岩瀬慧
05W2111017H 岩瀬慧 今回の岡部様のお話の中で、最も印象に残ったのは、開発コンサルタントの要件というスライドに載っていた事項が、実際すべて私たちの日常に当てはまっていたからだ。特に、私は時間を守ることに関して、まるでできていないときが多い。それがどうして起こったか、何で遅れてしまったのかを反省しても、同じ失敗を繰り返すことがよくある。プロフェッショナリズム、という言葉は、そんな私の心の奥底に刻まれることとなった。
次に、懇親会で、人を成長させることについてのお話を伺った。人を成長させるとはどういうことか。私が発した言葉や、私がする行動など、「私」から発信される事が、意図的であってもそうでなくてもその人の啓蒙を促し、あるいは自戒、またあるいは今までの行動に対する良心の呵責を刺激することによって、その人が出来なかったことができるようになることを、人を成長させるというのだと思う。上の立場に立つものにとって、とても重要なポイントである。岡部様自身も、悩まされる問題であるとおっしゃっていた。では、どうして人を成長させることは難しいのか。それは、人を成長させるためには、その人がどういう性格であるか、どんなことに固執するタイプなのか、目標に向かってコツコツと努力を貯めていくのか、直前まで何もせず追い込まれてから力を発揮するタイプなのかなど、その人の特性を見抜くことが前提となって始めて効果的なアドバイスが生まれるからである。全ての人が、同じことを言われて同じことが出来るのであれば、極端な話、戦争など起こるはずがない。当事者はそこになにかしらの目的や威信をもって戦争をしているのであり、ただ単純に人道的立場から「戦争をやめろ、人の命は尊いものだ」と諭したところで、何の意味も持たないだろう。さて、では人の特性を見抜くことは同様に、その人の矢印を見つけることにつながる。その人がどんなことに一番「欲」を置いているか、ということである。私は、これを見抜く眼を育てることが、何より人を成長に向かわせる鍵となると考える。人間は、あくまでも動物なのであって、欲しいものの為にがんばるのである。単純明快である。つまり、何に「欲」をおいているかは、同時に、何のためなら頑張れるか、が分かり、人を成長させる上で重要なファクターを把握できるのだ。しかし、そう簡単に人の外見を見、話を聞き、行動を観察した上でこれを判断するのは、容易ではなく、日ごろから自分に対しても他人に対しても主観的でない眼をもつことが重要なのではないかと思う。岡部様は、直接言えばわかる人、遠まわしに言う必要がある人、ほったらかしにするほうがいい人などがいる、とおっしゃった。正しく、岡部様は人を見る眼を持っておられる方だと感じた。私もぜひそうありたいものであり、様々に人を判断する訓練をするべきだと感じた。