「CeCeちゃん、スノボいこ。
雪山が見たいな
あした。
予約とって。」
マジすか
...そんな
YOUTUBERをしている
お仕事仲間からのリクエストを
一切合切ドントコーイして
光の速さで新幹線やらリフト券やらの予約。
(メイクさん的には
この手の無茶ぶりは慣れてますw)
YOUTUBERって
フットワーク軽いなぁ。
ぽんぽんぽーーーんと
物事が決まっていく。
軽快だわ。
そして
行ってきたよーん。
かぐらスキー場。
※年甲斐もなくおさげとかしてこれすんません
違うんですデジパーで絡まるからいたしかたなくなくです。けっしてそういうんじゃなくて
もうどうしましょ、ごめんなさい
東京を出発し、1時間半、新幹線に揺られると
そこはもう雪景色⛄️
心配していた積雪量はご覧の通り。
シーズンなんかとっくに過ぎて
ゲレンデビシャビシャ???
もしくは、カチカチなんじゃないかと
心配したけど、とんでもなかった。
今シーズン、まだまだ終わってないです!
まだいけるよ!!!
けむっけむのゲレンデ
全く問題なく、最上級のパウダースノー
むしろラスト30分は、ホワイトアウト寸前
「こーわーいー」
※最後の帰り道
ラスト1本だけ視界がすごく悪くなった
この、かぐらスキー場。
以前、新潟に住んでいた時に
亡くなった婚約者と週末にレジャーに来た場所でもあり
そのせいなのか
リフトに腰掛けて、ほっと気が緩まった瞬間
ふと、10年前の彼の声が
頭の中で自動再生してしまった...。
「俺の仕事は、北陸への転勤が定年まで2〜3年おきってのが通例だから、不安にさせるだろうけれどさぁ...
魚が美味しいし、ししちゃんが好きな時に
ゲレンデには、あちこち連れて行けるよ。」
私が彼との結婚生活を選ぶことで
私に、都会でしか成り立たないメイクアップアーティストの仕事を諦めさせざる得ない罪悪感や
「転勤族だけれど、ついてきてほしい」と、
言ったものの、必死で気張りながら、彼が背負おうとした責任の重苦しさ。
よっちゃんとの思い出は
いつも雪とセットだ。
あと、鉛色の空。
新潟で家を決めた日も
みぞれ雪が降ってた。
氷のように冷え切った新居のフローリングに
荷物をドサッと置いた瞬間
不安と名付けることも出来ない寂しさに放り出され、玄関で抱き合って、2人してわぁっと泣いた。
25歳と28歳だった。
彼を傷つけたくなくて
まだカーテンのかからない窓から
空を見上げるふりをして「帰りたい」という言葉を、我慢した。
東京まで車で4時間。
今なら、たった4時間って思えるかも知れない。
大したこと無いじゃんって、思えるかも知れない。
仕事も、友達も、家族も
全部、東京に置いて
全部、捨ててくるような。
「"メイク"は、もういいの?」
友人たちに、聞かれる度に
返す言葉が出てこなくて
うーんと下を向いた。
覚悟が固まりきる前に
転勤という無理くりな人生の方向転換だった。
「ねぇ、俺でいいの?って聞いたら、ししちゃんにやだーって言われるかも知れないからさ、怖くて聞けないから、俺にしなさいって言うねww」と。
彼がひょうきんに伝えてきていた踊るコトバたちが
本心だったんだと、今なら分かる。
未だに"新潟"と聞くと
ドキッとする。
10年経ち、
新潟に、
このゲレンデに
再び来ている。
一緒だといいなぁとも想い
勝手に逝きやがって
上で羨ましがってろッ!とも思う。
ゴーグルにマスク。
表情が見えなくて良かったなーと
心底おもった。
繰り出される会話が
未来しかない明るい仕事の話ばかりで
救われ続けた。
あの先はどうなっていたんだろうかと
まだ想う。
まだ想うよ。
多分一生想う。
でもだから
生きられるんだと思う。
だから未来やチャンスを手助けする仕事に
没頭出来るのだと思う。
今を丁寧に生きることの大切さが
痛い程、わかるから。
この世界をもっとわくわくする場所にしたい。
私ならそれが出来る。
...はず。
CeCe
↓
このスノボの後は
はじめての皇居ランへ
滑って走ってwww
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