしまうのではないかと感じたからです。それを聴くために岡部様に質問をしたのですが、自分の意図することが伝えられないうえに、適当な言葉が見つからなく、とても失礼な言い方になってしまったのが、悔しくて、また岡部様にはとても申し訳ないと思っています。ですが、このことをもう一度自分で考えてみたときに、そのニーズを提供するということを押し付けにしないのが開発コンサルタントの役割ではないかと思います。日本の政府(ODA)は要請主義という言葉で本当の問題に向き合おうとしないイメージが私にはありますが、開発コンサルタントはいつも問題を解決するには何が必要かということを考えているのだと思います。それは結果を出さなければいけないということにつながっているのだと思いますが、本当に相手の必要なもの-ニーズ-を提供する。いや提供するのではなくて教えてあげるということなのかもしれません。そのために並々ならぬ努力の上で調査をする(だから本当に相手の必要なものが分かるのですね)。こう考えると、開発コンサルタントは少しも妥協を許さない仕事なのだなと感じます。
開発コンサルタントに必要なものは今ALPsで私が得ようとしているものと似ているものがたくさんあると思います。協調性、会話力、コミュニケーション能力―。岡部様も、コミュニケーションがうまくできれば、今あるうちの8割の問題が解決できるのではないかとおっしゃっていました。今までそこまで大事だと思っていなかったものが開発の仕事に携わる上で、欠かせないものであることがこのDevelopmentライブを通してわかりました。
田内 未紗
05W1406004E 田内未紗
まず始めに、今回の講演会のゲストである岡部様に遠路はるばる多摩までお越しくださったことに、感謝の意を示したい。実務者を招いての講演会の際に、モモは必ず来校してくださった実務者の方に、中央大学が都心から遠い多摩にあることを強調しわざわざお越
しくださったことに感謝していた。やはり、実務者の方はみな都心からやってくるのだ。5回すべての講演会が終わった今、こんな多摩に足を運び、ご講演してくださった実務者の方々、このような貴重な機会を私たちに与えてくださったモモに改めて感謝したい。
今回の講演を通して、私は先入観として開発コンサルタントは政府や、地元の人々のニーズを一番近い対等な立場で感じることができ、さまざまなアクターの仲介的存在にあり、中立した存在であるとイメージしていたと同時に、やはり企業ということで、営利的な要素を含めた上で行動やプロジェクトに取り組んでいるのではと、懸念していた。今まで、自分の中に開発や本当の人々のニーズを知り応えられる存在はNGOではという考えが強かったからだ。しかし、岡部様のご講演を聞いて、すっかりその考えは覆されてしまった。まず、企業であり、営利重視で動いているなんてものはまったく感じられず、岡部様はとても誠意のこもった、人と関わりその変化を見たいというとても熱い気持ちを持った方であった。何度も「分かりやすく、簡単な言葉で話す」とおっしゃっており、難しい表現をすることで人々の解釈が異なってしまうのではなく、聞いているすべての人が理解してくれるように、また、それは途上国で農民の方に説明する時も同じであり、この気遣いは岡部様の思いであろう。一番に相手のことを考えて、自分の意思を押し付けるのではなく、相手に合わせて行動するということは、とても難しく、意識なしでは私はできない。今回、あまりに岡部様が自然に相手を第一に考えて行動していたことに強く感銘を受けた。私も、意識をし、自然に相手を思う気持ちが先に出るような、そんな人間になりたいと思う。また、岡部様の、開発コンサルタントという職業に対して誇りを持ち、その仕事・関わる人々・すべてのものに対して真摯に向き合っている姿勢がお話の中から伝わってきた。
