おはようございます。

ADHDライフコーチ 千ですニコニコ

 

 

 

先日、ある方の

お子様のADHD薬服用エピソードをお聞きしました。

 

 

「医師の説明を受けた上でも、

副作用や効果に関してはどうしても個人差があるため、

実際に試してみないと分からないことが多すぎる!

 

服用前も目が離せなかったが、

服用後も別の意味で目が離せなくなった・・

他の人はどんな感じでしてるんだろう?」

 

とのことでした。

 

そこで、私自身の服用・断薬体験をお話したのですが、

その内容をブログにも改めて載せようと思います。

 

 

 

 

 

 

コンサータ錠には

18mg・27mg・36㎎があります。

 

私が試したのは、18mg・27mgでした。

 

 

 

 

 

 

コンサータを服用による効果に関しては、

 

 

 

・散漫になりやすい集中力の改善

 

効果時間中は、周りが雑音で騒がしくても、

人の話や朝礼の周知を落ち着いて、集中して聞けていました。耳

 

また、ADHDの特性である

「興味のないことにはやる気が出ない」という点が改善され、

興味の有無に関わらず、すべき作業に集中できていました!

 

 

 

・気分(感情)のアップダウンが落ち着く(減る)

 

服薬中は、

光・音・ニオイなどの感覚的なものに対する過敏性が抑えられ

ストレスが軽減されるお陰か、

内面での感情の起伏の激しさも息を潜めていました。

 

 

 

・効率良くテキパキ動けるようになる

 

物事の優先順位がつけやすくなり、

効率良く作業を進めたり、

最初のタスクが終わればすぐ次のタスクへと切り替える等

シャキシャキ行動することができていました。

 

 

 

・眠気改善

 

朝に服用した日は、日中の強烈な睡魔から解放されて、

脳が冴えて、とても爽快だった記憶があります(笑)

 

「いつも眠そう」

「目に覇気がない」

「やる氣なさそうに見られる」ことはADHDあるあるですが、

 

コンサータを服用している日は、

「自分はやっぱりちゃんとやる氣に溢れていて、

 こんなに仕事を楽しめるんだ!」って

嬉しかったですね。

 

ただし、服用時間に気をつけないと、

眠りたい時に目がギンギンに冴えていたり、

眠りが浅くなるなど寝付きの悪さに悩まされた日もありました。

 

 


 ・「こだわること」からの解放
 

ASDの特性である

「細かいことにこだわる」

「失敗を恐れる」点に関しても、

 

勇氣を出して、すこーしずつ、

ほんの少しだけ、減らしてみようという

発想が生まれた瞬間がありました。

 

それをきっかけに

「手放す」ことを練習して、

 

「意外と、こだわらなくても問題ないじゃん!」

って安心体験を自分に積み重ねさせてあげることで、

ADHD薬を休薬した日も、

完全に卒薬した今も、

こだわらないように我慢するストレスや、

こだわりを手放す恐怖に苛まれることなく

過ごすことができています。







このように、コンサータ服用によって

変わる一歩を踏み出すきっかけをもらえたことは

私にとって、とても大きなことでした。


なので、そのきっかけの後押しをもらうために、

一時的に薬の力を借りることも

ひとつの選択肢としてはアリだと思います。

 

 


 

 

ただ、それでも薬をやめた理由。

 

 

 

理由のひとつは

コチラの記事でも書いていますが、、

 

副作用や、効果後の反動、

身体的負担が大きかったからです。

 

 

 

 

 

 

そして、もうひとつ理由があります。



それは、
脳内で嫌なワードや、怒りがわきやすくなることです。

 

 

 

 

 

当時は、単に

「これが自分の本性なのかもしれない」とか

「精神が弱いのだろう」とスルーしていたのですが・・

 

ネガティブな感情や言葉が流れてくるこの現象が、

実はコンサータの副作用であったことが、

後になって分かりました。

 

 

 

18mgの時の記録と

27mgの時とを比べてみると、

 

27mgを服用して働いていた時の方が

効果や副作用と共に、苛立ちやすさも強く出ていたのです。



感情の起伏の激しさは抑えられる感覚があったことを

先に述べましたが、

 

これは、例えば

「キレやすさが落ち着いた」とか

「泣き虫がおさまった」とかいう

ネガティブな感情に関してのみ抑えられた感じではなく、

 

「怒り以外の喜哀楽が抜け落ちた感じ」と言い表す方が適当です。

 



怒りの引き金になるような出来事がなくても、

誰にともなく、脳内が、体内が

怒りのエネルギーで充満しているような感覚でした。

 

これが、効果時間が切れた後に

どっと来る疲労感の原因でもあったと、今では思います。

 

薬効が切れた後、10歳も20歳も一気に老けたような

顔になっていることに初めて氣づいてから、

怒りの感情が、自身の心身を蝕んでいると直感しました。

 

 

 

 

これが、卒薬した理由のふたつめです。

 

 


ただし、当記事で紹介している

コンサータの薬効の体感や

副作用の出方は、私個人の体感です。

 

服用後の体感は、人によって全然違っており、

ADHDに加えてASDがあることで、

頭痛、食欲減退、イライラ感、寝付きの悪さなどの

いくつかの副作用が出る人もいれば、

 

動悸のみ、など、ほとんど体感がなく

穏やかなままの人もいます。

 

ご参考までに。

 

 

 

次回は、休薬についてのエピソードをお話してみようと思います。
 

今日も読んでくださり、ありがとうございました。ニコニコ

 

 

 

    

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