心の灯とLichtmesse
椅子に座る時間すらない2週間を過ごし、すっかり第四アドヴェントまで迎えてしまいました。なんと、もともと教会音楽家2人で回したうちのGemeinde。。で上司のオルガニストがなんとここにきてコロナ陽性。。。。さてさて困った。5つある教会たち、そして母教会はKirchenmusikzentrum。。。音楽がないミサなんて、あり得ないしそれでなくてもコンサートやなんやかんやといっぱいある。もうギリギリもとっくに通り越している。ってところで月曜日の私の血液検査までアウト!!!Hausärztin からは入院しよう、と提案されもうお先真っ暗。。。とお布団かぶって泣いていると、大親友のKちゃんから電話が!状況を話すと、一言Ok, und was willst du machen jetzt ?で、あなたは何がしたいの?入院すると、用事のない日には毎日お見舞いに来てくれ、Intensivstutationで意識がなくても面会時間ギリギリまで、おまじないのようにGott ist mit dir und Ich bin auch bei dir,wird es besser.神様がついているよ、私もそばにいるよ、大丈夫!と祈ってくれるKちゃん。そんな彼女の問にすぐさま口をついた私の答えは、Ich will unbedingt am Wochenende musizieren!!!!週末演奏がしたいの!そこからは彼女と二人で作戦会議!!先ずは Hausärztinと話して、入院を先延ばしてもらわないと。。でもお医者さんにもう迷惑はかけたくない。。とじゃあ、なるべく安全に私が週末を過ごせるように聞いてみよう?と色々な野暮用はキャンセルしよう。少しでも食欲が出てきちんと食べれるように!と南ドイツ出身の彼女お手製シュニッツェルを一緒にほおばり、いざ先生に電話だ!と思ったらÄeztinの方から電話を下さり、無茶苦茶なお願いにも関わらず、薬を増やしてでも週末演奏できるようにしてくださったのです!心にまた灯りがともった瞬間でした。もちろんお医者さんも人間。もしかしたらすごく心配をおかけしてしまったかもしれない。。。でも、お医者さんが人間ならば、患者も人間。正直家の中を移動するだけで息も絶え絶え、鏡に映る姿はとても自分の顔だとは思いたくない。短時間でも薬の影響でむくみ、どう見てもおかしな血色。。ってか血色がない(笑)自分の体は一番よく分かっている。でも、でも、心の灯がなければ、人間は生きていけない気がするのです。医学的に心臓が動いていて。。とかそう言う生きているではなく、心にある小さな炎が絶えづ点いていなければ生きていけないと私は思うのです。Adventの時期、教会でもこの「光」をとても大切にしていて、できる限りろうそくの灯でミサや‘Andacht、コンサートを行います。Lichtmesse とも呼ばれ、中世のまだ電気のなかった時代に戻ったかのような懐かしさがあります。今晩も念願叶ってろうそくの灯と心の灯と共に演奏してこられました。さあ、あとは明日2つの奏楽が待っています。勿論、突然健康に戻れたら、と思ったり、元気にキャリアを積む同僚たちを嫉妬しない日はありません。でも病気だから気が付けることもたくさんあるのかもしれません。まだまだ悔しさや嫉妬に支配されてしまう日も沢山ありますが、色々な人の協力で演奏できることに喜びと感謝をもって明日を過ごしたいです。みい