岡部様の講演会のお話は、開発コンサルタントとプロジェクトについてだったのだが、その話は私たちの日常生活にも当てはめて考えることができるものばかりだった。岡部様にとっての企業と現地は、私にとっての総合政策学部の今の自分の置かれている環境であり、問題が生じた時に、自分はどうそれに対して対応でき、動くことができるのだろうか。また、講演中に示された「開発コンサルタントの要件」はいつもモモから言われている事とリンクしており、社会に出たときに必ず誰もが問われるものなのだと、改めて実感した。成果主義、時間厳守は社会限らず、人と関わっていく上で必要最低限のマナーであり、また、自主性が問われ、どんなに意欲や意思があってもそれを行動、結果として示さなめれば意味がなく、社会はそこまで甘くないこと、それを見越してモモがこの講義にそれらの要素をあまりに明確に盛り込んでいることに気づき、学びの大切さを感じた。私は今までに学び、感じたことをもう一度振り返り、確実に自分のものにしていこうと思う。
玉木 香奈
05W5215005D 玉木香奈
まず始めに、帰国直後で大変お忙しい中にも関わらず、わざわざ遠くから来ていただいた岡部様に感謝の意を示したい。今回の講演では、岡部様の様々な言葉と普段私達が学んでいることがlinkしている部分が非常に多く、またそれが実際に社会の現場で働く方の生のお言葉だったため、とても重みがあり、終始身の引き締まる思いであった。
岡部様は、講演の中で、「わかりやすい言葉で・・・」と繰り返し話された。事業活動の際に、援助対象国の現地の人々にわかりやすい言葉を用いて理解してもらおうとするように、常に相手のことを思い、伝えるという行為に対してとても誠実であり、またコンサルティング業務において必要なことであると考えた。
講演の中で学んだ開発プロジェクトのサイクルは、物事に変化を与えようと行動するときに常に基盤となるものであると改めて発見した。やはり、何が問題なのかということを把握しなければ何事も始まらないし、実施にいたるまでにすべき調査や審査等も、持続可能な計画を行うための一要素であると思う。総合政策学部でそのサイクルを学ばずに何を学ぶのかといった思いであった。政策立案段階で「何のため、誰のため」ということを考えるのは当然だと考えていたが、実際このサイクルをもとに計画を審査しなければ、これを達成するための代償を把握することなど困難であり、何を目的とした政策なのかが明確化されないのでは、とサイクルを無視したこれまでの自分の考えに危惧したい。
また、岡部様が関係者間のコミュニケーションの重要性を繰り返しおっしゃられたが、やはり意思疎通がなされてなければ、互いの利益を尊重したもの、単なるウォンツの積み重ねと化した計画になってしまうのだと思う。岡部様は仕事のやりがいをもっとも感じるものが、プロジェクトが持続するための仕組みづくりであるとおっしゃった。また、モノを作ることを目的とするハード面のengineer業務 よりも、人とのかかわりを重要視し、人の様々な変化を感じ、積極的に関わりを持っていくソフト面の業務が向いているし、これが自分のやりたいことであるとおっしゃられた。きっとコミュニケーションの重要性、またそれがもたらす長期的な効力というものを常に考えていらっしゃるのだと感じた。
成果主義、時間厳守は、ALPsを学ぶ上で常日頃学んでいるものであり、だからこそ改めて社会でのそれらの重要性を痛感した。成果を導く過程で、どれだけ努力をしたのかというのももちろん重要ではあるが、やはり成果を出さなければ評価はされない、社会はそんなに甘くはないということを部下に伝えているとおっしゃり、それは岡部様自身も痛感しているように思えた。通過点の努力を認められないほど厳しいものはないと思っていたが、逆に考えれば、がむしゃらに努力を重ねてそれを評価してもらおうと甘えても、それが結果へつながるために、開発プロジェクトのサイクルのようなしくみを常に考慮したものでなければ、結局は効果を生み出さないものとなってしまうのだろうと考えた。今回の講演は、包括的に見てもALPsの学びと社会とがリンクする要素が宝庫のようにありすぎて、圧倒されてしまった。しかし、その思いに浸るに留まらず、それを理解した上でどのように生かしていくかが重要であるということも感じ、常に心がけていきたいと思う。
