先週から今週にかけて本当に忙しかった。。。

しかもついに体からも「No Go!!!」とストライキを起こされた。。

普段ならなんとか代わってもらえる仕事は代奏者をさがして…と工夫するのだが、

いかんせん、代奏者を探す元気すらなくなってしまい、

Hausärztin の病欠届書きますね、という言葉に頷くしかない始末。

それでも、自宅でじっとしてるのもしんどくなってしまい、治療をしに1泊2日で入院してきた。

これがまた大変で、、、

日本の医療制度は良く知らないが、行きたい病院と行ける病院が違うのだ…。

普段はのーんびりしている私も、具合悪いのも相まって訳のわからない5歳児状態。

もう何にもしたくない!とママンとHausärztin の前で散々駄々こねてしまった。

「意識がなくなるまで家にいる!いつか私の遺体が見つかるだろうよ!!」

と言い放った、その瞬間、ママンのものすごい真剣で悲しい目にはっと我に返った。

いつも本当に温かく見守っていてくれるママン。

はっきり!と「Nein!ich will dich nicht verlieren !!」目を真っ赤にして言ってくれた。

なんだか、一瞬で覚悟が決まった。

もう一回治療しよう、病院へいこう!と。

 

日本のお医者さんにも色々な人がいるかもしれないが、

ドイツのお医者さんはなかなかプライドの塊のような人が多いと思う。

精神が多少歪んでもおかしくないくらいハードな学生生活を送らされるからなのか分からないが、、、

 

でも少なくとも「該当者なし」がまかり通る藝大の入試よりマシではないかな?なんて思ってしまう。

努力して、ある年たまたまライバルの少ない入試で医学部に入学できた人はいるだろうが、努力しても藝大のレベルに合ってなければ、入試を受けた中で一番良く弾けたとしても、「該当者なし」。

そこにセンター試験まで課される訳で、なんて言ったらドイツのお医者さんたちに言い返されるかな??

 

しかしながら、今までドイツのお医者さんに精神的に散々苦しめられてきた。

もう人権侵害よね?ということを言ったりしてきた人もいた。

医師法違反だろ!!!!!と叫びたくなったこともあった。

正直誰もかれも信頼できなくなり、Arzt と文字を見るだけで具合が悪くなりそうだった。そんな事もあって、日本人のお医者さんをドイツで探した。

少なくとも、Ärztin ではなくて、先生と呼べる人が欲しかったのだ。

捨てる神あれば拾う神あり、で行けなくはない距離に日本人のお医者さんのPraxisがあって、これはどんなに遠くても通いたい!!と思った。

しかし、病院にはもちろんまた自信たっぷりなドイツ人医師しかいない。。。

といじけて居たが、たまたま今回行った地元の病院の救急センターのOberärztin が本当に女神様かなにか?と思うくらい親切で、思わず泣いてしまうほどだった。

そんなこんなで無事に退院でき、あとは残りの病欠期間をお家でのんびり♪

と思っていたところに、鳴り響くインターホン。

なっ、何事?と思うとMinistranten のみんなが立っていた。

「具合悪いから日曜日オルガン弾けないって、神父様が言ってた!みんなでクッキー焼いたから、元気になって日曜日弾いてね!!!」と。

やっぱり涙が止まらなかった。

「ありがとう。すぐにまたオルガン弾くからね。」というのがやっと。

なんだか泣いてばかりの一週間だったが、悲し涙だけじゃない、うれし涙で締めくくれた一週間でした。

 

焼きたての写真まで送ってくれたMartiny(ST.Martin +Ministrantenの造語なそうな ) Danke Martinys! ja werde ich sofort  fit und musizieren wir wieder zusammen !!!

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St.Martin 型。クッキングシートひいてないのはご愛敬(笑)

 

みい

 

 

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