飯野瑞穂
05W2112013I 飯野瑞穂
今まで4回の講演を通して様々なアクターの方々のお話を伺ってきたが、今回はこれまでの政府・非政府機関や国際機関とは異なる、開発コンサルタントという「企業」で活躍なさっている岡部様のお話を伺うことができた。
私はこれまで「企業」と聞くと、それが良いことであるか悪いことなのかはともかくとして、すぐに「利益追求」に結び付けて考えてしまっていた。そのため、「企業」として利益追求を行いながら、開発コンサルタントとして中立性を持った開発を行うことができるのか、そのような精神を持つ「企業」が行う開発とはどういったものなのだろう、といくつかの疑問を持つと同時に、講演を迎えることを非常に楽しみに思っていた。
これまで、様々なお話を伺い、何度も「開発」について考えてきた。毎回新しい発見があり、学ぶこともたくさんあったが、どうしても自分の頭の中でひとつに繋がってはいなかった。McMichel氏の著書を読んで感じる「開発」と、実際に現場に携わる方々から伺う「開発」、そして自分が学ぶ対象としている「開発」は、それぞれ「開発」を違う角度から見たものであり、それぞれに違う面や要素を垣間見るからこそ、さらに「開発とは何なのか」という疑問を感じていた。しかし今回岡部様のご講演を聴き、再度「開発」について考え直す機会を得られ、さらに「開発」について深い疑問を持った一方、これまでの様々なアクターの方々のお話と、「開発」と、そして自分が繋がった面も感じることができた。
これまで学んできた中で、私は開発に対して疑問を抱き始めていた。先進国が問題意識を持たなければ、それ途上国の人々にとって問題などではなく、そもそも「開発」なんて必要のないことなのではないか。簡単に言ってしまえば、開発はおせっかいにすぎないのではないかと。けれど、岡部様は「開発はほっとかないで、関わりを持とうとする。」とおっしゃった。これはすべてに通じる気がして、この言葉を聴いたとき私はすごく感動してしまった。結局「開発」も人が人に対して行うことであるのだから、関わろうとする気持ちがなければできないことなのだと強く感じた。これは「開発」の話だけではなくて、私自身にも当てはまることだ。授業を通して人とのつながりを何度も感じてきたが、これはそれまで私に欠けていた関わろうとする気持ちを呼び起こさせるものだった。だからこそ、開発はどこかの組織が、国が、誰かが率先して行っていくものではなく、それぞれがそれぞれの役割を認識することが必要で、それぞれの思索は存在するが、統一した意志が「開発」を可能にしていくのだなと感じた。学ぶ対象としてどこか遠いものだった「開発」が、自分の身近に感じられた瞬間だった。
また、言葉の節々に感じる岡部様のプロ意識には、ただただ脱帽するばかりであった。成果や実力を伴ってこそ、社会では意味のあるものになっていく。社会人としての学生である私に、まだまだ足りていない意識であった。
岡部様がおっしゃったことの大部分はALPs、そして自らの生活に通じるものであった。わかりやすい言葉で表現し伝えることの重要性は、「伝わらなければ話したことにならない」という岡部様のお言葉に見事に表れていると思う。わかりやすい言葉や簡単な単語を用いるのは難しいことではないが、それらを並べて自分の思考を説明することは本当に難しいことであると思う。だから私たちはいつも難しい言葉に頼ってしまう。それから逃げてしまう。言葉の響きに任せて、字面だけを見て、自らが伝えようとすることの本質を見つめようとしないから、誤解も生まれるし、何よりも自分が考えることが一体何であるかが、あやふやになってしまう。人とのコミュニケーションを大事にしていらっしゃる岡部様からこのお話を聴くことができたからこそ、その難しさや重要性を自分の中でかみ砕いて考えることができたと思うし、本当に感謝している。
同時に人に影響を与えられることの難しさ、素晴らしさを実感することもできた。自分の発言や言動が良い意味で人に影響を与えられたら、こんなに嬉しいことはないのではないかと思う。また現在、ALPsの授業を通して私は皆から影響を与えられているし、それがとても嬉しい。それは人と人とが関わることだから失敗もあるし、うまくいかないこともあるだろうが、それを怖がって関わろうとしなければ、自分の中だけですべてが終わってしまって何も生み出しはしないのではないか。自分の中に筋の通った意思や問いが存在してこそ、それら周囲に影響を与えることも可能だと思う。
今回のご講演は自らの問題意識をもう一度見つめ直す、本当に良い機会となった。そのような貴重なお話をして下さった岡部様、これまで様々なアクターとのつながりを生み出してくれたモモ、そして私に影響を与えてくれた履生全員に、心から感謝したい。
飯田 彩乃
05W2111009B 飯田 彩乃
ついに最終回を迎えたDevelopment ライブ!今回は、一昨日、日本に帰国したばかりという、株式会社かいはつマネジメント・コンサルティング社長である岡部様をお迎えして行われた。はじめに、ご多忙の中、遠くまでお越しくださり、興味深いお話をしてくださった岡部様、またその機会を与えてくださったモモに、感謝の意を表したい。本当にありがとうございました。
「開発コンサルタント」それは、成果主義、時間厳守=プロフェッショナリズムを備えたと認識される人々によって構成されるものであり、ボランティアリズムは逆のものであると岡部様はおしゃっていた。そして、今まで、あらゆる機関に携わる実務者のお話を聞いてきた私は、それを聞いて「開発」へのアプローチは本当に多様であると感じた。私は、リサーチを進める中で、開発コンサルタントの場合、その活動が「支援」に偏っているのではないかと感じた。しかしそれは、側面の支援であって、主役はあくまでも相手であることを確認できたとともに、「開発」の計画が実行されるか否かは、その主役の「目標」に対する「やる気」にかかっていることを知った。それは、現地住民の希望とそれを実現させるための自主性にかかっているのと同じ意味だと考えた。そして、開発コンサルタントも現地住民の声を聞くことを優先しているという事実を認識した。このことから、Development ライブ!に、お越しいただいた「開発」に携わる方々に共通しているのは、現地住民の声を尊重するということであると思った。
その「『やる気』はどのように判断されるのか」という質問に対して、岡部様は、「それは、一緒にいれば理解できるし、もし、本人に本当に『やる気』があるのなら、それは自然と行動に現れてくる」とおっしゃったのを聞いて、私は心が痛かった。なぜなら私は、このALPsで、まだそのやる気をうまく表現できていないように思うからだ。さらに、懇親会で、岡部様は、「どんなに一生懸命やっていても、やはり表に出てこないと、それは仕方のないことと判断せざるを得ない。」とおっしゃっていた。そして、私はそのお言葉から、社会の厳しさを痛切に感じた。どんなに努力していてもそれが行動に示されなければ、実際に役に立たない。それが現実なのだ。現実と向き合い、その現実に負けないようにするためには、ただひたすら努力するしかないことに気がつかされた。
また、私は、問題を分析して「目標」を立てることが、いかに大切であるかを岡部様のご講演を聴いて、問い直すことができた。プロジェクトを成功させるためには、何が問題であるかを把握して「目標」を設定することが大前提になることを学んだからだ。そして、その目標が達成されたら、次の新しい問題を把握する。プロジェクトは目標が達成さることで、終わりが来ると思っていた私には、それが新しい発見であったとともに、この流れは私が目標とする、私生活、大きく言えば、人生の流れと同じであると感じた。さらに、様々なステークホルダーがひとつの目標に向かわなければならないことが開発コンサルタントの基本であることを知って、自らの目標を一人で達成するだけでも大変な私は、開発コンサルタントにとってひとつのプロジェクト:「目標」を達成させることがいかに大変なことであるかを学んだ。